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本編
みぶるへいむ【朧月覇神邂逅記編】3話 授業
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3話 授業
あるたちはチームわけされて、これから3人でいつも授業受けることになった…!
まだセヴィーを完全にゆるしたわけじゃないけど、ぜるが仲良くしなさいっていうからあるガマンして仲良くすることにした…
今はあるの苦手な錬金術の授業…
ぐぐぐ!
「じゃあこれに水かけて混ぜろ」
「う…うぃ!」
ぜるに言われてお砂にお水かけて混ぜる。
セヴィーがじーっと見てる…
じょばばばばば!
ぐちゃぐちゃぐちゃ!
………?
「…ねぇぜる?ある何つくってたんだっけ?」
「…チタン…」
「…どろんこできた」
セヴィーが肩を震わせて笑ってる!
「なんで泥ができたんだろうな?」
「…さd…やっぱあるにはむずかしい…」
おててがどろまみれでじっと見つめる。
「ちょ…これずっと続くのか…!?」
セヴィーがぷるぷる震えながら聞いてくる。
「…ある、錬金術にがて…むずかしい…よくわからない…」
「あるの場合はな、まず分量が適当すぎる。あと作業も雑…だから毎回失敗するんだ。お手本見せてやるから見とけ?」
「…ある、おもったんだけど…ぜるが作ればいいんじゃ…?そしたらある作れなくても問題ないんじゃ…?」
「でも知識は無いと自分で何か作ろうとした時何もできないぞ?」
「あるは火おこすから、ぜるがおさかなとってくればだいじょぶ!」
「じゃあ俺は魚にかける塩でも用意すりゃいいな!」
セヴィーのフォローになってるようななってないようなコメント、いらない…
「武器が壊れたら?誰が直すんだ?」
「ぜる!」
ぜるがはぁっと溜息つく…
「俺がいなかったらどうするんだ?」
「…!」
ぜるがいない!?
「のーーー!ぜるがいなくなることはない!」
「塩のくだり、誰か突っ込んでくれよ」
わいわいしながらどろんこを見つめる。
ぐぐぐ!
「じゃあお手本見せるから、もう一回やってみような?」
「ぐぐぐ!セヴィーもやれ!」
「はいはい」
あるは二人が作るのをじっと見てた。
お砂にお水かけて、まぜまぜ。
そのまま放置してる。
「これでしばらく時間置くんだ。じゃあ次の課題やるぞー」
「なんであるのとちがう!?あるのどろんこできたけど、なんかちょっとちがう!?」
なーぜー!
ぎゃーぎゃー言っても次のかだいに移ることになった…
「わたしたちはむかしから、植物のかおりを楽しんできました。おかしのかおりづけや、香水のげんりょうとしても、植物をつかってきました…!植物のかおりはいくつかの…」
「…なんで俺たちまで…」
あるが教科書を一生懸命読んでると、セヴィーが文句言った。
「しょうがないだろう…授業は3人で受ける決まりなんだから」
「だからって…これはないわぁ…」
あるは無視して教科書をまた読み始めた。
「これらのせいぶん?の中にはさまざまなはたらきをもつものがあります…。せいぶんってなに?」
「はい、質問は後にしましょうね」
「う…うぃ…!」
「国語って…!しかもこんな内容…何?あ、これ休憩時間?」
「はい、セイレムさん、黙ってくださいね?」
先生に注意されてるセヴィー、くくく!
ぜるはなぜかあるを見てくれない…!
なーぜー!
あるは一生懸命文字を読んでいった!
でも時々なにいってるかわからないけど…
「こいつの言語力が上がると思えば耐えられる…」
ぜるがなんかボソッと言った。
なぜかセヴィーがうなずいた。
「今、あるの悪口いった…?」
「言ってない言ってない!いいからほら、集中しろ?」
ぜるとセヴィーがあるのおめめを教科書に戻させる。
ぐぐぐ!
「では、これからもこの授業は継続で行っていきますので、お二人とも、邪魔しないようにしてくださいね」
先生がにっこりぜるとセヴィーに言ってた。
「では、暗算で即座に割合を応えてください」
今度はかんたんな算数ていってた…
ほんとにかんたんかは、わからない…!
