こんな人生、いいのか、悪いのか

かぁくん

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五章6

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そして日はどんどん過ぎていき年末が近づいてきた。


保健室。

心は運動場を見ていた。

心「皆この寒いなか、外で授業して寒くないのかなー?」
ひさこ「寒くても普通授業出るんだよ。あんた達も行きなさい」
駿「こんな寒い中動いても寒過ぎて体動かないでしょ」

扉が開く。

そこにはせいやがいた。

一瞬、時が止まったように静かになった。

ひさこ「せいや!来たの!?今まで何してたの!?」
せいや「いや、別に」
ひさこ「急に来なくなって」
駿「おう。久しぶり。来たじゃん」
ひさこ「何?せいやの事知ってるの?」
駿「まぁ。まだ春樹と遊んでるか?」
せいや「たまに。あいつ友達できたみたい。また1人だよ」
駿「ふーん」
せいや「うん」

また扉が開く。

浩二「今日も弁当持ってき・・・」
駿「おう!」
浩二「せいやさん・・・」
せいや「浩二、久しぶり」
浩二「今度は何をするつもりですか!?」
駿「きっと何にもしねーし、それに俺らがさせねーよ。俺が前会った時来いって言ったんだ。ごめん、浩二君にその時の話ししてなかったね」

駿はせいやと公園であった出来事を話した。

浩二「そっか。せいやさん友達できたんすね」
せいや「けどまた1人なんだ。春樹友達できたみたいで最近はあんまり会ってないんだ」
浩二「え?」
せいや「今日は駿君に謝りに来た」
駿「何を?」
せいや「春樹の友達になれなくてごめん」
駿「は?どうゆう事?」
せいや「春樹は友達が欲しくて俺にあって仲良くなって。けど他に友達ができてあんまり来なくなって俺は友達として失格みたいだ。きっと俺が何かしたんだ」
駿「は?何言ってんの?それは・・・」

いきなり浩二がせいやを殴った。

駿「浩二君!」
ひさこ「浩二!」
浩二「せいやさんそれは違いますよ。今でもきっとその春樹君は友達だと思ってますよ。時々来るんですよね?友達じゃない所いちいち来ませんよ。会いたいから来るんですよ。僕だって学校には心と駿に会いたくて来てるんです。友達じゃなかったらこんなわけわかんないやつらに近づこうなんて思いませんよ。てかあんたが友達だと思わなくなったら春樹君て子、友達減る事になりますよ。せいやさん皆が離れてってどう感じました?むなしかったでしょ?辛かったでしょ。友達だと思ってた奴が自分の事友達じゃないって思ってたら辛いでしょ!今の言葉、春樹君が聞いたらどう思いますかね?春樹君だって本当に友達じゃないんだって感じて。それで本当に友達じゃなくなる。また友達だと思ってる人、傷つけるんですか?それでまた自分の友達も減らすんすか?」
心「まぁだから友達だと思わなくなった時点で友達じゃなくなるんだよ」
駿「それと普通友達って歳が近いだろ?あんな歳離れてて友達だって思ってくれるなんてそうとうだよ。てかあんたが言ってる事意味わかんねー。理解難しい」
心「確かに。あんた考える事が何かひん曲がってるよ。もっと単純に考えろよ。何か理解ができない、被害妄想やばすぎ」

昼の鐘がなる。

浩二「せいやさん弁当あります?」
せいや「いや、ない」
浩二「僕の弁当食います?」
せいや「は?」
浩二「皆で弁当食いましょうよ」
せいや「え?」
駿「いいじゃん!せいやくんも一緒に食べようぜ」
せいや「いや、俺駿君に謝りに来ただけだから」


春「失礼しまーす!!」
駿「おう!今日の弁当は何かな?」
春「あ・・・」
せいや「あ、春さん」
春「本当に来たんだ」
せいや「うん。ごめん」
春「何がごめんなの?」
せいや「春さんの弟の」
春「は!?何かしたの!?何したの!?絶対許さない!」
駿「春、ちょっと落ち着いて。何にもしてない。友達になれなかったからごめんとか、なんだかよくわかんない事言ってるだけだから」
春「どうゆう事?」

駿が説明をした。

春「へー。春樹友達できたんだ」
せいや「ごめん」
春「そんな事で謝りに来ないでくれる?それより駿じしんに謝ってくれる?あんた駿の事刺したんだから」
ひさこ「え?あの時の駿の傷はあんたがやったの?」
心「それはあの時こいつ土下座したじゃん」
春「あんなの謝ったうちに入らない!」
駿「何?何で?」
春「だって!」
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