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第三章 さくらさく
90 抱けない理由
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その昼、私を尋ねて来たのは阿久津さんだった。
半ば強引に連行されたのはラーメン屋で、私はついつい文句を言う。
「私、一応女子なんですけど」
「そうだっけ?」
阿久津さんは言いながら麺をすすった。
「マーシーは男だけど嫌がるぞ。服汚したくないからって」
「女子か」
私が言って、二人で笑う。
「フラれたんだってな」
阿久津さんは麺をすすって言った。
「あーまあ、そんなとこです」
「喧嘩でもしたのか?」
阿久津さんは一見興味なさそうに聞いてくる。その態度こそが彼なりの気遣いと分かり、私は苦笑を返した。
「だったらいいんですけどねぇ」
喧嘩だったら、謝罪して、歩み寄ればいいだけだ。
でも、私たちのこれはーーほとんど、思いやりのすれ違いに思える。
咲也に生きていてほしいと願う私。
私の重荷になりたくない咲也。
ーーまあ、咲也の気持ちについては推測にしか過ぎないのだけど。
私が咲也だったらと思うと、そんな気がするのだ。
不意に阿久津さんの視線がさまよった。
「あいつ、異性愛者じゃなかっただろ」
ぽつりと言った。私は乾いた笑い声を出す。
「なんだ、気づいてましたか」
「まぁな。俺もそこまで落ちちゃいないよ」
阿久津さんが咲也に会ったのは、二度とも神崎さんがいた時だ。
咲也の潤んだ瞳と、紅潮した頬を思い出す。
「あれで気付かないマーシーはさすがだけどな」
「筋金入りですよね」
「ああ、逆に尊敬に値する」
二人で言い合って笑う。笑いが途切れたとき、阿久津さんが声をひそめて言った。
「いつだったか、お前のことは抱けないって言ったろ」
私は麺をすすりながら、その横顔を見やる。
「あれは、お前に女としての魅力があるかどうかって話で言ったんじゃねぇぞ」
口の悪い兄貴分は、どことなく言いづらそうに、言葉を探しているようだった。
「……あー、いい表現が見つからねぇ」
阿久津さんはぼりぼりと頭をかくと、極端なほど顔を背けた。
「お前は、可愛い後輩だからさ」
その後ろ頭を見ながら、私は思わずきょとんとする。
「なんつーか、それ以外の関係になりたくない、って思ったんだよな」
私は噴き出しそうになるのを堪え、どうにか阿久津さんの顔を覗き見ようと左右に頭を振ってみた。阿久津さんはそれを察して頑なに振り向かない。
「ちょっとー、どういう顔して言ってるか見せてくださいよ」
「見せたくねぇからそっぽ向いてんだろ!阿呆か!」
「阿呆でも馬鹿でも可愛い後輩なんでしょー!?」
うりうりと脇腹を肘でつつくと、阿久津さんがやめろと手を払いながら振り向く。私は笑った。
「ありがとうございます」
つい口をついた言葉に、我ながら驚く。素直にこの人にお礼を言ったのは初めてかもしれない。阿久津さんもそう思ったのだろう、ちょっと驚いた顔をした。
「私、ほんと先輩に恵まれてますね」
みんな不器用だ。不器用だけど、深い深い愛情を、惜し気もなく私に注いでくれる。
私なんかに。
飢えている私に慈雨の如く降り注ぐ愛は、時に私を心細くさせ、時に苛立たせるけれど、多くの場合は温かい。
その気持ちを、初めて素直に受け入れた。
ーー感謝してれば、きっとずっと、離れずにいてくれる。
いつかの咲也の言葉を思い出す。
ーーそしたら、あきちゃんは一人にならない。
咲也の笑顔と共に。
「ありがとうございます」
二度目の感謝は阿久津さんだけに対してのものではない。周りにいて、私を支えてくれる人への言葉だ。
私は笑った。不意に眼前を歪ませた涙に気づいて、そんなか弱い自分の心に笑いが込み上げてきたのだ。
咲也は、その後言っていたのに。
私が望むなら、側にいると。
――嘘つき。
私は溢れそうになる涙の代わりに、深く、深く息を吐き出した。
阿久津さんは、不自然なくらいいつも通りに、音を立ててスープをすすっている。
「ねぇ、阿久津さん」
「何だよ」
「愛って何ですかね」
丼を置いた阿久津さんは、痛々しいものを見るような目で私を見た。
ーー阿久津さんにそんな同情的な目で見られるなんて、屈辱的。
そんな軽口が脳裏を過ぎったけれど、口には出せずにうつむく。下手に身動きしては、涙があふれそうだった。
少なくとも、私の「愛」は、咲也を留められなかった。
それだけが、事実だ。
共に生きて行きたいという願いは、受け止めてもらえなかったのだから。
「シングルの俺に聞くなよ」
「ですよねー」
ふて腐れたような阿久津さんの声に軽いノリで答えたとき、阿久津さんは言った。
「でも」
私はその続きを待つ。阿久津さんのそんなに静かな目は初めて見た。
「その人に笑って欲しいと思う気持ちだ、って言ってた奴がいた」
笑っていてほしい。いつでも。何があっても。
幸せ、というものが、笑顔の上に成り立つものなら。
溢れそうだった涙は引いた。私は噴き出す。
「阿久津さんのガラじゃないです」
「知ってる」
「それ、最近周りをウロチョロしてるっていう子の言い分ですか」
「さあな」
「シングル、とか言いながら、ばっちり準備完了じゃないですか」
阿久津さんは私の言葉に不服げな顔をした。
「あんなちんちくりん、抱き潰しそうで怖い」
私は噴き出す。よほど小柄で可愛らしい子なのだろうか。
「いやぁ、楽しみだなぁ」
私は笑いながら言った。
「結婚式には呼んでくださいね。その阿久津さんにゾッコンな子、見てみたい」
「見せもんじゃねぇよ。いいからとっとと食え。帰るぞ」
ったく、女はどいつもこいつもーーと毒づく阿久津さんは、しかし安堵しているのが分かった。
ーーありがとうございます。
心中で、でき得る限り丁寧に、先輩への謝辞を述べる。
ーーずっと、見守ってくれて。
恋人でも何でもないけれど、常に近くにいてくれた。憎まれ口ばかりだったけれども、互いに信頼に足ると思えた。そんな人が、幸せになれるのであればーー誰かを大切に想い、想われるのであれば、それに越したことはない。
「もちろんおごりですよね?」
「てめぇ。イチイチそういうこと言わないで、黙って食え」
私は毒づく阿久津さんの横顔を見ながら笑い、ゴチです、とまた器に手をかけた。
会計を終えて店を出ると、阿久津さんは私の一歩前を歩く。
私にペースを合わせる気もない大股に、私も腕を振ってついて行きながら、呼びかけた。
「阿久津さん」
「ああ?」
往年の色男は、気のなさそうなそぶりで振り返る。
「アニキって呼んでもいいですか」
私が言うと、阿久津さんは目を数度瞬かせてから、破顔した。
少年のようなその笑顔は、八年間で初めて見るものだ。
「いいぜ」
私は笑った。
半ば強引に連行されたのはラーメン屋で、私はついつい文句を言う。
「私、一応女子なんですけど」
「そうだっけ?」
阿久津さんは言いながら麺をすすった。
「マーシーは男だけど嫌がるぞ。服汚したくないからって」
「女子か」
私が言って、二人で笑う。
「フラれたんだってな」
阿久津さんは麺をすすって言った。
「あーまあ、そんなとこです」
「喧嘩でもしたのか?」
阿久津さんは一見興味なさそうに聞いてくる。その態度こそが彼なりの気遣いと分かり、私は苦笑を返した。
「だったらいいんですけどねぇ」
喧嘩だったら、謝罪して、歩み寄ればいいだけだ。
でも、私たちのこれはーーほとんど、思いやりのすれ違いに思える。
咲也に生きていてほしいと願う私。
私の重荷になりたくない咲也。
ーーまあ、咲也の気持ちについては推測にしか過ぎないのだけど。
私が咲也だったらと思うと、そんな気がするのだ。
不意に阿久津さんの視線がさまよった。
「あいつ、異性愛者じゃなかっただろ」
ぽつりと言った。私は乾いた笑い声を出す。
「なんだ、気づいてましたか」
「まぁな。俺もそこまで落ちちゃいないよ」
阿久津さんが咲也に会ったのは、二度とも神崎さんがいた時だ。
咲也の潤んだ瞳と、紅潮した頬を思い出す。
「あれで気付かないマーシーはさすがだけどな」
「筋金入りですよね」
「ああ、逆に尊敬に値する」
二人で言い合って笑う。笑いが途切れたとき、阿久津さんが声をひそめて言った。
「いつだったか、お前のことは抱けないって言ったろ」
私は麺をすすりながら、その横顔を見やる。
「あれは、お前に女としての魅力があるかどうかって話で言ったんじゃねぇぞ」
口の悪い兄貴分は、どことなく言いづらそうに、言葉を探しているようだった。
「……あー、いい表現が見つからねぇ」
阿久津さんはぼりぼりと頭をかくと、極端なほど顔を背けた。
「お前は、可愛い後輩だからさ」
その後ろ頭を見ながら、私は思わずきょとんとする。
「なんつーか、それ以外の関係になりたくない、って思ったんだよな」
私は噴き出しそうになるのを堪え、どうにか阿久津さんの顔を覗き見ようと左右に頭を振ってみた。阿久津さんはそれを察して頑なに振り向かない。
「ちょっとー、どういう顔して言ってるか見せてくださいよ」
「見せたくねぇからそっぽ向いてんだろ!阿呆か!」
「阿呆でも馬鹿でも可愛い後輩なんでしょー!?」
うりうりと脇腹を肘でつつくと、阿久津さんがやめろと手を払いながら振り向く。私は笑った。
「ありがとうございます」
つい口をついた言葉に、我ながら驚く。素直にこの人にお礼を言ったのは初めてかもしれない。阿久津さんもそう思ったのだろう、ちょっと驚いた顔をした。
「私、ほんと先輩に恵まれてますね」
みんな不器用だ。不器用だけど、深い深い愛情を、惜し気もなく私に注いでくれる。
私なんかに。
飢えている私に慈雨の如く降り注ぐ愛は、時に私を心細くさせ、時に苛立たせるけれど、多くの場合は温かい。
その気持ちを、初めて素直に受け入れた。
ーー感謝してれば、きっとずっと、離れずにいてくれる。
いつかの咲也の言葉を思い出す。
ーーそしたら、あきちゃんは一人にならない。
咲也の笑顔と共に。
「ありがとうございます」
二度目の感謝は阿久津さんだけに対してのものではない。周りにいて、私を支えてくれる人への言葉だ。
私は笑った。不意に眼前を歪ませた涙に気づいて、そんなか弱い自分の心に笑いが込み上げてきたのだ。
咲也は、その後言っていたのに。
私が望むなら、側にいると。
――嘘つき。
私は溢れそうになる涙の代わりに、深く、深く息を吐き出した。
阿久津さんは、不自然なくらいいつも通りに、音を立ててスープをすすっている。
「ねぇ、阿久津さん」
「何だよ」
「愛って何ですかね」
丼を置いた阿久津さんは、痛々しいものを見るような目で私を見た。
ーー阿久津さんにそんな同情的な目で見られるなんて、屈辱的。
そんな軽口が脳裏を過ぎったけれど、口には出せずにうつむく。下手に身動きしては、涙があふれそうだった。
少なくとも、私の「愛」は、咲也を留められなかった。
それだけが、事実だ。
共に生きて行きたいという願いは、受け止めてもらえなかったのだから。
「シングルの俺に聞くなよ」
「ですよねー」
ふて腐れたような阿久津さんの声に軽いノリで答えたとき、阿久津さんは言った。
「でも」
私はその続きを待つ。阿久津さんのそんなに静かな目は初めて見た。
「その人に笑って欲しいと思う気持ちだ、って言ってた奴がいた」
笑っていてほしい。いつでも。何があっても。
幸せ、というものが、笑顔の上に成り立つものなら。
溢れそうだった涙は引いた。私は噴き出す。
「阿久津さんのガラじゃないです」
「知ってる」
「それ、最近周りをウロチョロしてるっていう子の言い分ですか」
「さあな」
「シングル、とか言いながら、ばっちり準備完了じゃないですか」
阿久津さんは私の言葉に不服げな顔をした。
「あんなちんちくりん、抱き潰しそうで怖い」
私は噴き出す。よほど小柄で可愛らしい子なのだろうか。
「いやぁ、楽しみだなぁ」
私は笑いながら言った。
「結婚式には呼んでくださいね。その阿久津さんにゾッコンな子、見てみたい」
「見せもんじゃねぇよ。いいからとっとと食え。帰るぞ」
ったく、女はどいつもこいつもーーと毒づく阿久津さんは、しかし安堵しているのが分かった。
ーーありがとうございます。
心中で、でき得る限り丁寧に、先輩への謝辞を述べる。
ーーずっと、見守ってくれて。
恋人でも何でもないけれど、常に近くにいてくれた。憎まれ口ばかりだったけれども、互いに信頼に足ると思えた。そんな人が、幸せになれるのであればーー誰かを大切に想い、想われるのであれば、それに越したことはない。
「もちろんおごりですよね?」
「てめぇ。イチイチそういうこと言わないで、黙って食え」
私は毒づく阿久津さんの横顔を見ながら笑い、ゴチです、とまた器に手をかけた。
会計を終えて店を出ると、阿久津さんは私の一歩前を歩く。
私にペースを合わせる気もない大股に、私も腕を振ってついて行きながら、呼びかけた。
「阿久津さん」
「ああ?」
往年の色男は、気のなさそうなそぶりで振り返る。
「アニキって呼んでもいいですか」
私が言うと、阿久津さんは目を数度瞬かせてから、破顔した。
少年のようなその笑顔は、八年間で初めて見るものだ。
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私は笑った。
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