441 / 682
聞こえぬ死燕の足音
system_0441
しおりを挟む
コンビニに入り、周囲を見回して恵梨香を探すが、店内にはその姿はない。
ここで落ち合うはずなのだが、敵と遭遇しないように近くに隠れてる可能性がある。
近くにあるビルを見回した後、真治はPBMで恵梨香をサーチしてみたが反応はない。
トラブルに巻き込まれたとしても、恵梨香ならば打開出来るだろうし、真治が手を貸す必要などないはずだ。
低い可能性を考えると、死んでしまったかもしれない。
あれほど強い恵梨香が、誰かに殺されるなどとは真治には想像出来なかったが、ナイトと正面から戦っていて軽傷だったあの女子高生が東軍にいることを考えると、完全にはないと言い切れない。
あの時、別れる前に話したこと。
どちらが死んでしまっても、このコンビニで待つという約束。
亜美のこともあるから、どちらにしても恵梨香を待たなければならないのだ。
飲み物と弁当を買い、コンビニを出た真治達は、近くのビルで恵梨香を待とうとしたが、亜美は何か言いたそうに真治を見上げて。
「お兄ちゃん。亜美ね、行きたいところがあるの。こっちに公園があるんだけど、行ってもいい?」
「え? 公園? あ、ああ、そうだね。一緒に遊ぼうか」
恵梨香との約束もあったが、亜美の気分転換になるかもしれないと、真治は笑顔で答えて公園へと移動した。
ここで落ち合うはずなのだが、敵と遭遇しないように近くに隠れてる可能性がある。
近くにあるビルを見回した後、真治はPBMで恵梨香をサーチしてみたが反応はない。
トラブルに巻き込まれたとしても、恵梨香ならば打開出来るだろうし、真治が手を貸す必要などないはずだ。
低い可能性を考えると、死んでしまったかもしれない。
あれほど強い恵梨香が、誰かに殺されるなどとは真治には想像出来なかったが、ナイトと正面から戦っていて軽傷だったあの女子高生が東軍にいることを考えると、完全にはないと言い切れない。
あの時、別れる前に話したこと。
どちらが死んでしまっても、このコンビニで待つという約束。
亜美のこともあるから、どちらにしても恵梨香を待たなければならないのだ。
飲み物と弁当を買い、コンビニを出た真治達は、近くのビルで恵梨香を待とうとしたが、亜美は何か言いたそうに真治を見上げて。
「お兄ちゃん。亜美ね、行きたいところがあるの。こっちに公園があるんだけど、行ってもいい?」
「え? 公園? あ、ああ、そうだね。一緒に遊ぼうか」
恵梨香との約束もあったが、亜美の気分転換になるかもしれないと、真治は笑顔で答えて公園へと移動した。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
6
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる