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第一部
45話 最強の魔導剣士
「……ば、化け物め」
ルーフェンや皆の攻撃魔法を一斉射出して、グレーターデーモンに浴びせてみたが、あの魔物はやはりダメージを受けている様子は全くと言っていいほど、なかった。
ここには戦えない民間人や貴族もまだ何人かいた。
野次馬もいくらかいたようだが、ほとんどは私と同じで皆、自分の家族と共に居たかったのだろう。
だが、グレーターデーモンの脅威を目の当たりにし、多くの者たちは王都へと逃げ去っていった。
そして残された騎士様、衛兵、ギルドの冒険者や魔導師たちも。
「あ、あんなの倒せるわけがねえ!」
「俺はまだ死にたくねえよぉーーッ!」
多くの者が半狂乱気味に叫び、逃走した。
「……リフィルさん」
そんな中、私はシュバルツ様と共に、その場から離れようとはしなかった。
「怖く、ないのかい?」
シュバルツ様が優しく私に声を掛ける。
「はい。ちっとも」
何故かはわからない。
けれど、本当に怖くないのだ。
「……何故だい?」
「だって、シュバルツ様が……私の、私だけの勇者様が、必ず私を、私たちを守ってくれますもの」
確信していた。
根拠はない。けれど確信していた。
「……っふ。さすがは私が見初めた女性だ。その芯の強さ、私も見習わなくてはな」
「シュバルツ様。私からの精一杯の力と愛を貴方に」
そう言って、迫るグレーターデーモンを横目に、周りの目も気にせずに、私はシュバルツ様と深い深いキスを交わす。
そして魔法力全開で彼に【魔力提供】を施す。
「……キミのキスはいつも、私の心も身体も強くしてくれる。ありがとうリフィルさん」
「私も貴方からの愛でここまで自分に自信が持てるようになりましたもの」
「……ふふ。では行ってくる」
「はい。ご武運なんて祈りません。シュバルツ様なら圧勝なんですから」
こくん、と頷きシュバルツ様はグレーターデーモンへと立ち向かっていく。
「シュ、シュバルツ兄様ッ!? 一人で何をする気だ!?」
「駄目です! あんなのに近づいたら殺されちゃいますッ!」
ルーフェンとルーラが引き止めようと叫ぶが、
「ルーフェン、ルーラ。シュバルツ様をどうか見守っていてください」
私は二人をそう窘めた。
きっと今のシュバルツ様なら。
どんな不可能も可能にしてくれるはず。
「……さて、グレーターデーモン。貴公に一応尋ねるが、大人しく魔界へ帰ってはもらえないだろうか?」
シュバルツ様が対峙したグレーターデーモンへと問い掛ける。
「……ムダな……問いダ」
「そうか」
それだけの言葉を交わすと、シュバルツ様は腰に携えていたロングソードを抜き、構える。
「馬鹿な! 魔族相手に剣で真正面からだと!? 奴らは身体能力もずば抜けてんだ! 伝説級の魔剣でもねえ限り、勝負にもならねえ!」
ルーフェンが叫ぶと同時に、
「コロス、ニンゲン」
グレーターデーモンがシュバルツ様へと両手を広げ襲い掛かった。
そしてその手のひらへと集められた魔力。
それは人の領域ではどうあっても辿り着けないであろう圧倒的な力がある事は、ここにいる全員が一目瞭然だった。
そしてその手で対象を確実に葬り去ろうという、その恐ろしいまでの殺意がその場を包んだ瞬間、全員がシュバルツ様の絶対的な死を直感した。
……私以外は。
「シネ」
グレーターデーモンがそう言って、手のひらをシュバルツ様に当てようとしたその時。
光が、走った。
私の目にも、ここにいる全員の目にもおそらく同じようにしか見えていないはずだ。
光の線が四、五回ほど、グレーターデーモンの身体をパパパッ! と、走ったのである。
まるでパレードの時に見たあの美しい光が闇夜を煌めき彩るように。
次の瞬間。
「……ッガ!? バ、バカ……ナ……!」
