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Q & A
イライザ編
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──それではお名前とお年をお願いします。
「イライザ・テイラー。女性に年齢を聞くのはマナー違反じゃないかしら?」
──そうですか? 今までの方全員お答えいただきましたよ? では推定で……二十くらいですかね?
「ちょ! どうしてそうなるのよ!! 私は十八よ!」
──そうですか。では質問に入ります。今一番会いたい人は誰ですか?
「そんなの! 決まってるじゃない、グレアムよ!! 今代の勇者でもう、すっごく格好いいんだから!!」
──そ、そうですか。
「もう彼がいるだけで、そこが汗臭い道場だろうが街の大通りだろうが、一挙に華やぐんだから!! あんな人他にいないわ!」
──はあ……。では今一番不満に思っている事は?
「決まってんでしょ!! あの女がグレアムの隣にいることよ!」
──あの女?
「ルイザよルイザ! 親が死んでようやく街からいなくなったと思ったのに、よりにもよってグレアムと一緒に戻ってくるなんて! しかもグレアムの家に厄介になってるのよ!? こんな事許せると思う!? いいえ! 絶対許せないわ!!」
──あのー、落ち着いて?
「これが落ち着いていられますか!! 昔っからそうなのよ! 私が彼の側にいこうとすると、途端に邪魔してきて。挙げ句の果てには彼にあることないこと吹き込んで、そのせいで私は彼に嫌われそうになったんだから!!」
──そ……そうですか……。
「ま! でもお? あの女の姑息な手なんて私には効かないけどお」
──えー、では次の質問に。
「ちょっと! もっとちゃんと人の話聞きなさいよ!」
──いえいえ、時間も押してますので。では魔王をどう思いますか?
「魔王? ああ、あんなの勇者様になったグレアムに倒されるだけのちんけな存在じゃない。とっととやられてざまあみろってところね」
──そうですか。では勇者についてはどう……。
「勇者様って言ったらグレアムよね! ああ、彼の活躍が新聞に載る度に胸が高鳴ったわあ。今帰ってきてるのよね。また会いに行かなくちゃ!」
──……えー、最後に女神様に一言どうぞ。
「女神様! 彼と同じ場所同じ時間にこの世に生を受けた事、感謝してます!!」
──ありがとうございましたー。
※書籍版で存在を消された人です
「イライザ・テイラー。女性に年齢を聞くのはマナー違反じゃないかしら?」
──そうですか? 今までの方全員お答えいただきましたよ? では推定で……二十くらいですかね?
「ちょ! どうしてそうなるのよ!! 私は十八よ!」
──そうですか。では質問に入ります。今一番会いたい人は誰ですか?
「そんなの! 決まってるじゃない、グレアムよ!! 今代の勇者でもう、すっごく格好いいんだから!!」
──そ、そうですか。
「もう彼がいるだけで、そこが汗臭い道場だろうが街の大通りだろうが、一挙に華やぐんだから!! あんな人他にいないわ!」
──はあ……。では今一番不満に思っている事は?
「決まってんでしょ!! あの女がグレアムの隣にいることよ!」
──あの女?
「ルイザよルイザ! 親が死んでようやく街からいなくなったと思ったのに、よりにもよってグレアムと一緒に戻ってくるなんて! しかもグレアムの家に厄介になってるのよ!? こんな事許せると思う!? いいえ! 絶対許せないわ!!」
──あのー、落ち着いて?
「これが落ち着いていられますか!! 昔っからそうなのよ! 私が彼の側にいこうとすると、途端に邪魔してきて。挙げ句の果てには彼にあることないこと吹き込んで、そのせいで私は彼に嫌われそうになったんだから!!」
──そ……そうですか……。
「ま! でもお? あの女の姑息な手なんて私には効かないけどお」
──えー、では次の質問に。
「ちょっと! もっとちゃんと人の話聞きなさいよ!」
──いえいえ、時間も押してますので。では魔王をどう思いますか?
「魔王? ああ、あんなの勇者様になったグレアムに倒されるだけのちんけな存在じゃない。とっととやられてざまあみろってところね」
──そうですか。では勇者についてはどう……。
「勇者様って言ったらグレアムよね! ああ、彼の活躍が新聞に載る度に胸が高鳴ったわあ。今帰ってきてるのよね。また会いに行かなくちゃ!」
──……えー、最後に女神様に一言どうぞ。
「女神様! 彼と同じ場所同じ時間にこの世に生を受けた事、感謝してます!!」
──ありがとうございましたー。
※書籍版で存在を消された人です
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