19 / 31
番外編 転生したら悪役王太子コンスタンだった件
第三話 なぜかデート
しおりを挟む
「コンスタンさま、さあお手を」
僕に、純白の毛に覆われた手が差し出される。
僕が弱々しくその手を取ると、彼――エヴラールは満面の笑みを見せた。
「まさかコンスタンさまとデートに行けるなんて、夢のようです!」
「はは、僕にとっても夢のようだよ……悪い方の夢だけど」
なんで……
なんで、こうなってるんだっけ?
僕は昨晩のことを回想する。
「私を貴方の伴侶にしていただけませんか?」
エヴラールのいきなりの意味不明な提案に、僕は固まった。
「は……はあ!? なん、でだよ……?」
「なぜって、私の利になるからです。王配になれれば、辺境伯以上の地位ですから」
何だよ、結局地位が目当てかよ。
別にこの獣人に執着されたいわけでもないが、さりとて地位目当てだと宣言されるのも業腹だった。
「貴方が差し出せるものは、他にありますか? この提案を吞んでいただけないならば、私はいつ第二王子殿下や辺境伯閣下、あとテオフィルとかいう子供に危害を加えるか、わかりませんねえ」
「く……!」
エヴラールの声音は、嘲笑の色を帯びていた。
脅し同然に、地位目当てに婚約を迫られるなんて、屈辱だ。
だがこの提案を呑まなければ、アンリたちがどうなってしまうかわからない。
「さあ、どうします?」
白い手が、優しく頬を撫でる。蟻が肌の上を這っているかのような、ぞわぞわとした感覚が背筋を駆け抜けた。
「……呑むよ。呑めば、アンリたちを傷つけないんだろ!?」
「ええ、ええ、もちろんですとも。王配になれるのであれば、もはや傷つける意味は存在しませんから」
いいこ、いいこ。
そう言っているかのように、白い指が僕の顎を擽った。
こうして、僕とエヴラールの契約は成立した。
「それで、なんでデートなんてすることになるんだよ!」
現実逃避もとい回想から戻ってきた僕は、僕の手を握って上機嫌なエヴラールを睨みつけた。
くそ、背が高いなこいつ。首が痛くなりそうだ。
僕は転移魔法陣で王城に帰ったあと、明るい時間になって辺境伯領の街に戻ってきていた。明るい時間に来いと、こいつが言ったからだ。
一体何をする気なんだと戦々恐々としていたが、出会うなり馬車に乗り込まされ、「デート」だなどと爆弾発言した。拍子抜けを超えて、驚きのあまり腰を抜かした。
「なぜって、私たちはフィアンセになったのですから。同じ時を過ごして仲を深めるのは、当然のことでしょう」
エヴラールはにこりと、自信に満ちた笑みを浮かべた。こいつ、自分が一番イケメンに見える笑顔がわかっていやがる。
なるほど、これも僕を絆すための作戦か。
僕が心変わりしないよう、絆したり脅したりする気なのだろうと悟った。
「それでは、参りましょうか」
デートプランは彼の頭の中にあるようだ。
僕はただ、手を引かれるままについていった。
いくらも歩かないうちに、僕たちは雑多な市場の中に入っていた。
賑やかな市場に、僕はきょろきょろとする。
そこかしこの露店で客を大声で呼び込んでいて、猥雑な雰囲気だ。
エヴラールは、巨大な角が他人にぶつからないよう、器用に人ごみの間を縫って歩く。僕の方が、誰かにぶつかりそうなくらいだ。
「もしかして、コンスタンさまはこのような庶民の市場は初めてですか」
「高貴な僕には、用のない場所だ」
「庶民の市場も、冷やかしてみると楽しいものですよ」
「冷やかすとは?」
「買う気もないのに、商品を手に取ったり、値段を聞いて回ることです」