グレーターデーモンはそう言い残しその場へ倒れ込むと同時に、光の線が走った部分から全てがバラバラに引き裂かれ、大量の青い血を撒き散らかして、絶命した。
「な、なん……だと……?」
ルーフェンが声を漏らす。
そして。
「……ふう。上手く行った。グレーターデーモン、討伐完了だ」
いつの間にか、すでに私たちのもとへと戻ってきていたシュバルツ様がロングソードをキンッ、と鞘へと収めてそう呟いていたのだった。
●○●○●
「し、信じられねえ事をしやがる。いや、想像したとしてもまずそれを実践しようとするのも恐ろしいが、おそらく並の人間が実行したなら、それだけで自滅しているだろうな……」
シュバルツ様の説明を聞いたルーフェンの答えがそれだった。
シュバルツ様が先程グレーターデーモンを斬り裂いた剣技は魔法と体術の合わせ技なのだという。
まず自身の身体に魔法耐性強化である【魔力抵抗】を掛ける。
次にシュバルツ様が最も得意とする最上位魔法の【ライトニングボルト】を自身へと打ち込む。
それによる電撃ダメージは【魔力抵抗】によって軽減されるが、体内外に帯びた電力は筋繊維の動きを俊敏化させる事に成功し、シュバルツ様はご自身の身体を電撃の如く、ほとばしるような動きを可能にした。
そして電撃と同等の速さ、更には電撃を帯びたロングソードでグレーターデーモンをあっという間に斬り裂いて見せたのである。
「実はこれを初めて試したのが先程話したマンティコアだ。前々からテストは重ねていてな。それで、偶然鉢合わせたマンティコアに魔法が効かなかったので、これを試すしかないと思ったのだ」
「それにしても恐ろしい発想だぜ。おそらく普通の奴じゃ、自分に【ライトニングボルト】なんざ打ち込んだらその時点で瀕死だな。更に言やぁそもそも【魔力抵抗】なんて高負荷の魔法を使った後に【ライトニングボルト】を使う事自体もまずどんな奴も無理だろうな」
「ふむ。ルーフェン殿ならできそうだと私は思うが……」
「いや、俺はそもそも【サンダーボルト】は習得してねえから無理だし、使えたとしてもどのみち魔力が追いつかねえ。つまりこれはシュバルツ兄様だけの必殺奥義ってとこだな」
「そんな大それた奥義とまでは思わないが、私も下手な謙遜をする気はない。【ライトニングボルト】からちなんで、この剣技を『ライトニングスパーダ』と勝手に名付けてみた」
「ライトニングスパーダ、ねえ。恐ろしい剣技だわ。本当にバケモノじみた事をするようになっちまったなシュバルツ兄様」
「ははは、バケモノは私から言わせれば元々ルーフェン殿の方さ」
ルーフェンとシュバルツ様は笑ってそんな会話をしていた。
本当にシュバルツ様がとても、とてもお強くなられて私も心の底から嬉しい。
「リフィルさん、怪我はなかったかい?」
「はい。シュバルツ様のおかげですわ」
私は彼へと抱きついた。
彼もそっと私を抱きしめてくれる。
「いいや、やはりキミのおかげだよリフィルさん。キミがいなければ私はこんな風にはなれなかった」
「シュバルツ様……」
「リフィルさん……」
そして私たちはまたお互いの瞳を見つめ合う。
「だーかーら! 姉様たち、もうちっと周り見ろよ! 皆見てんだろうがッ!」
ルーフェンに注意され周りを見ると、その言葉通り、全員が私たちに注目していた。
でも、いいんですわ。
私は彼に少しでも魔力を高めてもらいたいんですもの。
だから今もこうして彼の魔力回復を考え、彼へと寄り添っているのだから。
「シュ、シュバルツごときに……どうしてあんな真似が……」
「信じられない強さですわ……ダリアス様なんかとは比べ物にならない……」
腰を抜かしたままのダリアス様と、それに寄り添うようにしていたセシリアがそんな風に呟いているのが聞こえていた。
「だが、安心すんのはまだ早え。本番はこれからだぜ……」
