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三章5 皆の家族
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えみ家。
心「ただいまー」
駿、春「おじゃましまーす」
舞「おかえりー」
居間に行くと舞美がまたゲームをしている。
舞美「おう、おかえり!」
心「またゲームやってんの?人生ゲーム1人でやって楽しい?」
心はテレビを覗いた。
心「あれ?今日は違うじゃん!」
舞美「そうなんです。今日は違うんです。新しく買ってきました」
心「何これ?」
舞美「えー?なんだっけ?」
舞美がソフトのパッケージを見る。
舞美「えー、キングファイターズ3?」
駿「あー!昔からありますよね!けど2出たのかなり前ですよね!?」
舞美「いや、知らないけど」
心「知らないのかよ!」
舞美「じゃーあんた知ってんのかよ」
心「知らない」
舞美「ほらー。偉そうすんじゃねー!!」
心「だって普段ゲームとかやんないじゃん。てか何で駿知ってんの?」
駿「2はうちにあるから」
心「駿、ゲームなんてやるの?」
駿「やるよ!てか男でゲームしない方が珍しいから」
心「そうなの?」
舞美「この家ゲームとかなかったからねー。うちは女ばっかだし」
心「あー、駿はお父さんがやってたとか?」
駿「うち、お父さんいないよ」
心、舞美「え!?」
駿「イヤイヤ、知らなかったの?」
心「知らないよ!いつから!?」
駿「知らね」
心「離婚?」
駿「だから知らねーって!どうでもいいし」
心「聞けよ」
駿「いいよ、だりー」
心「何だそれ。いいから聞けって!」
駿「別にいいだろ!心に関係ないだろ!」
心「は?関係ない事ないだろ!いちよう友達だろ!?」
駿「友達、友達じゃない関係ないだろ!」
心と駿がもめ始めた。
春「もういいよ!やめてよ!」
春が大声で叫んだ。
そこにいる皆が驚き、春を見た。
春「いいじゃん、皆それぞれ家族の事情はあるんだよ!気にしちゃいかん!」
えみ【心ちゃん落ち着いて。いいでしょ?皆、家族には聞きたくない事、聞けない事くらいあるでしょ?】
心「まあそうだけど・・・」
春「分かった!じゃあ家族が何人いるかだけ言い合うってのはどう?」
えみ【いいね!それ!】
春「じゃあ心君から!」
心「俺は皆知ってんだろ?お父さんと俺の2人」
えみ【私はばぁば、じぃじ、舞美ちゃんと私の4人】
駿「俺はお母さんと俺で、心と一緒で2人」
春「じゃあ私ね。私はお父さんとお母さんと弟と私の4人」
心「え?」
心とえみがビックリして春を見た。
心「春ちゃん弟いたの!?」
春「いるよ!え!?知らなかったの!?」
心「知らなかったし!何歳!?」
春「えーっと、9歳?小学3年生」
心「マジかよ!駿知ってた!?」
駿「知ってたよ」
心「マジかよ・・・てかそういえば俺達家族の話しとかしないな」
駿「いいんじゃん?しなくてもここまで知らずにいても仲良くできたし。てか心もえみちゃんも何か複雑な感じだから自分の家の事とかいいにくい感じはチョットあったし。けど知らなかったとは」
心「いや、駿も結構複雑だよ?しかもいない理由しらないとかマジ謎。まぁけどそうだね。駿悪かったな。ごめん」
駿「いいよ別に。俺もむきになって悪かった」
舞美「もう終わった?ゲームやろー!駿君出来るなら一緒にやろうよ!」
駿「はい、いいっすよ」
えみが心の肩を叩く。
心「何?」
えみ【よかったね。聞けて】
心「え?まぁ」
えみ【きっとまだまだ皆の事で知らない事たくさんあると思うよ】
心「そうかなぁ?」
えみ【きっとある。人の人生全部知るなんて無理だよ。けどもっともっと一緒にいれば全部は無理だけどチョットずつ知っていけると思う。それにその人の人生の1部にもなれる。だから無理矢理知ろうとするのはやめようね】
心「うーん」
えみ【約束】
えみが小指を出した。
心「わかった」
心も小指をだし、むすんだ。
春「何?何してんの?」
えみ【約束。春ちゃんもする?】
えみが春に向かって小指をだした。
春「何!?怖い怖い!」
えみ【いいから】
春「よくわかんないけどわかった」
小指を結ぶ。
春「いや、やっぱよくわか」
舞美「えーーーーーー!!負けた!」
心「負けるの早っ!」
駿「春、お前もやってみろよ!お前も春樹と昔やってたろ」
春「え!?無理だよー」
