44 / 682
戦闘行為
system_0044
しおりを挟む
新崎はもう一人と戦っている。
リーダー格の男が、二人の所に行く前に遠距離攻撃で仕留めてくれればと願っていたが、どうやらそれも叶わないようだ。
再び放たれたトマホークとボルト。
しかし、男はそれを曲刀で弾いたのだ。
「不意打ちでもないのに当てられると思うなよ? それに……お前も隠れられてると思ったか?」
生垣の横から、覗き込むようにして真治を見た男。
ニタリといやらしいその笑みに恐怖し、真治の身体が強ばったのを男は見逃さなかった。
素早く駆け寄り、手にした曲刀を振り下ろした。
「ひいっ!」
何とか防ごうと日本刀を振り上げたが、曲刀と日本刀が触れた瞬間、男の蹴りが腹部にめり込み、真治は後方に倒れたのだ。
「へへへっ。ここにも素人が一人。ブルブル震えてやがる。怖いか? 怖いだろうな素人」
慌てて身体を起こす真治に、余裕を見せながら近付く男。
そしてゆっくりと曲刀を振り上げたが、そのタイミングで再び奈央のトマホークが投げられた。
「気付かねぇと思ってんのかよ! 当たらねぇって言って……」
振り向きざまに曲刀で弾こうとしたのだろう。
だが、それよりも早くにトマホークは男の左腕を切断し、胸に刺さったのだった。
「な、なんで……絶対に俺の方が……」
そう言いながら見詰めた右手の曲刀。
男は信じられないものを見たというような表情に変わり、チラリと真治の方を見た。
リーダー格の男が、二人の所に行く前に遠距離攻撃で仕留めてくれればと願っていたが、どうやらそれも叶わないようだ。
再び放たれたトマホークとボルト。
しかし、男はそれを曲刀で弾いたのだ。
「不意打ちでもないのに当てられると思うなよ? それに……お前も隠れられてると思ったか?」
生垣の横から、覗き込むようにして真治を見た男。
ニタリといやらしいその笑みに恐怖し、真治の身体が強ばったのを男は見逃さなかった。
素早く駆け寄り、手にした曲刀を振り下ろした。
「ひいっ!」
何とか防ごうと日本刀を振り上げたが、曲刀と日本刀が触れた瞬間、男の蹴りが腹部にめり込み、真治は後方に倒れたのだ。
「へへへっ。ここにも素人が一人。ブルブル震えてやがる。怖いか? 怖いだろうな素人」
慌てて身体を起こす真治に、余裕を見せながら近付く男。
そしてゆっくりと曲刀を振り上げたが、そのタイミングで再び奈央のトマホークが投げられた。
「気付かねぇと思ってんのかよ! 当たらねぇって言って……」
振り向きざまに曲刀で弾こうとしたのだろう。
だが、それよりも早くにトマホークは男の左腕を切断し、胸に刺さったのだった。
「な、なんで……絶対に俺の方が……」
そう言いながら見詰めた右手の曲刀。
男は信じられないものを見たというような表情に変わり、チラリと真治の方を見た。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
6
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる