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第5章 いつになったら、日本に帰れますか?
68.神子様が公爵に抱きつき、公爵はオレの腰に手を回して、オレは、神子様に話しかける。『公爵、オレのつむじの匂いを嗅ぐと落ち着くのか?』
神子様についての予備知識を入れたから、神子様に会うことに。
神子様を待たせている応接室。
公爵とオレが二人で部屋に入っていくと。
神子様は、立ち上がって、公爵に抱きついてきた。
積極的だな、オイ。
神子様、オレのこと、眼中になさすぎ。
神子様は、公爵の隣にいるオレを無視して、公爵に鼻にかかった声で話しかける。
「公爵!お仕事がお休みなら、今日は、ぼくと過ごそうよ。」
と神子様。
公爵は、反応できていない。
突然対応を変えろ、と言っても、難しいよなー。
オレという保護者が、しゃしゃり出るぞ。
「おはようございます。
神子様。
公爵のお仕事は、お休みでは、ございません。
ですので、手短に終わらせます。
神子様、ただいまより、公爵には、公私ともに、礼儀正しい振る舞いをしてください。
公爵は、神子様より下の扱いをしていい人じゃありません。」
部屋に入ってきて、神子様が立ち上がった瞬間に、公爵は、オレの腰に手を回して離すまいと掴んだ。
その状態で、神子様が公爵に抱きついてきたので、三人して、団子状態。
狭い。
満員電車じゃないのに、大人の男が三人で密着している。
離れたい。
でも、オレが離れると、初っ端から神子様の勢いに負けている公爵一人では、神子様に太刀打ちできない。
だから、団子状態で話をしている。
「公爵は、神子様に礼儀正しい対応をお望みですよね?」
オレが公爵に話を振ると、公爵は、ほっとしていた。
「ああ。」
と公爵。
「公爵の希望通り、公爵には礼儀正しく、で、お願いします。」
公爵に抱きついている神子様は、オレに見向きもしない。
「本当に、公爵がそんなことを言う?」
神子様は、公爵の顔から視線を外さない。
公爵は、神子様に返事をする代わりに無言を貫いている。
「そんなこと、今まで、言わなかったのに。」
と神子様。
公爵がオレの腰に回している手に力が入った。
よしよし。
オレがいるからなー。
「神子様には、言わないと伝わらないと分かったので、伝えることにした次第です。」
オレは、さくさくと切り上げた。
「それで、神子様の用件はなんですか?」
神子様は、顎でオレを示した。
初対面は、指で指してきたなー。
手が塞がっているから、指差しを止めて、顎にしたのか?
神子様、礼儀を知らないんじゃないんだろうなー?
「顎の裏が痒いなら、ご自身でどうぞ。」
「今日は、公爵のうちの居候に用があったから、来ている。」
と神子様。
「では、どうぞ、お話ください。」
「この状態で?あり得ない。」
と神子様。
あり得ないと言いたいのは、オレの方だぞ?
公爵は、オレの方に頭を寄せて、オレのつむじの匂いを嗅いでいる。
オレのつむじで、息を吸ったり吐いたりしている公爵よ。
オレのつむじに、アロマセラピー効果を期待しているのか?
公爵は、神子様といるのがストレスなのか?
神子様がストレス源なら、公爵が神子様に真実の愛を捧げる未来は、来るのか?
