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第二部 セルフィニエ辺境伯領編
第百十話 魔力測定 ③
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「魔術の属性は二十六種類ございます」
「二十六個もあるの!?」
ジョンさんの第一声に驚愕する。
「はい。しかし魔術測定の際に関係するのは大抵この中の五つだけでございます」
「二十六個もあるのにその内五つだけ!?」
何のために二十六個も属性が存在する必要があるのかとまたまた驚愕する。
「属性には五つの主属性があり、内訳は火・水・風・土・霊となっています。大抵の人間がこの五つの内どれかの属性を持っています。他の二十一種類は副属性と呼ばれ、こちらが発現する人間は稀でございます。第一皇子のエリオット殿下が主属性の水と副属性の氷の二重属性であることは有名ですね」
「僕の属性はその『しゅぞくせー』でも『ふくぞくせー』でもないの?」
「ええ。二十六のどの属性にも該当しません」
こくりとジョンさんが頷く。
「もしかすれば……我々が今まで見たことのない組み合わせの属性と属性をお持ちなのかもしれません。まだ観測されたことのない、透明色に変化する組み合わせの二重属性、いや三重属性の可能性すらあります……!」
バスティアンさんが興奮気味に呟く。
ええ……そんなよく分からない凄いものになった覚えはないんだけど。
「まあまあ落ち着いて下さい。バスティアン様の用意に不備があったとは申しませんが、万が一魔法陣に不具合があった可能性もあります。どうでしょう、また来週再測定を行うのは。殿下の資質について予測を立てるのはそれからにしましょう」
先走ろうとするバスティアンさんをジョンさんがやんわりと宥める。
「あ、ああ。そうですね。ごもっともです。そうすることにいたしましょう」
「僕、別に明日でもいいよ?」
再検査をするならめんどくさいからさっさと済ませちゃいたいなと首を傾げる。
「いえいえ殿下、魔力放出というのは存外に体力を消費するものでございます。例え健康な子供であっても連日行うようなものではございませんよ」
「そうなんだ……」
医者のジョンさんがそう言うのであればそうなのであろう。
「では明日は大事を取って休日、明後日から魔術以外の授業を行うことにいたしましょう」
「はーい」
ジョンさんの言葉に素直に頷いた。
魔力放出は疲れるという話は本当だったのか、その晩は急速に眠くなって晩御飯も食べずにベッドに横になったのだった。
「二十六個もあるの!?」
ジョンさんの第一声に驚愕する。
「はい。しかし魔術測定の際に関係するのは大抵この中の五つだけでございます」
「二十六個もあるのにその内五つだけ!?」
何のために二十六個も属性が存在する必要があるのかとまたまた驚愕する。
「属性には五つの主属性があり、内訳は火・水・風・土・霊となっています。大抵の人間がこの五つの内どれかの属性を持っています。他の二十一種類は副属性と呼ばれ、こちらが発現する人間は稀でございます。第一皇子のエリオット殿下が主属性の水と副属性の氷の二重属性であることは有名ですね」
「僕の属性はその『しゅぞくせー』でも『ふくぞくせー』でもないの?」
「ええ。二十六のどの属性にも該当しません」
こくりとジョンさんが頷く。
「もしかすれば……我々が今まで見たことのない組み合わせの属性と属性をお持ちなのかもしれません。まだ観測されたことのない、透明色に変化する組み合わせの二重属性、いや三重属性の可能性すらあります……!」
バスティアンさんが興奮気味に呟く。
ええ……そんなよく分からない凄いものになった覚えはないんだけど。
「まあまあ落ち着いて下さい。バスティアン様の用意に不備があったとは申しませんが、万が一魔法陣に不具合があった可能性もあります。どうでしょう、また来週再測定を行うのは。殿下の資質について予測を立てるのはそれからにしましょう」
先走ろうとするバスティアンさんをジョンさんがやんわりと宥める。
「あ、ああ。そうですね。ごもっともです。そうすることにいたしましょう」
「僕、別に明日でもいいよ?」
再検査をするならめんどくさいからさっさと済ませちゃいたいなと首を傾げる。
「いえいえ殿下、魔力放出というのは存外に体力を消費するものでございます。例え健康な子供であっても連日行うようなものではございませんよ」
「そうなんだ……」
医者のジョンさんがそう言うのであればそうなのであろう。
「では明日は大事を取って休日、明後日から魔術以外の授業を行うことにいたしましょう」
「はーい」
ジョンさんの言葉に素直に頷いた。
魔力放出は疲れるという話は本当だったのか、その晩は急速に眠くなって晩御飯も食べずにベッドに横になったのだった。
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