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5.ハグ
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夕食が終わり、岳はまた隣の棟の事務所へ、仕事に戻って行った。
スタッフはとっくに帰っているが、残っている仕事があるらしい。とにかく、無事に出発するためにやることは沢山ある様だった。
リビングで初奈の好きなテレビ番組を見終わった後、壱輝と初奈は部屋へと戻る。
壱輝はその間中、初奈の隣で端末をずっと弄っていた。ゲームをしたり、アプリで友達と連絡を取り合っているらしい。今どきの子だ。
明日は土曜日。真琴も亜貴も朝はゆっくりしている。部屋に戻る二人に、
「壱輝、初奈。明日は少し遅くまで寝てていいからな? 朝食は八時半頃だ。それまでには用意しておくから、あとは好きな時に起きてきて食べればいいぞ」
平日は七時だ。もう少し遅くてもいいかと思ったが、とりあえずそこに設定しておく。休日だけは朝食時間は各自に任せていた。
初奈は小さく返事をし、壱輝は頷いて戻って行く。そんな二人をダイニングテーブルのイスに座って見送った真琴は、
「岳がいない間は、ここへ帰る日を少し多くするつもりだ」
手には先ほど淹れたカフェオレがある。
「真琴さん?」
「初奈はいいが、壱輝には少し手を焼くだろう? 亜貴のほかにも誰かいた方がいい」
「うーん。俺、舐められてっからなぁ。でも、何とかなると思うぞ。力じゃぜったい、俺が上だしな」
ガッツポーズを作り、にししと笑って見せれば、
「そうだろうが…。大和は優しいからな。──いや、兎に角帰る日を多くしよう。俺も正直、ひとり暗い家に帰るのはしんどくてな。出来ればここに帰りたいんだ」
「わかった。無理のない範囲でよろしく頼む。真琴さん」
「ああ」
微笑む真琴に心強さを感じた。
皆が夕食を済ませ、真琴が部屋に戻った頃、亜貴が帰ってくる。こちらもかなり疲れている様だった。
「おかえり。遅くまでお疲れさん! 食べてきたか?」
「うん…。あーでも、家で食べたい。ほんと。外で食べるとどうしても油っぽくなっちゃって」
「シャワー浴びたら、何か飲むか?」
「いいよ。大和も疲れたでしょ? 兄さん、直にいなくなるんだし。もうあっちに行きなよ。絶対、待ってるって」
「よ、余計な気は遣うなって。まだ岳は仕事してるし。ホットミルク、飲むか?」
「あー、うん。じゃ、シャワー浴びたら。ああ、兄さんはいいよな。疲れて帰ってきても大和がいるんだもん。大和を抱きしめればそれで充電完了だろ? 俺なんてハグもできないんだから…」
「…ま、それは、そうだろ? てか、亜貴だっていい相手、いるんだろ?」
すると、亜貴はジト目でこちらを見つめてきて。
「好きな相手はいるけどね」
「……」
それが誰か、言わずともわかる。俺は口笛を吹く素振りをみせつつ、視線を泳がせると。
「ほら、早くシャワー浴びて来いって。出てくるまで待ってるからさ」
「あー、疲れたぁ。一日みっちり授業受けて、生意気な中高生の勉強見て。自分が選択したんだし、分かってるんだけど、疲れたなぁー」
亜貴は肩に手をあて、疲れをアピールしてくる。
「シャワー浴びれば、疲れも取れるって。それに──」
俺はえいとばかりに背後から亜貴の腰辺りに抱き着いた。
昔はこうしても身長はそこまで差がなかったのに、今はかなりある。岳までとは行かないまでもそこそこありそうだ。
「ほら、俺からハグする分にはいいだろ? 元気出せって。大学一年生。先は長いんだからさ」
「…反則。それ」
めずらしく亜貴の耳が赤くなった。
「亜貴には絶対いい相手が見つかる。だって、すごいいい奴なんだからさ。安心して今は勉学に励め」
