15 / 32
15.男爵家と辺境伯家と王家。俺が辺境伯家の次男の伴侶になったから開示される情報には、表と裏があって。
しおりを挟む
俺の知るこの国の歴史では。
辺境伯がドラゴンと共生するまで。
辺境伯領の隣の男爵領は、野生のドラゴンに怯えた動物が去り、実がなる植物の種子が運ばれてこず、痩せた土しかないため、誰も治めたがらないハズレの地とされてきた。
ハズレの地の領主として命じられることは、名誉ではあるものの、うまみなく、誰もなりたがらない。
よほどの事情があるか、何も事情を知らないかでなければ、領主を命じられないとまで言われている土地。
俺の家である男爵家は、俺のお父さんより何代か前の代で息子の一人がしでかしたため、罰として今の領地の領主におさまることになったと聞いている。
当該息子が何をしでかしたのか、までは知らない。
兄二人は、何が起きたかを知っているんじゃないかな。
跡継ぎと跡継ぎ補佐だから。
重たくて嫌な話だから、家の仕事をしないなら知らなくてもいいよという配慮の中で、俺は生きてきた。
貴族として生きていく苦悩は、兄二人に背負ってもらっている。
兄二人の背中を見て、三男の俺ができることを考えながら、俺は大人になった。
辺境伯家が男爵領を接収したなら、領地の心配はいらない。
気になるのは、俺の家族と男爵家の使用人達の今後。
「男爵家の嫁取りに王家の介入があると邪魔だから、辺境伯家に降嫁した王女を男爵領で預かる慣習は今日をもってなしになったよ。」
と幼馴染。
「末端の男爵家の長男と次男の嫁取りに王家から物言いがついたのは、辺境伯家の次男で次世代最強の男になるお前に王女を降嫁させる件とは別の理由がある?」
「別の理由だよ。」
と幼馴染。
辺境伯家がこの国の辺境伯になったときから始まった慣習をなしにしたのは、その慣習はなくしても良いものだから?
「発案は、お前のお兄さんがしてくれた?」
「兄上の宣言にドラゴンが加勢した。」
と幼馴染。
「ドラゴンは、城の中で何をしたんだよ?」
辺境伯家の城は、十三メートルのティラノサウルス型ドラゴンが出入りできる建物がある。
ドラゴンには、外にいたい気分のときもあれば、屋根の下にいたい気分のときもあるそうだ。
辺境伯家の建物の中でドラゴンが暴れたという話は聞かない。
「兄上の宣言に反対する人は一人も出なかった。何の心配もいらないよ。」
と幼馴染。
次の辺境伯であるお兄さんとティラノサウルス型ドラゴンが何をしたのかは濁された。
「ありがたいけれど、いいのかな。」
「辺境の安全と経済と防衛に金も人も物資も寄越さない王女の降嫁はいらないという宣言もして、兄上は通してきた。」
と幼馴染。
もう、俺、お兄さんの部下になりたい。
お兄さんの下で働きたい。
「答えたくなかったら、答えなくてもいいんだけど。何代か前の男爵家の息子がしでかしたことに、王家と辺境伯家は関係がある?」
次の辺境伯になるお兄さんが、強気に出られたのは、ドラゴンが一緒にいた、以外にもあるよね?
「あるよ。」
と幼馴染。
幼馴染は、あっさりと答えてくれた。
「当時何があったか、お前は俺に教えられる?」
「教えられるよ。お前が、辺境伯家の次男の伴侶になったから。」
と幼馴染。
辺境伯家でないと知らせられないような秘密なんだ。
末端の男爵家にいたら、知ることがなかった話。
心して聞こう。
「いったい、何があったんだよ?」
「当時。気さくな第二王子の周りには人がよく集まった。その代のお前の家の男爵家当主の息子の一人とは特に懇意にしていた。」
と幼馴染。
「第二王子と男爵家の息子の一人、仲良かった二人が喧嘩でもした?」
第二王子と男爵家の息子で、何を喧嘩することがある?
「親密度合いが増した二人は、辺境伯領に出かけ、辺境伯領に住むドラゴン同士を争わせようとしたとして捕縛、王城へ連行されている。」
と幼馴染。
顎が外れるかと思った。
仲良く遊ぶ内容が問題だよ。
「辺境伯家のドラゴンを勝手にどうこうするのは、国防上だめだろう。」
口に出しながら、俺は背筋が冷えていった。
だって。
俺は、辺境伯家のドラゴンと仲良しだ。
俺にドラゴンをどうこうしようというつもりはないけれど。
いつ、そんな疑いをかけられてもおかしくない状況に俺はいる。
俺の手に絡めている幼馴染の指に、ぎゅっと力が入る。
俺は、一人じゃない。
風呂場用マットの上に寝転び、胸板の上に俺が座るのを喜んでくれる人が、俺にはいる。
温もりは、指だけじゃない。
幼馴染の体温は、俺に冷静さを取り戻させた。
ただ怖がっているだけじゃ、俺はずっと怯えて暮らさないといけなくなる。
自分の頭で考えて口で話して、自分の疑いは自分で晴らす。
ドラゴンと仲良くなったことが処罰理由になるのは、いやだ。
「王子と貴族の息子が、よそ様の領地に行って、自分達に所有権がないよそ様のドラゴン同士を争わせようするのも、だめだろう。」
こんな話があったのに、俺の家族は、無邪気にドラゴンと仲良くなろうとしている三男を見守ってくれていた。
俺を怖がらせないようにしてくれた。
不安もたくさんあっただろうに。
「これは、表の理由なんだよ。」
と幼馴染。
素行の悪い王子と男爵家の息子の話だと思わせておいて、実はね、ときたよ。
「裏の理由って何?」
建前と本音、というのとは違いそう。
「第二王子と、第二王子と仲良くなった男爵家の息子は、身分違いの関係を超えるために、男爵家の息子に箔をつけようと考えた。」
と幼馴染。
第二王子と男爵家の息子は、もっと堂々と仲良くしたかったのかな。
第二王子は、男爵家の息子に箔をつけて自分に釣り合うくらい引き上げたくて。
男爵家の息子もただの男爵家の息子の立ち位置の自分じゃ、第二王子と釣り合わない、足りていないと思っていたんだ。
お互いともっといたいという気持ちは分からないでもない。
でも、よりによって、辺境伯領まで行ってドラゴンを手なずけるという発想になるのが不思議。
男爵家の息子が貴族社会で順当に出世する方法はがあれば、そっちの方が絶対に良かったよ?
辺境伯領に毎日のように出入りしてきた俺からすると、一世一代の大勝負に博打はないだろうと言いたくなる。
言う相手は、いないけれど。
「男爵家の息子に箔をつける案が、辺境伯家のドラゴンに争わせること?」
よそのお家に暮らす生き物をけしかけて喧嘩させたら、叱られるだけでは?
「男爵家の息子が辺境伯家のドラゴンを手なずけるところを周りに見せつけて、男爵家の息子に特別な地位を与えようとしていた、という話だよ。」
と幼馴染。
男爵家の息子に博打を打たせた第二王子は、もっと仲良くしたいと思っている男爵家の息子の立ち位置までおりようという発想にはならなかった。
そう思うと、胸の中が涼しくなった。
辺境伯がドラゴンと共生するまで。
辺境伯領の隣の男爵領は、野生のドラゴンに怯えた動物が去り、実がなる植物の種子が運ばれてこず、痩せた土しかないため、誰も治めたがらないハズレの地とされてきた。
ハズレの地の領主として命じられることは、名誉ではあるものの、うまみなく、誰もなりたがらない。
よほどの事情があるか、何も事情を知らないかでなければ、領主を命じられないとまで言われている土地。
俺の家である男爵家は、俺のお父さんより何代か前の代で息子の一人がしでかしたため、罰として今の領地の領主におさまることになったと聞いている。
当該息子が何をしでかしたのか、までは知らない。
兄二人は、何が起きたかを知っているんじゃないかな。
跡継ぎと跡継ぎ補佐だから。
重たくて嫌な話だから、家の仕事をしないなら知らなくてもいいよという配慮の中で、俺は生きてきた。
貴族として生きていく苦悩は、兄二人に背負ってもらっている。
兄二人の背中を見て、三男の俺ができることを考えながら、俺は大人になった。
辺境伯家が男爵領を接収したなら、領地の心配はいらない。
気になるのは、俺の家族と男爵家の使用人達の今後。
「男爵家の嫁取りに王家の介入があると邪魔だから、辺境伯家に降嫁した王女を男爵領で預かる慣習は今日をもってなしになったよ。」
と幼馴染。
「末端の男爵家の長男と次男の嫁取りに王家から物言いがついたのは、辺境伯家の次男で次世代最強の男になるお前に王女を降嫁させる件とは別の理由がある?」
「別の理由だよ。」
と幼馴染。
辺境伯家がこの国の辺境伯になったときから始まった慣習をなしにしたのは、その慣習はなくしても良いものだから?