「人口1058人中426人が女性です。男性の割合は何%?」
『40%』
!?
ぜるとセヴィーが即答した!
ある、言ってる意味理解できない!なにおきた!?
「86個のカップのうち、12個に毒が入っています。安全なカップの割合は何%?」
『14%』
「なーぜー!そんなのわからない!」
あるだけ答えられない!
「簡単な掛け算割り算だ…」
「いや、こいつそもそも足し算できる?」
セヴィーが悪口言った気がしたけど、それよりちんぷんかんぷん!
「あるさんに合わせてもう少し簡単なものにしましょうか?」
先生がはーどる低くしてくれるお話してるのは理解した!
「もうちょっとわかりやすいのがいい!」
「では…全部でカップが10個あります。水が入っているのはうち6個です。空のカップはいくつですか?」
………?
「10こ…カップあって…6こ入ってる?」
「そうです」
ぜるとセヴィーと先生があるを見守っている!
ある、がんばる!
「6このカップからあまったカップにちょっとずつお水入れればいい!」
「…その余ったカップはいくつでしょう?」
「全部入るからからっぽなカップない!」
「…もう少し具体的な例で…いい案ありませんか?クローバーさん?」
「そうですね…」
「お前得意なのほんと実技だけなのな…」
「!?」
ぜるがちょっと考えてからあるに質問してきた。
「ある、いいか、よーく考えてくれ」
「らじゃ!」
「大きなココアの入れ物がある」
「ここあー!?」
「良いからよく考えろ」
「うぃ…」
「大きなココアの入れ物から10個のカップにココアを入れてたら4個のカップにココアが入った。何個のカップ分足りない?」
「…えっと…」
「その空っぽのココアはあるが飲むはずのココアだ」
!
「…えっと…!10このカップ…」
あるは自分の指を見て、4個指を折って、残った指を数えた!
「6こ!ある6このここあ飲める!」
「さすがお兄さんですねー!よく扱い慣れてます!」
「ココアとお菓子の例えなら理解しやすいんです」
「お前…ほんと食い意地はってんな…」
「あるここあ6こ飲める?!」
「あとでなー」
「やったー!あるこのじゅぎょうすき!」
「…食い物で釣る…」
セヴィーがぼそっと何か言った。
「じゃあ、ある、6個のココアを3人で分けたら一人何個飲める?」
!?
あるはまた指を6こ見つめて、よーーーく考えた。
!
「ぜるが3こ!あるが2こ!セヴィーが1こ!」
「おい、なんでそうなる?」
セヴィーが突っ込んできた!
「1こあげるんだからいいでしょー!」
セヴィーが呆れたように笑ってた…なぞ…
今度は野外授業!
ちょっと深い川でおよぐ練習!
ある、あぶないからっておさかなはぜるがとってきてくれてたから、川はいったことない…
「救助も任務の内に入る!泳げなくて助けられなかった等ないよう訓練する!この中で泳げない者はいるか!」
ひげちゃびんの教官があるを見て言った。
なんである見る?
「はい、妹が経験ありません」
ぜるがさらっとバラした!
「!」
あるはぜるを見てお口ぽかーん!
なんでばらす!?
「あ…ある…きっとおよげる…!」
「きっと泳げない…」
ぜるが真剣にあるに言い聞かせてくる!
がーーーーーん!
セヴィーが笑いをこらえてる!
ぐぐぐ!およげるところ見せなきゃ!
「では、3人の中で溺れる役と、救助する役を決めて実演に入れ!」
あるが溺れる役決定になった。さd…
「よし、お前そこらへん泳ぎにいけ。ほれ」
セヴィーに背中押されてお水の中入る。
「なんであるが溺れる思う…?りふじん…!」
文句言いつつお水の中歩いてたら急にあんよがスカッとなって目の前が変わった!
ごぼぼぼごごごご!
手足を必死に動かしてお水の上に行こうとしたけど、なかなか浮かばない!
なーぜー!
息をしたくてもお水しか入ってこない!
ぎゃーーーーー!
ぱにっくなってたら誰かの体が見えたから必死にしがみついた!
「ぶはっ!だ!だずげ…!ごば!だす…!」
必死にしがみついてへるぷを出す!
「暴れるなバカ!こっちまで沈むだろうが!」
つかんでたのはセヴィーだった!
「ある、ちょっとじっとしてろ?」
ぜるがあるのおしりのあたりをおててで支えてくれて、なんとかお水の上にお顔が出た!
「ふぇ…!」
「…泳ぎの練習しような?怖かったな?大丈夫、もう溺れないから」
「ぜるぅ!」
あるはぜるにしっかり抱きついて地面に降ろしてもらった。
「ほらな?泳げないっていったじゃねぇか」
セヴィー、容赦ないせいしんこうげき…!
「あるも練習すればきっと泳げるようになるもん…!」
「じゃあちょっと落ち着いたら練習しような?」
ぜるの優しさがじわーっと心にしみる…!
「うぃ!」
ある、がんばる!
こうやって、右向いて、いきすって…あんよはバタバタ!
あるは川でぜるに見てもらいながら泳ぎの練習してた。
さっきからセヴィーがずっと笑ってる…
ある一生懸命なのに!ひどい!
「もっと肩の力ぬいて、水の中じゃ力入れすぎると筋痛めて攣るぞ」
「…らじゃ…!」
あるはもう一回同じようにバタバタやってみる。
そしたらセヴィーが笑って言った。あるのおみみはとってもいいから聞こえる!
「魚が餌食ってるみたいなんだけど!誰かに餌もらってんのかよ!」
むかぁ!!!
「ある一生懸命!ひどい!」
「それより別の泳ぎ方学ばないとだろう?救助者引っ張ってくるのに立ち泳ぎできねぇとどうやって沖まで運ぶんだよ?ほら、立ち泳ぎ、やってみ?足をこう交互に動かして…手はウェーブ描くように…」
セヴィーがお手本見せてくれる。
「こう?」
あるはまねっこしてみたけど…
なぜかお水に沈んでいく…!
あーれー!!!
「のーーーーーーーーーー!」
あるはあわててぜるにしがみつく!
「セヴィーのいうこと聞いたらしずんだ!のー!」
あるが噛みつこうとしたらゼルに言われた。
「ある、すぐに何でも出来るようになろうとしなくていい。一個一個、出来る事増やしていけばいいから、焦るな?な?」
「…らじゃ」
今度は事件のちょうさのとっくん!
学校に残されてるてがかり見つけて、じけんかいけつする!
「君たちはすでに毒に侵されていて、解毒剤を飲まなければ死ぬ。君たちだけじゃない。クロウズや近隣住民も同じように毒におかされている。毒を摂取した状況と解毒の方法を見つけ出し、速やかに解決すること。時間は3時間とする!任務開始!」
おお!★
あるたち毒にかかってることになってる!
「どう思う?」
セヴィーがゼルに聞いた。
なんであるには聞かない?
「空気感染か、摂取したか…今の情報だけだと何とも言えないな…」
「さっきの、クロウズだけじゃなく近隣住民ってのが気になるな…」
クロウズ軍人学校は、大きな街でセルト首都にある。
セルトの街の中にクロウズがあって、周りは普通の住宅街になってる。
「近隣だけ…共通点は?」
「範囲だな。他の街とは少し距離があるが、空気感染や人体を伝っての感染源だったとしたら、被害はもっと広範囲になってるはずだ」
「確かに。空気感染だった場合、風に乗って範囲が広がるか、人体から人体へ移って被害範囲が広がっていると仮定できる」
「とすると、人体からの感染ではないことになる」
「じゃあ摂取したと考えるのが妥当だな!」
二人はうなずきあってた。
ある、おいてけぼり…!
とりあえずほかにてがかりがないか、学校の中しらべることになった。
「ある、見慣れないものがあったらすぐいうこと!お前の目線からしか見えないものもあるかもしれないからな」
「らじゃ!」
あるたちは学校の中をはしっこから歩いていつもは無いものを探していた!
特に変わったところは見当たらず、しまってるドアもない…
わからないー!おうのー!
はっ!
あるはちっちがしたくなった…
「…ぜる…ちっち…」
ぜるが分かったというようにうなずいてくれたから、急いでお手洗いにかけこむある!
すっきりしておてて洗おうとした時、石鹸がいつもと違うのに気が付いた!
液体の石鹸…
「…こんな青い石鹸だたけ??」
たしかいつもは薄い黄色だったはず…?
………
!!!
これヒント!?
あるおてがら!?
あるは急いでぜるとセヴィーに言いにいった!
「ぜるー!セヴィー!きて!」
「来てってどこに?なんか見つけたのか?」
「お手洗い!」
「!?」
「いいからきて!」
あるは2人をお手洗いに引っ張っていった!
「これみて!この石鹸!」
あるは石鹸を指さした!
2人ともお手洗いに入ってくるの嫌なのか入口で立ってる。
「もうっ!はやくきてみて!」
しぶしぶといった感じでくる。
「この石鹸、いつもはちょっと黄色い白っぽいやつ!でも今は青いやつ!これ変!」
『!』
あるが言いたかった事伝わったみたい!
「俺、他の場所にも無いか探してくる」
「わかった。あると俺は他にも同じようなものがあるか探ってくる。20分後にここに集合」
「了解!」
セヴィーはだっしゅでほかのお手洗い見にいった!
「ねぇ!ぜる!あるおてがら!?」
「お手柄かもなぁ?お手柄だったら前からお前が欲しがってたあれ、買ってやる」
!!!
「ほんとー!?」
「ホント。よし、俺たちも同じようなものがないか探るぞ?」
「おー!」
20分後…
あるたちは集合した!
「他にも黄色・青・白・赤の石鹸があった」
「こっちも情報あるぞ。掲示板に貼り付けてあった紙なんだが、所々スペルが抜けてる部分があってな。前後の文面から予測したら、紫って単語になった」
「紫?…って…まさか…」
「?」
あるはいみがよくわかってない。
「青と赤の石鹸…これを混ぜたら紫になるよな?」
「…まさかとは思うけど。これが解毒剤?」
「…!」
そうなのかー!赤と青はむらさきなるのー!?
「可能性は高いな…まず混ぜて別の入れ物入れて持っていくぞ」
あるたちは石鹸をまぜまぜして紫の石鹸つくってもっていくことにした。
「それで?解毒剤はこれだとして、どうやって感染した?」
「食事・飲み物、何か摂取した経緯があるはずなんだが…」
「ヒントは範囲…この辺だけで起こった事件…」
「どこから毒を…」
「少なくともクロウズの食堂ではないな。近隣に及ぶってまずありえないだろ」
「そうだな…共通して使用しているもの…?」
2人は考えこんじゃった。
どうしよう。ある、ぜんぜんわかんない…
「小麦粉?塩とか?いや、それだとつじつまが合わないか…」
「…ぜるー…ある、のどかわいたー」
「おまえなぁ…水でものんど…」
ぜるとセヴィーの動きがとまった。
『それだ!』
2人して大声だしたからあるびっくり!
「ある!お手柄だ!」
「へ?」
「今から好きなだけ水飲ませてやるから山頂まで走るぞ!」
!?
「あるのどかわいた!すぐそこにお水あるよ??」
「いいから!時間ないから行くぞ!」
あるよくわからないままクロウズ出て山登りさせられた…さd…!
山頂に行くと、何組かのパーティがいて、教官もいた。
???
セヴィーは教官に石鹸まぜまぜしたのを渡した。
「山頂から毒が流され、その水が感染源。この山頂から出た水が毒の経路になっているとすれば、ここに解毒剤を流せば、同じように摂取して毒を中和する事が可能になります。」
教官は石鹸受け取ってうなずいた。
「正解だ。時間になるまでそこで休んでいなさい」
!!!
