《本編 完結 続編 完結》29歳、異世界人になっていました。日本に帰りたいのに、年下の英雄公爵に溺愛されています。

かざみはら まなか

文字の大きさ
302 / 673
第9章 オレはケレメイン大公国の大公妃殿下です。

302.王女様のお輿入れは確約された未来じゃなかった、と知ったケレメイン大公家の使用人が、荒れています。大公妃予算の横領が発覚しました。

しおりを挟む
サーバル王国とケレメイン大公国の国交樹立宣言は、サーバル国王陛下とケレメイン大公クロードの二人ですることになった。

青姦ルームで、ではなく。

ケレメイン大公家の城内に新しく作った調印ルームで調印。

国交樹立宣言は、新設の国交樹立宣言場で。

女神様の裁定が下った人は、一人として、調印ルームにも国交樹立宣言場にも、出たがらなかった。

サーバル王国の随行員のうち、伴侶がいて、単身赴任の人は、司祭と医者に案内されて、別の場所にいたため、女神様の裁定は下っていなかった。

伴侶がいる単身赴任の人の年齢層は、青姦ルームにいて女神様の裁定が下った人より、総じて高め。

単身赴任者の仕事ぶりを見ていると、サーバル王国が全く予定していなかった国交樹立宣言の仕事にも関わらず、話を聞いて、仕事を進められるので、経験値が違うんだろうな。

俺と俺の部下、ケレメイン大公国の文官、ケレメイン大公家の使用人は、サーバル王国の単身赴任者と一瞬に外交の裏方の経験を積めた。

よし、次に活かせるな。

国交樹立宣言にあわせて、ケレメイン大公国とサーバル王国との取り決めを発表したところ、ケレメイン大公家の使用人の一部がざわざわした。

「王女様のお輿入れが白紙撤回?」

お輿入れが、確定した未来だったかのように驚いているのは、お仲間だからかなー?

「お母さんが、王女様と一緒にサーバル王国に行って、二度と帰ってこれない?
どうして?
王女様は、ケレメイン大公国で、ケレメイン大公妃になるんじゃなかったの?」

母娘で勤めているんだなー。

母娘ともに、王女様を大公妃にすえたい派だったのか。

「話が違う!取り立ててもらえる約束で協力したのに!」

王女様が大公妃になったら、大公妃付きのポストを増やす話があったんだな? 

大公妃付きのポストが増えれば、下につく人間の数も増えるよな。

雇用拡大にはなるけど、税収が増えないのに、ポストを増やしたら、人件費の高まりで、ケレメイン大公家の財政が火の車になるんだけどなー?

ケレメイン大公家の使用人の一部の、自分さえ良ければ、が過ぎる姿を確認して、今後の配置転換に活かすぞ。

「こんなことになるなんて聞いていない!
納得できる説明をしてほしい。」

こんなことにならないなら、どんなことになる予定だったのか、説明させよう。

最後には、本人達からの説明かなー。

「この場所に必要な人達だから、人員交代か、代理を立てさせたい。」

柴犬人になった使用人は、ベテランと、ベテランが指導していた人だからな。

惜しい人を放出することになりました、とオレが言いたい。

「今までの準備はどうなるんだ!
補填はあるのか!」

準備って、何のかな?
詳しく聞かせてもらうぞ。


オレとオレの直属の部下とミーレ長官の奥様が、力を合わせて、問題発言をしていた人をピックアップして聞き取りした結果。

王女様の婚礼にまつわる色々を大公妃予算で発注していたことが判明。

横領だな。

横領関係者も芋づる式で、確保。

王女様の輿入れ計画に関与した者には、責任持って、柴犬人の使用人から説明させる場をもうけることにした。

女神様は、まだいる。

飽きないから、帰りたくないようだ。

オレも女神様をチラつかせながら仕事しているので、現在、オレと女神様は、友好関係にある。

過去に同じ男を取り合った者同士の因縁だけどな。

女神様には、ミーレ長官のお母さんのことを確認できたらな。

国王陛下と王妃陛下に、ミーレ長官のお母さんの死について、話せることはあるか、確認してみたところ。

国王陛下ご夫妻の帰国前に、ミーレ長官を交えて、話を聞けることになった。
しおりを挟む
感想 84

あなたにおすすめの小説

異世界転移してΩになった俺(アラフォーリーマン)、庇護欲高めα騎士に身も心も溶かされる

ヨドミ
BL
もし生まれ変わったら、俺は思う存分甘やかされたい――。 アラフォーリーマン(社畜)である福沢裕介は、通勤途中、事故により異世界へ転移してしまう。 異世界ローリア王国皇太子の花嫁として召喚されたが、転移して早々、【災厄のΩ】と告げられ殺されそうになる。 【災厄のΩ】、それは複数のαを番にすることができるΩのことだった――。 αがハーレムを築くのが常識とされる異世界では、【災厄のΩ】は忌むべき存在。 負の烙印を押された裕介は、間一髪、銀髪のα騎士ジェイドに助けられ、彼の庇護のもと、騎士団施設で居候することに。 「αがΩを守るのは当然だ」とジェイドは裕介の世話を焼くようになって――。 庇護欲高め騎士(α)と甘やかされたいけどプライドが邪魔をして素直になれない中年リーマン(Ω)のすれ違いラブファンタジー。 ※Rシーンには♡マークをつけます。

天使のような子の怪我の手当てをしたら氷の王子に懐かれました

藤吉めぐみ
BL
12/23後日談追加しました。 ================= 高校の養護教諭の世凪は、放課後の見回り中にプールに落ちてしまう。カナヅチの世凪は、そのまま溺れたと思ったが、気づくと全く知らない場所にある小さな池に座り込んでいた。 ここがどこなのか、何がどうなったのか分からない世凪に、「かあさま」と呼んで近づく小さな男の子。彼の怪我の手当てをしたら、世凪は不審者として捕まってしまう。 そんな世凪を助けてくれたのは、「氷の王子」と呼ばれるこの国の第二王子アドウェル。 冷淡で表情も変わらない人だと周りに言われたが、世凪に対するアドウェルは、穏やかで優しくて、理想の王子様でドキドキしてしまう世凪。でも王子は世凪に母親を重ねているようで…… 優しい年下王子様×異世界転移してきた前向き養護教諭の互いを知って認めていくあたたかな恋の話です。

氷の騎士団長様の悪妻とかイヤなので離婚しようと思います

黄金 
BL
目が覚めたら、ここは読んでたBL漫画の世界。冷静冷淡な氷の騎士団長様の妻になっていた。しかもその役は名前も出ない悪妻! だったら離婚したい! ユンネの野望は離婚、漫画の主人公を見たい、という二つの事。 お供に老侍従ソマルデを伴って、主人公がいる王宮に向かうのだった。 本編61話まで 番外編 なんか長くなってます。お付き合い下されば幸いです。 ※細目キャラが好きなので書いてます。    多くの方に読んでいただき嬉しいです。  コメント、お気に入り、しおり、イイねを沢山有難うございます。    

【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】

古森きり
BL
【書籍化決定しました!】 詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります! たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました! アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。 政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。 男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。 自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。 行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。 冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。 カクヨムに書き溜め。 小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。

黒とオメガの騎士の子育て〜この子確かに俺とお前にそっくりだけど、産んだ覚えないんですけど!?〜

せるせ
BL
王都の騎士団に所属するオメガのセルジュは、ある日なぜか北の若き辺境伯クロードの城で目が覚めた。 しかも隣で泣いているのは、クロードと同じ目を持つ自分にそっくりな赤ん坊で……? 「お前が産んだ、俺の子供だ」 いや、そんなこと言われても、産んだ記憶もあんなことやこんなことをした記憶も無いんですけど!? クロードとは元々険悪な仲だったはずなのに、一体どうしてこんなことに? 一途な黒髪アルファの年下辺境伯×金髪オメガの年上騎士 ※一応オメガバース設定をお借りしています

【完】心配性は異世界で番認定された狼獣人に甘やかされる

おはぎ
BL
起きるとそこは見覚えのない場所。死んだ瞬間を思い出して呆然としている優人に、騎士らしき人たちが声を掛けてくる。何で頭に獣耳…?とポカンとしていると、その中の狼獣人のカイラが何故か優しくて、ぴったり身体をくっつけてくる。何でそんなに気遣ってくれるの?と分からない優人は大きな身体に怯えながら何とかこの別世界で生きていこうとする話。 知らない世界に来てあれこれ考えては心配してしまう優人と、優人が可愛くて仕方ないカイラが溺愛しながら支えて甘やかしていきます。

救世の神子として異世界に召喚されたと思ったら呪い解除の回復アイテムだった上にイケメン竜騎士のツガイにされてしまいました。

篠崎笙
BL
剣崎勝利の家は古武道で名を馳せていた。ある日突然異世界に召喚される。勇者としてではなく、竜騎士たちの呪いを解く道具として。竜騎士ゲオルギオスは、勝利をツガイにして、その体液で呪いを解いた。勝利と竜騎士たちは悪神討伐の旅へ向かったが……。 

神様の手違いで死んだ俺、チート能力を授かり異世界転生してスローライフを送りたかったのに想像の斜め上をいく展開になりました。

篠崎笙
BL
保育園の調理師だった凛太郎は、ある日事故死する。しかしそれは神界のアクシデントだった。神様がお詫びに好きな加護を与えた上で異世界に転生させてくれるというので、定年後にやってみたいと憧れていたスローライフを送ることを願ったが……。  2026/01/09 加筆修正終了

処理中です...