俺魔王だけど、悪魔の執事に溺愛されてたくさんエッチなことされて美味いもんたらふく食わされてます

野良猫のらん

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第十三話 ムラムラしちゃった*

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「ん……っ」

 夜。
 月明りが覗くのも恥ずかしくて、俺は寝室のカーテンを閉め切っていた。

 なんだかムラムラするのだ。
 リュウとソラがディープキスするのを目の前で見てしまったからかもしれない。
 リュウの手がソラの身体を這う様が瞼の裏に焼き付いている。

 俺はそっと布地をたくし上げると、自身に手を伸ばした。

「ぁ……」

 緩く自身を扱く。
 久々の……いや、前に自慰した時は異世界で生きていた時だったか。
 この身体では初めてとなる手淫に簡単に自身が持ち上がる。

「あっ……、ん……っ」

 声を抑えながら自身を弄っていく。
 茎の先から先走りの蜜が垂れる。

「セバスチャン……っ」

 瞼の裏の妄想はいつしかリュウとソラではなく、セバスチャンが俺の身体に手を這わせるものに変わっていた。
 セバスチャンの暗褐色の手が俺の身体を愛撫し、その手が下肢に届く。そして茎を扱いていくのだ。
 セバスチャンに手淫を施されている妄想をしながら、自身の茎を扱く。

「あんっ、ぁ……っ」

 茎を扱き上げてもう少しでイくとなった時、問題に気が付いた。
 どこ・・に出せばいいのだろう?
 この世界にはティッシュペーパーなどない。
 シーツに包んで後で洗おうか?
 セバスチャンに絶対にバレるだろうな……。

「魔王様、お手伝いいたしましょうか?」
「うわぁっ!?」

 そんなことを考えていたから、突如として響いたセバスチャンの声に心臓が止まるかと思うほど縮み上がった。

「い、いつの間に!?」
「扉の向こうから性的興奮を催している魔王様の魂の色が見えましたので、音を立てないようにそっと入って参りました」
「~~っ」

 まさかオナニーしていることがセバスチャンには壁越しでも分かってしまうなんて計算外だった。羞恥に火を噴きそうなほど顔が熱くなる。

「ふふっ、私の名前を呼んでおりましたね。素直に私に頼んで下さればいつでもご奉仕いたしますのに」
「ち、違っ」

 思わず否定したが、否定のしようがない気がする。
 自分はまさしく彼のことを妄想しながら自分を慰めていたのだから。

「素直に言いなさい――――私が欲しいと」

 セバスチャンが俺の顎をくいっと掴み、口調を変える。
 彼の金色の瞳の奥に雄を感じて、ぞくりと震えた。

 ぎしりとベッドを軋ませて彼がベッドに上がってくる。
 そして俺を見下ろすと、彼は白い手袋の指先を噛んで両手の手袋を外した。
 それから情けなく屹立したままの俺のモノに暗褐色の指先を伸ばした。

「ここを私にこうされたかったのですよね?」

 彼の長い指先が自身を包み込み、そして上下し出した。

「あぁッ、あン……っ! あ……っ!」

 妄想してまで望んでいた彼からの愛撫に声が出てしまう。

「セバスチャ……ぁ、だめぇっ!」
「相変わらず魔王様は素直ではないですね。嘘を言っても私には通じないのに」

 先走りをグチュグチュ言わせて彼は俺のモノを扱く。
 凄まじい快感に頭の中が滅茶苦茶になる。

「それとも、これが魔王様なりの甘え方なのですか?」

 ぐりぐりと指の腹で先端を捏ね繰り回される。
 俺がどんなに嫌だと言っても彼は俺の本心を見抜き、そして一番欲しいものをくれるのだ。

「あぁぁぁぁ……ッ!!」

 一番敏感な場所を集中的に刺激され、あっという間に高まる。
 そして。

 どぴゅり。
 放たれてしまった白濁を包み込むように彼が手で受け止める。

「あ、ごめ、セバスチャ、ン……」

 ごくん。
 手の中の白濁を口元に持っていったかと思うと、彼はそれを飲み込んでしまった。彼の喉仏が上下するのを思わず凝視してしまう。

「ああ……美味しいですね。魔力量も正常に増えていっているようで何よりでございます」

 俺が焼きネギを食べた時と同じくらいセバスチャンはうっとりとした顔をしていた。

「うぅ……またセバスチャンに精液飲まれた……」
「せっかくの魔王様の精子、飲む以外の選択肢などございません」

 セバスチャンはにこりと微笑むが、俺には理解できない。

「いくら甘くて美味しくても、ちんこから出たものを飲むなんて気持ち悪くないのか?」
「愛しい方のであれば、そんなことは気にならなくなるものですよ」
「愛しい……?」

 愛しいとはどういうことだろうか。
 セバスチャンは食欲と忠誠心を混ぜこぜにしたような感情を俺に向けているものと思っていたのだが。
 こうして俺にえっちなちょっかいをかけてくるのも魂の輝きとやらを食べたいからではないのか?
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