あるたちは3人でにこーって笑った!
『ミッションクリア!』
あるたちはチームわけされて、これから3人でいつも授業受けることになった…!
まだセヴィーを完全にゆるしたわけじゃないけど、ぜるが仲良くしなさいっていうからあるガマンして仲良くすることにした…
今はあるの苦手な錬金術の授業…
ぐぐぐ!
「じゃあこれに水かけて混ぜろ」
「う…うぃ!」
ぜるに言われてお砂にお水かけて混ぜる。
セヴィーがじーっと見てる…
じょばばばばば!
ぐちゃぐちゃぐちゃ!
………?
「…ねぇぜる?ある何つくってたんだっけ?」
「…チタン…」
「…どろんこできた」
セヴィーが肩を震わせて笑ってる!
「なんで泥ができたんだろうな?」
「…さd…やっぱあるにはむずかしい…」
おててがどろまみれでじっと見つめる。
「ちょ…これずっと続くのか…!?」
セヴィーがぷるぷる震えながら聞いてくる。
「…ある、錬金術にがて…むずかしい…よくわからない…」
「あるの場合はな、まず分量が適当すぎる。あと作業も雑…だから毎回失敗するんだ。お手本見せてやるから見とけ?」
「…ある、おもったんだけど…ぜるが作ればいいんじゃ…?そしたらある作れなくても問題ないんじゃ…?」
「でも知識は無いと自分で何か作ろうとした時何もできないぞ?」
「あるは火おこすから、ぜるがおさかなとってくればだいじょぶ!」
「じゃあ俺は魚にかける塩でも用意すりゃいいな!」
セヴィーのフォローになってるようななってないようなコメント、いらない…
「武器が壊れたら?誰が直すんだ?」
「ぜる!」
ぜるがはぁっと溜息つく…
「俺がいなかったらどうするんだ?」
「…!」
ぜるがいない!?
「のーーー!ぜるがいなくなることはない!」
「塩のくだり、誰か突っ込んでくれよ」
わいわいしながらどろんこを見つめる。
ぐぐぐ!
「じゃあお手本見せるから、もう一回やってみような?」
「ぐぐぐ!セヴィーもやれ!」
「はいはい」
あるは二人が作るのをじっと見てた。
お砂にお水かけて、まぜまぜ。
そのまま放置してる。
「これでしばらく時間置くんだ。じゃあ次の課題やるぞー」
「なんであるのとちがう!?あるのどろんこできたけど、なんかちょっとちがう!?」
なーぜー!
ぎゃーぎゃー言っても次のかだいに移ることになった…
「わたしたちはむかしから、植物のかおりを楽しんできました。おかしのかおりづけや、香水のげんりょうとしても、植物をつかってきました…!植物のかおりはいくつかの…」
「…なんで俺たちまで…」
あるが教科書を一生懸命読んでると、セヴィーが文句言った。
「しょうがないだろう…授業は3人で受ける決まりなんだから」
「だからって…これはないわぁ…」
あるは無視して教科書をまた読み始めた。
「これらのせいぶん?の中にはさまざまなはたらきをもつものがあります…。せいぶんってなに?」
「はい、質問は後にしましょうね」
「う…うぃ…!」
「国語って…!しかもこんな内容…何?あ、これ休憩時間?」
「はい、セイレムさん、黙ってくださいね?」
先生に注意されてるセヴィー、くくく!
ぜるはなぜかあるを見てくれない…!
なーぜー!
あるは一生懸命文字を読んでいった!
でも時々なにいってるかわからないけど…
「こいつの言語力が上がると思えば耐えられる…」
ぜるがなんかボソッと言った。
なぜかセヴィーがうなずいた。
「今、あるの悪口いった…?」
「言ってない言ってない!いいからほら、集中しろ?」
ぜるとセヴィーがあるのおめめを教科書に戻させる。
ぐぐぐ!
「では、これからもこの授業は継続で行っていきますので、お二人とも、邪魔しないようにしてくださいね」
先生がにっこりぜるとセヴィーに言ってた。
「では、暗算で即座に割合を応えてください」
今度はかんたんな算数ていってた…
ほんとにかんたんかは、わからない…!
