文字の大きさ
大
中
小
157 / 673
第6章 異世界で公爵の伴侶やってます。溺愛とは、何でしょうか。
157.めでたき初夜の作法と風習。
早めに寝室にこもったオレとクロードの初夜は、日付けが変わって、月と太陽が入れ替わる頃に終わった。
手や口を使う機会はなかった。
初夜は、技巧ではなく、王道で楽しみたいと、クロードに真顔で言われた。
王道。
奥までひらきたい、と、言い出した、クロードに、お手柔らかに、と言ったよな!と抗議した。
オレは、クロードに中のものを掻き出されて、よろよろ状態のまま、清拭をされた。
クロードのお姫様抱っこで、部屋を移ったオレは、体力が尽きて、清潔なベッドに乗せられた瞬間、寝た。
目が覚めたら、昼前。
太陽は、もうすぐ真上にくる時間。
オレは、部屋に用意された食事をクロードと食べた。
「食事が済んだら、着替えて、顔を見せる。」
とクロード。
「オレ、歩くのは、今は。」
「ヒサツグには、私のお姫様抱っこがある。」
と笑顔がぴかぴかしているクロード。
お姫様抱っこ移動が、オレの規定路線になる?
「お姫様抱っこは、今日だけ。明日から歩くからな。」
クロードに断りを入れておく。
「「「おめでとうございます。」」」
部屋に入ってきた使用人に祝福されるオレ。
「ありがとう。」
にこにこの使用人に、素早く仕上げられると、クロードのお姫様抱っこが待っている。
オレは、全身を預けた。
今日だけは、人前はやめておく、とか、言わない。
クロードのお姫様抱っこで、部屋を出ると。
いたるところから、使用人に祝福される。
オレとクロードの初夜に、やきもきしていたのかな?
疑問は、神子様に会って、氷解した。
神子様の手には、紅白まんじゅうが。
「おめでとう。」
と神子様に言われると、ありがとうと言っていいのか悩む。
お陰様、も違うよなー。
「その紅白まんじゅうは、神子様が作らせたのかな?」
紅白まんじゅうについて、聞いてみる。
神子様は、オレを生ぬるく見ている。
「初夜の祝いの振る舞いだよ。公爵家からの。」
と神子様。
はい?
オレが、聞いていない、という顔をしていたからか、神子様は、手に持っている紅白まんじゅうについて、話をしてくれた。
「公爵夫妻の初夜が為りました、と、朝から配っているよ。」
と神子様。
「どこで?誰に?」
「公爵家の屋敷にいた人だけじゃないと思う。」
と神子様。
「朝から、領内にある公爵家の建物で、領民に配布している。」
とクロード。
「紅白まんじゅうを?初夜が済んだって?」
「領民は、こころざしと引き換えに紅白まんじゅうを受け取る。」
とクロード。
「こころざし?」
「寸志。」
とクロード。
おおう。
結婚式、おめでとう、じゃなく、初夜おめでとう、の文化なんだな。
「これから、オレをどこに連れて行くんだ?」
「初夜を済ませた後の、夫婦の姿を披露するまでが、初夜の作法だ。」
とクロード。
ええっ!
オレ達、昨夜、ヤッたよ!と挨拶するのかー?
真っ昼間に?
手や口を使う機会はなかった。
初夜は、技巧ではなく、王道で楽しみたいと、クロードに真顔で言われた。
王道。
奥までひらきたい、と、言い出した、クロードに、お手柔らかに、と言ったよな!と抗議した。
オレは、クロードに中のものを掻き出されて、よろよろ状態のまま、清拭をされた。
クロードのお姫様抱っこで、部屋を移ったオレは、体力が尽きて、清潔なベッドに乗せられた瞬間、寝た。
目が覚めたら、昼前。
太陽は、もうすぐ真上にくる時間。
オレは、部屋に用意された食事をクロードと食べた。
「食事が済んだら、着替えて、顔を見せる。」
とクロード。
「オレ、歩くのは、今は。」
「ヒサツグには、私のお姫様抱っこがある。」
と笑顔がぴかぴかしているクロード。
お姫様抱っこ移動が、オレの規定路線になる?
「お姫様抱っこは、今日だけ。明日から歩くからな。」
クロードに断りを入れておく。
「「「おめでとうございます。」」」
部屋に入ってきた使用人に祝福されるオレ。
「ありがとう。」
にこにこの使用人に、素早く仕上げられると、クロードのお姫様抱っこが待っている。
オレは、全身を預けた。
今日だけは、人前はやめておく、とか、言わない。
クロードのお姫様抱っこで、部屋を出ると。
いたるところから、使用人に祝福される。
オレとクロードの初夜に、やきもきしていたのかな?
疑問は、神子様に会って、氷解した。
神子様の手には、紅白まんじゅうが。
「おめでとう。」
と神子様に言われると、ありがとうと言っていいのか悩む。
お陰様、も違うよなー。
「その紅白まんじゅうは、神子様が作らせたのかな?」
紅白まんじゅうについて、聞いてみる。
神子様は、オレを生ぬるく見ている。
「初夜の祝いの振る舞いだよ。公爵家からの。」
と神子様。
はい?
オレが、聞いていない、という顔をしていたからか、神子様は、手に持っている紅白まんじゅうについて、話をしてくれた。
「公爵夫妻の初夜が為りました、と、朝から配っているよ。」
と神子様。
「どこで?誰に?」
「公爵家の屋敷にいた人だけじゃないと思う。」
と神子様。
「朝から、領内にある公爵家の建物で、領民に配布している。」
とクロード。
「紅白まんじゅうを?初夜が済んだって?」
「領民は、こころざしと引き換えに紅白まんじゅうを受け取る。」
とクロード。
「こころざし?」
「寸志。」
とクロード。
おおう。
結婚式、おめでとう、じゃなく、初夜おめでとう、の文化なんだな。
「これから、オレをどこに連れて行くんだ?」
「初夜を済ませた後の、夫婦の姿を披露するまでが、初夜の作法だ。」
とクロード。
ええっ!
オレ達、昨夜、ヤッたよ!と挨拶するのかー?
真っ昼間に?
感想 84
あなたにおすすめの小説
異世界転移してΩになった俺(アラフォーリーマン)、庇護欲高めα騎士に身も心も溶かされる
もし生まれ変わったら、俺は思う存分甘やかされたい――。
アラフォーリーマン(社畜)である福沢裕介は、通勤途中、事故により異世界へ転移してしまう。
異世界ローリア王国皇太子の花嫁として召喚されたが、転移して早々、【災厄のΩ】と告げられ殺されそうになる。
【災厄のΩ】、それは複数のαを番にすることができるΩのことだった――。
αがハーレムを築くのが常識とされる異世界では、【災厄のΩ】は忌むべき存在。
負の烙印を押された裕介は、間一髪、銀髪のα騎士ジェイドに助けられ、彼の庇護のもと、騎士団施設で居候することに。
「αがΩを守るのは当然だ」とジェイドは裕介の世話を焼くようになって――。
庇護欲高め騎士(α)と甘やかされたいけどプライドが邪魔をして素直になれない中年リーマン(Ω)のすれ違いラブファンタジー。
※Rシーンには♡マークをつけます。
【完結】異世界転移で落ちて来たイケメンからいきなり嫁認定された件
俺の部屋の天井から降って来た超絶美形の男。
そいつはいきなり俺の唇を奪った。
その男いわく俺は『運命の相手』なのだと。
いや、意味分からんわ!!
どうやら異世界からやって来たイケメン。
元の世界に戻るには運命の相手と結ばれないといけないらしい。
そんなこと俺には関係ねー!!と、思っていたのに…
平凡サラリーマンだった俺の人生、異世界人への嫁入りに!?
そんなことある!?俺は男ですが!?
イケメンたちとのわちゃわちゃに巻き込まれ、愛やら嫉妬やら友情やら…平凡生活からの一転!?
スパダリ超絶美形×平凡サラリーマンとの嫁入りラブコメ!!
メインの二人以外に、
・腹黒×俺様
・ワンコ×ツンデレインテリ眼鏡
が登場予定。
※R18シーンに印は入れていないのでお気をつけください。
※前半は日本舞台、後半は異世界が舞台になります。
※こちらの作品はムーンライトノベルズにも掲載中。
※完結保証。
※ムーンさん用に一話あたりの文字数が多いため分割して掲載。
初日のみ4話、毎日6話更新します。
本編56話×分割2話+おまけの1話、合計113話。
腐男子♥異世界転生(完結)
ある日、腐男子で新卒サラリーマン・伊丹トキヤの自室にトラックが突っ込む。
目覚めたトキヤがそこで目にしたのは、彼が長年追い続けていたBL小説の世界――。しかも、なんとトキヤは彼が最推しするスパダリ攻め『黒の騎士』ことアルチュール・ド・シルエットの文武のライバルであり、恋のライバルでもあるサブキャラの「当て馬」セレスタン・ギレヌ・コルベールに転生してしまっていた。
トキヤは、「すぐそばで推しの2人を愛でられる!」と思っていたのに、次々と原作とは異なる展開が……。 ※なろうさん、Caitaさん、PIXIVさんでも掲載しています。
【本編完結】異世界で政略結婚したオレ?!
美少女の中身は32歳の元オトコ。
魔法と剣、そして魔物がいる世界で
年の差12歳の政略結婚?!
ある日突然目を覚ましたら前世の記憶が……。
冷酷非道と噂される王子との婚約、そして結婚。
人形のような美少女?になったオレの物語。
オレは何のために生まれたのだろうか?
もう一人のとある人物は……。
2022年3月9日の夕方、本編完結
番外編追加完結。
世界が僕に優しくなったなら、
「僕に番なんていない。僕を愛してくれる人なんて――いないんだよ」
一方的な番解消により、体をおかしくしてしまったオメガである主人公・湖川遥(こがわはる)。
フェロモンが安定しない体なため、一人で引きこもる日々を送っていたが、ある日、見たことのない場所――どこかの森で目を覚ます。
森の中で男に捕まってしまった遥は、男の欲のはけ口になるものの、男に拾われ、衣食住を与えられる。目を覚ました場所が異世界であると知り、行き場がない遥は男と共に生活することになった。
出会いは最悪だったにも関わらず、一緒に暮らしていると、次第に彼への見方が変わっていき……。
クズ男×愛されたがりの異世界BLストーリー。
【この小説は小説家になろうにも投稿しています】
騎士様、お菓子でなんとか勘弁してください
ラズは城で仕える下級使用人の一人だ。竜を追い払った騎士団がもどってきた祝賀会のために少ない魔力を駆使して仕事をしていた。
突然襲ってきた魔力枯渇による具合の悪いところをその英雄の一人が助けてくれた。魔力を分け与えるためにキスされて、お礼にラズの作ったクッキーを欲しがる変わり者の団長と、やはりお菓子に目のない副団長の二人はラズのお菓子を目的に騎士団に勧誘する。
貴族を嫌うラズだったが、恩人二人にせっせとお菓子を作るはめになった。
お菓子が目的だったと思っていたけれど、それだけではないらしい。
やがて二人はラズにとってかけがえのない人になっていく。のかもしれない。
【完】心配性は異世界で番認定された狼獣人に甘やかされる
起きるとそこは見覚えのない場所。死んだ瞬間を思い出して呆然としている優人に、騎士らしき人たちが声を掛けてくる。何で頭に獣耳…?とポカンとしていると、その中の狼獣人のカイラが何故か優しくて、ぴったり身体をくっつけてくる。何でそんなに気遣ってくれるの?と分からない優人は大きな身体に怯えながら何とかこの別世界で生きていこうとする話。
知らない世界に来てあれこれ考えては心配してしまう優人と、優人が可愛くて仕方ないカイラが溺愛しながら支えて甘やかしていきます。
異世界で恋をしたのは不器用な騎士でした
年下騎士×賢者
異世界転移/両片想い
6年前に突然異世界にやってきたヒロナは、最初こそ戸惑ったものの、今では以前とは違う暮らしを楽しんでいた。
この世界を知るために旅をし様々な知識を蓄えた結果、ある国に賢者として仕えることに。
魔法の指導等で王子と関わるうちに、王子の警衛担当騎士、ルーフスにいつの間にか憧れを抱く。
ルーフスも不器用ながらもヒロナに同じような思いを向け、2人は少しずつ距離を縮めていく。
そんなある時、ヒロナが人攫いに巻き込まれてしまい――。