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第五十九話 ロベール視点 洋灯に照らされて*
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ランプの灯りに照らされて、彼の白い肢体がよく見えた。
比喩ではなく本当に彼の肌は純白だった。
幼い頃から美しいと思っていた彼のすべてが眼前に曝け出されている。
それが、こんな……こんなにも刺激の強い光景だとは思わなかった。
胸の飾りはピンと上を向いて桃色で、開かれた足の間から見える彼の秘部はヒクヒクと内側を埋めるモノを求めている。
彼の陰茎が兆しているのは蜜とやらの影響なのであろうか。
目を逸らせない。
この光景を網膜に焼き付けたいという欲求に逆らうことが出来なかった。
潤んだ紅い瞳が私を淫靡に誘っている。
『ナカに出して』と彼はねだった。
ここで無意味に拒めば彼の機嫌がどれだけ急降下するか嫌でも分かる。そんな言い訳を自分自身にして、私はモノを彼のそこに充てがった。
本音を言えば二度目を求められて……嬉しくないわけがなかった。
彼はもう灯りが点いたままなのもどうでもいいようであった。
こくり、と私を見上げて頷く。
私はそれを見てモノを彼の中へと沈めた。
「あっ」
熱い肉壁に自身が包み込まれる。
挿入だけで感じたようで、彼は小さく声を上げた。
彼の愛らしい声に熱が滾る。
同時に彼は私の背中に手を回し、足で抱き着くようにがっちり組み付いてくる。……事が終わるまで放してもらえそうにはない。
ゆっくりと腰を進め、先ほど彼の反応が良かった場所を刺激するように擦り上げる。
「あっ、あぁ……っ!」
背中に回された手に力が篭もる。
きゅう、と肉襞が締まるのを感じる。
彼がこの行為に快楽を覚えてくれていることは間違いない。
欲望のままに突き上げたくなるが、いくら彼が媚薬の蜜を摂取していたとしても彼は今夜初めて行為を経験したばかりのはずだ。無理は禁物だ。
固く理性で己を律しながら腰を動かす。
「あんっ、ぁ、ロベールっ! ロベールぅ……っ!」
「アン……ッ!」
自分の名前を呼ばれ、否が応にも腰を打ち付ける律動が激しさを増してしまう。激しくするほど彼の顔は恍惚としたものになっていくようだった。
好きだ、愛している。想いが胸の内から溢れ出してくるようだ。こうして強く肌を重ねるほどに愛しさが増していく。
「あぁンっ、ぁ、ぁ、あぁ……ッ!」
ザリ、背中に痛みが走る。
彼が爪を立てたのだ。
我を忘れるほど感じてくれているらしい。
この痛みすら愛おしかった。
「イクっ、ロベール、イク、イク……ッ!」
肉襞がヒクヒク収縮している。
絶頂が近いことが分かる。
奥に打ち付けるように激しくピストンする。
「――――ッ!」
肉の弁によって自身が強く引き絞られる。
それ以上は堪えられなかった。
私は彼の中に熱を吐き出した。
「ぁ……」
精が放たれている間、彼はとろりと零れそうな幸福そうな微笑を浮かべていた。
「アン、愛している」
私は彼の頬に軽く口づけを落とす。
私は幸せ者だ。
愛しい人が私のすべてを受け止めてくれるのだから。
私は彼の身体を抱擁し、そのまま同じベッドの中で彼と一晩を過ごしたのだった。
比喩ではなく本当に彼の肌は純白だった。
幼い頃から美しいと思っていた彼のすべてが眼前に曝け出されている。
それが、こんな……こんなにも刺激の強い光景だとは思わなかった。
胸の飾りはピンと上を向いて桃色で、開かれた足の間から見える彼の秘部はヒクヒクと内側を埋めるモノを求めている。
彼の陰茎が兆しているのは蜜とやらの影響なのであろうか。
目を逸らせない。
この光景を網膜に焼き付けたいという欲求に逆らうことが出来なかった。
潤んだ紅い瞳が私を淫靡に誘っている。
『ナカに出して』と彼はねだった。
ここで無意味に拒めば彼の機嫌がどれだけ急降下するか嫌でも分かる。そんな言い訳を自分自身にして、私はモノを彼のそこに充てがった。
本音を言えば二度目を求められて……嬉しくないわけがなかった。
彼はもう灯りが点いたままなのもどうでもいいようであった。
こくり、と私を見上げて頷く。
私はそれを見てモノを彼の中へと沈めた。
「あっ」
熱い肉壁に自身が包み込まれる。
挿入だけで感じたようで、彼は小さく声を上げた。
彼の愛らしい声に熱が滾る。
同時に彼は私の背中に手を回し、足で抱き着くようにがっちり組み付いてくる。……事が終わるまで放してもらえそうにはない。
ゆっくりと腰を進め、先ほど彼の反応が良かった場所を刺激するように擦り上げる。
「あっ、あぁ……っ!」
背中に回された手に力が篭もる。
きゅう、と肉襞が締まるのを感じる。
彼がこの行為に快楽を覚えてくれていることは間違いない。
欲望のままに突き上げたくなるが、いくら彼が媚薬の蜜を摂取していたとしても彼は今夜初めて行為を経験したばかりのはずだ。無理は禁物だ。
固く理性で己を律しながら腰を動かす。
「あんっ、ぁ、ロベールっ! ロベールぅ……っ!」
「アン……ッ!」
自分の名前を呼ばれ、否が応にも腰を打ち付ける律動が激しさを増してしまう。激しくするほど彼の顔は恍惚としたものになっていくようだった。
好きだ、愛している。想いが胸の内から溢れ出してくるようだ。こうして強く肌を重ねるほどに愛しさが増していく。
「あぁンっ、ぁ、ぁ、あぁ……ッ!」
ザリ、背中に痛みが走る。
彼が爪を立てたのだ。
我を忘れるほど感じてくれているらしい。
この痛みすら愛おしかった。
「イクっ、ロベール、イク、イク……ッ!」
肉襞がヒクヒク収縮している。
絶頂が近いことが分かる。
奥に打ち付けるように激しくピストンする。
「――――ッ!」
肉の弁によって自身が強く引き絞られる。
それ以上は堪えられなかった。
私は彼の中に熱を吐き出した。
「ぁ……」
精が放たれている間、彼はとろりと零れそうな幸福そうな微笑を浮かべていた。
「アン、愛している」
私は彼の頬に軽く口づけを落とす。
私は幸せ者だ。
愛しい人が私のすべてを受け止めてくれるのだから。
私は彼の身体を抱擁し、そのまま同じベッドの中で彼と一晩を過ごしたのだった。
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