こんなもんだろう

かぁくん

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三章14 自転車の練習

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そして数日がたち。

駿「心、お前もえちょっと勢い良くこいでみろよ!」
心「うるさいなー、こえーんだよ」
春「頑張って!」

4人は自転車を買ってから毎日練習をするようになった。
えみ、駿、春は練習してすぐ乗れるようになったのだが心はかなり苦戦していた。

舞美「ほら心!ここまでおいで!」
心「そんな簡単に言わないで!」

心が思いきり自転車をこいだ。

舞「ほら!前見て!」
心「わかってるから!何にも喋んないで!」
舞美「ほらほら!来い!」

駿「よし!いい!いい!」
春「行け!行け!」

心が舞美の所まで行けた。

駿「よし!心!行けたじゃん!」
舞美「心、よくやった!凄い!頑張ったねー」

そう言うと心の頭をなでた。

心「なでんな!ガキじゃないんだから!」
舞美「はー?教えてやったのに何だその態度!」
心「皆付き合わせちゃってごめん」
舞美「聞いてんのかよ!」
駿「本当だよー。夏休み結構潰れたぜ?」
舞美「おい!」
えみ【心ちゃんよかったね】
心「うん!春ちゃんもありがとね!」
春「全然!これで皆で色んな所行けるね!」
舞美「心、私にお礼は!?」
心「浩二君にも見せたかったなー」
舞美「てめー!」
心「舞美ちゃんうるさい!」
舞美「いいよ、わかったよ。もう知らない。さっ!皆帰ろっか!」
駿「じゃあ競争な!」
舞美「いいねー。じゃあヨーイ、ドン!」

心「痛っっ!」

心が思いっきり転んだ。

駿「心!」
舞美「へっ!ざまーみろ」

しばらく日はたち。

舞美「皆遅いねー」

えみが頷く。

少したち心が来た。

心「えみちゃんごめん、チョット遅れた!」
舞美「心!あんた遅いよ!」
心「ごめんごめん。あれ?皆まだ来てないの?」
春「おじゃましまーす」
心「春ちゃんどうしたの?遅いじゃん!」
春「何か駿が連絡取れなくて」
えみ【春ちゃん今日かわいいね】
春「そう?チョットだけ頑張ったかも」

春の携帯がなる。

春「駿、寝てたみたい。今から速攻行くって」
舞美「そっか。まぁしょうがない。もうちょっと待ってよっか」

この日皆は約束のショッピングセンターに行く事になっていた。

30分ほどたち。

駿「おじゃまします!皆ごめーん」
心「お前遅いよ!」
駿「ごめんごめん!」
春「何回も連絡したんだよ!?」
駿「わかってるよ!起きたら春からスゲー連絡きてたし」
春「本当にもう」
駿「あれ?春今日何かかわいいじゃん」
春「え・・・そう?」

春が恥ずかしそうに下を向いた。

駿「まぁいいや。行こー!」
舞美「よし!じゃあ皆、車にレッツゴー!」

心、駿、舞美は車に向かった。

えみ【春ちゃん、よかったね、可愛いって】
春「え・・・うん」

春の顔がこれでもかと言うほど赤くなっていた。

えみ【顔赤いよ】
春「本当に!?駿に見られたかな!?」
えみ【大丈夫だよ】
駿「おーい!!早く来いよ!」
春「わかってるよ!あんたが1番遅かったんでしょ!えみ行こ!」
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