Innocent World

マン太

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第七章 永遠

後日談 穏やかな日々

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 戦いが終わって、数ヶ月。
 俺とアステールは王都ルークスからは少し離れた、湖のほとりにある別荘を借り、そこで戦いの疲れを癒していた。
 ここへは雇った庭師が月二回来る程度。あとはアステールの他に誰もいない。
 こじんまりとしたそこは、二人で住むのに丁度良い広さだった。
「アステ、これ何処にしまう?」
 取り込んだばかりのシーツを腕に抱え、キッチンに立つアステールに声をかける。
 アステールは先ほど庭で取れたベリーの実を、せっせとより分けていた。これを使ってタルトを焼くと言う。
 アステールは料理の腕も一級品だ。その辺のシェフ顔負けで。幼い頃、俺にせがまれ初めてパンケーキを焼いて、真っ黒に焦がした時から料理へ目覚めたらしい。
 気が付けば城お抱えの料理人も唸る腕前になっていた。その腕が今、存分にふるまわれている。
 俺だけで味わうのはもったいないくらいだが、今のところ、誰かにおすそ分けする気はない。今はアステールを独り占めしたかったのだ。
「寝室のクローゼットの中にある籠に畳んで入れて置いてくれ。…ソアレ」
「なに?」
 呼ばれて、シーツを抱えなおし、トトッと傍らへ歩み寄れば。
「髪に何かついてる…。花びらか…?」
 肩を引き寄せられ、長い指が伸びて前髪を探る。
 この季節、丁度、白い花を咲かせる木があって─後日、百日紅さるすべりだと教えられた─庭に花びらを散らしている。
 それが洗濯物を取り込んだ際にくっついて来たのだろう。
 目の前にアステールの胸元がある。白いシャツが少しだけ寛げられていた。

 アステールの匂いがする…。

 俺と同じ石鹸を使っているのに、アステールからは特別いい匂いがする。
 俺の知らないところで何かつけているのかもしれない。
 すんとその香りを吸い込んで、胸元へ頭を寄せた。
「どうした?」
「ん…。実感してるとこ」
「何をだ?」
「アステがいるんだって。さ」
「……」
 アステールは何も言わず、俺の背に腕を回すと、シーツごと抱きしめてきた。
「…そうだ。俺はお前の側にいる。これからも、この先もずっとだ」

 ずっと──。

 それが真実でないことは分かっている。
 けれど、今、この時は、ここにいてくれる。
「ん…」
 更に額を胸元へこすりつけて、今ある温もりを噛みしめた。

 朝といわず夜といわず。
 目が合って言葉を口に乗せる前にキスをする。
 まるで会話の一つのように。
 キスして抱きしめて、それ以上に及ぶこともある。
 それは玄関先だったり、庭先だったり、リビングのソファだったり。寝室とは限らない。
 会話はどこでだってする。それと同じなのだ。
 今も晴れ渡った青空のもと、昼過ぎの木陰で、お茶会を決め込んだのだが、気が付けばキスしていた。

 なんだろう。これは──。

 我事ながら、どこかねじが飛んでしまったのだろうかと心配になる。
 それくらい、アステールに夢中になっている自分がいた。
 その他の事に目がいかないのだ。
 もとよりここには二人しかいない。他に目を向けようもないのだが。
 四六時中、俺はアステールを求めていた。
 キスをしながら、アステールはそっと俺を芝の上に広げられた敷布の上へ押し倒す。
 背中に短く刈られた芝がちくちくと当たった。
 昨日、庭師が刈ったばかり。あと一週間、彼はここへはこない。
 誰かに見られる心配はなかった。
「…ソアレ」
 キスの合間に、アステールが覆いかぶさったまま、こちらを見下ろしてくる。
 何事かと目を開けば、
「目をあけていてくれ。顔を見ていたい…」
「!」
 アステールの口元が笑みに綻ぶ。
 これからされるだろうことを思って、俺は体温を上昇させた。
 アステールの長く細い指が俺の手に絡み、もう一方の手が胸からその下へとゆっくり滑り降りていく。
 いつの間にか着ていたシャツは胸元まではだけられていた。
 そこを柔らかい風と、優しいアステールの手と唇が撫でていく。
「ア…ステ…ッ」
 やはり、日中、外でのこの行為はいささか、いや、ずいぶん開放的で恥ずかしい。
 けれど、アステールは手を止めようとしない。ゆるゆると、辿り着いた下腹部の熱を煽っていく。
「はっ…、っ…! ん…」
 俺は声を上げているのに、俺の耳にはアステールの早くなった呼吸が僅かに聞こえるくらい。自分だけ乱れている様で恥ずかしい。