「あーもー。兄さんがいなかったら、ハグしてキスしたい。もっと色々したい…」
「亜貴! 冗談でもそんなこと言うな」
「分かってる…。大和にとって、俺は家族なんだって。でもさ…」
あーもー! と、叫びながら、俺の腕を名残り惜しげにとくと、亜貴はリビングを去って浴室へと向かった。
そう。俺にとって、亜貴はどうやっても、岳の可愛い弟だ。俺にとっても弟だ。
幸せになって欲しいし、なるべきだし、なるはずだと思っている。
亜貴には、亜貴のことを分ろうとしてくれる、心優しい人があっていると思っていた。
今まで連れてきた娘の中に、そう言った雰囲気の娘はいなかった気がする。元気がいい子は友だちにはいいだろうけれど。
亜貴は辛口だが、繊細でもある。そんな亜貴をそっと支えてくれるような相手がいい。
いい相手がみつかるといいけれど。
焦る必要はないのだ。沢山の人に出会って、その中から見つければいい。出会いは五万とあるのだから。
+++
そんな亜貴を見送った後、キッチンでホットミルクの用意をしていれば、リビングに壱輝が入ってきた。
「なんだ? お腹すいたのか? 今からホットミルク作るけど、良ければ飲むか?」
「要らない…。水飲みに来ただけだから」
「そっか。──ほら」
俺はコップに水を注いで壱輝に手渡す。
壱輝は無言でそれを受け取り一気に飲み干すと、シンクに空のコップを置いた。そうして、コンロの前に立つ俺に、
「…あんたらさ。全員、ホモなわけ? それともバイ? べたべたし過ぎじゃねぇの?」
キッチンへの扉は開いていた。さっきの亜貴とのやり取りを見ていたのだろう。
皆がいなくなった途端、これだ。
俺は腰に片手をあてつつ、小鍋にコップで計ったミルクを投入した。これを亜貴がお風呂から上がって来たのに合わせて、温めて出すのだ。
「…壱輝。俺たちは血のつながりはなくとも、みんな家族だと思っている。岳と亜貴は本当の兄弟だけど…。あれくらい、家族ならやるだろ? 壱輝はハグしてもらったことないのか?」
「そんなのねぇよ。俺も初奈も放任されてきたから」
俺はその言葉に反応する。
それなら──。
イタズラっぽい笑みを浮かべると。
「ハグ、してやろうか?」
「…は?」
十五才の壱輝は、俺にとってまだまだ子どもだった。ハグに何の抵抗もない。
「うっし!」
意味が分からずその場に固まった壱輝に、亜貴にしたのと同じ、背後からハグしてやった。流石に前からはテレがある。
抱きしめると、思った以上に線が細いのに気が付いた。余り食べて来なかったのだろう。
あの環境じゃな…。
円堂が面倒を見るはずもなく。適当に食べていたのだろう。と、驚いた壱輝はすぐに腕を振り払うように押しのけてきた。
「離せっ!」
案外力がある。子どもだと油断したのがいけなかった。
「のわっ?!」
振りほどかれた拍子にバランスを崩して背後に転がる。
キッチンはさほど広くない。家具か家電の何かにあたると覚悟した俺は、ぽすりと確かなものに支えられた。振り返らなくとも、それが何かわかる。
「──なにじゃれあってるんだ?」
岳だ。俺は背後を見上げながら。
「岳…。いや、これは俺が突然抱きついたから、壱輝が驚いて──」
「不用意にスキンシップを取ろうとするな」
そこで岳は壱輝を見る。
「壱輝は慣れてない。──だろ?」
こくりと頷いて見せた。その顔には緊張が走っている。それはそうだ。岳が凄んでいるからだ。けれど、そればかりではないらしい。
「突然、抱きついた大和が悪い。だが、突き飛ばすほど、危険な状況じゃなかっただろう? 大和はお前を襲ったわけじゃないからな? なにかトラウマがあるのか?」
壱輝はぐっと握りこぶしを作ると。
「…小学生の時、知らない男に襲われた。未遂だったけど…。他にも少し。だから、抱きつかれるとか、好きじゃない…」
俺ははっとなる。
「ごめん! 俺、安易に抱きついて。済まなかった…」
「別に…。ただ、もう、しないで欲しい」
「ごめん…。もうしないから」
壱輝は黙ったまま、部屋に戻って行った。
+++
俺は深々とため息を吐き出す。胸もとに回された岳の腕に手を重ね。
「俺って…。ほんと、バカ」
すると岳は俺を抱きしめ。
「バカじゃないって。見てたんだ。亜貴にしたようにしただけだろ? お前ん中じゃ、壱輝も家族になってた証拠だ。来たばかりの壱輝には理解できないだろうが。──てか、亜貴にもハグしなくていい…」
「岳?」
「大和は俺だけ抱きしめてくれ…」
「岳…」
背後から首筋に顔を埋めて来る。長めの髪がふわふわ触れて気持ちいい。大型犬にすり寄られている心地だ。
岳の切ない思いがそこから伝わって来る。
俺は岳の頭に頬を寄せると、
「ごめん…」
そう言って、温もりの中に身を埋めた。
亜貴の為に用意したミルクが、鍋の中でゆらゆらと揺れた。
スタッフはとっくに帰っているが、残っている仕事があるらしい。とにかく、無事に出発するためにやることは沢山ある様だった。
リビングで初奈の好きなテレビ番組を見終わった後、壱輝と初奈は部屋へと戻る。
壱輝はその間中、初奈の隣で端末をずっと弄っていた。ゲームをしたり、アプリで友達と連絡を取り合っているらしい。今どきの子だ。
明日は土曜日。真琴も亜貴も朝はゆっくりしている。部屋に戻る二人に、
「壱輝、初奈。明日は少し遅くまで寝てていいからな? 朝食は八時半頃だ。それまでには用意しておくから、あとは好きな時に起きてきて食べればいいぞ」
平日は七時だ。もう少し遅くてもいいかと思ったが、とりあえずそこに設定しておく。休日だけは朝食時間は各自に任せていた。
初奈は小さく返事をし、壱輝は頷いて戻って行く。そんな二人をダイニングテーブルのイスに座って見送った真琴は、
「岳がいない間は、ここへ帰る日を少し多くするつもりだ」
手には先ほど淹れたカフェオレがある。
「真琴さん?」
「初奈はいいが、壱輝には少し手を焼くだろう? 亜貴のほかにも誰かいた方がいい」
「うーん。俺、舐められてっからなぁ。でも、何とかなると思うぞ。力じゃぜったい、俺が上だしな」
ガッツポーズを作り、にししと笑って見せれば、
「そうだろうが…。大和は優しいからな。──いや、兎に角帰る日を多くしよう。俺も正直、ひとり暗い家に帰るのはしんどくてな。出来ればここに帰りたいんだ」
「わかった。無理のない範囲でよろしく頼む。真琴さん」
「ああ」
微笑む真琴に心強さを感じた。
皆が夕食を済ませ、真琴が部屋に戻った頃、亜貴が帰ってくる。こちらもかなり疲れている様だった。
「おかえり。遅くまでお疲れさん! 食べてきたか?」
「うん…。あーでも、家で食べたい。ほんと。外で食べるとどうしても油っぽくなっちゃって」
「シャワー浴びたら、何か飲むか?」
「いいよ。大和も疲れたでしょ? 兄さん、直にいなくなるんだし。もうあっちに行きなよ。絶対、待ってるって」
「よ、余計な気は遣うなって。まだ岳は仕事してるし。ホットミルク、飲むか?」
「あー、うん。じゃ、シャワー浴びたら。ああ、兄さんはいいよな。疲れて帰ってきても大和がいるんだもん。大和を抱きしめればそれで充電完了だろ? 俺なんてハグもできないんだから…」
「…ま、それは、そうだろ? てか、亜貴だっていい相手、いるんだろ?」
すると、亜貴はジト目でこちらを見つめてきて。
「好きな相手はいるけどね」
「……」
それが誰か、言わずともわかる。俺は口笛を吹く素振りをみせつつ、視線を泳がせると。
「ほら、早くシャワー浴びて来いって。出てくるまで待ってるからさ」
