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第六話 大事な小瓶
その晩のことだった。
いつものようにエドゥアールが訪れて、リュシアンは彼と共に夫婦の間へと向かった。
「始めようか」
「いや、待て」
自ら服を脱ごうとしたリュシアンの手を、エドゥアールが止めた。
それから彼は懐に手を入れると、何かを取り出した。
「リュシアン、これは一体どういうことだ?」
自室に隠しておいたはずの抑制剤の小瓶が、なぜか彼の手の中にあった。
「な……⁉」
胸の動悸が一気に速くなる。大切な抑制剤が、いけすかない男の手中にある。人質を取られたも同然だ。
「なんでお前が持っているんだ!」
リュシアンは、思わず声を荒げた。
エドゥアールは冷たく口を開いた。
「貴様の侍女が教えてくれたのだ。ああ、侍女は貴様を裏切ったわけではない。むしろとても心配していたぞ。貴様が病を患っているのではないかとな。本当に病を患っている場合、貴様のために医者を呼んでやれる権限を持っているのは私だ。だから、私に知らせてきたのだろう」
シャルロットはやはり、重篤な病気を持っているのではないかと疑っていたようだ。シャルロットを責める気にはなれない。よほど心配をかけてしまったのだろう。
赤子を孕まねばならないのに、抑制剤を使用するのはやはり咎められる行為のようだ。抑制剤を取り上げるつもりなのだろうか。
エドゥアールが小瓶を揺らす。
「さて、聞こうか。この中身は一体なんだ?」
「……」
リュシアンは黙った。素直に答えれば、抑制剤を処分されてしまうかもしれない。
「まあ、答えなくても予想はついている。大方、ヒート誘発剤だろう」
「は……? 誘発剤?」
ところが、エドゥアールの口から出たのは予想もしていない薬剤の名前だった。
「ヒートになることで、私と番になるつもりだったのだろうが、そうはいかない」
オメガのフェロモンにあてられたアルファは、オメガを犯したくなり、うなじを噛みたくなるという。うなじを噛まれると、オメガはそのアルファと番になる。
番になると、オメガのフェロモンは番相手だけを誘惑するようになる。番になるということは、相手のものになるということだ。
結婚の次に、あるいは結婚と同じくらい強い結び付きだ。
初夜にエドゥアールは、番にもならないと言っていた。わざとヒートになることで、うなじを噛ませようとしていると疑われているようだ。
「馬脚を現わしたな。やはり貴様は、古狐の息子だ。侍女らはすっかり騙されていたようだが、私はそうはいかないぞ」
敵意の籠った視線で、彼は睨みつけてくる。
「違う、誘発剤なんかじゃない! 抑制剤だ!」
「抑制剤だと? なぜ貴様が使う必要がある?」
彼は抑制剤だと信じてくれる気配をまるで見せない。このままではどちらにせよ、丸薬は処分されてしまうだろう。
せっかく修道院長からもらった丸薬なのに。
「お願いだ、頼む……! 返してくれ、大切なものなんだ!」
涙の粒が、宙に散った。
貴重な抑制剤だということ以上に、修道院長からもらった丸薬がなくなれば、修道院との繋がりまで断ち切られてしまうような気がしていた。
「な……⁉」
涙を見せてしまったからだろうか、意表を突かれたように彼が瞠目した。
「お願いだ、どんなに俺のことを嫌ってもいいから、それだけはそっとしておいてくれないか……」
もう一人称を取り繕う余裕などなかった。
潤んでぼやけた視界で、小瓶を必死に見つめる。見つめていれば、目の前からなくならないわけではないのに。
「……すまなかった」
ところが祈りが通じたかのように、小瓶が差し出された。リュシアンは信じられない心地で、小瓶を受け取った。
「よく考えれば、私に貴様の所有物を没収する権利はなかったな」
涙に視界を邪魔されて、エドゥアールがどんな表情をしているのかよく見えない。瞬きをして、瞳の表面から水滴を追い払おうとした。
「俺を信じてくれたってことか?」
「別に信じたわけではない。貴様がわざとヒートになったとしても、人を呼んで抑制剤を摂取させればよいと思い直しただけだ。その薬がなんであったとしても、貴様が持っておくとよい」
涙を視界から追い払うと、エドゥアールが視線を逸らしてばつが悪そうな顔をしているのが見えた。
「私の行いは……行きすぎていた。申し訳ない」
彼はリュシアンと視線を合わせると、頭を下げた。頭を下げたのだ、王太子が。オメガに。これは一大事だ。驚きのあまり、言葉も出なかった。
彼は顔を上げると、リュシアンに手を伸ばしてきた。彼の手が、そっとリュシアンの頬に触れる。
「それで、病などは一切ないということでいいのだな?」
「な、ない! ないない!」
王太子の手を払うのもどうかと思えて、リュシアンは距離を取ることで彼の手から逃れた。
――頭を下げただけでなく、病気の心配までした? 一体何の気まぐれだ?
