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番外編 転生したら悪役王太子コンスタンだった件
第四話 とても愛らしい種族
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そのあとも、いくつか露店を見て回った。
「コンスタンさま。露店を見て回るたびに買い物をしたら、お金がいくらあっても足りませんからね」
「わかってるよ!」
エヴラールに釘を刺され、「冷やかし」という慣れない行為になんとか手を染めてみた。まったく、うるさいやつだ。
「コンスタンさま。そろそろお腹は減っていませんか? 大衆食堂に入ってみましょう。どうせ大衆食堂も初めてですよね?」
「どうせってなんだよ。まあ、庶民の食堂なんて入ったことはないが」
丁寧な口調でちょっと癇に障る言い方をしてくるのは、なんなんだ。と思いながらも、腹は減っているので食事にすることに同意した。
エヴラールに連れられて入った大衆食堂とやらを見回し、この前入った酒場は相当上等な部類だったのだなと認識した。店内は騒がしく、客層はガラが悪く、個室などとてもありそうにない。
「コンスタンさま、ここに座りましょう」
「ここに座るのか?」
僕は戸惑いながら、彼の指し示したテーブル席についた。隣のテーブルとの距離が、いくらも離れていない。無関係の人間と、こんなに近い距離で食事を取るのか? 庶民の生活というものは、想像以上だ。
「何を注文しましょうか?」
「何を注文できるのか、わからん」
「では店員を呼んで、おすすめの料理を聞いてみましょう」
エヴラールは給仕を呼び止めると、注文できる料理を聞き出した。
「ソーセージとレンズ豆の煮込みが、今日はおすすめだそうですよ。あとはローストチキンだとか」
「お前、肉食えるのか?」
鹿の獣人がソーセージやらチキンを食べて、腹を壊したりしないのだろうかと眉を顰めた。
「おや、私の心配をしてくださるので?」
エヴラールが今日一番の笑顔を見せたので、尋ねたことを後悔した。
「内臓は人間に近いですから。好みの差はあれ、大抵のものは食せますよ」
「そうかよ。じゃあその煮込みとパンと、あとは適当なシチューとかでいいよ」
「かしこまりました」
彼は再び給仕を呼び止め、僕の言った通りの料理に加え、二人分のエールを注文した。
「私は養子に出されて、人間の家で育ったのですよ」
「はあ」
料理を待つ間、エヴラールは出し抜けに話し出した。
「幼いころは、よく虐められましてね。その辺で摘んできた雑草を口の中に詰め込まれて、『草食動物なんだから、食えるだろ』なんて無理やり食べさせられて」
「な……」
にこやかな表情とは裏腹に、壮絶な過去に僕は絶句した。
なんでそんないい思い出みたいに、語れるんだ。
「私よりも少しばかり年上の子供たちでした。でも私が成長して獣人らしい膂力を手に入れると、彼らは途端に歯が立たなくなりました。私と彼らの立場は逆転しました。そのときに私は、二つのことを学びました。一つは、力こそが全てであること。二つには……人間がとても愛らしい種族であることです」
いや、実際に彼にとっていい思い出なのだろう。遠くを見つめているようで、まっすぐに僕を射抜いている視線は、喜悦に満ちていた。
彼を虐めていた子供たちがどんな目に遭ったのか、知りたくもない。
「そ……そうかよ」
なんと言えばよいのかわからず、僕はただ目を伏せた。
「お、料理が来ましたよ。美味しそうな匂いがしますね」
エールや料理が運ばれてきて、エヴラールはにこりと微笑む。
どうしてそんなに切り替えが早いんだ。
「それでは、いただきましょうか」
「ああ」
エールを一口飲み、ソーセージとレンズ豆の煮込みに手をつけた。宮廷料理とは大違いのシンプルな料理だが、意外と悪くない味だった。僕は目を輝かせて、ソーセージを食いちぎった。
それから、バスケットに積まれたパンに手をつけた。
「硬っ!」
パンを手で千切ろうとして、硬さに驚いて顔を顰めた。
「ふ、ふふふ……」
堪え切れずといった風に、エヴラールが噴き出す。
「なんだよ!」
恥ずかしさに、頬が赤らむ。
「い、いえ、すみません、あまりにも可愛らしくて……」
「はあ~!? このパンが堅いのが悪いんだろ!」
八つ当たりするように、千切ったパンに食らいついた。
歯で噛んでも、やはり堅い。何度噛んでも飲み込めそうにない。
「この硬さがいいのですが、コンスタンさまのように不慣れな方は、シチューに浸して食されるのがよろしいかと思いますよ」
「シチューにぃ?」
僕は訝しげな表情こそ浮かべたものの、素直にもう一度パンを千切り、彼の言う通り牛乳のシチューに浸してみた。シチューでひたひたになったパンを、口の中に放り込んでみる。
「ん……!」
口の中に広がった甘みと柔らかい食感に、目を丸くさせた。
なんだ、結構いけるじゃないか。
「コンスタンさまは、わかりやすいですね」
向かいを見ると、エヴラールが微笑ましげな視線を向けていた。
「はあ、僕を貶しているのか?」
「いえいえ、滅相もない。ころころと変わる表情が、可愛らしくて」
「可愛いだなんて、そんな心にもない言葉が世辞になると思っているなら、今すぐやめろ」
僕が睨みつけると、彼は目を丸くさせた。
「世辞だなんて。私にとっては、貴方より可愛らしい人間はいないのですよ。初めてお会いしたとき、絶対に自分のものにしたいと望んだくらいです」
「は、はあ……?」
理解不能な彼の言葉に、僕は思わず椅子を後ろに引いて距離取った。
「そんなに怯えないでください、取って食べたりなどしません。単に、貴方が私の好みだというだけの話です。『嗜好と色は議論できない』と昔から申しますでしょう?」
「嗜好と色は議論できない」とは、人の好みはさまざまであるという意味の諺だ。主に変わった趣味嗜好を持つ者を擁護する際に、使われる言葉だ。
僕はピキリと青筋を立てた。
「それって、僕が色物だって言いたいのかよ! 僕は王太子もが」
激昂しようとしたところ、素早く彼の大きな手の平で口を塞がれてしまった。
「まあまあまあ、しー」
まるで子供をなだめるみたいに、彼は口元に人差し指を立てた。
こんなところで身分を口にしそうになったのは僕の方だが、彼の方が正論を言っているみたいな状況がムカつく。
彼に口を塞がれて黙っていると、自然と隣の席の会話が耳に入ってくる。
「まあ、やだ!」
隣の男がすれ違いざまに給仕の女の尻を撫でたようで、小さな叫び声が上がった。
「上に部屋を取ってあるからさ、この金で部屋に酒を持ってきてくんねえか」
隣の男は、給仕女に銀貨を手渡した。
銀貨を手にした女は意味ありげに片眉を上げると、素早く銀貨をポケットにしまった。
なんだ今のやり取りは。
「このような店で、銀貨がいるような酒を取り扱っているのか?」
手を口から放してもらった僕は、小声でエヴラールに尋ねた。なんとなく、大声で触れてはいけない雰囲気がしたからだ。
「まさか。この食堂は、二階が宿屋になっているようですよ」
「だから?」
「コンスタンさまはご存知ないかもしれませんが、こうした食堂の給仕は、娼婦を兼ねているものです」
「な……!?」
エヴラールの囁いた内容が耳に届いた途端、僕は顔を真っ赤にさせた。
つまり隣の男と給仕女はこれから、上の部屋で……。
「ふふ、お可愛らしい顔だ」
エヴラールの視線が、舐めるように僕の顔面を這う。
「どうです――これから私たちも、上の部屋を取りませんか? よろしければ、私がどれほど貴方のことを可愛らしく思っているか、身をもって教えてさしあげてもよいのですよ」
テーブルの上で、僕の手の上に、彼の手が重ねられた。
「え、な……」
汗が額を伝う。
上の部屋とやらでエヴラールと過ごす時間を、思わず想像してしまう。彼はきっと、部屋の中で、僕を……。
想像した途端、下腹の奥の方が、欲で疼くのを感じた。女を抱く際には使わない部分だ。
きっと彼は、僕に可愛いと囁いてくれる。ドロドロに意識が蕩けるまで、褒めてくれる。何もしなくても、身体を捧げるだけで存在を肯定してくれる。
勉強しなければ、いい成績を取らなければ、常に立派な王太子でいなければ、廃嫡にしてアンリの方を王太子にすると脅されて育った幼少期とは違う――無条件の愛だ。
