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第一部
8話 天才、ルーフェン・アルカード
「え? 姉様って……もしかして貴方、ルーフェンなんですの?」
「そうだよ。ったく、あーびびった……急にイヤァンとか叫ばないでくれよ……耳いてぇ」
そう言いながら、ルーフェンは耳を押さえていた。
「嘘……ルーフェンはまだ今年で8歳になったばかりですわ。貴方みたいな体格のわけ……」
私には少し歳の離れた弟と妹がいる。
7つ下の弟がルーフェン、8つ下の妹がルーラという。
ルーフェンとルーラは幼い頃から私と共によく、お父様の狩りに付き合っていて、特に弟のルーフェンは魔法の才能だけでなく才覚も異常に早く、当時6歳の頃にはすでに一般魔法と上位魔法をいくつか契約、習得してしまえるという天才肌であった。
しかししばらく会わなかったとはいえ、たったの一年程度。
そのルーフェンがどう見ても成人の青年のようになってしまっている。背は私よりも高く、大きくて可愛らしい瞳をしていたその目もとは、細く鋭く凛々しい感じに。
「俺ぁルーフェンだよ。姉様が婚約破棄されたって飛脚からの便箋が届いたから俺が迎えに来てたのに、なっかなか帰って来ねえからどうしたのかと思ったぜ、ったく」
「い、いえいえいえ、貴方がルーフェンなわけないですわ。ルーフェンはもっと小ぢんまりしてて、目がくりっくりで、自分の事を僕って言ってて……」
「色々あったんだよ。だけど、俺はルーフェンだ。だいたいリフィル姉様を姉様って呼ぶ男は俺しかいねぇだろうが」
ああ……どうしてしまったのルーフェン。
言葉使いも装いも、なんで急にそんな大人びてしまったの?
あの可愛らしいルーフェンはいずこへ……。
私は思わずヘナヘナとその場に崩れ落ちそうになる。
「確かにそうですけれど……一体何があったんですの……?」
「一体何があったはこっちのセリフだっつの。なんでダリアス様に婚約破棄されてんだ姉様は……」
二人して同時に溜め息を吐く。
「とりあえずよぉ、もう夜になりそうだから屋敷へ戻ろうぜ。道すがら事情を聞くわ」
彼の言う通り、私たちはアルカードの屋敷へと歩きながら、私はこれまでの経緯を全て話した。
マクシムス家で過ごした一年が大変だった事から、ダリアス様に突然婚約破棄されただけでなく、賊を使って私を襲おうとしていた事までを。
「おいおい姉様、そりゃマジなのか……シャレになってねーぞ」
「私がこんな嘘を言うわけないのは、貴方ならわかりますわよね」
「まあ……姉様は馬鹿だし、そんな作り話、考えられるはずがない、な」
「ばっ……!? ちょっとルーフェンッ!」
「悪い、今のは冗談だ。それにしてもそうか、そんな事が……」
ギリ、っと彼は憎々しげな表情をして見せる。
その横顔は確かにあのルーフェンの面影があるが、たった一年見ない間に一体何があったって言うの?
それが気になりすぎて、自分の事よりもルーフェンの事についてすぐ尋ねてみた。
すると。
「ああ。俺ぁ時間を前借りしちまったんだよ」
と、頭をガリガリ掻きながら答えた。
時間の……前借り?
「お父様がダリアス様……いや、もうあんなやつに様なんかつける必要はないか。ダリアスを庇ったせいで下半身の自由が利かなくなっちまってから、俺ぁ考えてたんだよ。アルカード家の領主を継ぐ事をな」
「そうだったんですのね……」
まだ当時7歳になったばかりのルーフェンがそんな事を考えていたなんて。
「けど、ガキのまんまじゃそういうわけにもいかねえ。お父様はリフィル姉様が侯爵家に嫁いでくれたから安心だとか言ってたが、だからといってアルカード家の領主が動けねえんじゃ話にならねえ。そこで俺は一人、テロメア様の所に行ったんだよ」
「精霊の森の?」
「ああ。俺が元々魔法の才能が高かったのは姉様も知ってんだろ?」
ルーフェンの魔法の才能はずば抜けていた。
3歳の頃には、初めて一般魔法を一つ習得し、僅か6歳にして上位魔法を覚えられるほどの知力と魔力の両方を兼ね備えていたのだ。
「半年くらい前、こっちの計算で言うと俺が7歳の終わり頃か。その時ぐらいにはもう一つ新しい上位魔法が習得できそうなくらい魔力が上がってた。だから、テロメア様のところに行って相談したんだよ。どうしたら早く大人になれるのかって」
「それでテロメア様はなんて?」
「時間を行き来する事はできないけど、相対的に見て飛ばしてしまう事ならできると言われた。その魔法がこれだ」
そう言ってルーフェンは落ちていた緑色の落ち葉を手に持ち、
「……え!? か、枯れちゃいましたわ!?」
「そう。これが時間を前借りした状態だ。対象に対して、その時間を圧縮しちまうんだよ。それを俺は俺自身に掛けたんだ」
「ぜんっぜん意味がわかりませんわ……」
「姉様、馬鹿だもんなぁー」
「ちょっとルーフェン! 姉様に向かってなんて言い方を……」
「まぁ聞けって。この落ち葉はただ枯れちまったんじゃない。俺の魔法によって、一瞬で何時間もの刻を過ごした事になった。その結果として枯れちまったんだ」
「ええと……つまり、ただ時間を飛ばしたのとは違うんですの?」
「違う。この落ち葉にとって時間は飛んでいない。ただ観測者である俺たちから見て、この落ち葉の時間は飛んじまったのさ」
「ううーん、と。じゃあ落ち葉さんは普通に時間が過ぎているように感じてるけど、私たちから見て飛ばされたように見えるって事、ですわね?」
「そうだ。この上位魔法を【先駆者】という。つまりはこれを使って俺は10年程の人生を先に過ごしちまったって事」
「だから時間の前借り、なんですのね」
「言葉の綾ってやつだな」
「……という事はルーフェン、貴方はもう18歳なの?」
「そう言う事だ。【先駆者】を掛けられた者は、俺が指定した時間までその存在を異次元空間世界で過ごす事になる。だから俺にとっては10年間生きてきた実感はあるんだ。ちなみに前借りする時間は最大で10年が限界だがな」
「なんだか……変な魔法ですわ……」
「この魔法は習得難易度が高いだけじゃなく、過去に戻れるわけじゃない一方通行な魔法だし、メリットが低い。わざわざ習得するやつなんていないみたいだからな。寿命もその分縮んじまってるし。ただ、そんなにきつい制約がないんだ」
「説明されても、いまだに信じられませんわね……」
「ま、10年間異次元空間世界で過ごしたせいで、ちっと貴族のマナーやら勉強やらは疎かになってるけどな」
ははは、とルーフェンは笑った。
それにしても信じられない。
あの小さかったルーフェンがもう18歳で、私よりも歳上だなんて。
でも、弟がとても逞しくなってて私は正直ホッとしていた。
フリックお父様が動けなくなってからアルカードのお屋敷は皆、この世の終わりのように沈んでいたから……。
だから私は意を決してダリアス様の所に嫁ぐ予定だったんだけれども。
「そうだよ。ったく、あーびびった……急にイヤァンとか叫ばないでくれよ……耳いてぇ」
そう言いながら、ルーフェンは耳を押さえていた。
「嘘……ルーフェンはまだ今年で8歳になったばかりですわ。貴方みたいな体格のわけ……」
私には少し歳の離れた弟と妹がいる。
7つ下の弟がルーフェン、8つ下の妹がルーラという。
ルーフェンとルーラは幼い頃から私と共によく、お父様の狩りに付き合っていて、特に弟のルーフェンは魔法の才能だけでなく才覚も異常に早く、当時6歳の頃にはすでに一般魔法と上位魔法をいくつか契約、習得してしまえるという天才肌であった。
しかししばらく会わなかったとはいえ、たったの一年程度。
そのルーフェンがどう見ても成人の青年のようになってしまっている。背は私よりも高く、大きくて可愛らしい瞳をしていたその目もとは、細く鋭く凛々しい感じに。
「俺ぁルーフェンだよ。姉様が婚約破棄されたって飛脚からの便箋が届いたから俺が迎えに来てたのに、なっかなか帰って来ねえからどうしたのかと思ったぜ、ったく」
「い、いえいえいえ、貴方がルーフェンなわけないですわ。ルーフェンはもっと小ぢんまりしてて、目がくりっくりで、自分の事を僕って言ってて……」
「色々あったんだよ。だけど、俺はルーフェンだ。だいたいリフィル姉様を姉様って呼ぶ男は俺しかいねぇだろうが」
ああ……どうしてしまったのルーフェン。
言葉使いも装いも、なんで急にそんな大人びてしまったの?
