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品定め的なにか
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「お願い?」
「彼女にはめんどくさい兄と素直じゃない弟がいて、相手の男、大丈夫なんだろうなという不安があるって言われて。ちょっと面会して欲しいってことかな」
「え?」
確かに向こうの家族とは連絡が取れるようになったとは聞いた。詳細はまだ聞いていないが、両親からの手紙という時点で手に負えないと途方に暮れたくらいなのに。
なぜ、兄弟。普通はそこは両親とかであろうし、この感じでは彼女に黙ってということだろう。事前に通告があれば、何らかの話はあると思いたい。
にやにやと笑う青年に少々いらっとした。
「あ、それは予想してなかった? 仲良さそうには聞こえないからね。問題あったら何とかしてやらなきゃ、程度の距離感っての? なにもなかったら音信不通系。仲がいいんだか、とは僕も思う」
「俺の事はどの程度、話しているんだ?」
「アリカ、ちゃんと説明してないな。
そうだなぁ。お世話になっている人がいてね、から芋づる式にばれた感じ? 同居してるってどういうことからの、その結婚したい人が、に至るあたりアリカは迂闊。両親は納得しているよ」
「そちらの方がおかしい気がする」
「んー、理由も事情もある。それはさ、君が思いだしてからね」
「なにを?」
「忘れたことさえ忘れた、大事なこと。僕にさえ、喧嘩売ったのにねぇ。約束は守ったつもりだよ。この話は、後日だ。
というわけで、面会して。後日なんて面倒な事言わないから」
嫌な予感どころではなかった。いっそ、後日の方が良かった。
なにか言う前に忽然と彼らは現れた。
「兄、宗一郎、弟、彼方。で、こっちが、どう名乗る?」
相手もきょとんとしているようで、ツイを見てぎょっとしている。
「ディレイ」
面食らいながらもそう名乗った。
「というわけで、あとは若い人たちで」
「どこの見合いだっ! ツイ様っ! なにこれ、どういうこと!?」
「会いたいって言うからセッティングした。文句は兄に言うように。ええと制限時間は30分」
「は? 俺? 俺が悪いの?」
ちゃぶ台の上に新しい菓子とお茶が乗っていた。
既に青年の姿はどこにもない。
どうしよう、という微妙な雰囲気が漂う中、仕切り直した。
仲介者不在の初対面での対応はお互いに荷が重いと感じているようだった。
「その、アリカの兄の宗一郎です。妹がお世話になってます」
年上の方が改めてそう名乗った。同じような黒髪で、黒い目でもあまり、アリカとは似ていないなと思う。
「弟の彼方。しかし、まあ、確かに姉ちゃんの趣味って感じ。いや、むしろ、原型?」
そういいながらまじまじと見られた。
「彼方」
窘めるように宗一郎が彼方に言う。へいへいと全く気にも留めていない返事をしながら、菓子に手を出している。お、ヒヨコ。と呟いている。
弟と名乗った方が、アリカには似ている。容姿ではなく、雰囲気に似たものがあった。会話で登場する頻度も弟のほうが多かった気がする。
かなちゃんと呼んでいた。
ただ、想像していたよりも年が上に見える。おそらくディレイとそれほど変わらない。
「魔導師をしている都合上、本名は名乗らないことにしている。良ければディレイと呼んでもらいたい」
「わかった」
そこからわずかに沈黙があった。
なにを話すべきかという考える猶予すらなかった。おそらく、この場にいるものはそうだ。ツイだけが知って仕組んだ。
菓子の包装を開ける音がしばらく、聞こえる。
「俺は一つ聞ければいいや。
姉ちゃんのこと好き?」
「ああ。出来る限り、大事にしたいと思っている」
ディレイが約束出来るのはそこまでだ。
相手が望むようにするとは言えない。
「思ったより、ちゃんと考えてるんだ。そーか。じゃ、めんどくさい姉だけどよろしく」
面白げに彼方は笑った。逆に宗一郎の方が焦ったようだった。
「おい。いいのか」
「ん。別に俺はそんなにあーちゃんに文句つける気ない。勝手に空回ってるなぁって面白く、じゃなかった、心配、でもないな。楽しんで、と言うと怒られるな。うーん」
まあ、いいや。と彼方は呟いて、これあげると一冊の厚い本をちゃぶ台の上にあげた。
式場決定はこの一冊、とか、書いてある。
「こっちでメジャーな結婚雑誌。一応、形式は理解した方がいいでしょ? 兄さんも志桜里さんに言われたんじゃない? 準備しない男最悪」
「……うるさい。ちゃんとした」
「ふぅん? お兄様が、なにかするとも思えないんですけどね。お皿くらい洗うようになった?」
「ふざけんな。毎回洗ってるわっ!」
ディレイはぺらりと本をめくっていて聞いていない振りをした。変に話を振られたくもない。
本には色々な段取りやしきたりなどが書いてあるようだ。少し難しく、読むには多少時間はかかりそうではある。ドレスや指輪などの情報もあるようだ。
「少し、進歩した。次の進化はいつかな。
ところで、ええと、ディレイは家事すんの?」
「師匠と同居するから、強制的に家事一般は仕込まれる。好きではないが、最低限は自分でする」
「だってよ。お兄様より優秀。俺も捨てられないように修行しよ。洗濯機回すところから。
で、これ、読めてる? 絵を見てるだけでいいような気がするけど。あ、ほとんど女性向けだから、一部、下着とか出てくるから注意して。特別なの用意するんだって。ガーターベルトとか初めて見た」
「一部わからないところもあるが、読むことは出来る。書く方は憶えてない」
「じゃ、問題なし。姉ちゃんは、こういうのが好きそう。そっちで再現出来そうかな」
「調べてはみるが、これは本人が見た方がいいのでは?」
「めぼしいところの写真送ったら、魔素不足でぶっ倒れた、なに送ってんの!? って怒られた。現物は、ここに持参しないとダメらしいから、今、ツイ様に渡しておく。そこから姉ちゃんに行くと思うけど、ほら、恥ずかしがって出さないかもしれないから先に見た方がいいかなって」
「……確かに」
「おい」
「なにかな。兄さん」
「なぜ、仲良くなろうとする」
「ん? 未来の義兄でしょ? 顔会わせることはこの先ないかもしれないけど、付き合いはあるかもしれないし。
だいたいさぁ、あの、店長だのやばそうな従兄だの異形のあれこれなんてのと比べたら、まともじゃないか。連れ帰っていいことないって」
「確かにそうなんだが……。納得がいかない」
「やだなぁ。花嫁の父みたいな事言ってるよ。あ、気にしないで。誰を連れて来ても、気に入らないんだから」
「うるさい」
宗一郎は機嫌悪そうに眉間に皺寄せていた。彼方は気にせずにぺらりとページをめくる音が聞こえてくる。大変、空気がよくない。
気まずい。今ほど切実に思うことはなかった。原因であることはわかっているがなにを言っても無駄な気がする。
無言で、お茶を飲むくらいしかする事がない。
「……はぁ。アリカは、いじっぱりで、変に強がりで、可愛げがない」
「うわ、姉ちゃん怒るわ」
「とにかく頑固で、可愛げがない」
「二度も言うほどでもないと思うんだが……」
「それでもいいって言うなら、頼む」
何と言えば良いのか、わからなかった。
請け負えるほどの自信はない。ただ、そんな答えでは満足などしないだろう。
「ほんと、めんどくさい兄で悪いね。ま、色々あると思うけど、大丈夫だよ。
おっと、そろそろ時間みたい」
遠くから鐘の音が聞こえた。
目を開けたとき、見慣れた天井があった。
「……寝た気がしない」
夢だった気もしない。その証拠のようにベッドサイドにメモが残っていた。
見たこともない呪式が書いてある。
よければ連絡して。とその一番下に残っていた。
連絡先とおぼしきものは三つ。
「どうしたものかな」
隠し事ができてしまった。これを知られると、彼女は怒るだろう。自分の兄弟とかツイのことを。
ばれたときのいいわけを考えておこう。おそらく、あの兄弟のどちらかが迂闊なことをするに違いない。
疎遠というわりには仲良いように思えた。家族というものは、ああいうものなのだろうか。羨ましい反面、面倒そうな気もする。
なにもなければ、兄弟くらいいただろうか。ふといままで思ったこともないことを考えた。両親のことを思い出すのも何年ぶりだろう。顔も声も、姿さえも既に忘却の彼方だ。
ただ、淡く優しいものだった、ような気もする。
それは、まあいいかともう一度寝ることにした。想定外のことばかりでひどく疲れた。
少し眠ったつもりが、丸一日目覚めない上に熱を出すなどと言うことになるのはもう少し先のことである。
「彼女にはめんどくさい兄と素直じゃない弟がいて、相手の男、大丈夫なんだろうなという不安があるって言われて。ちょっと面会して欲しいってことかな」
「え?」
確かに向こうの家族とは連絡が取れるようになったとは聞いた。詳細はまだ聞いていないが、両親からの手紙という時点で手に負えないと途方に暮れたくらいなのに。
なぜ、兄弟。普通はそこは両親とかであろうし、この感じでは彼女に黙ってということだろう。事前に通告があれば、何らかの話はあると思いたい。
にやにやと笑う青年に少々いらっとした。
「あ、それは予想してなかった? 仲良さそうには聞こえないからね。問題あったら何とかしてやらなきゃ、程度の距離感っての? なにもなかったら音信不通系。仲がいいんだか、とは僕も思う」
「俺の事はどの程度、話しているんだ?」
「アリカ、ちゃんと説明してないな。
そうだなぁ。お世話になっている人がいてね、から芋づる式にばれた感じ? 同居してるってどういうことからの、その結婚したい人が、に至るあたりアリカは迂闊。両親は納得しているよ」
「そちらの方がおかしい気がする」
「んー、理由も事情もある。それはさ、君が思いだしてからね」
「なにを?」
「忘れたことさえ忘れた、大事なこと。僕にさえ、喧嘩売ったのにねぇ。約束は守ったつもりだよ。この話は、後日だ。
というわけで、面会して。後日なんて面倒な事言わないから」
嫌な予感どころではなかった。いっそ、後日の方が良かった。
なにか言う前に忽然と彼らは現れた。
「兄、宗一郎、弟、彼方。で、こっちが、どう名乗る?」
相手もきょとんとしているようで、ツイを見てぎょっとしている。
「ディレイ」
面食らいながらもそう名乗った。
「というわけで、あとは若い人たちで」
「どこの見合いだっ! ツイ様っ! なにこれ、どういうこと!?」
「会いたいって言うからセッティングした。文句は兄に言うように。ええと制限時間は30分」
「は? 俺? 俺が悪いの?」
ちゃぶ台の上に新しい菓子とお茶が乗っていた。
既に青年の姿はどこにもない。
どうしよう、という微妙な雰囲気が漂う中、仕切り直した。
仲介者不在の初対面での対応はお互いに荷が重いと感じているようだった。
「その、アリカの兄の宗一郎です。妹がお世話になってます」
年上の方が改めてそう名乗った。同じような黒髪で、黒い目でもあまり、アリカとは似ていないなと思う。
「弟の彼方。しかし、まあ、確かに姉ちゃんの趣味って感じ。いや、むしろ、原型?」
そういいながらまじまじと見られた。
「彼方」
窘めるように宗一郎が彼方に言う。へいへいと全く気にも留めていない返事をしながら、菓子に手を出している。お、ヒヨコ。と呟いている。
弟と名乗った方が、アリカには似ている。容姿ではなく、雰囲気に似たものがあった。会話で登場する頻度も弟のほうが多かった気がする。
かなちゃんと呼んでいた。
ただ、想像していたよりも年が上に見える。おそらくディレイとそれほど変わらない。
「魔導師をしている都合上、本名は名乗らないことにしている。良ければディレイと呼んでもらいたい」
「わかった」
そこからわずかに沈黙があった。
なにを話すべきかという考える猶予すらなかった。おそらく、この場にいるものはそうだ。ツイだけが知って仕組んだ。
菓子の包装を開ける音がしばらく、聞こえる。
「俺は一つ聞ければいいや。
姉ちゃんのこと好き?」
「ああ。出来る限り、大事にしたいと思っている」
ディレイが約束出来るのはそこまでだ。
相手が望むようにするとは言えない。
「思ったより、ちゃんと考えてるんだ。そーか。じゃ、めんどくさい姉だけどよろしく」
面白げに彼方は笑った。逆に宗一郎の方が焦ったようだった。
「おい。いいのか」
「ん。別に俺はそんなにあーちゃんに文句つける気ない。勝手に空回ってるなぁって面白く、じゃなかった、心配、でもないな。楽しんで、と言うと怒られるな。うーん」
まあ、いいや。と彼方は呟いて、これあげると一冊の厚い本をちゃぶ台の上にあげた。
式場決定はこの一冊、とか、書いてある。
「こっちでメジャーな結婚雑誌。一応、形式は理解した方がいいでしょ? 兄さんも志桜里さんに言われたんじゃない? 準備しない男最悪」
「……うるさい。ちゃんとした」
「ふぅん? お兄様が、なにかするとも思えないんですけどね。お皿くらい洗うようになった?」
「ふざけんな。毎回洗ってるわっ!」
ディレイはぺらりと本をめくっていて聞いていない振りをした。変に話を振られたくもない。
本には色々な段取りやしきたりなどが書いてあるようだ。少し難しく、読むには多少時間はかかりそうではある。ドレスや指輪などの情報もあるようだ。
「少し、進歩した。次の進化はいつかな。
ところで、ええと、ディレイは家事すんの?」
「師匠と同居するから、強制的に家事一般は仕込まれる。好きではないが、最低限は自分でする」
「だってよ。お兄様より優秀。俺も捨てられないように修行しよ。洗濯機回すところから。
で、これ、読めてる? 絵を見てるだけでいいような気がするけど。あ、ほとんど女性向けだから、一部、下着とか出てくるから注意して。特別なの用意するんだって。ガーターベルトとか初めて見た」
「一部わからないところもあるが、読むことは出来る。書く方は憶えてない」
「じゃ、問題なし。姉ちゃんは、こういうのが好きそう。そっちで再現出来そうかな」
「調べてはみるが、これは本人が見た方がいいのでは?」
「めぼしいところの写真送ったら、魔素不足でぶっ倒れた、なに送ってんの!? って怒られた。現物は、ここに持参しないとダメらしいから、今、ツイ様に渡しておく。そこから姉ちゃんに行くと思うけど、ほら、恥ずかしがって出さないかもしれないから先に見た方がいいかなって」
「……確かに」
「おい」
「なにかな。兄さん」
「なぜ、仲良くなろうとする」
「ん? 未来の義兄でしょ? 顔会わせることはこの先ないかもしれないけど、付き合いはあるかもしれないし。
だいたいさぁ、あの、店長だのやばそうな従兄だの異形のあれこれなんてのと比べたら、まともじゃないか。連れ帰っていいことないって」
「確かにそうなんだが……。納得がいかない」
「やだなぁ。花嫁の父みたいな事言ってるよ。あ、気にしないで。誰を連れて来ても、気に入らないんだから」
「うるさい」
宗一郎は機嫌悪そうに眉間に皺寄せていた。彼方は気にせずにぺらりとページをめくる音が聞こえてくる。大変、空気がよくない。
気まずい。今ほど切実に思うことはなかった。原因であることはわかっているがなにを言っても無駄な気がする。
無言で、お茶を飲むくらいしかする事がない。
「……はぁ。アリカは、いじっぱりで、変に強がりで、可愛げがない」
「うわ、姉ちゃん怒るわ」
「とにかく頑固で、可愛げがない」
「二度も言うほどでもないと思うんだが……」
「それでもいいって言うなら、頼む」
何と言えば良いのか、わからなかった。
請け負えるほどの自信はない。ただ、そんな答えでは満足などしないだろう。
「ほんと、めんどくさい兄で悪いね。ま、色々あると思うけど、大丈夫だよ。
おっと、そろそろ時間みたい」
遠くから鐘の音が聞こえた。
目を開けたとき、見慣れた天井があった。
「……寝た気がしない」
夢だった気もしない。その証拠のようにベッドサイドにメモが残っていた。
見たこともない呪式が書いてある。
よければ連絡して。とその一番下に残っていた。
連絡先とおぼしきものは三つ。
「どうしたものかな」
隠し事ができてしまった。これを知られると、彼女は怒るだろう。自分の兄弟とかツイのことを。
ばれたときのいいわけを考えておこう。おそらく、あの兄弟のどちらかが迂闊なことをするに違いない。
疎遠というわりには仲良いように思えた。家族というものは、ああいうものなのだろうか。羨ましい反面、面倒そうな気もする。
なにもなければ、兄弟くらいいただろうか。ふといままで思ったこともないことを考えた。両親のことを思い出すのも何年ぶりだろう。顔も声も、姿さえも既に忘却の彼方だ。
ただ、淡く優しいものだった、ような気もする。
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