 ずるい。俺だけ──。

 アステールから与えられる快楽に涙目になりながら、睨みつける。
 アステールは笑んでいた。
「…どうした?」
「ん…! お、俺だけ…っ! っまえも──! んん、あ…っ!」
 ひと際強く煽られ、背中が反りかえる。
 その喉元へアステールが噛みつくようにキスをした。
 頭の中が真っ白になる。
 びくびくと身体が細かく痙攣し、ゆっくりと弛緩していった。
 その間にも落とされるキスに、息も絶え絶えになる。
「…大丈夫だ。お前だけじゃない」

 嘘だ。俺ばっかり──。

 ぐいと身体を起こされ、その腕に抱きしめられる。
 気が付けばアステールの膝の上に座らされていた。
 同時に、なんの前触れもなしに、中へアステール自身が侵入してくる。その圧にぐっと息が詰まった。
「っ…!」
「もう…、止められない…」
 もちろん、無理に侵入させてきたわけではなく、俺が乱れている間にきちんと準備はされていて。
 それでも、いまだそれに慣れず、初めは息を止めてしまう。
「大丈夫だ。ゆっくり、息をして…」
「ん…」
 俺が落ち着くまでアステールは背を撫で頭を撫で、宥めてくれる。
 しかし、それとは裏腹に、自分の中に納まるアステールが熱を増していくのが伝わってきていて。

 アステも、歯止めが効かないのか。

 アステールが慎重に、優しく接しようとしてくれているのは分かっている。
 けれど、やはりアステールも人の子。
 頭と体は一致しないらしい。理性で抑えようとしても、身体が言う事を聞かない。
「あ、あ…」
「…熱いな」
 動いてもいないのに、熱量を増したそれは俺を容赦なく煽る。
 気持ちも身体の興奮も高ぶって、抑えることができない。アステールはそんな俺の胸元へキスを繰り返し、痕を幾つも残した。
 視界がゆっくりと揺れ出す。
 アステールが動き出したのだ。
 だんだんと激しさを増すそれに、アステールの限界を知る。
「っ…!」
「ソアレ…。目を開けていろ」
「ん…? あっ──」
 片方の手が俺の顔を起こし、アステールと視線が絡む。
 それだけでいきそうだった。
「お前を見ていたい。ずっと…。誰にも渡さない…」
「んん…っ!」
 俺だって、そうだ。
 アステールをこんな風にさせるのは俺だけだ。他の誰にも渡さない。
 目を見つめたまま、キスをして、熱を確かめあう。

 俺がこんな風に乱れるのも、お前にだけだ。

「アステ。好きだ──」

 愛している。
 これからも、この先も。

「!」
 ぐっとひと際強い突き上げに、俺は声も上げる間もなく、自分を手放していた。

+++

 いくら貪っても足りない。

 陰ってきた日差しの中、腕の中に眠るソアレを見下ろす。
 せっかく温めたお湯ももう冷めているだろう。また温め直す必要があるが、当分、ソアレを目覚めない。

 暫くこのままでいいか。

 シャツ一枚の身体に持ってきていたストールを羽織らせ、傍らに眠るソアレを見下ろす。
 自身のシャツもはだけ、下のパンツも寛げたまま。

 まったく、これは──想像以上だな。

 ここまで自分が狂うとは思わなかった。
 四六時中、ソアレを手放したくないと思うし、隙があれば抱きたいと思う。
 今まで抑えていた分、その反動が大きいのか。しかし、それだけではない。

 時間が、ない。

 その思いが余計に自分を突き動かす。
 ずっと、傍らで見守ってきた。彼だけが俺の存在を照らし出す。
 たとえ、彼といることが寿命を縮めているのだとしても。
 離れることなど出来なかった。
 彼と引き離され酷く長い年月を一人生き永らえるより、彼とともにあって、どんなに短くともその熱を、確かめ合いたかった。
 彼のいない人生など、考えられない。

 どうか、この時が今しばらく続きますように──。

 そう、祈らずにはいられない。
 ソアレがまた目を覚ましたら、今度こそお茶にしよう。せっかく焼いたタルトが夕食後のデザートになってしまう。
「…アステ―ル?」
 幾分、掠れた声が自分の名を呼ぶ。寝起きで舌たらずになった声が笑みを誘う。
「今、お湯を沸かしなおす。まだ横になっているといい」
「…お茶より、お前がいい…」
 伸ばされた腕が、アステールを引き寄せ、寄せられた唇が、ゆるく開かれる。
「ずっと…いろよ?」
「勿論だ…」

 嘘は言わない。俺は何があろうとも、お前と共にいる。

 沸騰を知らせるケトルを、一旦脇において。
「お茶会は、また明日以降に順延だな…」
「ん…」
 柔らかな日差しを落とす太陽を背に、ソアレを再び抱きしめ、その熱に溺れて行った。

+++

 そうして、三ヶ月が過ぎた頃、ソアレが旅に出ようと言い出した。
 もっと二人で色々な場所を巡りたいのだと言う。
 以前の様な逃げる為の旅ではなく、楽しい思い出を沢山作る旅を。
 勿論、否とは言わなかった。
 いつ尽きるとも分からないこの命なのだ。出きる限りその思い出を心に刻みたかった。
 フォンセが口にした通り、体調の変化は感じ取っていた。
 それは、どこか具合が悪いと言うのではなく、自身が薄く伸ばされてしまった様な、希薄になった感覚があるのだ。

 長くはない。

 それは、薄々勘づいてはいた。
 ソアレに光の力によって生かされた時から。希に、意識が遠退く事があった。
 どこか身体に異常があるのかと思ったが、調べた結果、何処にも異常は見あたらなかった。

 身体に異常がないのなら。
 原因はそれ以外。

 フォンセとの戦いの最中、金色の髪を持つ人が語った。
 フォンセとソアレの繋がり。そして、自分の魂が消えかかっていることを。
 闇と光は対の存在であっても、交じりあえない。強烈な光は闇を滅する。
 金色の髪の彼は、俺がソアレを助けるのと引き換えに、少しだけその終わりを先に伸ばすと約束した。
 でも、今生での別れが、永遠の別れではないとも。
 時期が来れば、いずれソアレもまた還る。

 その時、漸くあなた方は結ばれ、永遠に別れる事はないでしょう──。

 そう口にした。
 意識を取り戻し、フォンセを倒そうとしたソアレを止め。そのソアレは闇を滅した。
 一度、終わった命を救われ、またこうしてソアレと共に過ごせる事の喜び。
 長さなど関係ない。ただ、深く濃密な時を過ごす事に専念しようと思った。
 そこにソアレから、自由になりたい。アステールとずっと一緒にいたいと告げられ。
 そこからは、突き進むだけだった。
 誰が引き留めようとも、聞き入れず。
 グランツだけはなかなか折れず、最後はソアレ自身が彼を説得をした。
 そうして、今に至る。

 今日も夕食後、ベッドに入り互いの熱を確かめあった。

 飽きることなどない。
 この魂の続く限り、ソアレを求める──。

「…ア、ステ?」
 目を覚ましたソアレが、気遣うような眼差しを向けてくる。
「すまない。起こしたか? まだ寝ていていい…」
「ん…。手…」
 起きるには早い時刻だ。
 ソアレは探るようにして、アステールの手を見つけ出し、自分の元へ引き寄せる。
「離れ、んな…」
 目を閉じたままそう呟くと、再び深い眠りへと落ちていった。口元に笑みが浮かぶが。