「人口1058人中426人が女性です。男性の割合は何%?」
『40%』
!?
ぜるとセヴィーが即答した!
ある、言ってる意味理解できない!なにおきた!?
「86個のカップのうち、12個に毒が入っています。安全なカップの割合は何%?」
『14%』
「なーぜー!そんなのわからない!」
あるだけ答えられない!
「簡単な掛け算割り算だ…」
「いや、こいつそもそも足し算できる?」
セヴィーが悪口言った気がしたけど、それよりちんぷんかんぷん!
「あるさんに合わせてもう少し簡単なものにしましょうか?」
先生がはーどる低くしてくれるお話してるのは理解した!
「もうちょっとわかりやすいのがいい!」
「では…全部でカップが10個あります。水が入っているのはうち6個です。空のカップはいくつですか?」
………?
「10こ…カップあって…6こ入ってる?」
「そうです」
ぜるとセヴィーと先生があるを見守っている!
ある、がんばる!
「6このカップからあまったカップにちょっとずつお水入れればいい!」
「…その余ったカップはいくつでしょう?」
「全部入るからからっぽなカップない!」
「…もう少し具体的な例で…いい案ありませんか?クローバーさん?」
「そうですね…」
「お前得意なのほんと実技だけなのな…」
「!?」
ぜるがちょっと考えてからあるに質問してきた。
「ある、いいか、よーく考えてくれ」
「らじゃ!」
「大きなココアの入れ物がある」
「ここあー!?」
「良いからよく考えろ」
「うぃ…」
「大きなココアの入れ物から10個のカップにココアを入れてたら4個のカップにココアが入った。何個のカップ分足りない?」
「…えっと…」
「その空っぽのココアはあるが飲むはずのココアだ」
!
「…えっと…!10このカップ…」
あるは自分の指を見て、4個指を折って、残った指を数えた!
「6こ!ある6このここあ飲める!」
「さすがお兄さんですねー!よく扱い慣れてます!」
「ココアとお菓子の例えなら理解しやすいんです」
「お前…ほんと食い意地はってんな…」
「あるここあ6こ飲める?!」
「あとでなー」
「やったー!あるこのじゅぎょうすき!」
「…食い物で釣る…」
セヴィーがぼそっと何か言った。
「じゃあ、ある、6個のココアを3人で分けたら一人何個飲める?」
!?
あるはまた指を6こ見つめて、よーーーく考えた。
!
「ぜるが3こ!あるが2こ!セヴィーが1こ!」
「おい、なんでそうなる?」
セヴィーが突っ込んできた!
「1こあげるんだからいいでしょー!」
セヴィーが呆れたように笑ってた…なぞ…
今度は野外授業!
ちょっと深い川でおよぐ練習!
ある、あぶないからっておさかなはぜるがとってきてくれてたから、川はいったことない…
「救助も任務の内に入る!泳げなくて助けられなかった等ないよう訓練する!この中で泳げない者はいるか!」
ひげちゃびんの教官があるを見て言った。
なんである見る?
「はい、妹が経験ありません」
ぜるがさらっとバラした!
「!」
あるはぜるを見てお口ぽかーん!
なんでばらす!?
「あ…ある…きっとおよげる…!」
「きっと泳げない…」
ぜるが真剣にあるに言い聞かせてくる!
がーーーーーん!
セヴィーが笑いをこらえてる!
ぐぐぐ!およげるところ見せなきゃ!
「では、3人の中で溺れる役と、救助する役を決めて実演に入れ!」
あるが溺れる役決定になった。さd…
「よし、お前そこらへん泳ぎにいけ。ほれ」
セヴィーに背中押されてお水の中入る。
「なんであるが溺れる思う…?りふじん…!」
文句言いつつお水の中歩いてたら急にあんよがスカッとなって目の前が変わった!
ごぼぼぼごごごご!
手足を必死に動かしてお水の上に行こうとしたけど、なかなか浮かばない!
なーぜー!
