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第五章 再起
第二十三話 思惑
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「お前…! それは──」
養父が私の少し先を指差し、愕然とする。その骨張った指先が震えていた。
養父が見た先にあったもの。それは私が森の奥深くで行っていた実験だった。
私の危険な遊びを知って、注意の目を向けていた姉は私の前から去り、私を制止するものは無くなった。
ストレス発散と言ってもいいのかもしれない。誰の邪魔も入らないのだから、好き放題やらせてもらった。
手始めは野生の動物たちだった。
初めは人を襲わない小動物。ウサギやネズミ、小鳥など。それらの本能に魔力で働きかけ、一部を増大させると、あっという間に人を襲うほどの凶悪な生き物となった。
これは愉快だった。
皆が口をそろえて愛らしいという生き物が、恐ろしい本能を晒し人々に襲い掛かる。
領地内では不気味な生き物が徘徊していると、苦情が上がってきていた。養父はそれを処理しながら、討伐に当たってた。
しかし、どこからかぎつけたのか、私の行動を怪しむ様になり。
とうとう、その現場を見られてしまった。
それまで、養父はそれなりにいい親だった。血の繋がらない私を正式に後継へとも据えてくれ。姉を慕っていた私を不憫に思ったのかもしれない。
けれど、この『私』は、そんなこと、微塵も気にしてはいなかった。
私が思いを向けるのはただ一人。彼のみだ。現世では漆黒の髪を持つ、蒼い目の青年。
「やはり、お前か…。この化け物を作り出していたのは…! エストレアが危惧していた通りだな…」
ああ、彼女か。
『僕』が好いていた美しいひと。彼女だけが『私』の素行にいち早く気づいていた。
彼女に惹かれのは『彼』に生写しだったからだ。それも分からず思いを寄せていた。
哀れな『僕』──。
「見られたなら、消えてもらうしかない…。あなたは──いい親でしたよ?」
「止めろ! そんな、人の道に外れた行為は──?!」
言い終わらないうちに、今、誕生したばかりのモンスターが養父を襲う。
「うわぁっ──!」
名をアレボルと言ったか。私をここまで育ててくれたことには感謝しよう。
あとは声にならない叫び声を上げて、モンスターの餌食となった。
もとは狼だったそれは今は巨大化し、人ひとり飲み込むのも訳なかった。肉片すら残らない。
それを病死と偽って処理した。
アレボルに忠実な部下たちはすべてモンスターの餌食と化し、あとに残されたのは自分に忠実な部下のみ。なんら問題はなかった。
すべては彼を手に入れるためだけにあるのだから。多少の犠牲は仕方がない。
忌々しい、そう思っていた色に髪が染まる。
それは闇に身を置いたために起こる現象だった。
彼と同じ色だ。なぜ、彼が今生でその色を帯びたのか。彼の血筋がなぜその色に染まったのか。闇に染まった訳ではないのに。
理由は分からない。
こんなもの、いくらでも誤魔化せる。
一房を指先に絡ませ、弄ぶ。
一度はひどく憎んだ闇の力を、今自分は利用し、全てを意のままにしようとしている。
過去の自分であれば嘆くだろうか。
いや。彼を得るためなら仕方ないと、納得するだろう。
ソアレ──。待っていてくれ。
どす黒い気が、男の背後に浮かんで消えた。
+++
「へぇ。魔法を扱える者を求む。ねぇ…」
街のバーで飲んでいた男へ、初老の店主がそんな情報を伝えた。
男は長い白金の髪を一つに束ね、右肩へと垂らしている。手にしたグラスには琥珀色の液体が氷と共に揺れていた。
「ええ。かなり熱心に頼む、と…」
「それってあれかな? 王弟から王位を奪還しようって奴? …兵も集めてるって噂を聞いたけど。いよいよ始めるのかな?」
店主は曖昧な笑みを浮かべると。
「まあ、そうなのでしょうね…。この辺りもきな臭くなるでしょう」
「折角いい店なのに…。これはマスターの為にもひと肌脱ぐべきかな?」
「…後で連絡先をお教えします」
声を潜めた店主がグラスを拭きながら答える。男はグラスを傾けながら。
「私はね、そろそろ落ち着きたいんだよ。もう、あちこちを歩き回るのに疲れてしまってね。…どこか静かな場所に落ち着くのは彼女の願いでもあった」
「亡くなられて、半年経ちますね。寂しい限りです…」
「彼女もここで飲むのをいつも楽しみにしてた。きっと今も羨んでるよ」
フッと笑った後、その顔から表情が消えて無くなる。
「…どうして、逝ってしまったんだろう」
それに答える者はいない。
男の手にしたグラスの中の氷が音を立てて崩れた。
+++
「ったく、なかなか集まんねぇな」
立ち寄った集会所で、兵の手配をしている隊員から手渡された名簿を手に、ヴェントは伸びてきた前髪を鬱陶し気にかきあげる。見ているのは集めた兵の名簿だ。
それでも九千人近くは集まっている。
ただ、相手との戦力と比べた場合、このままでは圧倒的に足りなかった。なんせ、敵にはモンスターがいる。それも巨大で強力な。その辺の野獣とは訳が違う。
ソアレが襲われた奴も、カルドやアステールを襲った奴も、皆規格外だった。
あんな奴らに襲われれば一溜りもない。
どれだけ戦力を削がれるか。ため息は深くなるばかりだ。
ふと、ソアレの魔法の力を思い出した。それがあれば、敵に有利に動けるらしいが。
守護の力──か。
聞くだけなら、たいした威力はなさそうだが、それで過去──本当かどうかは分からないが──敵を倒したと言う。
ガードするだけ…じゃねぇんだろうな。
魔法でも攻撃を弾くものはある。一時的だがバリヤーを張るのだ。
けど、それだけじゃ敵を倒せねぇ。
あのソアレにそんな力があるのかと、半信半疑だった。幾ら体つきも大人に近づいたとは言え、線も細く手足はまるで若木の様だ。
口は達者だが、相変わらず無鉄砲で行動からは目が離せない。
あの強力なモンスターを倒せる様な力を秘めているとはとても思えなかった。と、そこまで考えて。
いや──。思いたくねぇんだな。
幼い頃から見てきたあの弱々しい少年は、庇護の対象であれ、自分達が頼る相手ではないのだ。ソアレが自分達を守る存在等と到底思える筈もない。
あいつは、守るべき存在だ。
ヴェントは強く思う。レーゲンを守れなかった今、その対象はソアレ以外にいない。
アステールには負けるだろうが、ヴェント自身もソアレを失いたくないと言う強い思いを持つ。
正直、あいつの為に命を張ってもいいと思っている。あいつが聞いたら笑うだろうが…。
いつの間にか、そう思うようになっていた。初めは認めるつもりなどなかったのに。
幾度も危機を乗り越えて、自分達の元に帰ってきたソアレ。
儚い様でいて、しなやかで強い。守らなければ。強くそう思う。
いつもソアレの前ではおどけて見せているが、アステールにはその思いを見抜かれているかも知れない。
まあ、別にいいが。
アステールがいるなら、自分の出る幕はないのだ。
ただ、最後まで守り抜く。
それだけを胸に誓うヴェントだった。
養父が私の少し先を指差し、愕然とする。その骨張った指先が震えていた。
養父が見た先にあったもの。それは私が森の奥深くで行っていた実験だった。
私の危険な遊びを知って、注意の目を向けていた姉は私の前から去り、私を制止するものは無くなった。
ストレス発散と言ってもいいのかもしれない。誰の邪魔も入らないのだから、好き放題やらせてもらった。
手始めは野生の動物たちだった。
初めは人を襲わない小動物。ウサギやネズミ、小鳥など。それらの本能に魔力で働きかけ、一部を増大させると、あっという間に人を襲うほどの凶悪な生き物となった。
これは愉快だった。
皆が口をそろえて愛らしいという生き物が、恐ろしい本能を晒し人々に襲い掛かる。
領地内では不気味な生き物が徘徊していると、苦情が上がってきていた。養父はそれを処理しながら、討伐に当たってた。
しかし、どこからかぎつけたのか、私の行動を怪しむ様になり。
とうとう、その現場を見られてしまった。
それまで、養父はそれなりにいい親だった。血の繋がらない私を正式に後継へとも据えてくれ。姉を慕っていた私を不憫に思ったのかもしれない。
けれど、この『私』は、そんなこと、微塵も気にしてはいなかった。
私が思いを向けるのはただ一人。彼のみだ。現世では漆黒の髪を持つ、蒼い目の青年。
「やはり、お前か…。この化け物を作り出していたのは…! エストレアが危惧していた通りだな…」
ああ、彼女か。
『僕』が好いていた美しいひと。彼女だけが『私』の素行にいち早く気づいていた。
彼女に惹かれのは『彼』に生写しだったからだ。それも分からず思いを寄せていた。
哀れな『僕』──。
「見られたなら、消えてもらうしかない…。あなたは──いい親でしたよ?」
「止めろ! そんな、人の道に外れた行為は──?!」
言い終わらないうちに、今、誕生したばかりのモンスターが養父を襲う。
「うわぁっ──!」
名をアレボルと言ったか。私をここまで育ててくれたことには感謝しよう。
あとは声にならない叫び声を上げて、モンスターの餌食となった。
もとは狼だったそれは今は巨大化し、人ひとり飲み込むのも訳なかった。肉片すら残らない。
それを病死と偽って処理した。
アレボルに忠実な部下たちはすべてモンスターの餌食と化し、あとに残されたのは自分に忠実な部下のみ。なんら問題はなかった。
すべては彼を手に入れるためだけにあるのだから。多少の犠牲は仕方がない。
忌々しい、そう思っていた色に髪が染まる。
それは闇に身を置いたために起こる現象だった。
彼と同じ色だ。なぜ、彼が今生でその色を帯びたのか。彼の血筋がなぜその色に染まったのか。闇に染まった訳ではないのに。
理由は分からない。
こんなもの、いくらでも誤魔化せる。
一房を指先に絡ませ、弄ぶ。
一度はひどく憎んだ闇の力を、今自分は利用し、全てを意のままにしようとしている。
過去の自分であれば嘆くだろうか。
いや。彼を得るためなら仕方ないと、納得するだろう。
ソアレ──。待っていてくれ。
どす黒い気が、男の背後に浮かんで消えた。
+++
「へぇ。魔法を扱える者を求む。ねぇ…」
街のバーで飲んでいた男へ、初老の店主がそんな情報を伝えた。
男は長い白金の髪を一つに束ね、右肩へと垂らしている。手にしたグラスには琥珀色の液体が氷と共に揺れていた。
「ええ。かなり熱心に頼む、と…」
「それってあれかな? 王弟から王位を奪還しようって奴? …兵も集めてるって噂を聞いたけど。いよいよ始めるのかな?」
店主は曖昧な笑みを浮かべると。
「まあ、そうなのでしょうね…。この辺りもきな臭くなるでしょう」
「折角いい店なのに…。これはマスターの為にもひと肌脱ぐべきかな?」
「…後で連絡先をお教えします」
声を潜めた店主がグラスを拭きながら答える。男はグラスを傾けながら。
「私はね、そろそろ落ち着きたいんだよ。もう、あちこちを歩き回るのに疲れてしまってね。…どこか静かな場所に落ち着くのは彼女の願いでもあった」
「亡くなられて、半年経ちますね。寂しい限りです…」
「彼女もここで飲むのをいつも楽しみにしてた。きっと今も羨んでるよ」
フッと笑った後、その顔から表情が消えて無くなる。
「…どうして、逝ってしまったんだろう」
それに答える者はいない。
男の手にしたグラスの中の氷が音を立てて崩れた。
+++
「ったく、なかなか集まんねぇな」
立ち寄った集会所で、兵の手配をしている隊員から手渡された名簿を手に、ヴェントは伸びてきた前髪を鬱陶し気にかきあげる。見ているのは集めた兵の名簿だ。
それでも九千人近くは集まっている。
ただ、相手との戦力と比べた場合、このままでは圧倒的に足りなかった。なんせ、敵にはモンスターがいる。それも巨大で強力な。その辺の野獣とは訳が違う。
ソアレが襲われた奴も、カルドやアステールを襲った奴も、皆規格外だった。
あんな奴らに襲われれば一溜りもない。
どれだけ戦力を削がれるか。ため息は深くなるばかりだ。
ふと、ソアレの魔法の力を思い出した。それがあれば、敵に有利に動けるらしいが。
守護の力──か。
聞くだけなら、たいした威力はなさそうだが、それで過去──本当かどうかは分からないが──敵を倒したと言う。
ガードするだけ…じゃねぇんだろうな。
魔法でも攻撃を弾くものはある。一時的だがバリヤーを張るのだ。
けど、それだけじゃ敵を倒せねぇ。
あのソアレにそんな力があるのかと、半信半疑だった。幾ら体つきも大人に近づいたとは言え、線も細く手足はまるで若木の様だ。
口は達者だが、相変わらず無鉄砲で行動からは目が離せない。
あの強力なモンスターを倒せる様な力を秘めているとはとても思えなかった。と、そこまで考えて。
いや──。思いたくねぇんだな。
幼い頃から見てきたあの弱々しい少年は、庇護の対象であれ、自分達が頼る相手ではないのだ。ソアレが自分達を守る存在等と到底思える筈もない。
あいつは、守るべき存在だ。
ヴェントは強く思う。レーゲンを守れなかった今、その対象はソアレ以外にいない。
アステールには負けるだろうが、ヴェント自身もソアレを失いたくないと言う強い思いを持つ。
正直、あいつの為に命を張ってもいいと思っている。あいつが聞いたら笑うだろうが…。
いつの間にか、そう思うようになっていた。初めは認めるつもりなどなかったのに。
幾度も危機を乗り越えて、自分達の元に帰ってきたソアレ。
儚い様でいて、しなやかで強い。守らなければ。強くそう思う。
いつもソアレの前ではおどけて見せているが、アステールにはその思いを見抜かれているかも知れない。
まあ、別にいいが。
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