じぃじへ

八話

中学１年で初めて捕まった時も何よりじぃじにバレるのが嫌でした。
補導程度ならいいけど流石に捕まったのは言えねー。
と思ってました。
けどきっと母が言ってたんじゃないの？
けどじぃじは何も言わずに普通に接してくれて。
俺はバレてない、バレてない、しめしめって感じでした。
けど実はその後も10代の時２回程捕まりました。
ごめんなさい。

中学2年の時かな？
学校に呼び出しをくらった俺は、何度も何度もダメな事をしたせいか、学校を変えてくださいと遠回しに言われ、無理矢理断った事がありました。
交換条件としてしばらく地元を離れて生活をする事になり母が考えた結果じぃじんちにしばらく住む事になったよね。
いやー！
あの時はかなり恥ずかしくて行きたくなかったー！
いっつもあんだけ行きたかったのにあの時だけはどんだけ行きたくなかったか。
けどじぃじはいつも通り迎えてくれておまけに俺が猫を拾ったせいでできた皮膚炎を治す為に病院にまで連れてってくれて。
ありがと。
てかじぃじと病院行くと思わなかったから何か恥ずかしかった。
じぃじんちに行ってから俺は用意された部屋には寝る時以外はいなかったよね。
自分家ににいる時はずっと自分の部屋に閉じこもってるくらい部屋から出なかったんだよ？
けどあの時はじぃじの近くにいたくて。
もしかして迷惑だった？
そういえば皮膚炎になったきっかけになった猫は三代まで続き、いなくなりましたが、今は後輩が連れて来た猫が家にいます。
なぜか猫がいなかった時がありません。
皮膚炎は今だに猫のおかげでけんざい。