「どうです?」
彼は蠱惑的に口端を歪めた。
僕の喉仏が、無意識に上下した。
「コンスタンさま。露店を見て回るたびに買い物をしたら、お金がいくらあっても足りませんからね」
「わかってるよ!」
エヴラールに釘を刺され、「冷やかし」という慣れない行為になんとか手を染めてみた。まったく、うるさいやつだ。
「コンスタンさま。そろそろお腹は減っていませんか? 大衆食堂に入ってみましょう。どうせ大衆食堂も初めてですよね?」
「どうせってなんだよ。まあ、庶民の食堂なんて入ったことはないが」
丁寧な口調でちょっと癇に障る言い方をしてくるのは、なんなんだ。と思いながらも、腹は減っているので食事にすることに同意した。
エヴラールに連れられて入った大衆食堂とやらを見回し、この前入った酒場は相当上等な部類だったのだなと認識した。店内は騒がしく、客層はガラが悪く、個室などとてもありそうにない。
「コンスタンさま、ここに座りましょう」
「ここに座るのか?」
僕は戸惑いながら、彼の指し示したテーブル席についた。隣のテーブルとの距離が、いくらも離れていない。無関係の人間と、こんなに近い距離で食事を取るのか? 庶民の生活というものは、想像以上だ。
「何を注文しましょうか?」
「何を注文できるのか、わからん」
「では店員を呼んで、おすすめの料理を聞いてみましょう」
エヴラールは給仕を呼び止めると、注文できる料理を聞き出した。
「ソーセージとレンズ豆の煮込みが、今日はおすすめだそうですよ。あとはローストチキンだとか」
「お前、肉食えるのか?」
鹿の獣人がソーセージやらチキンを食べて、腹を壊したりしないのだろうかと眉を顰めた。
「おや、私の心配をしてくださるので?」
エヴラールが今日一番の笑顔を見せたので、尋ねたことを後悔した。
「内臓は人間に近いですから。好みの差はあれ、大抵のものは食せますよ」
「そうかよ。じゃあその煮込みとパンと、あとは適当なシチューとかでいいよ」
「かしこまりました」
彼は再び給仕を呼び止め、僕の言った通りの料理に加え、二人分のエールを注文した。
「私は養子に出されて、人間の家で育ったのですよ」
「はあ」
料理を待つ間、エヴラールは出し抜けに話し出した。
「幼いころは、よく虐められましてね。その辺で摘んできた雑草を口の中に詰め込まれて、『草食動物なんだから、食えるだろ』なんて無理やり食べさせられて」
「な……」
にこやかな表情とは裏腹に、壮絶な過去に僕は絶句した。
なんでそんないい思い出みたいに、語れるんだ。
「私よりも少しばかり年上の子供たちでした。でも私が成長して獣人らしい膂力を手に入れると、彼らは途端に歯が立たなくなりました。私と彼らの立場は逆転しました。そのときに私は、二つのことを学びました。一つは、力こそが全てであること。二つには……人間がとても愛らしい種族であることです」
いや、実際に彼にとっていい思い出なのだろう。遠くを見つめているようで、まっすぐに僕を射抜いている視線は、喜悦に満ちていた。
彼を虐めていた子供たちがどんな目に遭ったのか、知りたくもない。
「そ……そうかよ」
なんと言えばよいのかわからず、僕はただ目を伏せた。
「お、料理が来ましたよ。美味しそうな匂いがしますね」
エールや料理が運ばれてきて、エヴラールはにこりと微笑む。
どうしてそんなに切り替えが早いんだ。
「それでは、いただきましょうか」
「ああ」
エールを一口飲み、ソーセージとレンズ豆の煮込みに手をつけた。宮廷料理とは大違いのシンプルな料理だが、意外と悪くない味だった。僕は目を輝かせて、ソーセージを食いちぎった。
それから、バスケットに積まれたパンに手をつけた。
「硬っ!」
パンを手で千切ろうとして、硬さに驚いて顔を顰めた。
「ふ、ふふふ……」
堪え切れずといった風に、エヴラールが噴き出す。
「なんだよ!」
恥ずかしさに、頬が赤らむ。
「い、いえ、すみません、あまりにも可愛らしくて……」
「はあ~!? このパンが堅いのが悪いんだろ!」
八つ当たりするように、千切ったパンに食らいついた。
歯で噛んでも、やはり堅い。何度噛んでも飲み込めそうにない。
「この硬さがいいのですが、コンスタンさまのように不慣れな方は、シチューに浸して食されるのがよろしいかと思いますよ」
「シチューにぃ?」
僕は訝しげな表情こそ浮かべたものの、素直にもう一度パンを千切り、彼の言う通り牛乳のシチューに浸してみた。シチューでひたひたになったパンを、口の中に放り込んでみる。
「ん……!」
口の中に広がった甘みと柔らかい食感に、目を丸くさせた。
なんだ、結構いけるじゃないか。
「コンスタンさまは、わかりやすいですね」
向かいを見ると、エヴラールが微笑ましげな視線を向けていた。
「はあ、僕を貶しているのか?」
「いえいえ、滅相もない。ころころと変わる表情が、可愛らしくて」
「可愛いだなんて、そんな心にもない言葉が世辞になると思っているなら、今すぐやめろ」
僕が睨みつけると、彼は目を丸くさせた。
「世辞だなんて。私にとっては、貴方より可愛らしい人間はいないのですよ。初めてお会いしたとき、絶対に自分のものにしたいと望んだくらいです」
「は、はあ……?」
理解不能な彼の言葉に、僕は思わず椅子を後ろに引いて距離取った。
「そんなに怯えないでください、取って食べたりなどしません。単に、貴方が私の好みだというだけの話です。『嗜好と色は議論できない』と昔から申しますでしょう?」
「嗜好と色は議論できない」とは、人の好みはさまざまであるという意味の諺だ。主に変わった趣味嗜好を持つ者を擁護する際に、使われる言葉だ。
僕はピキリと青筋を立てた。
「それって、僕が色物だって言いたいのかよ! 僕は王太子もが」
激昂しようとしたところ、素早く彼の大きな手の平で口を塞がれてしまった。
「まあまあまあ、しー」
まるで子供をなだめるみたいに、彼は口元に人差し指を立てた。
こんなところで身分を口にしそうになったのは僕の方だが、彼の方が正論を言っているみたいな状況がムカつく。
彼に口を塞がれて黙っていると、自然と隣の席の会話が耳に入ってくる。
「まあ、やだ!」
隣の男がすれ違いざまに給仕の女の尻を撫でたようで、小さな叫び声が上がった。
「上に部屋を取ってあるからさ、この金で部屋に酒を持ってきてくんねえか」
隣の男は、給仕女に銀貨を手渡した。
銀貨を手にした女は意味ありげに片眉を上げると、素早く銀貨をポケットにしまった。
なんだ今のやり取りは。
「このような店で、銀貨がいるような酒を取り扱っているのか?」
手を口から放してもらった僕は、小声でエヴラールに尋ねた。なんとなく、大声で触れてはいけない雰囲気がしたからだ。
「まさか。この食堂は、二階が宿屋になっているようですよ」
「だから?」
「コンスタンさまはご存知ないかもしれませんが、こうした食堂の給仕は、娼婦を兼ねているものです」
「な……!?」
エヴラールの囁いた内容が耳に届いた途端、僕は顔を真っ赤にさせた。
つまり隣の男と給仕女はこれから、上の部屋で……。
「ふふ、お可愛らしい顔だ」
エヴラールの視線が、舐めるように僕の顔面を這う。
「どうです――これから私たちも、上の部屋を取りませんか? よろしければ、私がどれほど貴方のことを可愛らしく思っているか、身をもって教えてさしあげてもよいのですよ」
テーブルの上で、僕の手の上に、彼の手が重ねられた。
「え、な……」
汗が額を伝う。
上の部屋とやらでエヴラールと過ごす時間を、思わず想像してしまう。彼はきっと、部屋の中で、僕を……。
想像した途端、下腹の奥の方が、欲で疼くのを感じた。女を抱く際には使わない部分だ。
きっと彼は、僕に可愛いと囁いてくれる。ドロドロに意識が蕩けるまで、褒めてくれる。何もしなくても、身体を捧げるだけで存在を肯定してくれる。
勉強しなければ、いい成績を取らなければ、常に立派な王太子でいなければ、廃嫡にしてアンリの方を王太子にすると脅されて育った幼少期とは違う――無条件の愛だ。
「どうです?」
彼は蠱惑的に口端を歪めた。
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