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第4章 夫が真実の愛を捧げる相手はどこにいるのでしょうか?名乗り出てください。
45.司祭の従兄弟は、恋を楽しみたい。公爵に恋い焦がれた気持ちは嘘じゃない。でも、振り向いてくれない人に期待して追いかけるのは、苦しかった。
今日は、司祭の従兄弟と会う日。
家ではなく、個室のお食事処で会う。
オレは、異世界に来て、初めての外食。
楽しみにしている。
お食事処へは、徒歩。
徒歩で行く店だそうだ。
お忍びで行く場所?
護衛も入店できるので、オレは、初日の扉を守っていた護衛と一緒。
店に着いたら、なるほど納得。
イメージは、京都の一見さんお断りのお店。
一日、一組の貸し切り営業。
今日は、司祭の従兄弟とオレのみ。
密談するには、丁度よい広さ。
司祭の従兄弟は、先に座っていた。
「待たせた。」
とオレが言うと。
「別に。」
と司祭の従兄弟。
司祭の従兄弟は、オレと一番年が離れているけれど、常識の感覚が、オレに一番近いかもしれない。
今日は、食事以外も、楽しめそうだ。
「隠れ家みたいで、素敵な店だな。食事にも期待している。」
司祭の従兄弟は、オレが店に満足しているのを見て、顔をほころばせた。
「この店なら、話したいことを話せる。」
と司祭の従兄弟。
「制約が多いんだな?じゃあ、話したいことをサクサク話していこうか。」
オレの約半分の年齢なのに大変だよな。
定食みたいに、大きなお盆に乗ったご飯が運ばれてきて、オレ達の目の前に置かれる。
女将は、ごゆっくり、とだけ言うと、部屋から出ていった。
「公爵は、高嶺の花だから、誰にも手が届かないと思っていた。
だから、望みが薄くても、公爵の近くに行けるチャンスは失いたくないと思っていた。」
と司祭の従兄弟。
「公爵が結婚したと従兄弟に聞いて、公爵の伴侶のお茶会に行ったら、あなたがいた。
公爵もあなたも、俺達なんて、眼中にないのが分かった。
俺は、公爵から、結婚したと報告されたかった。
公爵から報告してくれたら、俺は、自分が結婚できなくても、おめでとう、と祝福したのに。」
「それは、悔しいな。」
オレは、司祭の従兄弟が、しっかりと考えていることに感心していた。
「俺は、お茶会の後、周りの同年代を見て、羨ましくなった。
公爵を追いかけていたけれど、公爵は振り向いてくれない。
叶わないとは承知の上。
でも、ひょっとしたら、とずっと期待するのを止めることが出来なくて、苦しかった。
俺の同年代は、背伸びしない恋愛を楽しんでいて、毎日、ツヤツヤしている。
俺、公爵を追いかけてきたけれど、苦しい気持ちばかりになっていた。
今は、俺が一方的に追いかけない恋人がほしい。」
と司祭の従兄弟。
「まともだ。自分自身や、周りを見て、よく考えられていると思う。」
オレ、10代で、どんな恋愛をしようとか、なかったなー。
好きか、好きじゃないか、くらいしか、考えていなかった。
「あなたは、そう言ってくれる。」
と司祭の従兄弟は苦笑した。
「ダメなところ、あったか?」
「家族は、俺と公爵との繋がりが断たれるのを望まないんだ。公爵の友人は、従兄弟で、俺は、友人になれなかった。」
と司祭の従兄弟。
いいことを聞いた。
「それなら、公爵の伴侶の友人に立候補するしかないな!」
「何て?」
目を丸くする司祭の従兄弟。
「公爵を間に挟まなければ、気楽に話せているだろう?オレ達。」
「本当だ!」
司祭の従兄弟は、嬉しそうに笑った。
「公爵の伴侶じゃなく、公爵の伴侶の友人に立候補した、で、しばらく引っ張ってみたらいい。
友人になりました、と言ったら、嘘くさいしな。」
「そうする。」
と司祭の従兄弟。
「美味しいご飯は、一段と美味しくなった。友人と食べているからだな?」
オレと司祭の従兄弟は、楽しく美味しい食事をして別れた。
「またな!」
「次は、惚気ける!」
と気合い十分な司祭の従兄弟。
家ではなく、個室のお食事処で会う。
オレは、異世界に来て、初めての外食。
楽しみにしている。
お食事処へは、徒歩。
徒歩で行く店だそうだ。
お忍びで行く場所?