息をしたくてもお水しか入ってこない!
ぎゃーーーーー!
ぱにっくなってたら誰かの体が見えたから必死にしがみついた!
「ぶはっ!だ!だずげ…!ごば!だす…!」
必死にしがみついてへるぷを出す!
「暴れるなバカ!こっちまで沈むだろうが!」
つかんでたのはセヴィーだった!
「ある、ちょっとじっとしてろ?」
ぜるがあるのおしりのあたりをおててで支えてくれて、なんとかお水の上にお顔が出た!
「ふぇ…!」
「…泳ぎの練習しような?怖かったな?大丈夫、もう溺れないから」
「ぜるぅ!」
あるはぜるにしっかり抱きついて地面に降ろしてもらった。
「ほらな?泳げないっていったじゃねぇか」
セヴィー、容赦ないせいしんこうげき…!
「あるも練習すればきっと泳げるようになるもん…!」
「じゃあちょっと落ち着いたら練習しような?」
ぜるの優しさがじわーっと心にしみる…!
「うぃ!」
ある、がんばる!
こうやって、右向いて、いきすって…あんよはバタバタ!
あるは川でぜるに見てもらいながら泳ぎの練習してた。
さっきからセヴィーがずっと笑ってる…
ある一生懸命なのに!ひどい!
「もっと肩の力ぬいて、水の中じゃ力入れすぎると筋痛めて攣るぞ」
「…らじゃ…!」
あるはもう一回同じようにバタバタやってみる。
そしたらセヴィーが笑って言った。あるのおみみはとってもいいから聞こえる!
「魚が餌食ってるみたいなんだけど!誰かに餌もらってんのかよ!」
むかぁ!!!
「ある一生懸命!ひどい!」
「それより別の泳ぎ方学ばないとだろう?救助者引っ張ってくるのに立ち泳ぎできねぇとどうやって沖まで運ぶんだよ?ほら、立ち泳ぎ、やってみ?足をこう交互に動かして…手はウェーブ描くように…」
セヴィーがお手本見せてくれる。
「こう?」
あるはまねっこしてみたけど…
なぜかお水に沈んでいく…!
あーれー!!!
「のーーーーーーーーーー!」
あるはあわててぜるにしがみつく!
「セヴィーのいうこと聞いたらしずんだ!のー!」
あるが噛みつこうとしたらゼルに言われた。
「ある、すぐに何でも出来るようになろうとしなくていい。一個一個、出来る事増やしていけばいいから、焦るな?な?」
「…らじゃ」
今度は事件のちょうさのとっくん!
学校に残されてるてがかり見つけて、じけんかいけつする!
「君たちはすでに毒に侵されていて、解毒剤を飲まなければ死ぬ。君たちだけじゃない。クロウズや近隣住民も同じように毒におかされている。毒を摂取した状況と解毒の方法を見つけ出し、速やかに解決すること。時間は3時間とする!任務開始!」
おお!★
あるたち毒にかかってることになってる!
「どう思う?」
セヴィーがゼルに聞いた。
なんであるには聞かない?
「空気感染か、摂取したか…今の情報だけだと何とも言えないな…」
「さっきの、クロウズだけじゃなく近隣住民ってのが気になるな…」
クロウズ軍人学校は、大きな街でセルト首都にある。
セルトの街の中にクロウズがあって、周りは普通の住宅街になってる。
「近隣だけ…共通点は?」
「範囲だな。他の街とは少し距離があるが、空気感染や人体を伝っての感染源だったとしたら、被害はもっと広範囲になってるはずだ」
「確かに。空気感染だった場合、風に乗って範囲が広がるか、人体から人体へ移って被害範囲が広がっていると仮定できる」
「とすると、人体からの感染ではないことになる」
「じゃあ摂取したと考えるのが妥当だな!」
二人はうなずきあってた。
ある、おいてけぼり…!
とりあえずほかにてがかりがないか、学校の中しらべることになった。
「ある、見慣れないものがあったらすぐいうこと!お前の目線からしか見えないものもあるかもしれないからな」
「らじゃ!」
あるたちは学校の中をはしっこから歩いていつもは無いものを探していた!
特に変わったところは見当たらず、しまってるドアもない…
わからないー!おうのー!
はっ!
あるはちっちがしたくなった…
「…ぜる…ちっち…」
ぜるが分かったというようにうなずいてくれたから、急いでお手洗いにかけこむある!
すっきりしておてて洗おうとした時、石鹸がいつもと違うのに気が付いた!
液体の石鹸…
「…こんな青い石鹸だたけ??」
たしかいつもは薄い黄色だったはず…?
………
!!!
これヒント!?
あるおてがら!?
あるは急いでぜるとセヴィーに言いにいった!
「ぜるー!セヴィー!きて!」
「来てってどこに?なんか見つけたのか?」
「お手洗い!」
「!?」
「いいからきて!」
あるは2人をお手洗いに引っ張っていった!
「これみて!この石鹸!」
あるは石鹸を指さした!
2人ともお手洗いに入ってくるの嫌なのか入口で立ってる。
「もうっ!はやくきてみて!」
しぶしぶといった感じでくる。
「この石鹸、いつもはちょっと黄色い白っぽいやつ!でも今は青いやつ!これ変!」
『!』
あるが言いたかった事伝わったみたい!
「俺、他の場所にも無いか探してくる」
「わかった。あると俺は他にも同じようなものがあるか探ってくる。20分後にここに集合」
「了解!」
セヴィーはだっしゅでほかのお手洗い見にいった!
「ねぇ!ぜる!あるおてがら!?」
「お手柄かもなぁ?お手柄だったら前からお前が欲しがってたあれ、買ってやる」
!!!
「ほんとー!?」
「ホント。よし、俺たちも同じようなものがないか探るぞ?」
「おー!」
20分後…
あるたちは集合した!
「他にも黄色・青・白・赤の石鹸があった」
「こっちも情報あるぞ。掲示板に貼り付けてあった紙なんだが、所々スペルが抜けてる部分があってな。前後の文面から予測したら、紫って単語になった」
「紫?…って…まさか…」
「?」
あるはいみがよくわかってない。
「青と赤の石鹸…これを混ぜたら紫になるよな?」
「…まさかとは思うけど。これが解毒剤?」
「…!」
そうなのかー!赤と青はむらさきなるのー!?
「可能性は高いな…まず混ぜて別の入れ物入れて持っていくぞ」
あるたちは石鹸をまぜまぜして紫の石鹸つくってもっていくことにした。
「それで?解毒剤はこれだとして、どうやって感染した?」
「食事・飲み物、何か摂取した経緯があるはずなんだが…」
「ヒントは範囲…この辺だけで起こった事件…」
「どこから毒を…」
「少なくともクロウズの食堂ではないな。近隣に及ぶってまずありえないだろ」
「そうだな…共通して使用しているもの…?」
2人は考えこんじゃった。
どうしよう。ある、ぜんぜんわかんない…
「小麦粉?塩とか?いや、それだとつじつまが合わないか…」
「…ぜるー…ある、のどかわいたー」
「おまえなぁ…水でものんど…」
ぜるとセヴィーの動きがとまった。
『それだ!』
2人して大声だしたからあるびっくり!
「ある!お手柄だ!」
「へ?」
「今から好きなだけ水飲ませてやるから山頂まで走るぞ!」
!?
「あるのどかわいた!すぐそこにお水あるよ??」
「いいから!時間ないから行くぞ!」
あるよくわからないままクロウズ出て山登りさせられた…さd…!
山頂に行くと、何組かのパーティがいて、教官もいた。
???
セヴィーは教官に石鹸まぜまぜしたのを渡した。
「山頂から毒が流され、その水が感染源。この山頂から出た水が毒の経路になっているとすれば、ここに解毒剤を流せば、同じように摂取して毒を中和する事が可能になります。」
教官は石鹸受け取ってうなずいた。
「正解だ。時間になるまでそこで休んでいなさい」
!!!
あるたちは3人でにこーって笑った!
『ミッションクリア!』
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