俺魔王だけど、悪魔の執事に溺愛されてたくさんエッチなことされて美味いもんたらふく食わされてます

野良猫のらん

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第三十六話 セバスチャンとえっち*

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「魔王様、愛しています」

 囁き声と共に唇が重ねられた。
 柔らかい感触が一度、二度と互いの唇を食み、それから舌が挿し入れられた。

 閨事になると彼は愛していると囁く。
 感情を揺らがせるための台詞、にしてはあまりにもそこに篭もった感情が暖かい。
 まるで……本当に愛しているというかのようだ。
 もしかしてセバスチャンは本当に俺に特別な感情を抱いているというのだろうか。
 一体、いつ? いつから?

 心地よさを覚えながら舌を絡ませ合う。
 いつものように口付けしながら彼は俺の服を脱がせていく。
 素肌を彼の手がそっと撫でた。
 とく、とくと心臓が鼓動する。

「魔王様」

 口を離すと、セバスチャンが静かに俺を呼ぶ。
 俺は顔が熱くなるのを感じながら、自ら脚を広げた。
 その様子を見下ろして彼はニコリとほくそ笑む。
 彼はぺろりと舌を出し、自分の指に絡める。そして唾液に濡れた指を後ろの孔に伸ばした。

「っ」

 湿った指が入口に触れ、身動ぎする。
 彼の黒い指の先端が内側に軽く沈んだ。

「あ……」

 微かな快感が指の動きに合わせて伝わってくる。

「ここも敏感になって参りましたね。こちらの方はどうですか?」

 屈み込み、俺の身体に密着するようにして彼が乳首に舌を伸ばす。

「ひゃっ」

 舐め上げられ、声が出てしまう。

「こっちを弄られるのも相変わらず好きですね魔王様は」

 セバスチャンはほくそ笑んで、舌先でくりくりと乳首を刺激する。

「す、好きなんかじゃ……っ!」
「嘘は無駄ですよ魔王様。私には魂が見えています」

 嘘ばっかりはセバスチャンの方だ。
 そんなに悦んでなんかない、はずだ。

 彼が胸の尖りを舌先で弄りながら、後ろへと指を沈めていく。
 じっとりと快感の火が少しずつ身体を燃してゆくようだ。

「あぁ……っ!」

 敏感な場所を刺激される快感にもどかしさすら覚える。
 後ろの入口にゆっくりと指を抜き差しされ、その度に下腹全体が熱くなるような快感が走った。

「指を抜く時の方が魂の色が濃い。この感覚が好きなのですか?」

 奥まで挿れた指を彼がことさらゆっくりと引き抜く。

「あぁぁ……っ!」

 思わずシーツを掴んでしまうほどの快感に声をあげた。
 シーツの海に皺ができる。

「ふふ。可愛らしい」

 俺の魂の色をじっと見つめているかのように、彼の鋭い視線が俺の胸の辺りを射抜く。
 そして何度も指を抜き差しした。

「ひゃぅ……っ、だめ、お腹の中が熱くなって、なんか変になる……っ!」
「おや、もしかしてナカだけでイケそうですか?」

 セバスチャンに尋ねられたことがよく分からず、とりあえず首をふるふると横に振る。恥ずかしいことを聞かれた気がしたからだ。

「ダメですか? イケそうに見えるのですが」

 彼は尚もぬこぬこと指を抜いては挿れる。

「あンっ、ぁ……あぁ――――ッ!」

 痺れるような感覚。
 電流のような快感が身体を駆け抜け、ぐちゃぐちゃにシーツを握った。
 頭の中が真っ白になる。

「すごいです。ナカだけでイけましたね、魔王様」

 俺を見下ろすセバスチャンが満足そうに微笑している。

「さあ、私と一つに繋がりましょう」

 彼が黒く太いモノを入口に充てがってくる。
 俺は荒い息を落ち着けようとしながら、こくりと頷いた。
 それを見て彼は笑みを深め――――モノを沈めた。

「……っ!」

 質量がナカを埋める苦しさに歯を食いしばる。
 モノを根元まで埋めたところで、彼が一旦動きを止める。

「ほら、魔王様。ここまで挿入ってしまっていますよ」

 セバスチャンが愛おしげに目を細めて俺の腹を撫でる。
 撫でられると変な風にナカが熱くなる気がして、身を捩って手から逃れようとする。

