《本編 完結 続編 完結》29歳、異世界人になっていました。日本に帰りたいのに、年下の英雄公爵に溺愛されています。

かざみはら まなか

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第9章 オレはケレメイン大公国の大公妃殿下です。

695.明日のオレを省みない無責任な台詞を口走った記憶はあります。クロードが焦らすから。焦らされて、焦らされて、その。

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寸止めで焦らされていたオレだけど、無責任な台詞を口走った記憶はちゃんとある。

「オレの中に、まだクロードが足りない。」

クロードに揺さぶられながら、煽ったのは、オレだ。

「私のヒサツグ。私はヒサツグの中にずっとい続けたい。」
とクロードが甘い声を落としてくるから。

「オレもずっとこのままがいい。」
とクロードに手を伸ばしてしがみついた記憶はある。

あるんだよなー。

「オレの中に、クロードのモノを入れておきたい。

オレが出ていけと言っても、オレの中から出すな。

オレの本心は違うんだからな。」

クロードは、腰のモノでオレを揺さぶりながら、手でオレのモノにしごき出した。

一気に!

「クロード、集中できない!

前も後ろも同時は、何も考えられなくなる!」

「私は、私にあえがされているヒサツグの思うままの言葉を聞きたい。」
とクロードが言う。

クロード!

クロードは、オレの目を見ながら、オレのナニをしごく手の速度をあげていく。

わー、わー、わー。

「話すから。話すから、どっちかにしろ。

このままじゃ、オレは前と後ろの両方を触らないとイけなくなる。」

オレの顔を見ながら、手を動かし、さらに緩急つけた腰の動きでオレを翻弄するクロード。

もう、気持ちいい、しか考えたくない。

「前を私に握られて、後ろには私を咥え込んだヒサツグは、私の与える気持ちよさしかもう受け付けない。」
とクロード。

クロードのモノを咥え込んだ、と言われたら、尻のすぼまりを意識して、ぎゅっとしめてしまう。

「え?クロード?
前と後ろを同時にいじらないとイけない体になったら、さ。

一人でするときに、オレ、イけなくなるよな?」

ぴたりとクロードは、腰と手を動かすのを止めた。

止めるな!あと少しなんだからな!

オレは自分で腰を動かして気持ちよいを継続することにした。

クロードに一から十まで任せなくても、オレだって。

オレが腰を動かすには、ちょっとばかり体をずらして足を踏ん張る位置を確保する必要がある。

オレは、動きを止めたクロードの下でモゾモゾと動こうとした。

だけど。

クロードが、オレの足のポジション変更を邪魔してくる。

「クロード。動かないなら、ずれろ。」

一ミリもずれないクロード。

「ヒサツグ。私がいるのに、一人でする必要があるのか?」
とクロード。

「そりゃ、タイミング的にクロードとしない日が続いたり、急にしたくなったときは、自分でやる余地はあるぞ。」

ここできっちり宣言しておかないと、この先追い込まれるような気がしてきた。

オレ、何もまずいことは言っていないはず。

クロードがオレを見る情欲のこもった瞳は変わらないはずなのに、情欲だけじゃない何かの蓋が開こうとしているのが見える。

「私がヒサツグとしない日に、ヒサツグは。」
とクロード。

しない日、というか、まあ、なんだ、その。

「クロードがいなくて寂しい独り寝だと思いながらする日もあるだろう。

疲れているクロードの横でオレだけ元気なときだったら、オレは一人でするぞ?」

だから、オレが一人で達することができない体にはしてくれるな。

「ヒサツグが、私のあずかり知らぬ場面で、私の手によらない快感を得るなど、到底認められない。」
とクロード。

ん?
は?

「ちょっと待て。クロードは、何を言っているのかな?」

オレは、一人でやることもあるから、という話をだなー。

「ヒサツグの中の気持ち良いを引き出すのは、私だ。

ヒサツグ、私以外に体を任せたなら、その者を私は生かさない。」
とクロード。

ご、誤解だぞ!

思い詰めるな。

盛り上がりがヒンヤリと盛り下がって、正気に戻ったぞ。

盛り上がって何かを口走る前に、クロードに説明しないと。

「クロード、クロード。

オレがするのは、浮気じゃない。

一人でするのは、一人で楽しむのが目的だ。」

「ヒサツグ。私のヒサツグが一人でなんて、満足できるはずがない。」
とクロードは、残念そうな表情でオレを見ている。

うん、まあ。

「クロードに全力で気持ちよくしてやろうとされているオレが、一人でやっても同じ充足感を得られるかどうかは、分からないけどさ。」

「私は、ヒサツグが私と愛し合いされる中で、どう上り詰めていくのが、ヒサツグの気持ちよさを引き上げるか熟知している。」
とクロード。

「クロード、ありがとう。

オレは、一人でするのをクロード以外に見せたりするわけじゃない。

クロード以外の誰かとの前戯のために、一人でするわけでもない。

オレが、寂しくなったオレを自分で慰めるためにする行為だから、誰にも見せないんだ。」

だから、自慰と書くわけで。

浮気の予告ではないと説明するために、セルフプレイの説明をしてしまった。

クロードのモノを尻の中におさめながら。

そういえば、こんな話をしながらなのに、クロードは萎えないよなー。

オレは、わりと一生懸命説明しているから、下半身より頭に血が巡っているぞ?

クロードに安心させるために、気の利いた台詞を言ってみるか。

「クロード、オレの尻の性感帯の開発を全部クロードに任せるのは、どうかな?」

「ヒサツグは、安心してほしい。

勿論、私のヒサツグの尻は、隅々まで私が愛し尽くす。」
とクロード。

勿論?

クロード。

オレが安心できる要素が、どれだか分からないのはなぜかなー?

でも、今はチャンス。

「なあ、クロード。

オレは、自分で前でイけるようにしておきたい。

男として、つけて生まれたからには、つけてきたモノを一生大事にしたい。」

「無論。私は、ヒサツグの全てを愛している。
ヒサツグの思いのままに。」
とクロード。

クロードは、その後、腰を深く入れてきて動かし始めた。

「深い、深い。ということは。

クロード、クロードのモノは今日、いつもより大きくなっていないかな?」

そこからのクロードは、終始ご機嫌。

開かれて突き立てられて、こすれてを繰り返していくうちに、オレは再び上り詰め、一回はそのまま達した。

ヒクヒクと二人の鈴口から出ていく、白濁液。

イける、これならまだ余裕で出せると感じたオレの感覚は、そのときからバグっていたのかな。

「このまま、抜かないんだよな?

オレの中にいるんだよな?」

クロードの肩に手を回して抱きしめ、そんな風に囁いたのは、オレ。

そこからは、ノリノリで抜かずの二回戦。

気持ち良くなりたいあまりに、気持ちよさでわけがわからなくなりたいと思ったのは、本当なんだ。

だけど。

「クロードは、オレの尻が好き過ぎる。」
と口走った記憶は確かにある。

あるとも!

今思えば、どうして、口走らなくてもいいことを口走ってしまったのか。

「なあ、クロードは、いつからオレの尻を狙っていた?」

なんで、オレは、そんなことを聞いてしまったのか。

クロードが、しょっちゅうオレの尻を見ていたことなんて、わざわざ口にすることでもなかったのに。

「オレは知っている。

オレとクロードがこうなる前から、クロードは、オレの尻に夢中だった。」

「ヒサツグが私から逃げ出そうとしなければ、出会った日に結婚して私達は名実共に夫婦に。」
とクロード。

へ?

え?

オレは、思わずクロードを遮った。

「クロード。に、逃げ出そうとしなければ、とは?」

「最初、私の誘いをヒサツグは袖にした。」
とクロード。

最初に出会った日?

気球に乗せられる前の日のことだよな?

「そりゃ。あのときのオレは。」

転職先を探していたのに、クロードについていくわけがないだろう?

と答えようしたけれど、口には出さなかったオレ。

オレとクロードが出会った日にはオレ達が結婚する予定だったとクロードは言ったよな。

国王陛下やら色々なちょっかいが予想されるマウンテン王国の王都邸へ戻る前に、結婚して夫婦になって、初夜を済ますところまでをクロードは考えていた、ということになるよな。

「あのときのオレは、女神様がクロードの伴侶として用意したのだとしても、何にも分かっていなかったからな。

クロードのことを受け入れなかったと思うぞ。」

「出会いの日。ヒサツグが私から逃げ出そうとしたから。」
とクロード。

「うん、オレは逃げたな。」

「私は待つことにした。」
とクロード。

「ありがとう。」

出会い頭にグイグイこられていたら、オレは、一生クロードから逃げ続けていたな。

「ヒサツグは、もう私の腕から逃げ出さない。」
とクロード。

「クロードからにげるどころか、オレからクロードに寄っていくからな。」

「私は、ヒサツグの尻を愛し、ヒサツグが尻の楽しみに夢中になるように愛を極めると決めていた。」
とクロード。

「そうだな。クロードと愛し合うときに、オレの尻は、オレとクロードを結びつける大事な役割を担っているな。」
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