「そうか、ならば相談に来た侍女には病気ではなかったと伝えておこう。本当に抑制剤だというなら、貴様からそう説明しておくがいい。侍女は心配のあまり青白い顔になっていて、気の毒な有様だったぞ」
リュシアンを心配したわけではなく、シャルロットのための確認だったようだ。そこまでシャルロットが案じてくれていたなんて、悪いことをしてしまった。
「わかった、侍女には素直に話す」
「それがいい」
シャルロットだけでなく、侍女全員に正直に話しておこう。そうすれば、こそこそと抑制剤を飲む必要もなくなる。
リュシアンは、ぎゅっと小瓶を握った。リュシアンの手元に、エドゥアールが注目する。
「薬をしまってくるといい」
大事そうにしているなと思われたのだろうか、そんなことを言われた。踵を返そうとした瞬間、次の一言に目を丸くすることになった。
「いや。しまってくるだけでなく、今日はこのまま閨を共にしなくてもいい」
「え、なぜ?」
どういう風の吹き回しだろうか。
「いや、今日は私が貴様に……君に不当な仕打ちをしようとしてしまったから」
エドゥアールが初めて「貴様」以外の呼び方をした。よほど申し訳なく思っているようだ。彼の反省を感じた。
けれども、リュシアンは首を横に振った。
「その配慮は必要ない。お前との行為は罰じゃなくて、勤めだ。それを申し訳ないからという理由で免じられるようじゃ、罰だったみたいじゃないか? 俺は罪人じゃない」
エドゥアールとの行為は屈辱だが、罰扱いされるのはさらに屈辱だ。自分は契約を履行するために、不快な行為に耐えているのだ。
リュシアンの言葉を聞いた彼は、目を見開いた。それから自らを省みるかのように、目を伏せた。
「それもそうだな。君はまだ何の罪を犯したわけでもない。いや、『まだ』というのも失礼だな」
「失礼すぎるな」
「……すまない」
失言を恥じるように、彼は片手で顔を覆った。
リュシアンは目を瞬かせる。なんだ、こうして見ると結構可愛らしい男ではないか。
目の前にいる男は嫌味な男というよりも、ただの生真面目な青年のようだった。そういえば王太子の年齢は、自分より一つか二つは下ではなかっただろうか。
「俺は一度寝室に戻るけど、ここで待っていろよ。帰るなよ」
リュシアンは釘を刺して、部屋を後にした。
気がつけば、王太子相手に随分と気安い言葉を使ってしまっているなとおかしく思う。だって初対面の印象が最悪だったのだから、仕方がないだろう。
彼だって、親に言い付けられたことをやっているだけなのだ。あまり敵意を抱く必要はないのかもしれない。初めてそんな風に思えた日だった。
いつものようにエドゥアールが訪れて、リュシアンは彼と共に夫婦の間へと向かった。
「始めようか」
「いや、待て」
自ら服を脱ごうとしたリュシアンの手を、エドゥアールが止めた。
それから彼は懐に手を入れると、何かを取り出した。
「リュシアン、これは一体どういうことだ?」
自室に隠しておいたはずの抑制剤の小瓶が、なぜか彼の手の中にあった。
「な……⁉」
胸の動悸が一気に速くなる。大切な抑制剤が、いけすかない男の手中にある。人質を取られたも同然だ。
「なんでお前が持っているんだ!」
リュシアンは、思わず声を荒げた。
エドゥアールは冷たく口を開いた。
「貴様の侍女が教えてくれたのだ。ああ、侍女は貴様を裏切ったわけではない。むしろとても心配していたぞ。貴様が病を患っているのではないかとな。本当に病を患っている場合、貴様のために医者を呼んでやれる権限を持っているのは私だ。だから、私に知らせてきたのだろう」
シャルロットはやはり、重篤な病気を持っているのではないかと疑っていたようだ。シャルロットを責める気にはなれない。よほど心配をかけてしまったのだろう。
赤子を孕まねばならないのに、抑制剤を使用するのはやはり咎められる行為のようだ。抑制剤を取り上げるつもりなのだろうか。
エドゥアールが小瓶を揺らす。
「さて、聞こうか。この中身は一体なんだ?」
「……」
リュシアンは黙った。素直に答えれば、抑制剤を処分されてしまうかもしれない。
「まあ、答えなくても予想はついている。大方、ヒート誘発剤だろう」
「は……? 誘発剤?」
ところが、エドゥアールの口から出たのは予想もしていない薬剤の名前だった。
「ヒートになることで、私と番になるつもりだったのだろうが、そうはいかない」
オメガのフェロモンにあてられたアルファは、オメガを犯したくなり、うなじを噛みたくなるという。うなじを噛まれると、オメガはそのアルファと番になる。
番になると、オメガのフェロモンは番相手だけを誘惑するようになる。番になるということは、相手のものになるということだ。
結婚の次に、あるいは結婚と同じくらい強い結び付きだ。
初夜にエドゥアールは、番にもならないと言っていた。わざとヒートになることで、うなじを噛ませようとしていると疑われているようだ。
「馬脚を現わしたな。やはり貴様は、古狐の息子だ。侍女らはすっかり騙されていたようだが、私はそうはいかないぞ」
敵意の籠った視線で、彼は睨みつけてくる。
「違う、誘発剤なんかじゃない! 抑制剤だ!」
「抑制剤だと? なぜ貴様が使う必要がある?」
彼は抑制剤だと信じてくれる気配をまるで見せない。このままではどちらにせよ、丸薬は処分されてしまうだろう。
せっかく修道院長からもらった丸薬なのに。
「お願いだ、頼む……! 返してくれ、大切なものなんだ!」
涙の粒が、宙に散った。
貴重な抑制剤だということ以上に、修道院長からもらった丸薬がなくなれば、修道院との繋がりまで断ち切られてしまうような気がしていた。
「な……⁉」
涙を見せてしまったからだろうか、意表を突かれたように彼が瞠目した。
「お願いだ、どんなに俺のことを嫌ってもいいから、それだけはそっとしておいてくれないか……」
もう一人称を取り繕う余裕などなかった。
潤んでぼやけた視界で、小瓶を必死に見つめる。見つめていれば、目の前からなくならないわけではないのに。
「……すまなかった」
ところが祈りが通じたかのように、小瓶が差し出された。リュシアンは信じられない心地で、小瓶を受け取った。
「よく考えれば、私に貴様の所有物を没収する権利はなかったな」
涙に視界を邪魔されて、エドゥアールがどんな表情をしているのかよく見えない。瞬きをして、瞳の表面から水滴を追い払おうとした。
「俺を信じてくれたってことか?」
「別に信じたわけではない。貴様がわざとヒートになったとしても、人を呼んで抑制剤を摂取させればよいと思い直しただけだ。その薬がなんであったとしても、貴様が持っておくとよい」
涙を視界から追い払うと、エドゥアールが視線を逸らしてばつが悪そうな顔をしているのが見えた。
「私の行いは……行きすぎていた。申し訳ない」
彼はリュシアンと視線を合わせると、頭を下げた。頭を下げたのだ、王太子が。オメガに。これは一大事だ。驚きのあまり、言葉も出なかった。
彼は顔を上げると、リュシアンに手を伸ばしてきた。彼の手が、そっとリュシアンの頬に触れる。
「それで、病などは一切ないということでいいのだな?」
「な、ない! ないない!」
王太子の手を払うのもどうかと思えて、リュシアンは距離を取ることで彼の手から逃れた。
――頭を下げただけでなく、病気の心配までした? 一体何の気まぐれだ?
「そうか、ならば相談に来た侍女には病気ではなかったと伝えておこう。本当に抑制剤だというなら、貴様からそう説明しておくがいい。侍女は心配のあまり青白い顔になっていて、気の毒な有様だったぞ」
リュシアンを心配したわけではなく、シャルロットのための確認だったようだ。そこまでシャルロットが案じてくれていたなんて、悪いことをしてしまった。
「わかった、侍女には素直に話す」
「それがいい」
シャルロットだけでなく、侍女全員に正直に話しておこう。そうすれば、こそこそと抑制剤を飲む必要もなくなる。
リュシアンは、ぎゅっと小瓶を握った。リュシアンの手元に、エドゥアールが注目する。
「薬をしまってくるといい」
大事そうにしているなと思われたのだろうか、そんなことを言われた。踵を返そうとした瞬間、次の一言に目を丸くすることになった。
「いや。しまってくるだけでなく、今日はこのまま閨を共にしなくてもいい」
「え、なぜ?」
どういう風の吹き回しだろうか。
「いや、今日は私が貴様に……君に不当な仕打ちをしようとしてしまったから」
エドゥアールが初めて「貴様」以外の呼び方をした。よほど申し訳なく思っているようだ。彼の反省を感じた。
けれども、リュシアンは首を横に振った。
「その配慮は必要ない。お前との行為は罰じゃなくて、勤めだ。それを申し訳ないからという理由で免じられるようじゃ、罰だったみたいじゃないか? 俺は罪人じゃない」
エドゥアールとの行為は屈辱だが、罰扱いされるのはさらに屈辱だ。自分は契約を履行するために、不快な行為に耐えているのだ。
リュシアンの言葉を聞いた彼は、目を見開いた。それから自らを省みるかのように、目を伏せた。
「それもそうだな。君はまだ何の罪を犯したわけでもない。いや、『まだ』というのも失礼だな」
「失礼すぎるな」
「……すまない」
失言を恥じるように、彼は片手で顔を覆った。
リュシアンは目を瞬かせる。なんだ、こうして見ると結構可愛らしい男ではないか。
目の前にいる男は嫌味な男というよりも、ただの生真面目な青年のようだった。そういえば王太子の年齢は、自分より一つか二つは下ではなかっただろうか。
「俺は一度寝室に戻るけど、ここで待っていろよ。帰るなよ」
リュシアンは釘を刺して、部屋を後にした。
気がつけば、王太子相手に随分と気安い言葉を使ってしまっているなとおかしく思う。だって初対面の印象が最悪だったのだから、仕方がないだろう。
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