ルーフェンが南の森の方を見据えて、そう呟いたのだった。
ルーフェンや皆の攻撃魔法を一斉射出して、グレーターデーモンに浴びせてみたが、あの魔物はやはりダメージを受けている様子は全くと言っていいほど、なかった。
ここには戦えない民間人や貴族もまだ何人かいた。
野次馬もいくらかいたようだが、ほとんどは私と同じで皆、自分の家族と共に居たかったのだろう。
だが、グレーターデーモンの脅威を目の当たりにし、多くの者たちは王都へと逃げ去っていった。
そして残された騎士様、衛兵、ギルドの冒険者や魔導師たちも。
「あ、あんなの倒せるわけがねえ!」
「俺はまだ死にたくねえよぉーーッ!」
多くの者が半狂乱気味に叫び、逃走した。
「……リフィルさん」
そんな中、私はシュバルツ様と共に、その場から離れようとはしなかった。
「怖く、ないのかい?」
シュバルツ様が優しく私に声を掛ける。
「はい。ちっとも」
何故かはわからない。
けれど、本当に怖くないのだ。
「……何故だい?」
「だって、シュバルツ様が……私の、私だけの勇者様が、必ず私を、私たちを守ってくれますもの」
確信していた。
根拠はない。けれど確信していた。
「……っふ。さすがは私が見初めた女性だ。その芯の強さ、私も見習わなくてはな」
「シュバルツ様。私からの精一杯の力と愛を貴方に」
そう言って、迫るグレーターデーモンを横目に、周りの目も気にせずに、私はシュバルツ様と深い深いキスを交わす。
そして魔法力全開で彼に【魔力提供】を施す。
「……キミのキスはいつも、私の心も身体も強くしてくれる。ありがとうリフィルさん」
「私も貴方からの愛でここまで自分に自信が持てるようになりましたもの」
「……ふふ。では行ってくる」
「はい。ご武運なんて祈りません。シュバルツ様なら圧勝なんですから」
こくん、と頷きシュバルツ様はグレーターデーモンへと立ち向かっていく。
「シュ、シュバルツ兄様ッ!? 一人で何をする気だ!?」
「駄目です! あんなのに近づいたら殺されちゃいますッ!」
ルーフェンとルーラが引き止めようと叫ぶが、
「ルーフェン、ルーラ。シュバルツ様をどうか見守っていてください」
私は二人をそう窘めた。
きっと今のシュバルツ様なら。
どんな不可能も可能にしてくれるはず。
「……さて、グレーターデーモン。貴公に一応尋ねるが、大人しく魔界へ帰ってはもらえないだろうか?」
シュバルツ様が対峙したグレーターデーモンへと問い掛ける。
「……ムダな……問いダ」
「そうか」
それだけの言葉を交わすと、シュバルツ様は腰に携えていたロングソードを抜き、構える。
「馬鹿な! 魔族相手に剣で真正面からだと!? 奴らは身体能力もずば抜けてんだ! 伝説級の魔剣でもねえ限り、勝負にもならねえ!」
ルーフェンが叫ぶと同時に、
「コロス、ニンゲン」
グレーターデーモンがシュバルツ様へと両手を広げ襲い掛かった。
そしてその手のひらへと集められた魔力。
それは人の領域ではどうあっても辿り着けないであろう圧倒的な力がある事は、ここにいる全員が一目瞭然だった。
そしてその手で対象を確実に葬り去ろうという、その恐ろしいまでの殺意がその場を包んだ瞬間、全員がシュバルツ様の絶対的な死を直感した。
……私以外は。
「シネ」
グレーターデーモンがそう言って、手のひらをシュバルツ様に当てようとしたその時。
光が、走った。
私の目にも、ここにいる全員の目にもおそらく同じようにしか見えていないはずだ。
光の線が四、五回ほど、グレーターデーモンの身体をパパパッ! と、走ったのである。
まるでパレードの時に見たあの美しい光が闇夜を煌めき彩るように。
次の瞬間。
「……ッガ!? バ、バカ……ナ……!」
