東京バベルブレイカー～殺戮都市バベル～

戦闘行為

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画面に表示されたのは、この周囲にいるであろう人の一覧。


数は多かったが、近くにいる人から順に表示されているようで、黒井の名前を見付けるのは容易だった。






【黒井風助】

武器
ランス（星5）
ソードブレイカー（星5）

賞金額ランキング
南軍【1位】
総合【3位】

賞金額：6240550円






名前をタッチし、情報を取得したものの、真治も明美も、今の知識ではこれがどれほどの物なのかがわからずに低く唸るだけだった。


「まあわからないよね。買い物をしながら、ご飯を食べながらゆっくり教えるよ。何も今すぐ理解しなければならないことじゃないからね」


新崎に促され、近くにあるコンビニへと向かった。


外観は元の世界のコンビニと変わらないが、店内は少し変わっている。


雑誌がなく、その代わりにロープや鎖、よく見れば手榴弾のような物まで置かれていたのだから。


どうやら買い物は、店の物を外に持ち出した時点でPBMの所持金から代金を引き落としされるようで、弁当を持って店から出てみると、確かに500円引かれていたのだ。


「気を付けなければならないのは、お金がないのに店内で弁当を食べてしまった時だ。店内は武器の所持も人を殺すことも出来ない聖域だ。無銭飲食をしてしまったら、一生出ることが出来なくなるから注意するように」


新崎にそう言われたが、無銭飲食の罰がやけに重くないかと、真治恐ろしさを感じていた。