「はあ? それは一体、何が楽しいんだ?」
僕はしかめっ面をしてみせた。
僕にとって買い物とは、露店を回るものではなく商人を呼びつけるもので、商人を呼びつけておいて何も買わないなんて、やったことがない。そんなことをした日には、どんな噂が社交界を駆け巡るかわかったものではない。
「それではコンスタンさまにとって、初めての冷やかしですね」
「おい、僕はやるなんて言ってないぞ!」
エヴラールは僕の言葉は無視して、露店の前まで引っ張ってきた。
それはアクセサリーを扱っている店のようだった。
「この花を模したブレスレットはいかがですか。コンスタンさまに似合うのではないですか?」
彼は露店に並んだアクセサリーの一つを取ると、僕の手首に添えた。見たこともない、紐で編まれたブレスレットだった。中心に、花を模した飾りがついている。
「なんだこれは? 庶民の子供用のおもちゃか?」
僕が胡乱げな視線でブレスレットを見つめると、露店の店員が息を呑んだのが聞こえた。
「コンスタンさま。どうやらこのアクセサリーは、店員の方がお作りになられたもののようですよ」
「なっ!?」
顔を上げると、店員は悲しそうな顔になっていた。どうやら庶民にとっては、これでも立派な装飾品なのだろう。
なんだ、これではまるで僕が悪人みたいじゃないか。
……いや、悪人なんだったんだ。
客観的に見ると、僕の言動は悪役でしかない。そのことを自覚したつもりだったのに。
「いや、その。見慣れないものだから戸惑っただけで……このブレスレットは、美しいものだと思う。決して粗末だという意味ではない」
僕は辿々しく弁解の言葉を口にした。
「見ての通り、コンスタンさまは世間知らずな方なのです。お許しください」
失言したのは僕なのに、エヴラールが横で勝手に頭を下げる。
「おい、見ての通りってどういう意味だよ!」
「コンスタンさまはフードを被られていても、身分の高貴さが隠せていませんから」
「な……!?」
どうやら僕は、全然庶民の振りができていないようだ。だからといって、バラすことはないだろうに。
「悪かったな、女。このブレスレットは買い取ろう」
僕は店員に、ぞんざいに銀貨を手渡した。
「い、いえ、銀貨なんていただけません……!」
恐縮する店員をよそに、エヴラールはくすくすと笑い出した。
「コンスタンさま、それでは冷やかしになりませんよ。今日は冷やかしを体験しに来たのでしょう?」
「それはお前が勝手に言っていることだ。いいから受け取れ、女」
僕は銀貨を店員の手に押しつけると、素早く露店の前を立ち去った。
「おいエヴラール、このブレスレットはどうやって装着すればいいんだ?」
僕を追ってきたエヴラールに、ブレスレットを押しつけた。
「お任せください。紐を結び付けるようですね。今、お付けしますので、少々立ち止まっていただけますか」
「わかった」
道の端に寄り、彼に片腕を差し出した。
白い毛に覆われた指が器用に動き、あっという間にブレスレットをつけ終わった。
「やはり、明るい色合いがコンスタンさまの肌に似合いますね」
「はあ? なんだよそれ」
彼の笑顔に妙に気恥ずかしくなって、僕はそっぽを向いたのだった。
僕に、純白の毛に覆われた手が差し出される。
僕が弱々しくその手を取ると、彼――エヴラールは満面の笑みを見せた。
「まさかコンスタンさまとデートに行けるなんて、夢のようです!」
「はは、僕にとっても夢のようだよ……悪い方の夢だけど」
なんで……
なんで、こうなってるんだっけ?
