Innocent World

マン太

文字の大きさ
37 / 48
第六章 奪還

第三十六話 神子(みこ)

しおりを挟む
 
 なぜ、それを知っているのか。

 ソアレはテネーブルに向けられた、フォンセの冷たい眼差しを見つめる。
「彼の死にざまは無残なものだったよ。弟に切り刻まれ、遺骸は無残な姿を晒していた…。レーゲンを慕う部下が彼をどこかへ埋葬した様だけれど…。酷いだろう? だから、手加減なんてしなくていい」
「フォンセ、どうしてそれを──」
 言い終わらないうちに、それまで頑なに玉座から離れようとしなかったテネーブルが、突然、残った手足を使い、真っ直ぐソアレとフォンセの方へ向かって飛びかかってきた。
「グォオオオ!」
「なにっ?!」
 意表を突かれたグランツ達は、対応が間に合わない。そんなテネーブルを笑って見上げたフォンセは。
「…可愛そうだね。テネーブル」
 今、正に飛びかかろうとするテネーブルの顔は、怒りのあまり歪んで見えた。
 フォンセは片手を翳すと、まるで埃でも払う様にその手を振る。
 それで、勝敗は決まっていた。
 フォンセの手から放たれたいかずちが、テネーブルの頭部から身体を貫通する。
 耳を劈くような悲鳴をあげ、テネーブルの身体が弾けた。
「──っ!」
「ソアレ!」
 アステールが弾けた破片からソアレを庇う。黒い体液が辺りに飛び散った。
「…不様だね」
 フォンセは感情のない目を向ける。
 全て弾け飛んだかと思った身体は、床に一つの塊を残した。
 それは真っ黒く焼け焦げ小さく縮こまってはいるものの、人の形を残している。
「テネーブル…」
 まだ身体は微かに震えていた。虫の息とは言え、生きているのだ。
 もう、襲いかかる力はないと判断し、ソアレは傍らに膝をつくと、上向いたテネーブルの顔を覗き込む。
「…ぎ、もの……」
 血走った目は、悔しそうに宙を睨みつけていたが、やがてソアレの気配に気付き目を向けてきた。
 真っ黒な顔に血走った白い眼が、光る様に浮き上がって見える。
「…ア…レ……。わ…しは……」
「もう、いい…。いいんだ」
 ソアレの目には涙があふれる。

 なぜかは分からない。父を殺した相手なのに。憎んでいいはずなのに──。

 あまりにも悲惨な死にざまに、同情の念がそれを上回っていた。
 どこかの歯車が狂って、こうなってしまったのだ。途中で引き返すことも、道を違えることもできただろうに。

 誰も助けにはならなかった──。

 確かにその道を選んだのはテネーブル本人だ。しかし、何か打つ手があったのではないのかと、思わずにはいられない。
「……と…う…」
 小さく礼を口にした後、テネーブルは視線を宙へと向けた。
 その目は表情を浮かばせることもできないはずなのに、どこか笑んでいるようにも見え。
 そのままフッと息を吐き出し、身体の力が抜けたかと思うと息を引き取った。
「…ソアレ」
 アステールが背にそっと手を添えてくる。
「大丈夫だ。アステ」
 ソアレは頬に零れた涙を手の甲で拭うと、立ち上がった。皆の視線がソアレに集まる。
「あとは、闇の神子…だろ? すべての元凶だ…」
 グランツは頷くと。
「そうだが…。奴はどこにいる?」
 テネーブルのほか、新たな敵の姿は見えない。しかし、ソアレは強い眼差しを一点に向けると。
「フォンセ。何か…知っているんだろ?」
 皆の一番後方にいて、ずっとその様子を腕を組んで眺めていたフォンセは口元に笑みを浮かべる。赤い唇がニッと横に引かれた。
「…どうしてそう思うんだい?」
親父おやじが殺られた時の様子を知っていた。それはその場にいなければ知るはずもない…。それに、その力…。俺と同じって事は、光の神子の力と同じはず。でも──違う気がするんだ…」

