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第一話 婚約破棄
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「え――――?」
公爵閣下の結婚相手が発表される場でのことであった。告げられた事実に、侯爵家次男ヴァン・ミストラルは凍り付いた。
貴重な硝子が惜しげもなく使われたシャンデリアが、頭上で煌めいている。テーブル上には馳走が並べられ、給仕たちがトレーを手にテーブルの間を音もなく縫っていた。
豪華絢爛なパーティ会場に錚々たる面々が集っていた。
美しく着飾った人々が笑いさざめくパーティ会場で、地味な外見のヴァンは埋もれていた。
癖っ毛の栗色の髪に、同じ色の瞳。顔の中央にはそばかすが点々と浮いている。そのただでさえ地味な見た目を、眼鏡がさらに素朴な見た目にさせていた。度の強いレンズ越しだと、ヴァンの瞳は本来よりも一回りも二回りも小さく見えてしまう。ヴァンは自分の容姿を、醜いとすら思っていた。
そんなヴァンには愛する婚約者がいた。ヴァンは彼女のことを一途に愛していた。
その彼女が、公爵の隣に立っていた。
炎のような赤毛を結い上げた彼女は公爵に呼び寄せられると、嬉しそうに頬を染めながら、彼の腕に白い手を絡ませたのだった。
「彼女が私の婚約者です」と発表する公爵の声がきちんと耳に届いたかどうか、定かではない。指先が冷たいのに頭はいやに熱い。何も考えられなくなって、冷たさと熱さが混じり合い訳が分からなくなった。
何を言っているのだろう、彼女は僕の婚約者なのに、とヴァンは衝撃に襲われる。ヴァンは手にしているグラスを、危うく落としかけた。
公爵の発表は終わり、歓談が始まった。二人の婚約を祝おうと貴人たちが集う。
ヴァンは持っているグラスを通りがかった給仕になんとか手渡すと、ふらふらと彼女の元へと向かった。
「あら、ヴァン」
ヴァンの婚約者であるはずの彼女は、ヴァンの登場に笑顔を浮かべた。まるでいつも通りの彼女のように。
「ミレイユ、どういうことなんだ……?」
ヴァンは力なく問うた。
「ごめんなさいね、ヴァン。少し順番が前後してしまったけれど、後ほど貴方との婚約を正式に破棄いたしますわ」
「婚約、破棄……?」
彼女が赤い毛を指先でくるくると弄びながら口にした言葉に、ヴァンは打ちのめされた。
「だってヴァンって、風の精霊の加護しか持ってないんですもの。精霊に愛され祝福されたエスプリヒ王国の貴族でありながら、一つの精霊からの加護しか得られなかったなんて出来損ないもいいところですわ」
出来損ない。
そう、ヴァンはこの国では出来損ないの落ちこぼれだ。
エスプリヒ王国の貴族であれば、精霊の加護を必ず得られる。高位の貴族であるほど、多くの精霊からの加護を得られやすい。それ故持って生まれた加護の数が、この王国ではステータスとして扱われていた。多くの精霊からの加護を得ているほど優れた人間であるということだ。
精霊の加護は、この世に生まれ落ちた瞬間に授けられる。その加護の数は、よほどのことがない限り変わることはない。
その中で風の精霊からの加護のみしか持たないヴァンは、貴族たちの間で哀れまれていた。精霊の加護一つ程度ならば、稀に平民ですら持っているというのに。
《くすくす、くすくす》
笑い声が聞こえる。
人間の声ではない、精霊だ。
きっとミレイユを加護している、火と夕闇と音の精霊の笑い声だろう。彼女は精霊から三種類の加護を得ている。姿は見えぬが、ヴァンには自分が笑われていることが分かった。彼女を加護する精霊は、よくヴァンのことをくすくすと笑う癖があった。
少し離れたところで他の貴族たちと語らっている公爵閣下の方を、チラリと見る。公爵閣下の周囲にはふわふわと五種類の精霊が漂っているのが、何となく感じ取れた。
五種類だ。公爵位の貴族でも、普通はそれほどの種類の加護はなかなか受けられない。ミレイユが、ヴァンよりも公爵閣下に魅力を感じるのは当然のことと言えた。
「本当に申し訳ないとは思っていますわ。ヴァンときちんと話し合ってから、婚約を破棄しようとは思っていましたのよ? でも公爵閣下ったら、早く発表したいと仰るものですから……」
彼女は眉を下げ、言葉通り申し訳なさそうな顔を作った。
だが精霊たちのくすくすという笑い声は止まらない。精霊は加護する者の本心に同調するという。このくすくす笑いが、彼女の本心なのだろう。
「あ……そ、そうなんだ……」
ヴァンは、もごもごとした曖昧な返答を返すことしかできなかった。ここで激昂して何か言い返すことができれば、少なくとも胸に渦巻く気持ちも少しはすっとしたのかもしれない。
だがヴァンにはできなかった。ヴァンを知る人はよくヴァンの人となりを「優しい」と評すが、そうではない。臆病なだけなのだ、とヴァンは自分では思っていた。
風の精霊の加護以外にも、加護を持っていれば。地位に見合った数の加護さえあれば、こんなことにはならなかったのに。自分の人生は、すべて上手くいっていただろうに。出来損ないと呼ばれることも、なかったろうに。ヴァンは、ぎゅっと拳を握り締めた。
「そういうことで私たちはもう他人ですわね、ヴァン」
隠し切れない笑みが彼女の口元から零れた、その時だった。
「――――ほう」
聞き覚えのない声がすぐ横合いから割り込むと同時に、日の光の熱さを感じた気がした。太陽の気配だ。眩しすぎるほどの輝き。
