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西の地で
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素早く接近した真治が腕を伸ばし、体毛が薄い腹部へと日本刀の先端が突き付けられる。
それは体毛を掻き分け、表皮に到達した……と思われた刹那。
ポーンがそれよりも早くに後方に倒れ、内藤を下敷きにすると同時に日本刀の突撃を回避。
さらには足で真治の腹部を蹴り上げたのだ。
「うっぎゃあああああああっ!」
「ぐえっ!」
内藤と真治の悲鳴が響く。死んではいないとはいえ、ポーンの攻撃を同時に食らい、そして同時に二人の攻撃を回避したのだ。
ポーンの下敷きになった内藤は鎖鎌から手を離してしまい、首を絞めていた鎖が消える。
蹴り上げられた真治は空中に舞い、身動きが取れない状態だったが、そんな真治の足首に違和感が。
なんと三葉の鞭が巻き付いていたのだ。
「まだ終わりだなんて思ってないわよね? キミも、ポーンもさ」
不敵な笑みを浮かべたかと思った次の瞬間、真治の身体はポーンに叩き付けられるかのように引っ張られた。
身動きが取れなくなった真治の脚に鞭を巻き付け、強引に戦闘へと引き戻す。
無茶苦茶だと思いはしたが、自分で走るよりも勢いが付いていることを感じ、真治は日本刀をポーンの腹に向けた。
そして……。
グジュッという感覚と共に日本刀の先端がポーンの腹に突き刺さったのだ。
それは体毛を掻き分け、表皮に到達した……と思われた刹那。
ポーンがそれよりも早くに後方に倒れ、内藤を下敷きにすると同時に日本刀の突撃を回避。
さらには足で真治の腹部を蹴り上げたのだ。
「うっぎゃあああああああっ!」
「ぐえっ!」
内藤と真治の悲鳴が響く。死んではいないとはいえ、ポーンの攻撃を同時に食らい、そして同時に二人の攻撃を回避したのだ。
ポーンの下敷きになった内藤は鎖鎌から手を離してしまい、首を絞めていた鎖が消える。
蹴り上げられた真治は空中に舞い、身動きが取れない状態だったが、そんな真治の足首に違和感が。
なんと三葉の鞭が巻き付いていたのだ。
「まだ終わりだなんて思ってないわよね? キミも、ポーンもさ」
不敵な笑みを浮かべたかと思った次の瞬間、真治の身体はポーンに叩き付けられるかのように引っ張られた。
身動きが取れなくなった真治の脚に鞭を巻き付け、強引に戦闘へと引き戻す。
無茶苦茶だと思いはしたが、自分で走るよりも勢いが付いていることを感じ、真治は日本刀をポーンの腹に向けた。
そして……。
グジュッという感覚と共に日本刀の先端がポーンの腹に突き刺さったのだ。
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