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第1章 グリム編
第37話 元受付嬢を奴隷に!? ヘルガ、驚愕の『再就職』
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「あ、そうだ!
あたしリューイチさ…様、の奴隷になってもいいかな~なんて、思ってたんだった!
あはっあははっ」
ヘルガの頭上に異次元魔法を発動する。
突然、目の前に現われた漆黒の空間を見つめてヘルガが慄く。
「う、嘘ですよね?
そんな、まさかぁ……あはっあはは」
仕方ない。
脅しをかけるとするか。
――ぎゅるるるるう!
「あ、お腹が鳴っちゃった。
……あ~お腹へった~。
そういえば昨日から何にも食べてないんですよね、あたし」
世間話でもするように、腹減ったとか言い出した。
殺されるかもしれない状況でする態度ではない。
こいつ……神経の図太さがハンパじゃないな。
異次元空間からピッグジャーキーを取り出してヘルガに見せる。
「まぁ食っとくか?」
「ええ!? いいの!? やったあ! 食べます食べます!」
「……後ろを向け。
手の縄を切ってやるから」
ヘルガを後ろ向きに座らせて手を縛っている縄をガンズのナイフで切る。
「うげえっ!
お前の手、泥だらけじゃねえかよ。
触っちまったよ……くっせえ」
「そうですよ~。
だってリューイチさ…様、を追いかけた後に、この人達に捕まってたんだもん」
あの後から捕まってたらしい。
ヘルガの全身から酷い悪臭が漂ってくる。
良く見ると手足についた泥汚れが乾燥して、こびりついている。
ヘルガに触れないようにジャーキーの端っこを持って渡してやる。
汚れた手で受け取って、ジャーキーを貪り食っている。
あっという間になくなった。
もう1枚出してみると、それもあっという間になくなる。
満足するまでジャーキーを食わせてやる。
「ああ~お腹いっぱい食べた……しあわせぇ……」
「よし、満足したな。じゃあ、覚悟はいいな?」
「待って待って! あたし決めた! 本当にリューイチ様の奴隷になる! 本当になる! なります! ならせてください!」
「おいおい。何を言ってんだ?」
「だってリューイチ様の奴隷になったら、ご飯食べさせてくれるんですよね?」
「まぁ、飯くらいは食わせてやってるが」
「やったあ! あたし何でもやります! だから奴隷にしてください!」
飯が食えると聞いて大喜びしたと思ったら、祈るように手を合わせて懇願してくる。
うーん。まぁ、こいつ自身には悪気は無さそうなんだよな。アホ過ぎるだけで。
奴隷になって俺に忠誠を誓うっていうなら、飼ってやっても良いのか?
そういやギルド職員やってたんだったか。
色々と使い道はあるかも知れない。
まぁ使ってみて駄目なら、その時に放り出せば良いか。
「本当に何でもやるのか?」
「やります!」
「俺の奴隷になるってことは、俺の所有物になるってことだぞ」
「はい! リューイチ様の物になります!」
「お前の全部を俺に差し出せるのか?」
「あたしの全部を使ってください!」
こいつ、かなりライトな感じで即答してくるな。
アホだからな。いまいち信用ならん。
「ほう。じゃあ、床に落ちてる残飯でも食えと言ったら、食えるんだよな?」
「食べます! 3秒ルールです!」
こいつのアホさ加減は突き抜けてるな。
「……まぁいい。
とりあえず連れて行ってやるか。
あまり長居もしたくないしな」
「やったあ! ありがとうございます!」
「勘違いするなよ?
お前が使えるか試してみるだけだ」
「はい! あたし頑張ります!」
「……じゃあ、早速仕事だ。
こいつらの死体から身ぐるみを剥ぐから手伝え」
「はあい!」
2人で死体から服と持ち物を集める。
ヘルガは、うんしょうんしょと言いながら何の忌避感もなく、死体から身ぐるみを剥いでいる。
集めた持ち物を異次元空間に収納する。
「よし。こんなもんか。
さて、こいつらの死体はどうするかな」
「リューイチ様、別にこのままで良いんじゃないですか?」
「放置しといて問題にならないか?」
「大丈夫だと思いますよ。
市外区域では死体なんて珍しくも何ともないし」
「そうか。ならこのままにしておくか。
俺を狙う馬鹿へ見せしめにもなるしな」
ヘルガと一緒にあばら家を出て行く。
来た道を引き返して、西門を目指しながらヘルガと話す。
「ヘルガ。そういえばお前。
昨日、俺に汚物を投げつけようとしてなかったか?」
「ギクッ……はい……投げようとしてました……」
「やっぱりしてたのかよ!
おい。俺に物を投げつけるのは、もう絶対にやめろ。
いいな?」
「すみません……投げるの、もうやめます」
「それだけじゃないぞ。
今後、俺に不利益になることは一切するな。
逆恨みもするんじゃない」
「はい……もうしません」
「で、だ。奴隷になるって言ったよな。
お前を奴隷にするにはどうしたらいい?」
「へ? あ、奴隷商に行けば、リューイチ様の奴隷にして貰えます。
……あの、手続きの費用かかっちゃいますけど」
「そうか。まぁ金がかかるのは良い。
じゃあ、このまま奴隷商の所に行くか」
「はい!」
西門でヘルガの通行料を払ってやる。
道路掃除用の桶を持ってれば通行料は取られないそうだが、今は桶を持っていない。
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『 おっさん異世界物語 』
と検索してください。
(※作者名『眠れる森のおっさん』で検索しても見つかります)
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あたしリューイチさ…様、の奴隷になってもいいかな~なんて、思ってたんだった!
あはっあははっ」
ヘルガの頭上に異次元魔法を発動する。
突然、目の前に現われた漆黒の空間を見つめてヘルガが慄く。
「う、嘘ですよね?
そんな、まさかぁ……あはっあはは」
仕方ない。
脅しをかけるとするか。
――ぎゅるるるるう!
「あ、お腹が鳴っちゃった。
……あ~お腹へった~。
そういえば昨日から何にも食べてないんですよね、あたし」
世間話でもするように、腹減ったとか言い出した。
殺されるかもしれない状況でする態度ではない。
こいつ……神経の図太さがハンパじゃないな。
異次元空間からピッグジャーキーを取り出してヘルガに見せる。
「まぁ食っとくか?」
「ええ!? いいの!? やったあ! 食べます食べます!」
「……後ろを向け。
手の縄を切ってやるから」
ヘルガを後ろ向きに座らせて手を縛っている縄をガンズのナイフで切る。
「うげえっ!
お前の手、泥だらけじゃねえかよ。
触っちまったよ……くっせえ」
「そうですよ~。
だってリューイチさ…様、を追いかけた後に、この人達に捕まってたんだもん」
あの後から捕まってたらしい。
ヘルガの全身から酷い悪臭が漂ってくる。
良く見ると手足についた泥汚れが乾燥して、こびりついている。
ヘルガに触れないようにジャーキーの端っこを持って渡してやる。
汚れた手で受け取って、ジャーキーを貪り食っている。
あっという間になくなった。
もう1枚出してみると、それもあっという間になくなる。
満足するまでジャーキーを食わせてやる。
「ああ~お腹いっぱい食べた……しあわせぇ……」
「よし、満足したな。じゃあ、覚悟はいいな?」
「待って待って! あたし決めた! 本当にリューイチ様の奴隷になる! 本当になる! なります! ならせてください!」
「おいおい。何を言ってんだ?」
「だってリューイチ様の奴隷になったら、ご飯食べさせてくれるんですよね?」
「まぁ、飯くらいは食わせてやってるが」
「やったあ! あたし何でもやります! だから奴隷にしてください!」
飯が食えると聞いて大喜びしたと思ったら、祈るように手を合わせて懇願してくる。
うーん。まぁ、こいつ自身には悪気は無さそうなんだよな。アホ過ぎるだけで。
奴隷になって俺に忠誠を誓うっていうなら、飼ってやっても良いのか?
そういやギルド職員やってたんだったか。
色々と使い道はあるかも知れない。
まぁ使ってみて駄目なら、その時に放り出せば良いか。
「本当に何でもやるのか?」
「やります!」
「俺の奴隷になるってことは、俺の所有物になるってことだぞ」
「はい! リューイチ様の物になります!」
「お前の全部を俺に差し出せるのか?」
「あたしの全部を使ってください!」
こいつ、かなりライトな感じで即答してくるな。
アホだからな。いまいち信用ならん。
「ほう。じゃあ、床に落ちてる残飯でも食えと言ったら、食えるんだよな?」
「食べます! 3秒ルールです!」
こいつのアホさ加減は突き抜けてるな。
「……まぁいい。
とりあえず連れて行ってやるか。
あまり長居もしたくないしな」
「やったあ! ありがとうございます!」
「勘違いするなよ?
お前が使えるか試してみるだけだ」
「はい! あたし頑張ります!」
「……じゃあ、早速仕事だ。
こいつらの死体から身ぐるみを剥ぐから手伝え」
「はあい!」
2人で死体から服と持ち物を集める。
ヘルガは、うんしょうんしょと言いながら何の忌避感もなく、死体から身ぐるみを剥いでいる。
集めた持ち物を異次元空間に収納する。
「よし。こんなもんか。
さて、こいつらの死体はどうするかな」
「リューイチ様、別にこのままで良いんじゃないですか?」
「放置しといて問題にならないか?」
「大丈夫だと思いますよ。
市外区域では死体なんて珍しくも何ともないし」
「そうか。ならこのままにしておくか。
俺を狙う馬鹿へ見せしめにもなるしな」
ヘルガと一緒にあばら家を出て行く。
来た道を引き返して、西門を目指しながらヘルガと話す。
「ヘルガ。そういえばお前。
昨日、俺に汚物を投げつけようとしてなかったか?」
「ギクッ……はい……投げようとしてました……」
「やっぱりしてたのかよ!
おい。俺に物を投げつけるのは、もう絶対にやめろ。
いいな?」
「すみません……投げるの、もうやめます」
「それだけじゃないぞ。
今後、俺に不利益になることは一切するな。
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「はい……もうしません」
「で、だ。奴隷になるって言ったよな。
お前を奴隷にするにはどうしたらいい?」
「へ? あ、奴隷商に行けば、リューイチ様の奴隷にして貰えます。
……あの、手続きの費用かかっちゃいますけど」
「そうか。まぁ金がかかるのは良い。
じゃあ、このまま奴隷商の所に行くか」
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