「ならば私が彼をいただいてしまっても構わない、そういう訳だな?」
公爵閣下の結婚相手が発表される場でのことであった。告げられた事実に、侯爵家次男ヴァン・ミストラルは凍り付いた。
貴重な硝子が惜しげもなく使われたシャンデリアが、頭上で煌めいている。テーブル上には馳走が並べられ、給仕たちがトレーを手にテーブルの間を音もなく縫っていた。
豪華絢爛なパーティ会場に錚々たる面々が集っていた。
美しく着飾った人々が笑いさざめくパーティ会場で、地味な外見のヴァンは埋もれていた。
癖っ毛の栗色の髪に、同じ色の瞳。顔の中央にはそばかすが点々と浮いている。そのただでさえ地味な見た目を、眼鏡がさらに素朴な見た目にさせていた。度の強いレンズ越しだと、ヴァンの瞳は本来よりも一回りも二回りも小さく見えてしまう。ヴァンは自分の容姿を、醜いとすら思っていた。
そんなヴァンには愛する婚約者がいた。ヴァンは彼女のことを一途に愛していた。
その彼女が、公爵の隣に立っていた。
炎のような赤毛を結い上げた彼女は公爵に呼び寄せられると、嬉しそうに頬を染めながら、彼の腕に白い手を絡ませたのだった。
「彼女が私の婚約者です」と発表する公爵の声がきちんと耳に届いたかどうか、定かではない。指先が冷たいのに頭はいやに熱い。何も考えられなくなって、冷たさと熱さが混じり合い訳が分からなくなった。
何を言っているのだろう、彼女は僕の婚約者なのに、とヴァンは衝撃に襲われる。ヴァンは手にしているグラスを、危うく落としかけた。
公爵の発表は終わり、歓談が始まった。二人の婚約を祝おうと貴人たちが集う。
ヴァンは持っているグラスを通りがかった給仕になんとか手渡すと、ふらふらと彼女の元へと向かった。
「あら、ヴァン」
ヴァンの婚約者であるはずの彼女は、ヴァンの登場に笑顔を浮かべた。まるでいつも通りの彼女のように。
「ミレイユ、どういうことなんだ……?」
ヴァンは力なく問うた。
「ごめんなさいね、ヴァン。少し順番が前後してしまったけれど、後ほど貴方との婚約を正式に破棄いたしますわ」
「婚約、破棄……?」
彼女が赤い毛を指先でくるくると弄びながら口にした言葉に、ヴァンは打ちのめされた。
「だってヴァンって、風の精霊の加護しか持ってないんですもの。精霊に愛され祝福されたエスプリヒ王国の貴族でありながら、一つの精霊からの加護しか得られなかったなんて出来損ないもいいところですわ」
出来損ない。
そう、ヴァンはこの国では出来損ないの落ちこぼれだ。
エスプリヒ王国の貴族であれば、精霊の加護を必ず得られる。高位の貴族であるほど、多くの精霊からの加護を得られやすい。それ故持って生まれた加護の数が、この王国ではステータスとして扱われていた。多くの精霊からの加護を得ているほど優れた人間であるということだ。
精霊の加護は、この世に生まれ落ちた瞬間に授けられる。その加護の数は、よほどのことがない限り変わることはない。
その中で風の精霊からの加護のみしか持たないヴァンは、貴族たちの間で哀れまれていた。精霊の加護一つ程度ならば、稀に平民ですら持っているというのに。
《くすくす、くすくす》
笑い声が聞こえる。
人間の声ではない、精霊だ。
きっとミレイユを加護している、火と夕闇と音の精霊の笑い声だろう。彼女は精霊から三種類の加護を得ている。姿は見えぬが、ヴァンには自分が笑われていることが分かった。彼女を加護する精霊は、よくヴァンのことをくすくすと笑う癖があった。
少し離れたところで他の貴族たちと語らっている公爵閣下の方を、チラリと見る。公爵閣下の周囲にはふわふわと五種類の精霊が漂っているのが、何となく感じ取れた。
五種類だ。公爵位の貴族でも、普通はそれほどの種類の加護はなかなか受けられない。ミレイユが、ヴァンよりも公爵閣下に魅力を感じるのは当然のことと言えた。
「本当に申し訳ないとは思っていますわ。ヴァンときちんと話し合ってから、婚約を破棄しようとは思っていましたのよ? でも公爵閣下ったら、早く発表したいと仰るものですから……」
彼女は眉を下げ、言葉通り申し訳なさそうな顔を作った。
だが精霊たちのくすくすという笑い声は止まらない。精霊は加護する者の本心に同調するという。このくすくす笑いが、彼女の本心なのだろう。
「あ……そ、そうなんだ……」
ヴァンは、もごもごとした曖昧な返答を返すことしかできなかった。ここで激昂して何か言い返すことができれば、少なくとも胸に渦巻く気持ちも少しはすっとしたのかもしれない。
だがヴァンにはできなかった。ヴァンを知る人はよくヴァンの人となりを「優しい」と評すが、そうではない。臆病なだけなのだ、とヴァンは自分では思っていた。
風の精霊の加護以外にも、加護を持っていれば。地位に見合った数の加護さえあれば、こんなことにはならなかったのに。自分の人生は、すべて上手くいっていただろうに。出来損ないと呼ばれることも、なかったろうに。ヴァンは、ぎゅっと拳を握り締めた。
「そういうことで私たちはもう他人ですわね、ヴァン」
隠し切れない笑みが彼女の口元から零れた、その時だった。
「――――ほう」
聞き覚えのない声がすぐ横合いから割り込むと同時に、日の光の熱さを感じた気がした。太陽の気配だ。眩しすぎるほどの輝き。
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