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第7章 オレは、英雄公爵と並んで歩いています。始まりは、一人と一人でしたね。道なき道を切り拓きます。
192.二人の出会いが日本だったら、今頃は、どうしていたでしょうか。異世界で、幸せが立ち消えてしまった後のことを考えてしまいます。
オレは、オレの煮えくり返る腹の中をなだめるために、クロードに寄り添う。
クロードは、いつまで、オレを頼りにしてくれるかな?
オレは、いつまで、クロードの守り手でいられるだろう?
クロードの側にいたい気持ちが強くなるにつれて、クロードとの別離への不安が高まる。
ウェディング・ウォークなのに。
幸せの絶頂にいるはずなのに。
オレは、今の幸せを信じきれなくなっている。
オレは、クロードの惚れた男であり続けたい。
日本にいたら。
オレとクロードが出会った場所が日本で。
日本で、恋人になっていたら?
オレは、オレ自身についてこんなに不安にならなかった。
日本で暮らしていたなら、オレは、ずっと、年上の余裕を保てたと思う。
家族や友人に祝福されていたかどうかは、不明だけど。
恋人や結婚について、家族とは、突っ込んだ話をしてこなかった。
いつか。
時が巡れば、良縁に恵まれる、とのんびりしていた。
良縁には恵まれたけどなー。
受け入れてもらえるかどうか、分からなくてもさ。
家族に、知らせたかった。
結婚したよ。
愛して、愛されているよ。
夫の愛は嬉しいけれど、家族に会えないのが、寂しいな。
元気にしているから、元気でいてな?
オレ、電話一本で、駆けつけることは、もうできないんだ。
オレの脳裏に家族、親戚、友達の顔がチラつく。
オレ、おめでとう、と言われたいなー。
結婚って、めでたくて、嬉しいものだと思っていた。
どうして、こんなに胸が締め付けられるんだろう。
公爵領にいたときは、こんなに感傷的にならなかったのに。
あ、公爵領にいたからか。
公爵領では、クロードを粗雑に扱う人はいなかった。
公爵の伴侶である、オレについても、クロードが、毎日オレに好き好きビームを出しているからな。
公爵の伴侶さまさま、と大事に扱われてきた。
お医者さんごっこをした妄想プレイルームは、公爵の伴侶がおねだりしたことになっていた。
それって、オレが
『普通のプレイじゃ、満足できない。』
みたいに思われていないか?
恥ずかしすぎる!
そういうところも含めて、オレは、大事にされてきた。
この温かさを知ったら。
こちらに来たばかりの頃のどうしようもなく心細くて、自分しか信じられなかった生活を、もう一度、最初から始めるなんてできない。
でも。
クロードとオレの仲が、うまくいかなくなったら、そんな未来は、遠からず、やってくるんだ。
オレは、誰かに、すがりたいんだと思う。
消えることなく、ふくらみ続ける不安が、破裂する前に、相談して、不安を解消したい。
日本にいたときは、そうしてきた。
そうやって、ちゃんと、生活してきた。
こちらにいると、オレが相談できる人は、一人もいない。
仕事のことに関しては、いる。
でも、オレの心の不安や、疑問を、オレは、一人で抱えて、一人で解決しないといけない。
オレの心の内の、柔らかくて深い部分を明かせる相手がいないから。
クロードには、話せない。
オレは、クロードの頼れる男でいたい。
クロードは、オレが寄り添うと、包み込むようにして、体温を感じさせていた。
安心する。
このぬくもりが、ずっとオレのものだと言えたらな。
王城の門の門番の顔が、判別できるくらいまで、オレとクロードは、目的地に近づいてきた。
王城の門番の顔には見覚えがある。
オレが、門から押し出されたとき。
門を開けなかったなー、あいつら。
クロードは、いつまで、オレを頼りにしてくれるかな?
オレは、いつまで、クロードの守り手でいられるだろう?
クロードの側にいたい気持ちが強くなるにつれて、クロードとの別離への不安が高まる。
ウェディング・ウォークなのに。
幸せの絶頂にいるはずなのに。
オレは、今の幸せを信じきれなくなっている。
オレは、クロードの惚れた男であり続けたい。
日本にいたら。
オレとクロードが出会った場所が日本で。
日本で、恋人になっていたら?
オレは、オレ自身についてこんなに不安にならなかった。
日本で暮らしていたなら、オレは、ずっと、年上の余裕を保てたと思う。
家族や友人に祝福されていたかどうかは、不明だけど。
恋人や結婚について、家族とは、突っ込んだ話をしてこなかった。
いつか。
時が巡れば、良縁に恵まれる、とのんびりしていた。
良縁には恵まれたけどなー。
受け入れてもらえるかどうか、分からなくてもさ。
家族に、知らせたかった。
結婚したよ。
愛して、愛されているよ。
夫の愛は嬉しいけれど、家族に会えないのが、寂しいな。
元気にしているから、元気でいてな?
オレ、電話一本で、駆けつけることは、もうできないんだ。
オレの脳裏に家族、親戚、友達の顔がチラつく。
オレ、おめでとう、と言われたいなー。
結婚って、めでたくて、嬉しいものだと思っていた。
どうして、こんなに胸が締め付けられるんだろう。
公爵領にいたときは、こんなに感傷的にならなかったのに。
あ、公爵領にいたからか。
公爵領では、クロードを粗雑に扱う人はいなかった。
公爵の伴侶である、オレについても、クロードが、毎日オレに好き好きビームを出しているからな。
公爵の伴侶さまさま、と大事に扱われてきた。
お医者さんごっこをした妄想プレイルームは、公爵の伴侶がおねだりしたことになっていた。
それって、オレが
『普通のプレイじゃ、満足できない。』
みたいに思われていないか?
恥ずかしすぎる!
そういうところも含めて、オレは、大事にされてきた。
この温かさを知ったら。
こちらに来たばかりの頃のどうしようもなく心細くて、自分しか信じられなかった生活を、もう一度、最初から始めるなんてできない。
でも。
クロードとオレの仲が、うまくいかなくなったら、そんな未来は、遠からず、やってくるんだ。
オレは、誰かに、すがりたいんだと思う。
消えることなく、ふくらみ続ける不安が、破裂する前に、相談して、不安を解消したい。
日本にいたときは、そうしてきた。
そうやって、ちゃんと、生活してきた。
こちらにいると、オレが相談できる人は、一人もいない。
仕事のことに関しては、いる。
でも、オレの心の不安や、疑問を、オレは、一人で抱えて、一人で解決しないといけない。
オレの心の内の、柔らかくて深い部分を明かせる相手がいないから。
クロードには、話せない。
オレは、クロードの頼れる男でいたい。
クロードは、オレが寄り添うと、包み込むようにして、体温を感じさせていた。
安心する。
このぬくもりが、ずっとオレのものだと言えたらな。
王城の門の門番の顔が、判別できるくらいまで、オレとクロードは、目的地に近づいてきた。
王城の門番の顔には見覚えがある。
オレが、門から押し出されたとき。
門を開けなかったなー、あいつら。
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