「魔王様」

 彼が片手で俺の肩を押さえる。
 それだけで俺はビクリとも動けなくなってしまった。

「私としてくださるのですよね、セックス」

 セバスチャンの浮かべた微笑に、ゾクゾクと身体が熱くなる。

「す、する……シたい……っ」

 蕩けた顔になってこくこくと頷いた。

「それでは、いただきます」

 腰を動かし始め、セバスチャンがゆっくりモノを引き抜いていく。

「あぁぁぁぁぁ……っ!」

 内側の肉が引き摺られていくような感触に腹の中が酷く熱くなる。
 呻き声をあげながらシーツを掴む。

「掻き毟るほど好いですか?」

 ピタリ。
 彼が動きを止める。
 早くもっと今の快感が欲しくて、必死にこくこくと頷く。

「魔王様のその顔、すごくそそられますよ」

 微笑んだセバスチャンが、今度は深く――――穿つ。

「あぁ……ッ!」

 間髪入れずピストンが始める。

 パンッパンッパンッ。

 リズミカルに腰を打ち付けられる。

「あぁ、イく、イクイクイク――――ッ!!」

 さっき彼の指でイかされた身体は剛直に簡単に追い詰められる。
 絶頂の予感を彼に伝えると同時に、頭の中が再び真っ白になった。
 ぐしゃぐしゃに握り締めたシーツが塊になる。

「はあ……はあ……」

 ゆっくりとモノが引き抜かれる。
 息も絶え絶えな俺の頬に彼が手を伸ばす。

「愛おしいお顔……」

 べろりと彼の舌が俺の顔を伝う汗を舐め取った。
 それからじっと俺を見下ろす。
 俺の顔を見ているのか、それともその下の魂とやらを眺めているのか。
 彼は甘い顔で微笑んでいた。

「魔王様、続けますか? それとも今日はこのくらいにしておきますか?」
「それわざと聞いてるのかセバスチャン?」

 魂の色が見えている癖に。
 俺がおねだりするのを聞きたくてわざと質問しているのだ。
 俺は身体を起こすと、四つん這いになって彼に尻を向ける。

「こ、今度は後ろから……がイイ」

 耳まで熱くなるのを感じながら、彼のお望み通りおねだりをしてあげた。
 彼はニコリと微笑む。

「――――素直さは美徳ですね。私は魔王様のそんなところが可愛らしく思いますよ」

 別に好きで素直になっているワケではない。
 彼には俺の魂が見えてしまっているのだから、観念して開き直っているだけだ。

 セバスチャンの長い舌が、今度は背筋を舐め上げる。
 それから、硬いモノが後ろに押し当てられる。
 先端が軽くナカに沈み込んだ。

「はやく……っ」

 一瞬の間すらもどかしくて腰を揺らして誘う。
 くすりと彼が小さく笑うのが聞こえた。

「それでは、いただきます」

 グチュリ。
 彼の剛直がゴリゴリと肉壁を擦り上げて進む。

「あぁ……ッ!」

 鋭い快感に嬌声をあげる。
 そのままパンパンと腰を打ち付けられる。

「あっ、ぁ、あっ、あぁ……っ! あぁッ!」

 穿たれるままに喘ぎ声が喉から迸る。

「好きです、魔王様……! 魔王様……ッ!」

 セバスチャンが息荒く腰を打ち付け続ける。
 彼の興奮がそのまま反映されたかのようにいつも以上に激しい律動。

 パンッパンッパンッパンッパンッパンッ。

「あぁぁぁ、あっ、あッ、あぁ……ッ!!」

 あまりに激しい快感に意味のある言葉を紡ぐことすらできず、涎を垂れ流して善がる。
 気持ち好過ぎる。こんなのすぐにイっちゃう。イく、イクイクイク……!
 夢中で腰を振って接合を深くする。

「魔王様、私の子を孕んで下さい……ッ!」

 どぴゅり、彼の精が胎の中に放たれるのを感じた。
 ドクドクとそれは肉壁を蹂躙し、一番奥へと注ぎ込まれる。
 それが熱くて暖かくて心地よくて背徳的で気持ち悪くて気持ち好くて――――頭の中が、真っ白に弾けた。

 残り一滴まですべて絞り取らんとするかのように、ナカがぎゅっと締まって彼のモノを抱き締める。

「あぁぁぁぁ…………」

 絶頂の余韻に浸りながら、俺はシーツをぐしゃぐしゃに握り締めたのだった。
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