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戦闘行為
system_0072
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さらに、その背後から鉈の男の動きに合わせた矢の攻撃。
放たれた矢が、鉈と共に真治に迫る。
(まずい! 上手く誘導させられた! 間に合うか!?)
カッと目を見開いて、上を向いた日本刀の刃を返した真治は、膝を落とすと同時に勢いよく武器を振り下ろしたのだ。
左肩に鉈が食い込む。
このまま切断されてしまうかどうかというギリギリのタイミング。
振り下ろされた日本刀が、飛来した矢と共に鉈の男の身体を縦に真っ二つに斬り裂いた。
もしも、真治の武器が星5レアでなければ。
もしも、真治の武器のレベルが上がっていなければ、結果は違っていただろう。
この結果は、真治本人も何が起こったのか理解出来ていないようで。
肩に微かに痛みはあるが、ダメージと呼べる程の痛みなどなく、あっという間に二人の男を斬り捨てていたことが信じられない様子で立ち尽くしていた。
「やるじゃねぇか。俺の恋路を邪魔するクソ野郎のくせによ。こりゃあ、朝まで俺のやる気を発散させてもらうしかねぇよなぁ! 目標! 12回っ!」
勝手に騒いでいる前田の言葉に我に返った真治だったが、前田の行動に慌てて日本刀を握り締めた。
なんと、弓矢の男の首根っこを掴み、真治に向けて投げ付けていたのだから。
回避すれば後ろにいる奈央に当たる。
だからもう、飛んで来る男を斬るしか方法がなかった。
放たれた矢が、鉈と共に真治に迫る。
(まずい! 上手く誘導させられた! 間に合うか!?)
カッと目を見開いて、上を向いた日本刀の刃を返した真治は、膝を落とすと同時に勢いよく武器を振り下ろしたのだ。
左肩に鉈が食い込む。
このまま切断されてしまうかどうかというギリギリのタイミング。
振り下ろされた日本刀が、飛来した矢と共に鉈の男の身体を縦に真っ二つに斬り裂いた。
もしも、真治の武器が星5レアでなければ。
もしも、真治の武器のレベルが上がっていなければ、結果は違っていただろう。
この結果は、真治本人も何が起こったのか理解出来ていないようで。
肩に微かに痛みはあるが、ダメージと呼べる程の痛みなどなく、あっという間に二人の男を斬り捨てていたことが信じられない様子で立ち尽くしていた。
「やるじゃねぇか。俺の恋路を邪魔するクソ野郎のくせによ。こりゃあ、朝まで俺のやる気を発散させてもらうしかねぇよなぁ! 目標! 12回っ!」
勝手に騒いでいる前田の言葉に我に返った真治だったが、前田の行動に慌てて日本刀を握り締めた。
なんと、弓矢の男の首根っこを掴み、真治に向けて投げ付けていたのだから。
回避すれば後ろにいる奈央に当たる。
だからもう、飛んで来る男を斬るしか方法がなかった。
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