 俺は確実にソアレより先に逝く。自分がいなくなった時、ソアレはどうなるのか──。

 唇を噛み締める。とても、独りにはさせられない。
 自分がひとりになっても、きっと魂が半分、欠けてしまった様な心地になるだろう。
 決して生きてはいられない。
 そんな状況に陥らせたくはなかった。
 自分の代わりと言わずとも、同じくソアレを一番に思うものが傍に必要だった。

+++

「俺も旅に?」
「ああ、そうだ。ソアレと話していて、誰かもうひとりと言う話しになってな。お前が一番に上がった。ただ、ここへ戻ってくる保証はない。お前はシュトラール家の跡継ぎだしな。無理にとは言わない。お前がダメなら他をあたる──」
「いいって! 行くって! 他の奴なんかに行かせられっか。…ったく、しかしどうしてそんな気になった? 俺なんか連れて来たくもなかったろうに──」
 乱暴に髪をかきあげた後、アステールに目を向ける。
「先が…長くない」
「アステール?」
「グランツ達から聞いてはいないか? 俺がフォンセに言われた事を…。それに…言われた。ソアレの前世、金色の髪の人に…。光の力の影響だ」
「そりゃ、聞いたが…。そうか。言われたのか…」
 ヴェントは膝に腕をつきうつ向く。
「俺がいなくなったのち、ソアレを独りには出来ない」
「お前…。そこまで」
「半端な気持ちで頼んではいない。受けると言うなら、ソアレの為に生きる覚悟が必要だ。それが無理なら断ってくれていい。無理な頼みだと分かっている…」
 しかし、ヴェントは笑うと。
「そこまで聞いて、俺が断ると思うか? …お前も知っているだろうが、ソアレを少なからず思っている。いや、回りくどいな。好きだ。…それでも、俺に頼むのか?」
 アステールは口の端に僅かに笑みを浮かべると。
「だからだ。だが、俺がいる内は手は出させない」
「ハッ! だろうな? 俺もお前と共有するつもりはねぇ。──いいぜ。行く。お前の挑戦を受けてやるよ」
 ヴェントは右手を差し出すと。
「よろしく、頼む」
 その手を力強く握り返した。

+++

「ヴェント、行くって?」
 夕食を取りながら、向かいに座るアステールを見返す。
 今日のメニューはクリームコロッケ。俺の好きなメニューの一つだ。アツアツの衣に、ナイフを差し込むと、とろりとクリームが流れ出す。
「ああ。快諾してくれた。だがソアレ、ヴェントはお前を好いている。気を反らすなよ? 勿論、反らさせるつもりはないが…」
「なに言ってんだよ? 俺をバカにしてんのか?」
 ソアレは怒って、コロッケを頬張ったまま頬を膨らます。アステールは笑って。
「お前を信用しているさ。だが、あいつも上手いからな? 奴にほだされるなよ?」
「やっぱ、信用してないじゃん…」
「してるさ。お前は純粋だから心配なだけだ」
 アステールはそう口にすると、ソアレの唇の端についたクリームを指先で拭う。それを当たり前の様に自らの口へ持っていった。
 覗いた舌先が妙に艶かしい。
 慌てて視線を反らす。
「どうした?」
「べ、別にっ…」
 アステールはフッと笑むと、
「後でじっくり、俺だけだと教えてくれ」
「……っ!」
 艶めいた眼差しに心拍数が上がった。


 アステールが何を思って、ヴェントを誘ったのかは分からない。
 けれど何となく、自分の身の上と俺の先の事を考えてなのは分かった。
 
 その最後の時まで。
 俺はアステールと共に生きる。

 アステールから与えられる、ひとつひとつ、胸に刻んで。

「ソアレ」
 呼ばれて振り返ると、優しい眼差しのアステールいる。
 ベッドの上、カーテンの開け放たれた窓から射し込む月光を受けて、白く発光して見えた。

 いま、この時だけは…。

 洗いたての真っ白なシーツに手をつき、伸ばされた手を掴んで引き寄せると、その手のひらに口づける。
 温かく柔らかい。

 生きている──。

「どうした?」
「ううん…。なんでもない」
 思わず零れそうになった涙を、目を閉じることで誤魔化して。
 今はただ、アステールを感じようと思った。


―了―
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