150 / 673
第6章 異世界で公爵の伴侶やってます。溺愛とは、何でしょうか。
150.オレは、クロードに、日本に帰りたい気持ちを正直に打ち明けました。正直に打ち明けない方が良かったのでしょうか?
オレは、閃きを秘めたまま話を続けた。
確信がないことは、まだ話す時期じゃない。
「誘拐事件の後。
再び来た公爵領。
オレは、日本に帰る予兆が何もないので、女神様にもう一度、神託を願った。
すると。
女神様が、オレの寝室に顕現された。」
「女神様が、私のヒサツグに会いに。」
とクロード。
「英雄クロードと結婚して真実の愛を捧げられたオレに、加護を授けにきた、と女神様は言った。
オレは、結婚して、こちらの住人になったから、日本には、帰れない、と女神様に知らされて、ショックを受けて寝込んだ。」
「ヒサツグは、帰らない。」
クロードは、喜んでいる。
クロード、そういうところ!
申し訳無さ皆無なのは、どうなんだ?と言っても、せんないから、言わないけれど。
オレの無念を汲み取るところは、なかったか?
オイ。
オレは、ショックを受けた、と言ったんだぞ?
「神子様とクロードが仲良くするのが、嫌だと、神子様に張り合っていたら、クロードを好きだと、オレは自覚した。」
クロードは、オレに好きだと言われて、さらに嬉しそうにしている。
「ただ、一度は、日本に帰りたい。
行き来ができれば、ベストだけどな。
ダメなら、一回だけでも。」
「ダメだ。ヒサツグ、私は、ヒサツグの故郷に行くことができない。
私の行けない場所には、ヒサツグを行かせない。」
とクロード。
クロードの言葉も表情も、明確に、オレの帰国拒否、を表していた。
でも、オレは、日本の土を踏める可能性があるなら、諦めたくない。
クロードと逃げないで、向き合うと決めたからな。
「クロード。クロードと生きていく覚悟はできている。でも、一度でいいから、帰りたい。
長い人生なんだ。
ずっと日本にいるわけじゃない。
ほんの少し。」
「ダメだ。帰ったら、ヒサツグは、戻りたくなくなる。ヒサツグは、故郷が好きなのだろう?
こちらよりも。
ヒサツグは、出ていったら、帰ってこなくなる。」
とクロード。
クロードは、頑なだった。
「クロード。どうして。」
「絶対、何があっても、ヒサツグは帰さない。
ヒサツグ、私の手の届かないところに行くことを考えるな。」
とクロード。
「クロード。オレは、クロードから逃げていない。
その証拠に、クロードに話をしているだろう?」
クロードは、素早く立ち上がりながら、オレをお姫様抱っこした。
「クロード、どこに?」
「ヒサツグは、今日から、私と同じ部屋で寝起きする。」
とクロード。
ま、まずい。
このまま、クロードがオレの寝室を出たら、クロードの一言で、決定してしまう。
監視つき、監禁、持ち歩きの危機。
どうする?
確信がないことは、まだ話す時期じゃない。
「誘拐事件の後。
再び来た公爵領。
オレは、日本に帰る予兆が何もないので、女神様にもう一度、神託を願った。
すると。
女神様が、オレの寝室に顕現された。」
「女神様が、私のヒサツグに会いに。」
とクロード。
「英雄クロードと結婚して真実の愛を捧げられたオレに、加護を授けにきた、と女神様は言った。
オレは、結婚して、こちらの住人になったから、日本には、帰れない、と女神様に知らされて、ショックを受けて寝込んだ。」
「ヒサツグは、帰らない。」
クロードは、喜んでいる。
クロード、そういうところ!
申し訳無さ皆無なのは、どうなんだ?と言っても、せんないから、言わないけれど。
オレの無念を汲み取るところは、なかったか?
オイ。
オレは、ショックを受けた、と言ったんだぞ?
「神子様とクロードが仲良くするのが、嫌だと、神子様に張り合っていたら、クロードを好きだと、オレは自覚した。」
クロードは、オレに好きだと言われて、さらに嬉しそうにしている。
「ただ、一度は、日本に帰りたい。
行き来ができれば、ベストだけどな。
ダメなら、一回だけでも。」
「ダメだ。ヒサツグ、私は、ヒサツグの故郷に行くことができない。
私の行けない場所には、ヒサツグを行かせない。」
とクロード。
クロードの言葉も表情も、明確に、オレの帰国拒否、を表していた。
でも、オレは、日本の土を踏める可能性があるなら、諦めたくない。
クロードと逃げないで、向き合うと決めたからな。
「クロード。クロードと生きていく覚悟はできている。でも、一度でいいから、帰りたい。
長い人生なんだ。
ずっと日本にいるわけじゃない。
ほんの少し。」
「ダメだ。帰ったら、ヒサツグは、戻りたくなくなる。ヒサツグは、故郷が好きなのだろう?
