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持つべき信念
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階段を上がって二人がいる部屋の前。
中に入ると吹雪が眠そうな顔で服を着ているところで、全裸でないことに妙な安心感を覚えた。
「ふぁぁぁ……って、あれ? 少年? じゃあ、ベッドで寝てたのは……」
寝ぼけまなこを擦って、寝室の中を覗くように見た吹雪。
「恵梨香さんですよ。吹雪さんが寝た後、街で偶然出会って……」
吹雪に続いて真治も恵梨香に視線を向けると、まだ起きていない恵梨香の大きな胸が目に飛び込んで来たのだ。
「すすすすす、すみません!!」
慌てて視線を逸らす。
この総力戦で色んなことがありすぎて、真治は忘れていた。吹雪も恵梨香も、服を修復する為に全裸になっていたことを。
「おおお、流石は少年。私がやらなきゃならない事を代わりにやってくれるなんてポイント高いよぉ?」
「ど、どうも」
布団を脚に挟んでいるとはいえ、入り口側に足を向けて寝てるわけだから、タイミングが悪ければモロに見えてしまう。
そんな危なくも艶かしい姿に、真治は何度も唾を飲んだ。
「ところでさ、総力戦が終わったって? アナウンスが流れたから起きたけど、また私寝過ぎちゃったかな」
「いつもどれだけ寝てるんですか。なんだか、恵梨香さんとすぐにはぐれる理由がわかりましたよ」
きっと、寝過ぎる吹雪を待ち切れずに、恵梨香が一人で戦いに飛び出して行くのだろう。
そしてどこにいるのかわからなくなるといったところだろうか。
中に入ると吹雪が眠そうな顔で服を着ているところで、全裸でないことに妙な安心感を覚えた。
「ふぁぁぁ……って、あれ? 少年? じゃあ、ベッドで寝てたのは……」
寝ぼけまなこを擦って、寝室の中を覗くように見た吹雪。
「恵梨香さんですよ。吹雪さんが寝た後、街で偶然出会って……」
吹雪に続いて真治も恵梨香に視線を向けると、まだ起きていない恵梨香の大きな胸が目に飛び込んで来たのだ。
「すすすすす、すみません!!」
慌てて視線を逸らす。
この総力戦で色んなことがありすぎて、真治は忘れていた。吹雪も恵梨香も、服を修復する為に全裸になっていたことを。
「おおお、流石は少年。私がやらなきゃならない事を代わりにやってくれるなんてポイント高いよぉ?」
「ど、どうも」
布団を脚に挟んでいるとはいえ、入り口側に足を向けて寝てるわけだから、タイミングが悪ければモロに見えてしまう。
そんな危なくも艶かしい姿に、真治は何度も唾を飲んだ。
「ところでさ、総力戦が終わったって? アナウンスが流れたから起きたけど、また私寝過ぎちゃったかな」
「いつもどれだけ寝てるんですか。なんだか、恵梨香さんとすぐにはぐれる理由がわかりましたよ」
きっと、寝過ぎる吹雪を待ち切れずに、恵梨香が一人で戦いに飛び出して行くのだろう。
そしてどこにいるのかわからなくなるといったところだろうか。
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