あの可愛らしいルーフェンはいずこへ……。
私は思わずヘナヘナとその場に崩れ落ちそうになる。
「確かにそうですけれど……一体何があったんですの……?」
「一体何があったはこっちのセリフだっつの。なんでダリアス様に婚約破棄されてんだ姉様は……」
二人して同時に溜め息を吐く。
「とりあえずよぉ、もう夜になりそうだから屋敷へ戻ろうぜ。道すがら事情を聞くわ」
彼の言う通り、私たちはアルカードの屋敷へと歩きながら、私はこれまでの経緯を全て話した。
マクシムス家で過ごした一年が大変だった事から、ダリアス様に突然婚約破棄されただけでなく、賊を使って私を襲おうとしていた事までを。
「おいおい姉様、そりゃマジなのか……シャレになってねーぞ」
「私がこんな嘘を言うわけないのは、貴方ならわかりますわよね」
「まあ……姉様は馬鹿だし、そんな作り話、考えられるはずがない、な」
「ばっ……!? ちょっとルーフェンッ!」
「悪い、今のは冗談だ。それにしてもそうか、そんな事が……」
ギリ、っと彼は憎々しげな表情をして見せる。
その横顔は確かにあのルーフェンの面影があるが、たった一年見ない間に一体何があったって言うの?
それが気になりすぎて、自分の事よりもルーフェンの事についてすぐ尋ねてみた。
すると。
「ああ。俺ぁ時間を前借りしちまったんだよ」
と、頭をガリガリ掻きながら答えた。
時間の……前借り?
「お父様がダリアス様……いや、もうあんなやつに様なんかつける必要はないか。ダリアスを庇ったせいで下半身の自由が利かなくなっちまってから、俺ぁ考えてたんだよ。アルカード家の領主を継ぐ事をな」
「そうだったんですのね……」
まだ当時7歳になったばかりのルーフェンがそんな事を考えていたなんて。
「けど、ガキのまんまじゃそういうわけにもいかねえ。お父様はリフィル姉様が侯爵家に嫁いでくれたから安心だとか言ってたが、だからといってアルカード家の領主が動けねえんじゃ話にならねえ。そこで俺は一人、テロメア様の所に行ったんだよ」
「精霊の森の?」
「ああ。俺が元々魔法の才能が高かったのは姉様も知ってんだろ?」
ルーフェンの魔法の才能はずば抜けていた。
3歳の頃には、初めて一般魔法を一つ習得し、僅か6歳にして上位魔法を覚えられるほどの知力と魔力の両方を兼ね備えていたのだ。
「半年くらい前、こっちの計算で言うと俺が7歳の終わり頃か。その時ぐらいにはもう一つ新しい上位魔法が習得できそうなくらい魔力が上がってた。だから、テロメア様のところに行って相談したんだよ。どうしたら早く大人になれるのかって」
「それでテロメア様はなんて?」
「時間を行き来する事はできないけど、相対的に見て飛ばしてしまう事ならできると言われた。その魔法がこれだ」
そう言ってルーフェンは落ちていた緑色の落ち葉を手に持ち、
「……え!? か、枯れちゃいましたわ!?」
「そう。これが時間を前借りした状態だ。対象に対して、その時間を圧縮しちまうんだよ。それを俺は俺自身に掛けたんだ」
「ぜんっぜん意味がわかりませんわ……」
「姉様、馬鹿だもんなぁー」
「ちょっとルーフェン! 姉様に向かってなんて言い方を……」
「まぁ聞けって。この落ち葉はただ枯れちまったんじゃない。俺の魔法によって、一瞬で何時間もの刻を過ごした事になった。その結果として枯れちまったんだ」
「ええと……つまり、ただ時間を飛ばしたのとは違うんですの?」
「違う。この落ち葉にとって時間は飛んでいない。ただ観測者である俺たちから見て、この落ち葉の時間は飛んじまったのさ」
「ううーん、と。じゃあ落ち葉さんは普通に時間が過ぎているように感じてるけど、私たちから見て飛ばされたように見えるって事、ですわね?」
「そうだ。この上位魔法を【先駆者】という。つまりはこれを使って俺は10年程の人生を先に過ごしちまったって事」
「だから時間の前借り、なんですのね」
「言葉の綾ってやつだな」
「……という事はルーフェン、貴方はもう18歳なの?」
「そう言う事だ。【先駆者】を掛けられた者は、俺が指定した時間までその存在を異次元空間世界で過ごす事になる。だから俺にとっては10年間生きてきた実感はあるんだ。ちなみに前借りする時間は最大で10年が限界だがな」
「なんだか……変な魔法ですわ……」
「この魔法は習得難易度が高いだけじゃなく、過去に戻れるわけじゃない一方通行な魔法だし、メリットが低い。わざわざ習得するやつなんていないみたいだからな。寿命もその分縮んじまってるし。ただ、そんなにきつい制約がないんだ」
「説明されても、いまだに信じられませんわね……」
「ま、10年間異次元空間世界で過ごしたせいで、ちっと貴族のマナーやら勉強やらは疎かになってるけどな」
ははは、とルーフェンは笑った。
それにしても信じられない。
あの小さかったルーフェンがもう18歳で、私よりも歳上だなんて。
でも、弟がとても逞しくなってて私は正直ホッとしていた。
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