こちらよりも。
ヒサツグは、出ていったら、帰ってこなくなる。」
とクロード。
クロードは、頑なだった。
「クロード。どうして。」
「絶対、何があっても、ヒサツグは帰さない。
ヒサツグ、私の手の届かないところに行くことを考えるな。」
とクロード。
「クロード。オレは、クロードから逃げていない。
その証拠に、クロードに話をしているだろう?」
クロードは、素早く立ち上がりながら、オレをお姫様抱っこした。
「クロード、どこに?」
「ヒサツグは、今日から、私と同じ部屋で寝起きする。」
とクロード。
ま、まずい。
このまま、クロードがオレの寝室を出たら、クロードの一言で、決定してしまう。
監視つき、監禁、持ち歩きの危機。
どうする?
あなたにおすすめの小説
異世界転移してΩになった俺(アラフォーリーマン)、庇護欲高めα騎士に身も心も溶かされる
ヨドミ
BL
もし生まれ変わったら、俺は思う存分甘やかされたい――。
アラフォーリーマン(社畜)である福沢裕介は、通勤途中、事故により異世界へ転移してしまう。
異世界ローリア王国皇太子の花嫁として召喚されたが、転移して早々、【災厄のΩ】と告げられ殺されそうになる。
【災厄のΩ】、それは複数のαを番にすることができるΩのことだった――。
αがハーレムを築くのが常識とされる異世界では、【災厄のΩ】は忌むべき存在。
負の烙印を押された裕介は、間一髪、銀髪のα騎士ジェイドに助けられ、彼の庇護のもと、騎士団施設で居候することに。
「αがΩを守るのは当然だ」とジェイドは裕介の世話を焼くようになって――。
庇護欲高め騎士(α)と甘やかされたいけどプライドが邪魔をして素直になれない中年リーマン(Ω)のすれ違いラブファンタジー。
※Rシーンには♡マークをつけます。
氷の騎士団長様の悪妻とかイヤなので離婚しようと思います
黄金
BL
目が覚めたら、ここは読んでたBL漫画の世界。冷静冷淡な氷の騎士団長様の妻になっていた。しかもその役は名前も出ない悪妻!
だったら離婚したい!
ユンネの野望は離婚、漫画の主人公を見たい、という二つの事。
お供に老侍従ソマルデを伴って、主人公がいる王宮に向かうのだった。
本編61話まで
番外編 なんか長くなってます。お付き合い下されば幸いです。
※細目キャラが好きなので書いてます。
多くの方に読んでいただき嬉しいです。
コメント、お気に入り、しおり、イイねを沢山有難うございます。
みなしご白虎が獣人異世界でしあわせになるまで
キザキ ケイ
BL
親を亡くしたアルビノの小さなトラは、異世界へ渡った────……
気がつくと知らない場所にいた真っ白な子トラのタビトは、子ライオンのレグルスと出会い、彼が「獣人」であることを知る。
獣人はケモノとヒト両方の姿を持っていて、でも獣人は恐ろしい人間とは違うらしい。
故郷に帰りたいけれど、方法が分からず途方に暮れるタビトは、レグルスとふれあい、傷ついた心を癒やされながら共に成長していく。
しかし、珍しい見た目のタビトを狙うものが現れて────?
異世界転移された傾国顔が、アラ還宰相の幼妻になって溺愛されるまでの話
ふき
BL
異世界に転移したカナトは、成り行きでアラ還の宰相ヴァルターと結婚することになる。
戸惑いながら迎えた初夜。衝動のキス、触れあう体温――そして翌朝から距離が遠ざかった。
「じゃあ、なんでキスなんてしたんだよ」
これは、若さを理由に逃げようとするアラ還宰相を、青年が逃がさない話。
ヴァルター×カナト
※サブCPで一部、近親関係を想起させる描写があります。
ひ弱な竜人 ~周りより弱い身体に転生して、たまに面倒くさい事にも出会うけど家族・仲間・植物に囲まれて二度目の人生を楽しんでます~
白黒 キリン
ファンタジー
前世で重度の病人だった少年が、普人と変わらないくらい貧弱な身体に生まれた竜人族の少年ヤーウェルトとして転生する。ひたすらにマイペースに前世で諦めていたささやかな幸せを噛み締め、面倒くさい奴に絡まれたら鋼の精神力と図太い神経と植物の力を借りて圧倒し、面倒事に巻き込まれたら頼れる家族や仲間と植物の力を借りて撃破して、時に周囲を振り回しながら生きていく。
タイトルロゴは美風慶伍 様作で副題無し版です。
小説家になろうでも公開しています。
https://ncode.syosetu.com/n5715cb/
カクヨムでも公開してします。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887026500
●現状あれこれ
・2021/02/21 完結
・2020/12/16 累計1000000ポイント達成
・2020/12/15 300話達成
・2020/10/05 お気に入り700達成
・2020/09/02 累計ポイント900000達成
・2020/04/26 累計ポイント800000達成
・2019/11/16 累計ポイント700000達成
・2019/10/12 200話達成
・2019/08/25 お気に入り登録者数600達成
・2019/06/08 累計ポイント600000達成
・2019/04/20 累計ポイント550000達成
・2019/02/14 累計ポイント500000達成
・2019/02/04 ブックマーク500達成
天使のような子の怪我の手当てをしたら氷の王子に懐かれました
藤吉めぐみ
BL
12/23後日談追加しました。
=================
高校の養護教諭の世凪は、放課後の見回り中にプールに落ちてしまう。カナヅチの世凪は、そのまま溺れたと思ったが、気づくと全く知らない場所にある小さな池に座り込んでいた。
ここがどこなのか、何がどうなったのか分からない世凪に、「かあさま」と呼んで近づく小さな男の子。彼の怪我の手当てをしたら、世凪は不審者として捕まってしまう。
そんな世凪を助けてくれたのは、「氷の王子」と呼ばれるこの国の第二王子アドウェル。
冷淡で表情も変わらない人だと周りに言われたが、世凪に対するアドウェルは、穏やかで優しくて、理想の王子様でドキドキしてしまう世凪。でも王子は世凪に母親を重ねているようで……
優しい年下王子様×異世界転移してきた前向き養護教諭の互いを知って認めていくあたたかな恋の話です。
【完結】異世界転移で落ちて来たイケメンからいきなり嫁認定された件
りゆき
BL
俺の部屋の天井から降って来た超絶美形の男。
そいつはいきなり俺の唇を奪った。
その男いわく俺は『運命の相手』なのだと。
いや、意味分からんわ!!
どうやら異世界からやって来たイケメン。
元の世界に戻るには運命の相手と結ばれないといけないらしい。
そんなこと俺には関係ねー!!と、思っていたのに…
平凡サラリーマンだった俺の人生、異世界人への嫁入りに!?
そんなことある!?俺は男ですが!?
イケメンたちとのわちゃわちゃに巻き込まれ、愛やら嫉妬やら友情やら…平凡生活からの一転!?
スパダリ超絶美形×平凡サラリーマンとの嫁入りラブコメ!!
メインの二人以外に、
・腹黒×俺様
・ワンコ×ツンデレインテリ眼鏡
が登場予定。
※R18シーンに印は入れていないのでお気をつけください。
※前半は日本舞台、後半は異世界が舞台になります。
※こちらの作品はムーンライトノベルズにも掲載中。
※完結保証。
※ムーンさん用に一話あたりの文字数が多いため分割して掲載。
初日のみ4話、毎日6話更新します。
本編56話×分割2話+おまけの1話、合計113話。
令嬢に転生したと思ったけどちょっと違った
しそみょうが
BL
前世男子大学生だったが今世では公爵令嬢に転生したアシュリー8歳は、王城の廊下で4歳年下の第2王子イーライに一目惚れされて婚約者になる。なんやかんやで両想いだった2人だが、イーライの留学中にアシュリーに成長期が訪れ立派な青年に成長してしまう。アシュリーが転生したのは女性ではなくカントボーイだったのだ。泣く泣く婚約者を辞するアシュリーは名前を変えて王城の近衛騎士となる。婚約者にフラれて隣国でグレたと噂の殿下が5年ぶりに帰国してーー?
という、婚約者大好き年下王子☓元令嬢のカントボーイ騎士のお話です。前半3話目までは子ども時代で、成長した後半にR18がちょこっとあります♡
短編コメディです