グレーターデーモンはそう言い残しその場へ倒れ込むと同時に、光の線が走った部分から全てがバラバラに引き裂かれ、大量の青い血を撒き散らかして、絶命した。
「な、なん……だと……?」
ルーフェンが声を漏らす。
そして。
「……ふう。上手く行った。グレーターデーモン、討伐完了だ」
いつの間にか、すでに私たちのもとへと戻ってきていたシュバルツ様がロングソードをキンッ、と鞘へと収めてそう呟いていたのだった。
●○●○●
「し、信じられねえ事をしやがる。いや、想像したとしてもまずそれを実践しようとするのも恐ろしいが、おそらく並の人間が実行したなら、それだけで自滅しているだろうな……」
シュバルツ様の説明を聞いたルーフェンの答えがそれだった。
シュバルツ様が先程グレーターデーモンを斬り裂いた剣技は魔法と体術の合わせ技なのだという。
まず自身の身体に魔法耐性強化である【魔力抵抗】を掛ける。
次にシュバルツ様が最も得意とする最上位魔法の【ライトニングボルト】を自身へと打ち込む。
それによる電撃ダメージは【魔力抵抗】によって軽減されるが、体内外に帯びた電力は筋繊維の動きを俊敏化させる事に成功し、シュバルツ様はご自身の身体を電撃の如く、ほとばしるような動きを可能にした。
そして電撃と同等の速さ、更には電撃を帯びたロングソードでグレーターデーモンをあっという間に斬り裂いて見せたのである。
「実はこれを初めて試したのが先程話したマンティコアだ。前々からテストは重ねていてな。それで、偶然鉢合わせたマンティコアに魔法が効かなかったので、これを試すしかないと思ったのだ」
「それにしても恐ろしい発想だぜ。おそらく普通の奴じゃ、自分に【ライトニングボルト】なんざ打ち込んだらその時点で瀕死だな。更に言やぁそもそも【魔力抵抗】なんて高負荷の魔法を使った後に【ライトニングボルト】を使う事自体もまずどんな奴も無理だろうな」
「ふむ。ルーフェン殿ならできそうだと私は思うが……」
「いや、俺はそもそも【サンダーボルト】は習得してねえから無理だし、使えたとしてもどのみち魔力が追いつかねえ。つまりこれはシュバルツ兄様だけの必殺奥義ってとこだな」
「そんな大それた奥義とまでは思わないが、私も下手な謙遜をする気はない。【ライトニングボルト】からちなんで、この剣技を『ライトニングスパーダ』と勝手に名付けてみた」
「ライトニングスパーダ、ねえ。恐ろしい剣技だわ。本当にバケモノじみた事をするようになっちまったなシュバルツ兄様」
「ははは、バケモノは私から言わせれば元々ルーフェン殿の方さ」
ルーフェンとシュバルツ様は笑ってそんな会話をしていた。
本当にシュバルツ様がとても、とてもお強くなられて私も心の底から嬉しい。
「リフィルさん、怪我はなかったかい?」
「はい。シュバルツ様のおかげですわ」
私は彼へと抱きついた。
彼もそっと私を抱きしめてくれる。
「いいや、やはりキミのおかげだよリフィルさん。キミがいなければ私はこんな風にはなれなかった」
「シュバルツ様……」
「リフィルさん……」
そして私たちはまたお互いの瞳を見つめ合う。
「だーかーら! 姉様たち、もうちっと周り見ろよ! 皆見てんだろうがッ!」
ルーフェンに注意され周りを見ると、その言葉通り、全員が私たちに注目していた。
でも、いいんですわ。
私は彼に少しでも魔力を高めてもらいたいんですもの。
だから今もこうして彼の魔力回復を考え、彼へと寄り添っているのだから。
「シュ、シュバルツごときに……どうしてあんな真似が……」
「信じられない強さですわ……ダリアス様なんかとは比べ物にならない……」
腰を抜かしたままのダリアス様と、それに寄り添うようにしていたセシリアがそんな風に呟いているのが聞こえていた。
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