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怒りの咆哮

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話しながら中央部に向かって歩いていた真治達は、途中でコンビニに寄ることにした。


池田との決闘に勝利して賞金を貰えたから、少しでも武器を強くしようと。


賞金額は約18万円。


バトルチケットが18枚も買える額だった。


これで武器のレベルが上がると、真治は嬉しそうに二人の買い物を待つ。


「俺も武器のレベルを上げないとなあ。でも、二つも星5レアがあると、どっちを上げるか迷うんだよなあ」


「贅沢な悩みですね、星5レアが二つもあるなんて……」


黒井はどれだけ運が良いのだろうか。


真治が星4レアを引いた時にでさえ、恵梨香と吹雪が恨み節たっぷりに騒いだというのに。


「メインはランスなんですよね? だったらランスで良いんじゃないですか?」


「ランスねぇ。それも良いんだけどさ、あれは小回りがなあ。そう考えるとソードブレイカーか? いやいや、懐に飛び込ませる事を前提に考えてどうする……」


戦いの時には何の迷いもなく、荒々しい戦い方をするのに、戦闘から離れたらなんと優柔不断なことだろう。


黒井が決めることだから、他の誰にも関係のないことなのだが。


「そうだよね、二人とも星5レアなんだよね。私は星3レアだから……やっぱり足手まといだよね」
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