今度こそ幸せになります! 拍手の中身

斎木リコ

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Q & A

ちびっ子編

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──それではお名前とお年をお願いします。
「リンジー・ナタリー・ラングドン。年は十五歳」
──え? 十五?
「……何が言いたいわけ?」
──い、いえ、別に。では質問です。今一番会いたい人は、誰ですか?
「……勇者」
──ほう。では今一番不満に思っている事は?
「不満? ……いっぱいあるわよ! なんであの乳牛女はあんなバカなの!? なんであの女は勇者の側にいられるの!? なんで身長伸びないのよ!?」
──は、はあ。では魔王について一言。
「魔王? なんかよくわかんない黒い霧みたいのだったわよ。もっとも勇者にはまた別の姿に見えたそうだけど」
──そうなんですか?
「詳しくは聞かなかったけど、少なくとも霧のようだった、とは言わなかったわ。勇者の一撃で消し飛んだけど」
──ほほう。ではその勇者について一言。
「……すごい人。力も強いし、優しいし。私の事も、ちゃんと扱ってくれた……」
──そうですか。では最後に女神様に一言どうぞ。
「神職にあるものとして、常に敬愛し、祈り、奉仕を約束します」
──お手本のような言葉でしたね。
「なんか文句あんの?」
──いえ、とんでもない。ありがとうございました。


※ちびっ子はどこまでいってもちびっ子
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