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第9章 オレはケレメイン大公国の大公妃殿下です。
272.ミーレ長官は、女神様の好みじゃないと思います。女神様とオレの知恵比べの軍配は、女神様に上がっています。今のところは。
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ミーレ長官の事情聴取から、ケレメイン大公国の事情は、余すことなく、女神様経由で、各国へ筒抜けになっていると分かった。
ミーレ長官の知っている情報に関しては、と注釈がつくけど。
「神託がおりるまでは、諦めません。」
と締めくくったミーレ長官。
ミーレ長官に事情聴取したオレは、遠い目をした他人になりたかった。
クロードは、難しい顔をしている。
ミーレ長官は、オレの直属の部下なので、オレがミーレ長官の処罰を決めなくちゃなー。
ミーレ長官が、女神様に色々と願ったり祈ったりしてきたのは、女神様からの神託を待っていたから、と判明。
女神様が、一向に神託をおろしてくれないから、女神様が神託をおろしやすいように工夫することにしたミーレ長官。
調べた最新の情報は、一番最初に、女神様への祈りに使ってきたそうだ。
そりゃ、もー。
ケレメイン大公国が、後手に回るのも、納得。
大公の元に報告が上がって来るより早く、女神様経由で、正確な国の内情が他国に漏洩しているとはなー。
オレは、まず、ミーレ長官に自覚させないとな。
「ミーレ長官に、残念なお知らせがある。
ミーレ長官は、女神様の好みじゃないから、女神様に振り向いてもらえる日はこない。」
「「好み、ですか?」」
とミーレ長官夫妻。
「魔王による消失でいなくなった人の顔ぶれ、と、マウンテン王国の国王陛下が女神様と蜜月関係だったことから、推測したんだけどな?
女神様は、マウンテン王国の王家直系男子が好みだ。
ミーレ長官は、マウンテン王国の国王陛下と似ていないよな?」
「似ていません。」
とミーレ長官。
「マウンテン王国の前国王陛下とミーレ長官は、似ているかな?」
「似ていません。」
とミーレ長官の奥様。
「クロード、クロードのご両親とミーレ長官は、似ているかな?」
「面影さえない。」
とクロード。
絶句するミーレ長官は、絶句させておく。
「大公国の国と国民は、女神様の影響を受けない。
ミーレ長官が、どれ程、女神様に祈っても、ミーレ長官が、ケレメイン大公国にいて、ケレメイン大公国の民である以上、ミーレ長官に限らず、ケレメイン大公国の国民には、女神様の神託はおりない。
ケレメイン大公国は、女神様との取り決めで、全土にわたって、永遠に女神様からの恩恵はない。
ケレメイン大公国は、人の力で発展させていく国だから、女神様が人のなした成果を取り上げられない。
だから、オレは、女神様がケレメイン大公国に介入できないと考えたんだけど、女神様の方が一枚上手だったな。
女神様から、ケレメイン大公国に介入できなくても、ケレメイン大公国の国民が、女神様の神託を期待して祈った言葉は、人の言葉。
人の側からの働きかけは、取り決めに抵触しない。
神託がおりなくても、女神様に祈った内容は、なくならない。
女神様は、ミーレ長官から知り得た情報を各王家へと伝える。」
オレは、ミーレ長官とミーレ長官の奥様を見た。
「ミーレ長官は、自身が、何をしでかしたか、理解したか?
ミーレ長官が、女神様に祈ることで、女神様を通じて、ケレメイン大公国の内情を各国にばら撒き続けたなら。
今のケレメイン大公国の窮状に、ミーレ長官は無関係じゃないよな?」
ミーレ長官の知っている情報に関しては、と注釈がつくけど。
「神託がおりるまでは、諦めません。」
と締めくくったミーレ長官。
ミーレ長官に事情聴取したオレは、遠い目をした他人になりたかった。
クロードは、難しい顔をしている。
ミーレ長官は、オレの直属の部下なので、オレがミーレ長官の処罰を決めなくちゃなー。
ミーレ長官が、女神様に色々と願ったり祈ったりしてきたのは、女神様からの神託を待っていたから、と判明。
女神様が、一向に神託をおろしてくれないから、女神様が神託をおろしやすいように工夫することにしたミーレ長官。
調べた最新の情報は、一番最初に、女神様への祈りに使ってきたそうだ。
そりゃ、もー。
ケレメイン大公国が、後手に回るのも、納得。
大公の元に報告が上がって来るより早く、女神様経由で、正確な国の内情が他国に漏洩しているとはなー。
オレは、まず、ミーレ長官に自覚させないとな。
「ミーレ長官に、残念なお知らせがある。
ミーレ長官は、女神様の好みじゃないから、女神様に振り向いてもらえる日はこない。」
「「好み、ですか?」」
とミーレ長官夫妻。
「魔王による消失でいなくなった人の顔ぶれ、と、マウンテン王国の国王陛下が女神様と蜜月関係だったことから、推測したんだけどな?
女神様は、マウンテン王国の王家直系男子が好みだ。
ミーレ長官は、マウンテン王国の国王陛下と似ていないよな?」
「似ていません。」
とミーレ長官。
「マウンテン王国の前国王陛下とミーレ長官は、似ているかな?」
「似ていません。」
とミーレ長官の奥様。
「クロード、クロードのご両親とミーレ長官は、似ているかな?」
「面影さえない。」
とクロード。
絶句するミーレ長官は、絶句させておく。
「大公国の国と国民は、女神様の影響を受けない。
ミーレ長官が、どれ程、女神様に祈っても、ミーレ長官が、ケレメイン大公国にいて、ケレメイン大公国の民である以上、ミーレ長官に限らず、ケレメイン大公国の国民には、女神様の神託はおりない。
ケレメイン大公国は、女神様との取り決めで、全土にわたって、永遠に女神様からの恩恵はない。
ケレメイン大公国は、人の力で発展させていく国だから、女神様が人のなした成果を取り上げられない。
だから、オレは、女神様がケレメイン大公国に介入できないと考えたんだけど、女神様の方が一枚上手だったな。
女神様から、ケレメイン大公国に介入できなくても、ケレメイン大公国の国民が、女神様の神託を期待して祈った言葉は、人の言葉。
人の側からの働きかけは、取り決めに抵触しない。
神託がおりなくても、女神様に祈った内容は、なくならない。
女神様は、ミーレ長官から知り得た情報を各王家へと伝える。」
オレは、ミーレ長官とミーレ長官の奥様を見た。
「ミーレ長官は、自身が、何をしでかしたか、理解したか?
ミーレ長官が、女神様に祈ることで、女神様を通じて、ケレメイン大公国の内情を各国にばら撒き続けたなら。
今のケレメイン大公国の窮状に、ミーレ長官は無関係じゃないよな?」
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