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1.2
しおりを挟むを振り返る。
「じゃあ、俺ら帰宅部だから、帰る前に焼きそばパン買ってきて」
眉毛の薄い男が口を開いてもっともらしい事を言った。
そんな事だろうと思った、と馨は3人を前に気づかれないようにがっくりと項垂れる。
「お前そんなんだから慕われねぇんだよ」
赤髪の駿が口を開き、呆れた声を出した。
「ちょっとこっち来い、」
駿と目が合った馨は、手招きされ馨は素直に従い、駿の前まで行き、そこでなにが起こるのか分からず立ち止まる。すると駿は、徐に馨のズボンを引きずり下ろした。
「っ…!!」
グレーアッシュの髪の色の男があーあと呆れた声を出す。
「ガキには大人になってもらわないと。うちの部入部出来ないんで」
馨は勇二の方を見ると、勇二は顔が真っ赤になっていてうつむいて、目を合わせることが出来ない。
「下着下ろせ」
「…」
俯くと、駿が眉毛の薄い男に目配せし、その男が馨を後ろから掴んで羽交い締めにする。
「お前、オナニーした事ある?」
「…ない、です」
「近藤、抜いてやれよ」
近藤と呼ばれた男が馨の後ろから下着をズリッと下げる。
「や…」
馨が足をバタつかせ、逃げようとするのをグレーアッシュの髪の先輩が呑気に笑いながら馨の足を掴み、半端の下着をすべて剥ぎ取る。白い太腿が虚しく空を描き、まだ青い空を仰ぐ。
何がなんだか分からないまま二人の先輩相手に本気で逆らうことができず、馨は小さな声で「助けて…」と呟く。
「おい、お前ダチだろ、ちょうどいいからお前もやれ」
駿が掴まれた足を振りほどこうともがく馨の様子を横目に、勇二に淡々と声をかける。そこでやっと顔を上げた勇二は、馨のあまりの惨状を前にして、涙を浮かべる。馨は項垂れ、言うことを聞かなければ勇二もどうなるか分からない、瞬時にそう悟る。彼も分かるのだろう、低い声で下を向いたまま馨に近づく。空気と人間の前に晒された馨のペニスは俯き、自信なさげに多数の目に晒される事になった。
「扱いてやれ」
馨の方を見ようともせず勇二は馨のペニスに手を伸ばす。
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