公爵の精神衛生上、神子様にお帰りいただくのが、ベストだが、オレも神子様に話がある。
公爵を退室、だな。
「公爵、仕事を始める時間だ。オレは、神子様と話をしてから、にする。追いつくから、先に仕事を始めてくれ。」
振り返り、振り返り、しながら部屋を出ていく公爵。
「座って、話そう。オレには抱きつかないよな?」
「当たり前!」
神子様は、どすんとソファーに腰をおろして、足を投げ出す。
神子様は、不機嫌さを隠さない。
神子様、公爵がいた時とは、雲泥の差だなー。
「公爵に何をしたわけ?」
と神子様。
神子様の眼光は鋭い。
「それは、オレの台詞だよ。神子様。」
オレも、負けてはいられないな。
「公爵が真実の愛を捧げる相手は、自分だと確信している神子様は、公爵に何をした?」
神子様を待たせている応接室。
公爵とオレが二人で部屋に入っていくと。
神子様は、立ち上がって、公爵に抱きついてきた。
積極的だな、オイ。
神子様、オレのこと、眼中になさすぎ。
神子様は、公爵の隣にいるオレを無視して、公爵に鼻にかかった声で話しかける。
「公爵!お仕事がお休みなら、今日は、ぼくと過ごそうよ。」
と神子様。
公爵は、反応できていない。
突然対応を変えろ、と言っても、難しいよなー。
オレという保護者が、しゃしゃり出るぞ。
「おはようございます。
神子様。
公爵のお仕事は、お休みでは、ございません。
ですので、手短に終わらせます。
神子様、ただいまより、公爵には、公私ともに、礼儀正しい振る舞いをしてください。
公爵は、神子様より下の扱いをしていい人じゃありません。」
部屋に入ってきて、神子様が立ち上がった瞬間に、公爵は、オレの腰に手を回して離すまいと掴んだ。
その状態で、神子様が公爵に抱きついてきたので、三人して、団子状態。
狭い。
満員電車じゃないのに、大人の男が三人で密着している。
離れたい。
でも、オレが離れると、初っ端から神子様の勢いに負けている公爵一人では、神子様に太刀打ちできない。
だから、団子状態で話をしている。
「公爵は、神子様に礼儀正しい対応をお望みですよね?」
オレが公爵に話を振ると、公爵は、ほっとしていた。
「ああ。」
と公爵。
「公爵の希望通り、公爵には礼儀正しく、で、お願いします。」
公爵に抱きついている神子様は、オレに見向きもしない。
「本当に、公爵がそんなことを言う?」
神子様は、公爵の顔から視線を外さない。
公爵は、神子様に返事をする代わりに無言を貫いている。
「そんなこと、今まで、言わなかったのに。」
と神子様。
公爵がオレの腰に回している手に力が入った。
よしよし。
オレがいるからなー。
「神子様には、言わないと伝わらないと分かったので、伝えることにした次第です。」
オレは、さくさくと切り上げた。
「それで、神子様の用件はなんですか?」
神子様は、顎でオレを示した。
初対面は、指で指してきたなー。
手が塞がっているから、指差しを止めて、顎にしたのか?
神子様、礼儀を知らないんじゃないんだろうなー?
「顎の裏が痒いなら、ご自身でどうぞ。」
「今日は、公爵のうちの居候に用があったから、来ている。」
と神子様。
「では、どうぞ、お話ください。」
「この状態で?あり得ない。」
と神子様。
あり得ないと言いたいのは、オレの方だぞ?
公爵は、オレの方に頭を寄せて、オレのつむじの匂いを嗅いでいる。
オレのつむじで、息を吸ったり吐いたりしている公爵よ。
オレのつむじに、アロマセラピー効果を期待しているのか?
公爵は、神子様といるのがストレスなのか?
神子様がストレス源なら、公爵が神子様に真実の愛を捧げる未来は、来るのか?
公爵の精神衛生上、神子様にお帰りいただくのが、ベストだが、オレも神子様に話がある。
公爵を退室、だな。
「公爵、仕事を始める時間だ。オレは、神子様と話をしてから、にする。追いつくから、先に仕事を始めてくれ。」
振り返り、振り返り、しながら部屋を出ていく公爵。
「座って、話そう。オレには抱きつかないよな?」
「当たり前!」
神子様は、どすんとソファーに腰をおろして、足を投げ出す。
神子様は、不機嫌さを隠さない。
神子様、公爵がいた時とは、雲泥の差だなー。
「公爵に何をしたわけ?」
と神子様。
神子様の眼光は鋭い。
「それは、オレの台詞だよ。神子様。」
オレも、負けてはいられないな。
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