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第一章
「「・・・・誰?」」
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日が傾きだした頃、やっと綺麗になったと納得できた。
つかなんで私はこんなに本気で掃除してるんだ。
「あー、やめたやめた!!やるなら最後まで!!」
自分に言い聞かせるように叫ぶ。
私も使う教室なんだ、やって損なことなんかないでしょ。
けど一回くらいあいつらにもこの気持ち味わってみてほしいもんだね。
そんでカーストひっくり返してやりたい。
まあ妄想の域を出ないけどさ。
そして一心不乱にほうきを動かした。
そのときだった。
こつん。
「ん?」
ほうきに何かが当たった気がして、下を見た。
するとそこにはスタンガン(?)が。
これにはさすがの私も突っ込み忘れてポカーン。
開いた口がふさがらないとは、このことか。
「えっ、はぁ!?ちょ、おかしいでしょスタンガンとか!!」
黒色のフォルムに、赤がワンポイントといわんばかりにラインが引いてある。
ついにこの学園も犯罪臭が・・・・
「先生に届けないと」
スタンガンを手にして、教室を出ようと扉を開く。
目を手元から上げると、どんっと誰かにぶつかった。
「わっ!?」
「うわっ」
少し後ろに下がって、ぶつかった人の顔を見上げる。
「え、えっと・・・」
「あーー・・・」
「「・・・誰?」」
黒いセーター、ジーパン。
男の人。
みたところ、私服だしこの学校の生徒ではなさそうだ。
不審者?お客さん?誰かの身内?
少しの静寂の後、彼は私の手のひらに納まるスタンガンに目線をやった。
そして次の瞬間、何を思ったかがっと肩をつかまれ、
「それ、どうしたの!?」
などなど、怒涛の質問タイム。
わけがわからなくて混乱していると、「聞いてる!?」とがくがく揺さぶられる始末。
ちょっとまって、酔う!!
「ちょ、タイムです!!」
空いているほうの手で彼の腕をたたく。
すると我に返ったようで手を離してくれた。
「いったい何なんですか貴方は!?」
「そんなのどうでもいいから、そのスタンガン頂戴!!」
ぐいとスタンガンを引っ張られる。
が、私にはこれを先生に届けるという使命があるから負けじと引っ張り返した。
ぐいぐい、ぐいぐい。
両者譲らぬ戦い。
なんて自分の中で実況してみるがあんまり戦局は変わらず。(当たり前だ)
相手男の人だし力強い。
「嫌です!!かえって不審者さん!!」
そして私は気づいた。
よく見て、この人髪もセーターも黒でしょ?
よし決めた。
この人黒ずくめの不審者だ。
つかなんで私はこんなに本気で掃除してるんだ。
「あー、やめたやめた!!やるなら最後まで!!」
自分に言い聞かせるように叫ぶ。
私も使う教室なんだ、やって損なことなんかないでしょ。
けど一回くらいあいつらにもこの気持ち味わってみてほしいもんだね。
そんでカーストひっくり返してやりたい。
まあ妄想の域を出ないけどさ。
そして一心不乱にほうきを動かした。
そのときだった。
こつん。
「ん?」
ほうきに何かが当たった気がして、下を見た。
するとそこにはスタンガン(?)が。
これにはさすがの私も突っ込み忘れてポカーン。
開いた口がふさがらないとは、このことか。
「えっ、はぁ!?ちょ、おかしいでしょスタンガンとか!!」
黒色のフォルムに、赤がワンポイントといわんばかりにラインが引いてある。
ついにこの学園も犯罪臭が・・・・
「先生に届けないと」
スタンガンを手にして、教室を出ようと扉を開く。
目を手元から上げると、どんっと誰かにぶつかった。
「わっ!?」
「うわっ」
少し後ろに下がって、ぶつかった人の顔を見上げる。
「え、えっと・・・」
「あーー・・・」
「「・・・誰?」」
黒いセーター、ジーパン。
男の人。
みたところ、私服だしこの学校の生徒ではなさそうだ。
不審者?お客さん?誰かの身内?
少しの静寂の後、彼は私の手のひらに納まるスタンガンに目線をやった。
そして次の瞬間、何を思ったかがっと肩をつかまれ、
「それ、どうしたの!?」
などなど、怒涛の質問タイム。
わけがわからなくて混乱していると、「聞いてる!?」とがくがく揺さぶられる始末。
ちょっとまって、酔う!!
「ちょ、タイムです!!」
空いているほうの手で彼の腕をたたく。
すると我に返ったようで手を離してくれた。
「いったい何なんですか貴方は!?」
「そんなのどうでもいいから、そのスタンガン頂戴!!」
ぐいとスタンガンを引っ張られる。
が、私にはこれを先生に届けるという使命があるから負けじと引っ張り返した。
ぐいぐい、ぐいぐい。
両者譲らぬ戦い。
なんて自分の中で実況してみるがあんまり戦局は変わらず。(当たり前だ)
相手男の人だし力強い。
「嫌です!!かえって不審者さん!!」
そして私は気づいた。
よく見て、この人髪もセーターも黒でしょ?
よし決めた。
この人黒ずくめの不審者だ。
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