190 / 682
罪と罰
system_0190
しおりを挟む
『あぁ? 首が千切れたかよ。これだからデブは困るよな。でも安心しなお前ら! 今回はまだ後二人いるからよ!』
とても見ていられない。何なんだこいつらは。
「新崎さん! 何とかして止めさせられないですか!? こんなの、人がすることじゃないですよ!」
「ああ……うん。連れて行く……って! え!? な、何!?」
新崎は誰かと通信していたようで、真治の言葉に驚いた様子で声を上げた。
明美の説得に出て来て、このショーを止めるのが目的ではなかったが、これはあまりにも酷すぎる。
「し、真治くん。明美さんはどうやらあのビルにいるようだ。屋上で……早く来てくれって。早く来てくれないと殺されるって」
「ま、まさか……嘘でしょ? あと二人殺すって言ってたうちの一人は……もしかして明美さん!?」
こうしてはいられないと、新崎と一緒に向かったビル。人混みを掻き分けて入口に到達すると、エレベーターを待っている時間が惜しいと、階段を駆け上がった。
殺されると言うなら、屋上にいるに違いない。
そんな思いで走った階段。
屋上に辿り着くと、10人ほどの男女が一斉に真治の方に視線を向けたのだ。
「んだテメェは! 今は取り込み中だ! 殺されたくなかったらさっさと消えろ!」
とても見ていられない。何なんだこいつらは。
「新崎さん! 何とかして止めさせられないですか!? こんなの、人がすることじゃないですよ!」
「ああ……うん。連れて行く……って! え!? な、何!?」
新崎は誰かと通信していたようで、真治の言葉に驚いた様子で声を上げた。
明美の説得に出て来て、このショーを止めるのが目的ではなかったが、これはあまりにも酷すぎる。
「し、真治くん。明美さんはどうやらあのビルにいるようだ。屋上で……早く来てくれって。早く来てくれないと殺されるって」
「ま、まさか……嘘でしょ? あと二人殺すって言ってたうちの一人は……もしかして明美さん!?」
こうしてはいられないと、新崎と一緒に向かったビル。人混みを掻き分けて入口に到達すると、エレベーターを待っている時間が惜しいと、階段を駆け上がった。
殺されると言うなら、屋上にいるに違いない。
そんな思いで走った階段。
屋上に辿り着くと、10人ほどの男女が一斉に真治の方に視線を向けたのだ。
「んだテメェは! 今は取り込み中だ! 殺されたくなかったらさっさと消えろ!」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
6
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる