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第2章 天界編
27 リスター
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震える声で雷牙くんが聞き返す。
「もしかして…異世界転移ってやつ?」
「たぶんそれに近いと思います。」
その会話を聞いて少し胸の鼓動が早くなった気がした。
「まじか!ファンタジーすぎるだろ!」
雷牙くんは感激のあまり震えていた。
「先走らないの。まだ雷牙が想像する世界とは違うかもよ~」
「あぁ、そうだった。僕としたことが取り乱してしまった。」
「ごめんねー。説明の続きをお願いして大丈夫かしら?えぇーと、そういえば少女の名前聞いてなかったわね。」
「はい。私の名はメルダーサです。メルと呼んでください。」
「可愛い名前ね。」
「有難うございます。では説明の続きです。まずは簡単に行ってもら世界について説明致します。向こうの世界にも貴方達とほぼ変わらない人間が住んでいます。」
「ほぼ。ね。」
「はい。でも貴方達と世界とは違うことがいくつかあります。まず、獣人族、ドワーフ族、エルフ族など貴方達の世界には居ない人種がいるということ。」
「そこがほぼの理由ね。」
雄叫びをあげてガッツポーズをしている
雷牙くんは放置されている。
「それだけではありません。向こうの世界には魔素という物があり、それを使用した魔法があり、人々は主に魔法を使用しているということ。そして、それを取り込んだ魔獣という貴方達の世界には居ない生き物がいるということ。」
「ほんとファンタジーだこと。あと結構危険もありそうだから、まだ行くとは決まってないから。」
「「「「え!」」」」
ガッツポーズをしている雷牙くん、
刀を磨き始める琥珀さん、
バックの中身を確認して背負い始める空海くん、
何故かよだれを垂らし始める染次郎くんが驚く。
「はぁ~。で、そんなわけも分からないとこに行かせて、私達に何をしてもらいたいわけ。聞いてたと思うけど、危険があるなら行きたくないわ。」
すみれさんがコクコクと頷く。
「危険が無いとは断言はできません。魔法と貴方達にとって未知な力と、魔獣による災害の様な存在がある以上。すみません。」
頭を下げる。神様が。
「ですが向こうの世界には魔法にプラスしてスキルとうものが存在します。生まれ持った先天的なものと修練などで身に付く後天的なものがあります。まず貴方達が持つ潜在的なスキルを私の力で引き出します。そして今ここにいる空間を使用して、向こうの世界の知識と力をつけて貰ってから、向こうの世界に行ってもらう予定です。」
「んー。潜在的な力か。なら私達ならなんとなりそうね。」
すみれさんが『えー行くの!?』って表情をしている。
ファンタジーというよりゲームみたいな世界だな。
「貴方達にやってもらいたい事は、向こうの世界の調査と時間稼ぎになるかと思います。」
「??話しが全く見えてこないわね。」
「それについてもお話します。「あの!すみません!」
早る気持ちが抑えきれず、ついに声を発してしまった。
「大丈夫ですよ。何でしょうか?」
「話しを遮ってしまい、ごめんなさい。確認したいことが1つあります。」
全員の視線が俺に集まる。
「これから向かう世界の名前は『リスター』ですか?」
「!!…何故知ってるの!」
『リスター』は母さんとじいちゃんの故郷の星の名だ。
「もしかして…異世界転移ってやつ?」
「たぶんそれに近いと思います。」
その会話を聞いて少し胸の鼓動が早くなった気がした。
「まじか!ファンタジーすぎるだろ!」
雷牙くんは感激のあまり震えていた。
「先走らないの。まだ雷牙が想像する世界とは違うかもよ~」
「あぁ、そうだった。僕としたことが取り乱してしまった。」
「ごめんねー。説明の続きをお願いして大丈夫かしら?えぇーと、そういえば少女の名前聞いてなかったわね。」
「はい。私の名はメルダーサです。メルと呼んでください。」
「可愛い名前ね。」
「有難うございます。では説明の続きです。まずは簡単に行ってもら世界について説明致します。向こうの世界にも貴方達とほぼ変わらない人間が住んでいます。」
「ほぼ。ね。」
「はい。でも貴方達と世界とは違うことがいくつかあります。まず、獣人族、ドワーフ族、エルフ族など貴方達の世界には居ない人種がいるということ。」
「そこがほぼの理由ね。」
雄叫びをあげてガッツポーズをしている
雷牙くんは放置されている。
「それだけではありません。向こうの世界には魔素という物があり、それを使用した魔法があり、人々は主に魔法を使用しているということ。そして、それを取り込んだ魔獣という貴方達の世界には居ない生き物がいるということ。」
「ほんとファンタジーだこと。あと結構危険もありそうだから、まだ行くとは決まってないから。」
「「「「え!」」」」
ガッツポーズをしている雷牙くん、
刀を磨き始める琥珀さん、
バックの中身を確認して背負い始める空海くん、
何故かよだれを垂らし始める染次郎くんが驚く。
「はぁ~。で、そんなわけも分からないとこに行かせて、私達に何をしてもらいたいわけ。聞いてたと思うけど、危険があるなら行きたくないわ。」
すみれさんがコクコクと頷く。
「危険が無いとは断言はできません。魔法と貴方達にとって未知な力と、魔獣による災害の様な存在がある以上。すみません。」
頭を下げる。神様が。
「ですが向こうの世界には魔法にプラスしてスキルとうものが存在します。生まれ持った先天的なものと修練などで身に付く後天的なものがあります。まず貴方達が持つ潜在的なスキルを私の力で引き出します。そして今ここにいる空間を使用して、向こうの世界の知識と力をつけて貰ってから、向こうの世界に行ってもらう予定です。」
「んー。潜在的な力か。なら私達ならなんとなりそうね。」
すみれさんが『えー行くの!?』って表情をしている。
ファンタジーというよりゲームみたいな世界だな。
「貴方達にやってもらいたい事は、向こうの世界の調査と時間稼ぎになるかと思います。」
「??話しが全く見えてこないわね。」
「それについてもお話します。「あの!すみません!」
早る気持ちが抑えきれず、ついに声を発してしまった。
「大丈夫ですよ。何でしょうか?」
「話しを遮ってしまい、ごめんなさい。確認したいことが1つあります。」
全員の視線が俺に集まる。
「これから向かう世界の名前は『リスター』ですか?」
「!!…何故知ってるの!」
『リスター』は母さんとじいちゃんの故郷の星の名だ。
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