僕は昨晩のことを回想する。
「私を貴方の伴侶にしていただけませんか?」
エヴラールのいきなりの意味不明な提案に、僕は固まった。
「は……はあ!? なん、でだよ……?」
「なぜって、私の利になるからです。王配になれれば、辺境伯以上の地位ですから」
何だよ、結局地位が目当てかよ。
別にこの獣人に執着されたいわけでもないが、さりとて地位目当てだと宣言されるのも業腹だった。
「貴方が差し出せるものは、他にありますか? この提案を吞んでいただけないならば、私はいつ第二王子殿下や辺境伯閣下、あとテオフィルとかいう子供に危害を加えるか、わかりませんねえ」
「く……!」
エヴラールの声音は、嘲笑の色を帯びていた。
脅し同然に、地位目当てに婚約を迫られるなんて、屈辱だ。
だがこの提案を呑まなければ、アンリたちがどうなってしまうかわからない。
「さあ、どうします?」
白い手が、優しく頬を撫でる。蟻が肌の上を這っているかのような、ぞわぞわとした感覚が背筋を駆け抜けた。
「……呑むよ。呑めば、アンリたちを傷つけないんだろ!?」
「ええ、ええ、もちろんですとも。王配になれるのであれば、もはや傷つける意味は存在しませんから」
いいこ、いいこ。
そう言っているかのように、白い指が僕の顎を擽った。
こうして、僕とエヴラールの契約は成立した。
「それで、なんでデートなんてすることになるんだよ!」
現実逃避もとい回想から戻ってきた僕は、僕の手を握って上機嫌なエヴラールを睨みつけた。
くそ、背が高いなこいつ。首が痛くなりそうだ。
僕は転移魔法陣で王城に帰ったあと、明るい時間になって辺境伯領の街に戻ってきていた。明るい時間に来いと、こいつが言ったからだ。
一体何をする気なんだと戦々恐々としていたが、出会うなり馬車に乗り込まされ、「デート」だなどと爆弾発言した。拍子抜けを超えて、驚きのあまり腰を抜かした。
「なぜって、私たちはフィアンセになったのですから。同じ時を過ごして仲を深めるのは、当然のことでしょう」
エヴラールはにこりと、自信に満ちた笑みを浮かべた。こいつ、自分が一番イケメンに見える笑顔がわかっていやがる。
なるほど、これも僕を絆すための作戦か。
僕が心変わりしないよう、絆したり脅したりする気なのだろうと悟った。
「それでは、参りましょうか」
デートプランは彼の頭の中にあるようだ。
僕はただ、手を引かれるままについていった。
いくらも歩かないうちに、僕たちは雑多な市場の中に入っていた。
賑やかな市場に、僕はきょろきょろとする。
そこかしこの露店で客を大声で呼び込んでいて、猥雑な雰囲気だ。
エヴラールは、巨大な角が他人にぶつからないよう、器用に人ごみの間を縫って歩く。僕の方が、誰かにぶつかりそうなくらいだ。
「もしかして、コンスタンさまはこのような庶民の市場は初めてですか」
「高貴な僕には、用のない場所だ」
「庶民の市場も、冷やかしてみると楽しいものですよ」
「冷やかすとは?」
「買う気もないのに、商品を手に取ったり、値段を聞いて回ることです」
「はあ? それは一体、何が楽しいんだ?」
僕はしかめっ面をしてみせた。
僕にとって買い物とは、露店を回るものではなく商人を呼びつけるもので、商人を呼びつけておいて何も買わないなんて、やったことがない。そんなことをした日には、どんな噂が社交界を駆け巡るかわかったものではない。
「それではコンスタンさまにとって、初めての冷やかしですね」
「おい、僕はやるなんて言ってないぞ!」
エヴラールは僕の言葉は無視して、露店の前まで引っ張ってきた。
それはアクセサリーを扱っている店のようだった。
「この花を模したブレスレットはいかがですか。コンスタンさまに似合うのではないですか?」
彼は露店に並んだアクセサリーの一つを取ると、僕の手首に添えた。見たこともない、紐で編まれたブレスレットだった。中心に、花を模した飾りがついている。
「なんだこれは? 庶民の子供用のおもちゃか?」
僕が胡乱げな視線でブレスレットを見つめると、露店の店員が息を呑んだのが聞こえた。
「コンスタンさま。どうやらこのアクセサリーは、店員の方がお作りになられたもののようですよ」
「なっ!?」
顔を上げると、店員は悲しそうな顔になっていた。どうやら庶民にとっては、これでも立派な装飾品なのだろう。
なんだ、これではまるで僕が悪人みたいじゃないか。
……いや、悪人なんだったんだ。
客観的に見ると、僕の言動は悪役でしかない。そのことを自覚したつもりだったのに。
「いや、その。見慣れないものだから戸惑っただけで……このブレスレットは、美しいものだと思う。決して粗末だという意味ではない」
