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襲い来る野獣
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明らかに罠だとわかるが、万が一ということがある。
それにしても今更明美がどうして真治に助けを求めるのだろうか。
自分が何をしたかわかって言っているとしたら助ける義理など真治にはないのだが。
気になるのはPBMのフレンドリストにある「小倉奈央」という文字。
他軍にいると暗転する文字が、はっきりと白く光っているのだから、奈央は南軍にいるのだろうか。
「……な、奈央さん? 南軍にいるんですか?」
通信機能を使って奈央に呼び掛けてみるが返ことはない。
どういうことなのだろうこれはと、唸りながら首を傾げた。
明美の言うことなど嘘で、真治をおびき寄せようとしているのは違いないだろう。
本当に奈央がいるかどうかはわからないが。
「あー、もう! どっちにしても行かなきゃわからないのかよ!」
明美の言う通りにしなければならないのが無性に真治を苛立たせた。
奈央の無事が確認出来ない以上、確認しに行くしか方法がないのだから。
しかしまずはコンビニに行くべきだろう。
池田浩太。一度勝っているとは言え、あの時よりももっと強くなっているだろうから。
準備をしっかりしなければ足元をすくわれるかもしれない。
死んでから復活するまでに掛かった期間、真治は強さが停滞していたのだから。
それにしても今更明美がどうして真治に助けを求めるのだろうか。
自分が何をしたかわかって言っているとしたら助ける義理など真治にはないのだが。
気になるのはPBMのフレンドリストにある「小倉奈央」という文字。
他軍にいると暗転する文字が、はっきりと白く光っているのだから、奈央は南軍にいるのだろうか。
「……な、奈央さん? 南軍にいるんですか?」
通信機能を使って奈央に呼び掛けてみるが返ことはない。
どういうことなのだろうこれはと、唸りながら首を傾げた。
明美の言うことなど嘘で、真治をおびき寄せようとしているのは違いないだろう。
本当に奈央がいるかどうかはわからないが。
「あー、もう! どっちにしても行かなきゃわからないのかよ!」
明美の言う通りにしなければならないのが無性に真治を苛立たせた。
奈央の無事が確認出来ない以上、確認しに行くしか方法がないのだから。
しかしまずはコンビニに行くべきだろう。
池田浩太。一度勝っているとは言え、あの時よりももっと強くなっているだろうから。
準備をしっかりしなければ足元をすくわれるかもしれない。
死んでから復活するまでに掛かった期間、真治は強さが停滞していたのだから。
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