「発案は、お前のお兄さんがしてくれた?」
「兄上の宣言にドラゴンが加勢した。」
と幼馴染。
「ドラゴンは、城の中で何をしたんだよ?」
辺境伯家の城は、十三メートルのティラノサウルス型ドラゴンが出入りできる建物がある。
ドラゴンには、外にいたい気分のときもあれば、屋根の下にいたい気分のときもあるそうだ。
辺境伯家の建物の中でドラゴンが暴れたという話は聞かない。
「兄上の宣言に反対する人は一人も出なかった。何の心配もいらないよ。」
と幼馴染。
次の辺境伯であるお兄さんとティラノサウルス型ドラゴンが何をしたのかは濁された。
「ありがたいけれど、いいのかな。」
「辺境の安全と経済と防衛に金も人も物資も寄越さない王女の降嫁はいらないという宣言もして、兄上は通してきた。」
と幼馴染。
もう、俺、お兄さんの部下になりたい。
お兄さんの下で働きたい。
「答えたくなかったら、答えなくてもいいんだけど。何代か前の男爵家の息子がしでかしたことに、王家と辺境伯家は関係がある?」
次の辺境伯になるお兄さんが、強気に出られたのは、ドラゴンが一緒にいた、以外にもあるよね?
「あるよ。」
と幼馴染。
幼馴染は、あっさりと答えてくれた。
「当時何があったか、お前は俺に教えられる?」
「教えられるよ。お前が、辺境伯家の次男の伴侶になったから。」
と幼馴染。
辺境伯家でないと知らせられないような秘密なんだ。
末端の男爵家にいたら、知ることがなかった話。
心して聞こう。
「いったい、何があったんだよ?」
「当時。気さくな第二王子の周りには人がよく集まった。その代のお前の家の男爵家当主の息子の一人とは特に懇意にしていた。」
と幼馴染。
「第二王子と男爵家の息子の一人、仲良かった二人が喧嘩でもした?」
第二王子と男爵家の息子で、何を喧嘩することがある?
「親密度合いが増した二人は、辺境伯領に出かけ、辺境伯領に住むドラゴン同士を争わせようとしたとして捕縛、王城へ連行されている。」
と幼馴染。
顎が外れるかと思った。
仲良く遊ぶ内容が問題だよ。
「辺境伯家のドラゴンを勝手にどうこうするのは、国防上だめだろう。」
口に出しながら、俺は背筋が冷えていった。
だって。
俺は、辺境伯家のドラゴンと仲良しだ。
俺にドラゴンをどうこうしようというつもりはないけれど。
いつ、そんな疑いをかけられてもおかしくない状況に俺はいる。
俺の手に絡めている幼馴染の指に、ぎゅっと力が入る。
俺は、一人じゃない。
風呂場用マットの上に寝転び、胸板の上に俺が座るのを喜んでくれる人が、俺にはいる。
温もりは、指だけじゃない。
幼馴染の体温は、俺に冷静さを取り戻させた。
ただ怖がっているだけじゃ、俺はずっと怯えて暮らさないといけなくなる。
自分の頭で考えて口で話して、自分の疑いは自分で晴らす。
ドラゴンと仲良くなったことが処罰理由になるのは、いやだ。
「王子と貴族の息子が、よそ様の領地に行って、自分達に所有権がないよそ様のドラゴン同士を争わせようするのも、だめだろう。」
こんな話があったのに、俺の家族は、無邪気にドラゴンと仲良くなろうとしている三男を見守ってくれていた。
俺を怖がらせないようにしてくれた。
不安もたくさんあっただろうに。
「これは、表の理由なんだよ。」
と幼馴染。
素行の悪い王子と男爵家の息子の話だと思わせておいて、実はね、ときたよ。
「裏の理由って何?」
建前と本音、というのとは違いそう。
「第二王子と、第二王子と仲良くなった男爵家の息子は、身分違いの関係を超えるために、男爵家の息子に箔をつけようと考えた。」
と幼馴染。
第二王子と男爵家の息子は、もっと堂々と仲良くしたかったのかな。
第二王子は、男爵家の息子に箔をつけて自分に釣り合うくらい引き上げたくて。
男爵家の息子もただの男爵家の息子の立ち位置の自分じゃ、第二王子と釣り合わない、足りていないと思っていたんだ。
お互いともっといたいという気持ちは分からないでもない。
でも、よりによって、辺境伯領まで行ってドラゴンを手なずけるという発想になるのが不思議。
男爵家の息子が貴族社会で順当に出世する方法はがあれば、そっちの方が絶対に良かったよ?
辺境伯領に毎日のように出入りしてきた俺からすると、一世一代の大勝負に博打はないだろうと言いたくなる。
言う相手は、いないけれど。
「男爵家の息子に箔をつける案が、辺境伯家のドラゴンに争わせること?」
よそのお家に暮らす生き物をけしかけて喧嘩させたら、叱られるだけでは?
「男爵家の息子が辺境伯家のドラゴンを手なずけるところを周りに見せつけて、男爵家の息子に特別な地位を与えようとしていた、という話だよ。」
と幼馴染。
男爵家の息子に博打を打たせた第二王子は、もっと仲良くしたいと思っている男爵家の息子の立ち位置までおりようという発想にはならなかった。
そう思うと、胸の中が涼しくなった。
82
あなたにおすすめの小説
魔力ゼロの無能オメガのはずが嫁ぎ先の氷狼騎士団長に執着溺愛されて逃げられません!
松原硝子
BL
これは魔法とバース性のある異世界でのおはなし――。
15歳の魔力&バース判定で、神官から「魔力のほとんどないオメガ」と言い渡されたエリス・ラムズデール。
その途端、それまで可愛がってくれた両親や兄弟から「無能」「家の恥」と罵られて使用人のように扱われ、虐げられる生活を送ることに。
そんな中、エリスが21歳を迎える年に隣国の軍事大国ベリンガム帝国のヴァンダービルト公爵家の令息とアイルズベリー王国のラムズデール家の婚姻の話が持ち上がる。
だがヴァンダービルト公爵家の令息レヴィはベリンガム帝国の軍事のトップにしてその冷酷さと恐ろしいほどの頭脳から常勝の氷の狼と恐れられる騎士団長。しかもレヴィは戦場や公的な場でも常に顔をマスクで覆っているため、「傷で顔が崩れている」「二目と見ることができないほど醜い」という恐ろしい噂の持ち主だった。
そんな恐ろしい相手に子どもを嫁がせるわけにはいかない。ラムズデール公爵夫妻は無能のオメガであるエリスを差し出すことに決める。
「自分の使い道があるなら嬉しい」と考え、婚姻を大人しく受け入れたエリスだが、ベリンガム帝国へ嫁ぐ1週間前に階段から転げ落ち、前世――23年前に大陸の大戦で命を落とした帝国の第五王子、アラン・ベリンガムとしての記憶――を取り戻す。
前世では戦いに明け暮れ、今世では虐げられて生きてきたエリスは前世の祖国で平和でのんびりした幸せな人生を手に入れることを目標にする。
だが結婚相手のレヴィには驚きの秘密があった――!?
「きみとの結婚は数年で解消する。俺には心に決めた人がいるから」
初めて顔を合わせた日にレヴィにそう言い渡されたエリスは彼の「心に決めた人」を知り、自分の正体を知られてはいけないと誓うのだが……!?
銀髪×碧眼(33歳)の超絶美形の執着騎士団長に気が強いけど鈍感なピンク髪×蜂蜜色の目(20歳)が執着されて溺愛されるお話です。
婚活アプリのテスト版に登録させられたら何故か自社の社長としかマッチング出来ないのですが?
こたま
BL
オメガ男子の小島史(ふみ)は、ネットを中心に展開している中小広告代理店の経理部に勤めている。会社が国の補助金が入る婚活アプリ開発に関わる事になった。テスト版には、自社の未婚で番のいないアルファとオメガはもちろん未婚のベータも必ず登録して動作確認をするようにと業務命令が下された。史が仕方なく登録すると社長の辰巳皇成(こうせい)からマッチング希望が…
【完結】スパダリを目指していたらスパダリに食われた話
紫蘇
BL
給湯室で女の子が話していた。
理想の彼氏はスパダリよ!
スパダリ、というやつになったらモテるらしいと分かった俺、安田陽向(ヒナタ)は、スパダリになるべく会社でも有名なスパダリ…長船政景(マサカゲ)課長に弟子入りするのであった。
受:安田陽向
天性の人たらしで、誰からも好かれる人間。
社会人になってからは友人と遊ぶことも減り、独り身の寂しさを噛み締めている。
社内システム開発課という変人どもの集まりの中で唯一まともに一般人と会話できる貴重な存在。
ただ、孤独を脱したいからスパダリになろうという思考はやはり変人のそれである。
攻:長船政景
35歳、大人の雰囲気を漂わせる男前。
いわゆるスパダリ、中身は拗らせ変態。
妹の美咲がモデルをしており、交友関係にキラキラしたものが垣間見える。
サブキャラ
長船美咲:27歳、長船政景の年の離れた妹。
抜群のスタイルを生かし、ランウェイで長らく活躍しているモデル。
兄の恋を応援するつもりがまさかこんなことになるとは。
高田寿也:28歳、美咲の彼氏。
そろそろ美咲と結婚したいなと思っているが、義理の兄がコレになるのかと思うと悩ましい。
義理の兄の恋愛事情に巻き込まれ、事件にだけはならないでくれと祈る日々が始まる…。
目覚めたらヤバそうな男にキスされてたんですが!?
キトー
BL
傭兵として働いていたはずの青年サク。
目覚めるとなぜか廃墟のような城にいた。
そしてかたわらには、伸びっぱなしの黒髪と真っ赤な瞳をもつ男が自分の手を握りしめている。
どうして僕はこんな所に居るんだろう。
それに、どうして僕は、この男にキスをされているんだろうか……
コメディ、ほのぼの、時々シリアスのファンタジーBLです。
【執着が激しい魔王と呼ばれる男×気が弱い巻き込まれた一般人?】
反応いただけるととても喜びます!
匿名希望の方はX(元Twitter)のWaveboxやマシュマロからどうぞ(^^)
【完結済み】騎士団長は親友に生き写しの隣国の魔術師を溺愛する
兔世夜美(トヨヤミ)
BL
アイゼンベルク帝国の騎士団長ジュリアスは留学してきた隣国ゼレスティア公国の数十年ぶりのビショップ候補、シタンの後見となる。その理由はシタンが十年前に失った親友であり片恋の相手、ラシードにうり二つだから。だが出会ったシタンのラシードとは違う表情や振る舞いに心が惹かれていき…。過去の恋と現在目の前にいる存在。その両方の間で惑うジュリアスの心の行方は。※最終話まで毎日更新。※大柄な体躯の30代黒髪碧眼の騎士団長×細身の20代長髪魔術師のカップリングです。※完結済みの「テンペストの魔女」と若干繋がっていますがそちらを知らなくても読めます。
乙女ゲームで強悪役な俺が人外攻略達とハーレムになりました
鮎田
BL
操り人形屋敷の悪役令息に生まれ変わった転生少年。
悪役令嬢の姉二人に挟まれながら、一人で生きていくためにレベルを上げ続けていた。
乙女ゲーム開始の一ヶ月前、事件は起きた。
魔術学園で力を隠して目立たないようにひっそりと暮らしていた。
攻略キャラクターはまだ動かないとのんびりしていたら、魔術学園の先生として赴任してきた。
騎士団長、副団長、執事、謎の商人、双子暗殺者全てが人外先生となる。
悪役令嬢のヒロインと結ばれるはずが、俺に構いすぎていてなにか可笑しい。
強レベルの悪役令息は最強レベルの攻略キャラクター達に愛されて逃げ出した。
自分が弱いんじゃなくて、お前らが強すぎるだけだろ!
人外六人の攻略キャラクター×強キャラ悪役令息
学園の姿と外の姿、二つの顔を持つ彼らは魅了レベル強キャラ少年を逃さない。
悪辣と花煙り――悪役令嬢の従者が大嫌いな騎士様に喰われる話――
ロ
BL
「ずっと前から、おまえが好きなんだ」
と、俺を容赦なく犯している男は、互いに互いを嫌い合っている(筈の)騎士様で――――。
「悪役令嬢」に仕えている性悪で悪辣な従者が、「没落エンド」とやらを回避しようと、裏で暗躍していたら、大嫌いな騎士様に見つかってしまった。双方の利益のために手を組んだものの、嫌いなことに変わりはないので、うっかり煽ってやったら、何故かがっつり喰われてしまった話。
※ムーンライトノベルズでも公開しています(https://novel18.syosetu.com/n4448gl/)
転生したらスパダリに囲われていました……え、違う?
米山のら
BL
王子悠里。苗字のせいで“王子さま”と呼ばれ、距離を置かれてきた、ぼっち新社会人。
ストーカーに追われ、車に轢かれ――気づけば豪奢なベッドで目を覚ましていた。
隣にいたのは、氷の騎士団長であり第二王子でもある、美しきスパダリ。
「愛してるよ、私のユリタン」
そう言って差し出されたのは、彼色の婚約指輪。
“最難関ルート”と恐れられる、甘さと狂気の狭間に立つ騎士団長。
成功すれば溺愛一直線、けれど一歩誤れば廃人コース。
怖いほどの執着と、甘すぎる愛の狭間で――悠里の新しい人生は、いったいどこへ向かうのか?
……え、違う?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる