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第7章 オレは、英雄公爵と並んで歩いています。始まりは、一人と一人でしたね。道なき道を切り拓きます。
211.愛こんにゃく家に筒井筒があったのですか?
愛こんにゃく家には、今後の指針を話してある。
「愛こんにゃく家が、家族の近くに住みたいなら、マウンテン王国の王都に住んで、大使館勤務。
ケレメイン大公国に住むなら、オレ達と帰る。
家族に会って、マウンテン王国勤務から、ケレメイン大公国勤務に変わったことも伝えておけよ。
機密情報とか、うっかり知らされて、スパイとして逮捕されたくないだろう?」
「分かります。家族には話しておきます。」
という会話をして、愛こんにゃく家を送り出そうとしたら、長官が、家族と関係者を王城に招集しました、と、部屋に案内してくれた。
関係者って何だ?
部屋に入ると。
明らかに二家族以上いる。
二つのテーブルに分かれて座っていて、どちらのテーブルも全員、綺麗に着飾っている。
一つは、愛こんにゃく家に年齢が近い女性とその弟家族と妹家族。
もう一つは、愛こんにゃく家の家族。
両親と弟二人。
弟二人は、所帯持ち。
もしかして、もしかして。
愛こんにゃく家に、婚約者とか、言わないよなー?
人間の女性は、無理だぞ?
だって、こんにゃくを旦那様と言っているんだぞ?
オレは戦々恐々としていた。
誰も説明してくれないし、藪をつついて蛇を出すのはしたくないので、聞くに聞けない。
事態がのみこめるまで、静かにしていよう。
愛こんにゃく家は、部屋に入るなり、挨拶もそこそこに用件を切り出した。
「転職して、ケレメイン大公国で働いている。ケレメイン大公国で骨を埋めるから、マウンテン王国には戻らない。」
と愛こんにゃく家。
「そんな話は聞いていません。」
と声を上げたのは、女性の妹だった。
「姉は、どうするんですか?
姉はずっと待っていました。
姉に先に話をするのが筋です。」
お姉さんと、愛こんにゃく家は、どういうご関係で?
お姉さんは、顔色を変えずに愛こんにゃく家を見ている。
お姉さんは、お化粧もして華やかな洋服を着ている。
「王城にてお話があると聞いて、飛んできたら、いいお話がこれですか?
あまりに姉を馬鹿にし過ぎじゃありませんか?」
と妹さん。
何がどうなっているのやら?
愛こんにゃく家は、話すべきことは、話して、心残りはない、と、一人ですっきり顔。
長官は、地位的に、話しかける対象じゃないのか、涼しい顔。
愛こんにゃく家の家族は、ひたすら驚いている。
もう一つの家族のお姉さんは、静かに愛こんにゃく家を見ているだけ。
弟は、オレ達を見ている。
妹は、エキサイト中。
クロードは、我かんせず。
愛こんにゃく家を雇うと言い出したのは、オレだから、オレが仕切るところだなー。
愛こんにゃく家を愛こんにゃく家と呼ぶわけには、いかない。
しかし、王家の専属だった愛こんにゃく家の本名を口にするのは、はばかれる。
「家族に伝えるように、とオレは言ったな。
満足そうにしているが、家族が内容を理解したか、確認してこい。
理解したなら、家族の一人に、理解したと発言させろ。わかりやすく。」
愛こんにゃく家は、驚きっぱなしの家族の元にいくと。
「そういうことだから、今生の別れになると思う。」
と言った。
驚きっぱなしの家族は、
「理解した?」
と愛こんにゃく家に念押しされると。
「理解できるか!」
と愛こんにゃく家の父。
「何も理解できないわよ。」
と愛こんにゃく家の母。
「何がどうなってそうなったのか、経緯を話してくれない?」
と愛こんにゃく家の弟その一。
「マウンテン王国を出て戻らない理由が知りたい。」
と愛こんにゃく家の弟その二。
愛こんにゃく家は、家族に説明する気になったらしい。
「運命を感じたから。」
と愛こんにゃく家。
もう一つのテーブルの弟さんが立ち上がった。
「あなたは、この年まで、姉のことを引き延ばしておきながら、姉と結婚しないつもりなんですか?
もう何十年越しになると思っているんです?
責任とってください。」
とお姉さんの弟さん。
何十年越し?
幼馴染か?