護衛も入店できるので、オレは、初日の扉を守っていた護衛と一緒。
店に着いたら、なるほど納得。
イメージは、京都の一見さんお断りのお店。
一日、一組の貸し切り営業。
今日は、司祭の従兄弟とオレのみ。
密談するには、丁度よい広さ。
司祭の従兄弟は、先に座っていた。
「待たせた。」
とオレが言うと。
「別に。」
と司祭の従兄弟。
司祭の従兄弟は、オレと一番年が離れているけれど、常識の感覚が、オレに一番近いかもしれない。
今日は、食事以外も、楽しめそうだ。
「隠れ家みたいで、素敵な店だな。食事にも期待している。」
司祭の従兄弟は、オレが店に満足しているのを見て、顔をほころばせた。
「この店なら、話したいことを話せる。」
と司祭の従兄弟。
「制約が多いんだな?じゃあ、話したいことをサクサク話していこうか。」
オレの約半分の年齢なのに大変だよな。
定食みたいに、大きなお盆に乗ったご飯が運ばれてきて、オレ達の目の前に置かれる。
女将は、ごゆっくり、とだけ言うと、部屋から出ていった。
「公爵は、高嶺の花だから、誰にも手が届かないと思っていた。
だから、望みが薄くても、公爵の近くに行けるチャンスは失いたくないと思っていた。」
と司祭の従兄弟。
「公爵が結婚したと従兄弟に聞いて、公爵の伴侶のお茶会に行ったら、あなたがいた。
公爵もあなたも、俺達なんて、眼中にないのが分かった。
俺は、公爵から、結婚したと報告されたかった。
公爵から報告してくれたら、俺は、自分が結婚できなくても、おめでとう、と祝福したのに。」
「それは、悔しいな。」
オレは、司祭の従兄弟が、しっかりと考えていることに感心していた。
「俺は、お茶会の後、周りの同年代を見て、羨ましくなった。
公爵を追いかけていたけれど、公爵は振り向いてくれない。
叶わないとは承知の上。
でも、ひょっとしたら、とずっと期待するのを止めることが出来なくて、苦しかった。
俺の同年代は、背伸びしない恋愛を楽しんでいて、毎日、ツヤツヤしている。
俺、公爵を追いかけてきたけれど、苦しい気持ちばかりになっていた。
今は、俺が一方的に追いかけない恋人がほしい。」
と司祭の従兄弟。
「まともだ。自分自身や、周りを見て、よく考えられていると思う。」
オレ、10代で、どんな恋愛をしようとか、なかったなー。
好きか、好きじゃないか、くらいしか、考えていなかった。
「あなたは、そう言ってくれる。」
と司祭の従兄弟は苦笑した。
「ダメなところ、あったか?」
「家族は、俺と公爵との繋がりが断たれるのを望まないんだ。公爵の友人は、従兄弟で、俺は、友人になれなかった。」
と司祭の従兄弟。
いいことを聞いた。
「それなら、公爵の伴侶の友人に立候補するしかないな!」
「何て?」
目を丸くする司祭の従兄弟。
「公爵を間に挟まなければ、気楽に話せているだろう?オレ達。」
「本当だ!」
司祭の従兄弟は、嬉しそうに笑った。
「公爵の伴侶じゃなく、公爵の伴侶の友人に立候補した、で、しばらく引っ張ってみたらいい。
友人になりました、と言ったら、嘘くさいしな。」
「そうする。」
と司祭の従兄弟。
「美味しいご飯は、一段と美味しくなった。友人と食べているからだな?」
オレと司祭の従兄弟は、楽しく美味しい食事をして別れた。
「またな!」
「次は、惚気ける!」
と気合い十分な司祭の従兄弟。
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