 自分を生き返らせたのも。

 死から人を蘇らせる、あれは光には属さない力だった。あってはならない自然の摂理を曲げる力。それは闇でしかない。
「さっき、自分で口にしただろう? 闇に憑かれたって…」
 ソアレは一呼吸置いたあと、ひたと目を向け。
「闇の神子は…フォンセなのか?」
 ソアレはじっとフォンセを見据える。フォンセは冷たい笑みを浮かべたまま。
「…君に過去を見せた時に使ったのは──これだよ」
 そう言って、どこに隠していたのか、手の上に丸い子どもの頭ほどの珠を掲げて見せた。
 透明なそれは、確かにソアレがあの映像を見せられた時に使われた珠だ。
「これが、星の石。…僕の力に反応してね。扱いは簡単だった」
「フォンセ! 貴様!」
 グランツが声を荒げ、剣を向ける。
 アステールは咄嗟にソアレを背に庇った。ブリエもそれに続く。アウィスはじっとそんなフォンセを見つめていたが。
「やはり、ね。君の母上とは似ても似つかない…。どうしてそうなった? いや。元からか…」
 アウィスの言葉にフォンセは笑んだまま。
「僕はソアレに会うために、この力を得てこの時に生まれた…」
「俺に?」
「…僕も正直、初めは気付いていなかった。けれど、この石に触れたことですべて思いだせたのだよ。『私』の目的を…。君たちに改めて見せよう。切っ掛けとなった出来事を…」
 掲げていた石を一方の手で撫でると、そこから黒い霧のような闇が現れた。
 それはあっという間に広がり、そこにいた全員を包み込む。
「?!」
「ソアレ! 手を──!」
 アステールが咄嗟に腕を掴み引き寄せる。
 気がつけば、アステールと共に暗い空間に浮かび、眼下に広がる戦場を見下ろしていた。焼け焦げた大地。息絶えた人々。
 丁度、見下ろした先、人が倒れているのが見えた。
「…ヴェント?」
 髪は茶色だが、その面差しはヴェントだった。
 開かれたままの目には、虚ろな色が浮かんでいて精気が見られない。
 その傍らに片足を失くしたカルドが倒れている。身体の下にはおびただしい血が流されていた。
「これは…」
 身体が震える。アステールがしっかりと腕の中にソアレを抱き込んだ。
 以前、フォンセに見せられた場面だった。
 あの時とは面差しや体格、髪の色が異なっている。こちらが本当なのだろう。
「過去の場面か…」
 グランツが渋い顔をする。その傍らにはブリエとアウィスもいた。
 全てフォンセに見せられているのだろう。
 ヴェントとカルドの先、闇の中に小さな光が揺れていた。
 良く見れば人の形をしている。金色の髪が揺れ、肩を震わせ何かをかき抱いていた。その姿が光の様に見えたのだ。
 抱えているのは人だった。しかし、それはかろうじて人の姿を留めているに過ぎない。
 腕の中、無惨な姿を晒しているのは──。
「…アステ」
 ソアレは呟く。
 黒い髪のアステールだった。
 いや。実際には過去の姿だ。アステール本人ではない。
 半分しかない身体。白く俯く顔。そこへ涙が落ちる。
 と、その彼の元へ闇が纏わりつき始めた。
「あ…れは」
「闇が集まっているな…」
 ソアレを背後からしっかりと抱きしめながら、アステールが答える。
 集まった闇は、金色の髪を持つ彼の身体へと吸い込まれていく。
 集まる闇はおびただしく、まるで世界中の闇をその身体へ集めているかのようだった。
 そうして全ての闇を取り込んだと思われた時、天から光の矢が落ちてきた。
 ひとつ、またひとつと、音もなく光の矢が雨のように降り注ぐ。

 綺麗だ──。

 しかし、唐突に矢が消滅した。
 消えた途端、闇が再びむくむくと噴煙の様に復活を始める。
 と、スッとソアレの視界を誰かが横切った。
 緩くウェーブした金の髪。紫の瞳。