まさか、筒井筒じゃないよな?
幼馴染と結婚の話が出ていた矢先に、仕事へ出かけて、仕事先でこんにゃくと相思相愛に、なんて。
まさか、な?
「愛こんにゃく家が、家族の近くに住みたいなら、マウンテン王国の王都に住んで、大使館勤務。
ケレメイン大公国に住むなら、オレ達と帰る。
家族に会って、マウンテン王国勤務から、ケレメイン大公国勤務に変わったことも伝えておけよ。
機密情報とか、うっかり知らされて、スパイとして逮捕されたくないだろう?」
「分かります。家族には話しておきます。」
という会話をして、愛こんにゃく家を送り出そうとしたら、長官が、家族と関係者を王城に招集しました、と、部屋に案内してくれた。
関係者って何だ?
部屋に入ると。
明らかに二家族以上いる。
二つのテーブルに分かれて座っていて、どちらのテーブルも全員、綺麗に着飾っている。
一つは、愛こんにゃく家に年齢が近い女性とその弟家族と妹家族。
もう一つは、愛こんにゃく家の家族。
両親と弟二人。
弟二人は、所帯持ち。
もしかして、もしかして。
愛こんにゃく家に、婚約者とか、言わないよなー?
人間の女性は、無理だぞ?
だって、こんにゃくを旦那様と言っているんだぞ?
オレは戦々恐々としていた。
誰も説明してくれないし、藪をつついて蛇を出すのはしたくないので、聞くに聞けない。
事態がのみこめるまで、静かにしていよう。
愛こんにゃく家は、部屋に入るなり、挨拶もそこそこに用件を切り出した。
「転職して、ケレメイン大公国で働いている。ケレメイン大公国で骨を埋めるから、マウンテン王国には戻らない。」
と愛こんにゃく家。
「そんな話は聞いていません。」
と声を上げたのは、女性の妹だった。
「姉は、どうするんですか?
姉はずっと待っていました。
姉に先に話をするのが筋です。」
お姉さんと、愛こんにゃく家は、どういうご関係で?
お姉さんは、顔色を変えずに愛こんにゃく家を見ている。
お姉さんは、お化粧もして華やかな洋服を着ている。
「王城にてお話があると聞いて、飛んできたら、いいお話がこれですか?
あまりに姉を馬鹿にし過ぎじゃありませんか?」
と妹さん。
何がどうなっているのやら?
愛こんにゃく家は、話すべきことは、話して、心残りはない、と、一人ですっきり顔。
長官は、地位的に、話しかける対象じゃないのか、涼しい顔。
愛こんにゃく家の家族は、ひたすら驚いている。
もう一つの家族のお姉さんは、静かに愛こんにゃく家を見ているだけ。
弟は、オレ達を見ている。
妹は、エキサイト中。
クロードは、我かんせず。
愛こんにゃく家を雇うと言い出したのは、オレだから、オレが仕切るところだなー。
愛こんにゃく家を愛こんにゃく家と呼ぶわけには、いかない。
しかし、王家の専属だった愛こんにゃく家の本名を口にするのは、はばかれる。
「家族に伝えるように、とオレは言ったな。
満足そうにしているが、家族が内容を理解したか、確認してこい。
理解したなら、家族の一人に、理解したと発言させろ。わかりやすく。」
愛こんにゃく家は、驚きっぱなしの家族の元にいくと。
「そういうことだから、今生の別れになると思う。」
と言った。
驚きっぱなしの家族は、
「理解した?」
と愛こんにゃく家に念押しされると。
「理解できるか!」
と愛こんにゃく家の父。
「何も理解できないわよ。」
と愛こんにゃく家の母。
「何がどうなってそうなったのか、経緯を話してくれない?」
と愛こんにゃく家の弟その一。
「マウンテン王国を出て戻らない理由が知りたい。」
と愛こんにゃく家の弟その二。
愛こんにゃく家は、家族に説明する気になったらしい。
「運命を感じたから。」
と愛こんにゃく家。
もう一つのテーブルの弟さんが立ち上がった。
「あなたは、この年まで、姉のことを引き延ばしておきながら、姉と結婚しないつもりなんですか?
もう何十年越しになると思っているんです?
責任とってください。」
とお姉さんの弟さん。
何十年越し?
幼馴染か?
まさか、筒井筒じゃないよな?
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まさか、な?
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