僕は辿々しく弁解の言葉を口にした。
「見ての通り、コンスタンさまは世間知らずな方なのです。お許しください」
失言したのは僕なのに、エヴラールが横で勝手に頭を下げる。
「おい、見ての通りってどういう意味だよ!」
「コンスタンさまはフードを被られていても、身分の高貴さが隠せていませんから」
「な……!?」
どうやら僕は、全然庶民の振りができていないようだ。だからといって、バラすことはないだろうに。
「悪かったな、女。このブレスレットは買い取ろう」
僕は店員に、ぞんざいに銀貨を手渡した。
「い、いえ、銀貨なんていただけません……!」
恐縮する店員をよそに、エヴラールはくすくすと笑い出した。
「コンスタンさま、それでは冷やかしになりませんよ。今日は冷やかしを体験しに来たのでしょう?」
「それはお前が勝手に言っていることだ。いいから受け取れ、女」
僕は銀貨を店員の手に押しつけると、素早く露店の前を立ち去った。
「おいエヴラール、このブレスレットはどうやって装着すればいいんだ?」
僕を追ってきたエヴラールに、ブレスレットを押しつけた。
「お任せください。紐を結び付けるようですね。今、お付けしますので、少々立ち止まっていただけますか」
「わかった」
道の端に寄り、彼に片腕を差し出した。
白い毛に覆われた指が器用に動き、あっという間にブレスレットをつけ終わった。
「やはり、明るい色合いがコンスタンさまの肌に似合いますね」
「はあ? なんだよそれ」
彼の笑顔に妙に気恥ずかしくなって、僕はそっぽを向いたのだった。
1,175
あなたにおすすめの小説
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました
* ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。
BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑)
本編完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
きーちゃんと皆の動画をつくりました!
もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画
プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら!
本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけですー!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
嫌われ魔術師の俺は元夫への恋心を消去する
SKYTRICK
BL
旧題:恋愛感情抹消魔法で元夫への恋を消去する
☆11/28完結しました。
☆第11回BL小説大賞奨励賞受賞しました。ありがとうございます!
冷酷大元帥×元娼夫の忘れられた夫
——「また俺を好きになるって言ったのに、嘘つき」
元娼夫で現魔術師であるエディことサラは五年ぶりに祖国・ファルンに帰国した。しかし暫しの帰郷を味わう間も無く、直後、ファルン王国軍の大元帥であるロイ・オークランスの使者が元帥命令を掲げてサラの元へやってくる。
ロイ・オークランスの名を知らぬ者は世界でもそうそういない。魔族の血を引くロイは人間から畏怖を大いに集めながらも、大将として国防戦争に打ち勝ち、たった二十九歳で大元帥として全軍のトップに立っている。
その元帥命令の内容というのは、五年前に最愛の妻を亡くしたロイを、魔族への本能的な恐怖を感じないサラが慰めろというものだった。
ロイは妻であるリネ・オークランスを亡くし、悲しみに苛まれている。あまりの辛さで『奥様』に関する記憶すら忘却してしまったらしい。半ば強引にロイの元へ連れていかれるサラは、彼に己を『サラ』と名乗る。だが、
——「失せろ。お前のような娼夫など必要としていない」
噂通り冷酷なロイの口からは罵詈雑言が放たれた。ロイは穢らわしい娼夫を睨みつけ去ってしまう。使者らは最愛の妻を亡くしたロイを憐れむばかりで、まるでサラの様子を気にしていない。
誰も、サラこそが五年前に亡くなった『奥様』であり、最愛のその人であるとは気付いていないようだった。
しかし、最大の問題は元夫に存在を忘れられていることではない。
サラが未だにロイを愛しているという事実だ。
仕方なく、『恋愛感情抹消魔法』を己にかけることにするサラだが——……
☆お読みくださりありがとうございます。良ければ感想などいただけるとパワーになります!
ざこてん〜初期雑魚モンスターに転生した俺は、勇者にテイムしてもらう〜
キノア9g
BL
「俺の血を啜るとは……それほど俺を愛しているのか?」
(いえ、ただの生存戦略です!!)
【元社畜の雑魚モンスター(うさぎ)】×【勘違い独占欲勇者】
生き残るために媚びを売ったら、最強の勇者に溺愛されました。
ブラック企業で過労死した俺が転生したのは、RPGの最弱モンスター『ダーク・ラビット(黒うさぎ)』だった。
のんびり草を食んでいたある日、目の前に現れたのはゲーム最強の勇者・アレクセイ。
「経験値」として狩られる!と焦った俺は、生き残るために咄嗟の機転で彼と『従魔契約』を結ぶことに成功する。
「殺さないでくれ!」という一心で、傷口を舐めて契約しただけなのに……。
「魔物の分際で、俺にこれほど情熱的な求愛をするとは」
なぜか勇者様、俺のことを「自分に惚れ込んでいる健気な相棒」だと盛大に勘違い!?
勘違いされたまま、勇者の膝の上で可愛がられる日々。
捨てられないために必死で「有能なペット」を演じていたら、勇者の魔力を受けすぎて、なんと人間の姿に進化してしまい――!?
「もう使い魔の枠には収まらない。俺のすべてはお前のものだ」
ま、待ってください勇者様、愛が重すぎます!
元社畜の生存本能が生んだ、すれ違いと溺愛の異世界BLファンタジー!
異世界転移した元コンビニ店長は、獣人騎士様に嫁入りする夢は……見ない!
めがねあざらし
BL
過労死→異世界転移→体液ヒーラー⁈
社畜すぎて魂が擦り減っていたコンビニ店長・蓮は、女神の凡ミスで異世界送りに。
もらった能力は“全言語理解”と“回復力”!
……ただし、回復スキルの発動条件は「体液経由」です⁈
キスで癒す? 舐めて治す? そんなの変態じゃん!
出会ったのは、狼耳の超絶無骨な騎士・ロナルドと、豹耳騎士・ルース。
最初は“保護対象”だったのに、気づけば戦場の最前線⁈
攻めも受けも騒がしい異世界で、蓮の安眠と尊厳は守れるのか⁉
--------------------
※現在同時掲載中の「捨てられΩ、癒しの異能で獣人将軍に囲われてます!?」の元ネタです。出しちゃった!
【本編完結】最強魔導騎士は、騎士団長に頭を撫でて欲しい【番外編あり】
ゆらり
BL
帝国の侵略から国境を守る、レゲムアーク皇国第一魔導騎士団の駐屯地に派遣された、新人の魔導騎士ネウクレア。
着任当日に勃発した砲撃防衛戦で、彼は敵の砲撃部隊を単独で壊滅に追いやった。
凄まじい能力を持つ彼を部下として迎え入れた騎士団長セディウスは、研究機関育ちであるネウクレアの独特な言動に戸惑いながらも、全身鎧の下に隠された……どこか歪ではあるが、純粋無垢であどけない姿に触れたことで、彼に対して強い庇護欲を抱いてしまう。
撫でて、抱きしめて、甘やかしたい。
帝国との全面戦争が迫るなか、ネウクレアへの深い想いと、皇国の守護者たる騎士としての責務の間で、セディウスは葛藤する。
独身なのに父性強めな騎士団長×不憫な生い立ちで情緒薄めな甘えたがり魔導騎士+仲が良すぎる副官コンビ。
甘いだけじゃない、骨太文体でお送りする軍記物BL小説です。番外は日常エピソード中心。ややダーク・ファンタジー寄り。
※ぼかしなし、本当の意味で全年齢向け。
★お気に入りやいいね、エールをありがとうございます! お気に召しましたらぜひポチリとお願いします。凄く励みになります!
ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました
あと
BL
「お兄ちゃん!人肌脱ぎます!」
完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け
可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…?
攻め:ヴィクター・ローレンツ
受け:リアム・グレイソン
弟:リチャード・グレイソン
pixivにも投稿しています。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。