 フォンセ──。

 フォンセは渦巻く闇に見え隠れする彼を抱き上げる。閉じられた瞳。蒼白い顔。
 フォンセは泣いていた。泣きながら、精気を失くした唇に口付ける。
 すると先ほどと同じように、漂っていた闇が今度はフォンセの身体に集まっていく。
 全てがそこへ吸収されると、先ほどと同じく光の矢が次々と落ちてきた。
 まるで雨でも降り注ぐように。
 先ほどの比ではなかった。光を浴びるフォンセの伸ばされた手のひらに、最後の闇があった。
 彼を腕に抱いたまま、それを見つめ、握りつぶす。

 許さない。私から奪うなど。何もかも、許さない──。

 頭に直接響く声。それは、怒りに満ちていた。
 そこで映像は途切れる。
 気がつけば、城の広間にいた。
「どう? 実際に見た方が分かりやすいね。今度はそのまま、何も手を加えていないよ…」
 フォンセは掲げていた星の石を懐へとしまうと、髪をかき上げる。それまで金色だった髪が見る間に黒く染まっていった。
 それは深い闇の色だ。紫だった瞳が赤く妖しく光る。
「私はソアレと同じ、光の神子だった…。けれど、最愛の君を失くし悲嘆にくれる私の魂に、取り込んだ闇の欠片が取り憑いた…。その力を得て、私はもう一度、君をこの手に取り戻す事を決意したのさ」
「そんな…。一方的だ」
 ソアレは唇を噛み締める。
「昔の君も、そうやって君を引き留めようとする私をなじったよ。君だって勝手に闇の者に肩入れしたのにね…」
 鋭い光を宿した視線が、ソアレを抱くアステールに向けられる。しかし、直ぐについと反らし。
「ねぇ…。ソアレ、君がどうしてここから簡単に逃げ出せたと思う? 国境も難なく越えられたのも。…すべて私が仕組んだからさ。君が私の手に落ちるように…。なのに、君はまた逃げ出してしまった。あの時、しっかり堕として置けばよかった…。『僕』はてんで甘いんだ。そうしたら、こんな手は使わずに済んだのに…」
 ソアレは訝しむ。
「何をするつもりだ?」
「なにって、私の目的は君を手に入れること。分かっているだろ?」
「ソアレはお前のものになどならない!」
 アステールがソアレの前に立って剣を掲げて見せると、フォンセは声をたてて笑った。
「あはは…! そうだね。今の君にもそいつがいる…。君はいつの時代も奴だけだ…!」
 フォンセの放った闇の塊がアステールを襲う。
「アステ!」
「っ…!」
 すぐに守護の力で防御を計り、難を逃れたが、フォンセはそれも計算済だったのか、鼻先で笑うと。
「ソアレ、君は力に目覚めた。幾ら使ってもその力は尽きないだろう。星の石は力の強いものに反応する…。しかも太古の力ならなおさらだ。試しに私を攻撃してみたらどうだい?」
 挑発するようなフォンセの言いように、ソアレは落ち着いた態度で向かう。
「その前に、フォンセ。手を止めることはできないのか? 幾ら力づくで相手を手に入れても、心はなびかない…。それは分かっているんだろう?」
「分かっているさ。だからこれを使うんだ…。心など、もうどうでもいい。確実に君を手に入れるために手段は選ばないよ…。さあ、彼の出番だ」
 フォンセの視線がソアレ達の背後、入ってきた扉へと向けられる。
 辿る様に振り返れば、開け放たれた扉の向こうに、ヴェントが立っていた。
 ケガ一つない。ヴェントは呆然とし、まるでここにいることが信じられないと言った様子。
「ヴェント!? 治ったのか?」
 思わずソアレは駆け寄るが。
「まて、ソアレ!」
 アステールがその後を追う。
 ソアレは飛びつくようにその身体に抱きついて胸元を掴んで仰ぎ見る。
 ヴェントは複雑な表情をそこに浮かべていた。
「どうやってもとに? 腕は──」
 見れば右腕もきちんとそこにあった。嬉しくなってその手を取る。
「もとに、戻ってる…」
「…ソアレ…。俺は──」
 ヴェントの顔が苦痛に歪む。その目は悲しみに満ちていた。
「ヴェント?」
「ソアレ! 離れろ!」
 アステールが剣を構えこちらに向かってくる。
「アステ? どうして──」
 と、ぐいとヴェントに肩を捕まれた。見ればヴェントが苦悶の表情をそこに浮かべ、顔を片手で覆っている。
 その爪が見る間に鋭く伸びていった。同じく捕まれていた肩にもその爪が食い込む。
「…ヴェント?」
「離れるんだ!」
 アステールがソアレをヴェントから引き離したと同時、ヴェントの身体がむくむくと巨大化し、体中が固い毛と鱗で覆われ始めた。
 そうして上向いて咆哮をあげた時には、そこに見知ったヴェントの姿はなかった。
 全身固い毛に覆われた数十メートルはある巨体に、鋭い牙と赤い目を持つ獣の姿があった。
「あ…あ…」

