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戦闘行為

system_0048

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「だからさ、あの人の所にいたら命がいくつあっても足りないって!  私達はまだトップが良いから自由に出来てるんだよ?」


「またまたぁ。真冬ちゃんはシブい人が好きだからそんなこと言ってるだけなんじゃないの?」


「それはあるかもね。だってあの何事にも動じない堂々とした態度がたまらないじゃない」


顔を赤くして、身体をくねらせて、男性の話でもしているのか。今、殺し合いをしていないなら普通の女性同士の会話といったところだが、それほど余裕があるということだろうか。


「どれ……大西真冬。手甲鉤、星4レア!?  こっちは野村美優……メリケンサックで、また星4レア!? 」


笑いながら歩いている二人をサーチした新崎が、何を考えているのか慌ててPBMをポケットに入れ、考える素振りもなく道路と逆の、細い民家の民家の間に身を滑り込ませて逃げ出したのだ。


「し、新崎さん?  一体何を……」


「相手は星4レアだ。それも二人。悪いことは言わない。すぐに逃げるんだ。たとえ真治くんが星5レアでも、訓練された星4レアには勝てない。なんと言われようと俺は逃げるからね。グッドラック!」


それがさも当たり前と言わんばかりに、真治をその場に置いて、新崎は脇目も振らずに立ち去った。


「逃げるって……奈央さんと明美さんはどうするんですか。せめて連絡しないと……」
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