えみ【春樹って春ちゃんの弟?】
心「春樹って言うんだー」
心「ただいまー」
駿、春「おじゃましまーす」
舞「おかえりー」
居間に行くと舞美がまたゲームをしている。
舞美「おう、おかえり!」
心「またゲームやってんの?人生ゲーム1人でやって楽しい?」
心はテレビを覗いた。
心「あれ?今日は違うじゃん!」
舞美「そうなんです。今日は違うんです。新しく買ってきました」
心「何これ?」
舞美「えー?なんだっけ?」
舞美がソフトのパッケージを見る。
舞美「えー、キングファイターズ3?」
駿「あー!昔からありますよね!けど2出たのかなり前ですよね!?」
舞美「いや、知らないけど」
心「知らないのかよ!」
舞美「じゃーあんた知ってんのかよ」
心「知らない」
舞美「ほらー。偉そうすんじゃねー!!」
心「だって普段ゲームとかやんないじゃん。てか何で駿知ってんの?」
駿「2はうちにあるから」
心「駿、ゲームなんてやるの?」
駿「やるよ!てか男でゲームしない方が珍しいから」
心「そうなの?」
舞美「この家ゲームとかなかったからねー。うちは女ばっかだし」
心「あー、駿はお父さんがやってたとか?」
駿「うち、お父さんいないよ」
心、舞美「え!?」
駿「イヤイヤ、知らなかったの?」
心「知らないよ!いつから!?」
駿「知らね」
心「離婚?」
駿「だから知らねーって!どうでもいいし」
心「聞けよ」
駿「いいよ、だりー」
心「何だそれ。いいから聞けって!」
駿「別にいいだろ!心に関係ないだろ!」
心「は?関係ない事ないだろ!いちよう友達だろ!?」
駿「友達、友達じゃない関係ないだろ!」
心と駿がもめ始めた。
春「もういいよ!やめてよ!」
春が大声で叫んだ。
そこにいる皆が驚き、春を見た。
春「いいじゃん、皆それぞれ家族の事情はあるんだよ!気にしちゃいかん!」
えみ【心ちゃん落ち着いて。いいでしょ?皆、家族には聞きたくない事、聞けない事くらいあるでしょ?】
心「まあそうだけど・・・」
春「分かった!じゃあ家族が何人いるかだけ言い合うってのはどう?」
えみ【いいね!それ!】
春「じゃあ心君から!」
心「俺は皆知ってんだろ?お父さんと俺の2人」
えみ【私はばぁば、じぃじ、舞美ちゃんと私の4人】
駿「俺はお母さんと俺で、心と一緒で2人」
春「じゃあ私ね。私はお父さんとお母さんと弟と私の4人」
心「え?」
心とえみがビックリして春を見た。
心「春ちゃん弟いたの!?」
春「いるよ!え!?知らなかったの!?」
心「知らなかったし!何歳!?」
春「えーっと、9歳?小学3年生」
心「マジかよ!駿知ってた!?」
駿「知ってたよ」
心「マジかよ・・・てかそういえば俺達家族の話しとかしないな」
駿「いいんじゃん?しなくてもここまで知らずにいても仲良くできたし。てか心もえみちゃんも何か複雑な感じだから自分の家の事とかいいにくい感じはチョットあったし。けど知らなかったとは」
心「いや、駿も結構複雑だよ?しかもいない理由しらないとかマジ謎。まぁけどそうだね。駿悪かったな。ごめん」
駿「いいよ別に。俺もむきになって悪かった」
舞美「もう終わった?ゲームやろー!駿君出来るなら一緒にやろうよ!」
駿「はい、いいっすよ」
えみが心の肩を叩く。
心「何?」
えみ【よかったね。聞けて】
心「え?まぁ」
えみ【きっとまだまだ皆の事で知らない事たくさんあると思うよ】
心「そうかなぁ?」
えみ【きっとある。人の人生全部知るなんて無理だよ。けどもっともっと一緒にいれば全部は無理だけどチョットずつ知っていけると思う。それにその人の人生の1部にもなれる。だから無理矢理知ろうとするのはやめようね】
心「うーん」
えみ【約束】
えみが小指を出した。
心「わかった」
心も小指をだし、むすんだ。
春「何?何してんの?」
えみ【約束。春ちゃんもする?】
えみが春に向かって小指をだした。
春「何!?怖い怖い!」
えみ【いいから】
春「よくわかんないけどわかった」
小指を結ぶ。
春「いや、やっぱよくわか」
舞美「えーーーーーー!!負けた!」
心「負けるの早っ!」
駿「春、お前もやってみろよ!お前も春樹と昔やってたろ」
春「え!?無理だよー」
えみ【春樹って春ちゃんの弟?】
心「春樹って言うんだー」
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