 ヴェント──。

「ソアレ! 後ろに行け。ブリエ、頼む!」
 身体が固まって動かないソアレを背後へ押しやると、アステールは野獣と化したヴェントと対峙した。
「モンスターか…」
 グランツが苦渋に満ちた表情になる。ブリエは唇を噛みしめ拳を作った。
「…最悪だね。君は…」
 アウィスは鼻にしわを寄せ、汚いものでも見るようにフォンセを睨みつける。
「あはは! 彼は最強だ。私が作り上げた中でも一番の出来だよ。テネーブルなど足元にも及ばない」
「フォンセ…!」
 我に返ったソアレはためらいなく、光の矢をフォンセに向けて放った。
 しかし、いとも簡単に右手で受けると、それを闇の力へと変化させ、グランツ達のいる方へ投げてよこした。
 それが盾となったグランツに命中し、片膝をそこへつく。
「ぐ…!」

 守りの力が働いていない?

 フォンセは直ぐに次の闇を放った。
「止めろ!」
 ソアレは咄嗟に守りの力で盾を作ってそれを弾く。
「君が皆にかけた守りの力は私が解いておいたよ。君がかけようとしても弾かれるようにね。私の闇のヴェールを皆にかけてあるのさ…。さあ、私にばかりかまっていると、ほら、アステ―ルがヴェントにやられるよ?」
 振り返れば、ヴェントの強烈な拳に、アステ―ルの身体が吹き飛んだところだった。
「くっ…!」
 アステールは壁に打ち付けられ、床に崩れ落ちる。壁にはヒビが入って、その衝撃の強さを物語っていた。
「止めろ! ヴェント…!」
 すぐにアステールの元へと駆けつけると、回復の魔法をかける。
 グランツがその間にヴェントの気を引き、攻撃を自分へと向けさせると、ソアレに向かって。
「こいつは…戻るのか?」
「…分からない。けど、このままじゃ──」
 ソアレは唇の端に流れた血を、手の甲で拭うアステールを気遣いながら、背後のヴェントを見返す。
 ブリエが剣で切り付け、アウィスが魔法で一旦弱らせはするが、致命傷までには至らない。というか、与えることができなかった。
 ヴェントの身体は全てを弾き返す。
 守りの力をぶつけても良かったが、強すぎれば闇に属したヴェントを消滅させてしまう危険性があった。
 もし、まだもとに戻る手だてがあるのなら、それだけは避けたい。
 ヴェントがふいにこちらに顔を向けた。ソアレと目が合う。

 ヴェント──。

 唸り声をあげ、爪の伸びた腕を振り上げ飛びかかってきた。
「ソアレ、退け!」
 アステールがソアレの肩を掴み、横へ引き倒すと庇う様に前に立つ。
 構えた剣はヴェントの鋭い爪を弾いたが、庇うので精いっぱいだった。
「グルルル…」
 唸る声に人だった頃の面影はない。
 顔も、毛と固い鱗状のものに覆われ、裂けた口や伸びた鼻面は狼のそれと同じだった。
「ヴェント、自分が何をしているか分かっているのか? 声は聞こえるのだろう?」
 アステールは、しっかりとその目を見て対峙する。
 しかし、それに答える事はなく、ヴェントはじりじりと間合いを詰めながら隙を窺っていた。
 ソアレは高みの見物を決め込んでいるフォンセを振り返り。
「フォンセ! ヴェントをもとに戻せ! こんなことをして一体なんになる?」
「なるんだよ。これから、ね…。ほら、気を付けないとアステールがまたやられる…」
 見ればヴェントが再び飛びかかると言うところ。牙をむき、鋭い爪を大剣代わりに振り下ろす。それは容赦なかった。
 アステ―ルの剣を弾き飛ばし、その爪が眼前に迫る。
「アステ!」

 やめてくれ! ヴェント──!

 咄嗟に守りの力でヴェントを弾いていた。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。初夜で抱かれたら身代わりがばれてしまいます💦

雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
逃げた弟の身代わりとなり、 隣国の国王である溺愛アルファに嫁いだオメガ。 しかし実は、我儘で結婚から逃げ出した双子の弟の身代わりなのです… オメガだからと王宮で冷遇されていたので、身代わり結婚にも拒否権が なかたのでした。 本当の花嫁じゃない。 だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、 だんだん王様に惹かれてしまい、苦しくなる…という お話です。よろしくお願いします<(_ _)>

私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました

放浪人
恋愛
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。 だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。 「彼女は可哀想なんだ」 「この子を跡取りにする」 そして人前で、平然と言い放つ。 ――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」 その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。 「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」

存在感のない聖女が姿を消した後 [完]

風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは 永く仕えた国を捨てた。 何故って? それは新たに現れた聖女が ヒロインだったから。 ディアターナは いつの日からか新聖女と比べられ 人々の心が離れていった事を悟った。 もう私の役目は終わったわ… 神託を受けたディアターナは 手紙を残して消えた。 残された国は天災に見舞われ てしまった。 しかし聖女は戻る事はなかった。 ディアターナは西帝国にて 初代聖女のコリーアンナに出会い 運命を切り開いて 自分自身の幸せをみつけるのだった。

竜帝陛下の愛が重すぎて身代わりの落ちこぼれ薬師は今日も腰が砕けそうです 〜呪いを解いたら一生離さないと宣言されました〜

レイ
BL
「死ぬ覚悟はできています。でも、その前に……お口、あーんしてください」 魔力を持たない「無能」として実家で虐げられていた薬師のエリアン。 彼に下されたのは、触れるものすべてを焼き尽くす「死の竜帝」ヴァレリウスへの、身代わりの婚姻だった。

もう一度言って欲しいオレと思わず言ってしまったあいつの話する?

藍音
BL
ある日、親友の壮介はおれたちの友情をぶち壊すようなことを言い出したんだ。 なんで?どうして? そんな二人の出会いから、二人の想いを綴るラブストーリーです。 片想い進行中の方、失恋経験のある方に是非読んでもらいたい、切ないお話です。 勇太と壮介の視点が交互に入れ替わりながら進みます。 お話の重複は可能な限り避けながら、ストーリーは進行していきます。 少しでもお楽しみいただけたら、嬉しいです。 (R4.11.3 全体に手を入れました) 【ちょこっとネタバレ】 番外編にて二人の想いが通じた後日譚を進行中。 BL大賞期間内に番外編も完結予定です。

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

【完結】愛されたかった僕の人生

Kanade
BL
✯オメガバース 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。 今日も《夫》は帰らない。 《夫》には僕以外の『番』がいる。 ねぇ、どうしてなの? 一目惚れだって言ったじゃない。 愛してるって言ってくれたじゃないか。 ねぇ、僕はもう要らないの…? 独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ✻改稿版を他サイトにて投稿公開中です。

愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない

了承
BL
卒業パーティー。 皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。 青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。 皇子が目を向けた、その瞬間——。 「この瞬間だと思った。」 すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。   IFストーリーあり 誤字あれば報告お願いします!

処理中です...