おっさん異世界物語 ~物理魔法と「鉄の理」。愛欲と硝煙に塗(まみ)れた男が、やがて神を殺すに至る覇道戦記~

眠れる森のおっさん

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第1章 グリム編

第48話 忠誠の証と新たな仲間 ~覚悟の従属契約~

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 ――翌朝。

 ジョンとレイナが話があると言うので2人を客間に通して、テーブルを挟んで向かい合って座る。

「さて、話ってのは何だ?」

「リューイチさん。
 ……私たちを一緒に連れて行ってくれませんか?」

「……なんだ。急にどうした?」

「この10日間でリューイチさんの凄さが良く分かったんです。
 リューイチさんが1日で作ったっていう厠とオフロという物……あんなの他の誰にも作れません」

「毎日1人で魔の森へ行って、平然とした顔で帰ってくるしよ。
 ……旦那が実力を隠してるってこと位は馬鹿な俺だって分かるぜ」

「アレンはあんな形で死んでしまいました。
 いつかきっと私も同じことになる……。
 だけどリューイチさんと一緒にいれば何かが変わる、そんな気がするんです」

「俺もだ。
 どうしてもリュウの旦那について行きてーんだ。
 頼む。連れて行って欲しい」

 ジョンとレイナが真剣な眼差しで俺を見つめている。

「…………」

 俺は2人を眺めながら考える。
 こいつらにニーアの護衛を任せることが出来れば、確かに助かる。
 ニベールに行くのだって現実味が増すだろう。

 こいつらはある程度は信用できる。
 だが……俺の周りは絶対に信用のおける奴隷で固めておきたいんだよな。

「そうは言ってもな。
 俺は信用できる奴しか傍に置きたくない。
 自分の奴隷しか完全には信用できないからな」

「……それなら、私をリューイチさん…いえ、リュウ様の奴隷にしてください」

「俺もだ。旦那の奴隷なら、なったっていい」

「……分かって言ってるのか?
 奴隷になるってのがどういうことか」

「もちろんですよ。
 奴隷は主人に殺されても何も言えない存在です。
 でもニーアさんとヘルガさんを見てれば分かります。
 リュウ様はそんなことしない人だって」

「勘違いするなよ? あいつらが特別なだけだ。
 お前らが奴隷になるとしたら戦闘奴隷だ。こき使うぞ」

「はい、覚悟は出来てます」

「俺が殺せと言ったら、例え善人でもそいつを殺せるのか?」

「俺は殺るぜ。
 伊達に何年も冒険者やってねーよ」

 2人の眼にブレはない。
 決意は本物のようだな。

「そんなに言うなら試してやる。
 手始めに、これが出来たら考えてやろう」

「はい。何でも言ってください」

「おう! 何でも言ってくれ!」

「よし。良い覚悟だ。
 それなら2人とも今ここで裸になってみろ」

「えっ!?
 ……こ、ここで?……えっ……そ、それはちょっと……」

「……よーし、やってやらあ!」

 ジョンが装備を外して勢いよく脱ぎ始めた。
 ジョンが裸になったのを見て、躊躇しながらもレイナが脱ぎ始める。
 俺の座る椅子の前に、全裸になった2人を並んで立たせる。

「ジ、ジョン、そんな見ないでよっ……」

「へへっ。レイナの体ってそんなんなってたのかよ」

 レイナは日に焼けてない所は真っ白い肌をしているな。スタイルも悪くない。
 ジョンの体格は……よし、悪くないな。これなら合格にしてやってもいい。

「戦闘奴隷だからといって、戦ってればそれで良いって訳じゃないぞ。
 レイナ、お前の体は俺の物になるってことだ。
 それでいいのか?」

「は、はい……リ、リュウ様になら、私……」

「ほう。俺がどんな気まぐれを起こすかも分からんぞ?
 そうだな、ジョン。お前に問おう。
 俺がレイナを抱けと命じたら、お前はやれるのか?」

「の、望む所だ!
 何なら今すぐ命じてくれたっていいぜ!」

「えっいやっ……そんな、ジョンの子どもなんて……」

 ジョンが鼻息を荒くしながらレイナの体を舐め回すように見ている。
 レイナは俺に言われて大事な部分を隠すことが出来ずに身を捩らせるのみだ。

「レイナ。お前にも問おう。
 俺の目の前でジョンと交わることになっても……あるいは、俺の慰み者として扱われることになっても、覚悟はできているのか?」

「え、ええっ?……う、嘘ですよね?」

「俺は覚悟できてるぞ!」

「ふむ。なら逆でもいいぞ。
 俺がレイナを愛でている横で、お前はただ見ているだけ……そんな命令でも従えるか?」

「そ、それなら……ま、まだいいっていうか……」

「俺はそれでも構わないぞ!」

 レイナは俺が相手ならまだ抵抗はないらしい。
 ジョンはレイナに触れられれば、どんな状況でも良いようだ。

「ジョン。レイナが俺の子を孕んだことを想像してみろ。
 お前はレイナと一緒にその子どもを育てていけるのか?」

「やってやるぜ! 俺とレイナで育ててみせる!」

「えっ……リュウ様の子?……ジョンと一緒に…えっ?」

 ジョンは馬鹿なのか何なのか分からんが、とりあえずレイナに好意を寄せてるってことで良いのかな。

 2人をからかうのはこれ位にしておくか。
 あまり遊んでいる時間もない。
 とにかく本当に俺の奴隷になる覚悟があることは分かった。

「よし。2人とも奴隷にしてやってもいい。
 但しジョン、お前は勝手に俺の奴隷に手を出すんじゃないぞ?」

「分かってるって。リュウの旦那」

 2人に服を着させて、ニーアとヘルガを客間に呼ぶ。

「こいつらも俺の奴隷にしてやることになった。
 ニーア、良いな?」

「はい。ご主人様の仰せのままに」

「やったあ! 今日から2人も仲間だね!」

 ニーアに言って、ジョンとレイナにも俺に忠誠を誓わせる。
 奴隷商のヒルベルトの所へ行って手続きをして、正式に俺の奴隷に2人が加わることになった。

 ジョンとレイナの貸室は引き払わせてきた。
 大人数の相部屋で雑魚寝していたようだ。
 屋敷に戻って、2人にそれぞれ3階の個室を与えてやる。

「す、すごい……こんな大きな部屋に1人で住めるなんて!」

「すげー……こんなの夢みてーだ」

「日用品やら装備やらで必要な物があれば俺に言えよ。
 金は出してやるからな」

「あ、ありがとうございます」

「リュウの旦那! あんたにずっとついてくぜ!」

 6畳一間の個室に大喜びしている。

 2人の所持金、合わせて金貨1枚強の貨幣は俺の財産になるから没収しておく。
 2人とも現金も収入も無くなるが、これからは俺が衣食住を面倒見てやるから、実質的には劇的に生活環境が向上するだろう。

 食堂に4人を集める。

「お前達は全員、俺の奴隷だ。
 俺を裏切るような真似したら命は無いと思えよ」

「「「はい」」」「おう」

「ニーアが筆頭奴隷だ。
 彼女の言うことは俺の言葉だと思って必ず従え」

「わ、分かりました」「分かったぜ」「うん、分かってるよ!」

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【探し方】
Web検索、またはノクターンノベルズのサイト内で
『 おっさん異世界物語 』
と検索してください。
(※作者名『眠れる森のおっさん』で検索しても見つかります)
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