「あー、疲れたぁ。一日みっちり授業受けて、生意気な中高生の勉強見て。自分が選択したんだし、分かってるんだけど、疲れたなぁー」
亜貴は肩に手をあて、疲れをアピールしてくる。
「シャワー浴びれば、疲れも取れるって。それに──」
俺はえいとばかりに背後から亜貴の腰辺りに抱き着いた。
昔はこうしても身長はそこまで差がなかったのに、今はかなりある。岳までとは行かないまでもそこそこありそうだ。
「ほら、俺からハグする分にはいいだろ? 元気出せって。大学一年生。先は長いんだからさ」
「…反則。それ」
めずらしく亜貴の耳が赤くなった。
「亜貴には絶対いい相手が見つかる。だって、すごいいい奴なんだからさ。安心して今は勉学に励め」
「あーもー。兄さんがいなかったら、ハグしてキスしたい。もっと色々したい…」
「亜貴! 冗談でもそんなこと言うな」
「分かってる…。大和にとって、俺は家族なんだって。でもさ…」
あーもー! と、叫びながら、俺の腕を名残り惜しげにとくと、亜貴はリビングを去って浴室へと向かった。
そう。俺にとって、亜貴はどうやっても、岳の可愛い弟だ。俺にとっても弟だ。
幸せになって欲しいし、なるべきだし、なるはずだと思っている。
亜貴には、亜貴のことを分ろうとしてくれる、心優しい人があっていると思っていた。
今まで連れてきた娘の中に、そう言った雰囲気の娘はいなかった気がする。元気がいい子は友だちにはいいだろうけれど。
亜貴は辛口だが、繊細でもある。そんな亜貴をそっと支えてくれるような相手がいい。
いい相手がみつかるといいけれど。
焦る必要はないのだ。沢山の人に出会って、その中から見つければいい。出会いは五万とあるのだから。
+++
そんな亜貴を見送った後、キッチンでホットミルクの用意をしていれば、リビングに壱輝が入ってきた。
「なんだ? お腹すいたのか? 今からホットミルク作るけど、良ければ飲むか?」
「要らない…。水飲みに来ただけだから」
「そっか。──ほら」
俺はコップに水を注いで壱輝に手渡す。
壱輝は無言でそれを受け取り一気に飲み干すと、シンクに空のコップを置いた。そうして、コンロの前に立つ俺に、
「…あんたらさ。全員、ホモなわけ? それともバイ? べたべたし過ぎじゃねぇの?」
キッチンへの扉は開いていた。さっきの亜貴とのやり取りを見ていたのだろう。
皆がいなくなった途端、これだ。
俺は腰に片手をあてつつ、小鍋にコップで計ったミルクを投入した。これを亜貴がお風呂から上がって来たのに合わせて、温めて出すのだ。
「…壱輝。俺たちは血のつながりはなくとも、みんな家族だと思っている。岳と亜貴は本当の兄弟だけど…。あれくらい、家族ならやるだろ? 壱輝はハグしてもらったことないのか?」
「そんなのねぇよ。俺も初奈も放任されてきたから」
俺はその言葉に反応する。
それなら──。
イタズラっぽい笑みを浮かべると。
「ハグ、してやろうか?」
「…は?」
十五才の壱輝は、俺にとってまだまだ子どもだった。ハグに何の抵抗もない。
「うっし!」
意味が分からずその場に固まった壱輝に、亜貴にしたのと同じ、背後からハグしてやった。流石に前からはテレがある。
抱きしめると、思った以上に線が細いのに気が付いた。余り食べて来なかったのだろう。
あの環境じゃな…。
円堂が面倒を見るはずもなく。適当に食べていたのだろう。と、驚いた壱輝はすぐに腕を振り払うように押しのけてきた。
「離せっ!」
案外力がある。子どもだと油断したのがいけなかった。
「のわっ?!」
振りほどかれた拍子にバランスを崩して背後に転がる。
キッチンはさほど広くない。家具か家電の何かにあたると覚悟した俺は、ぽすりと確かなものに支えられた。振り返らなくとも、それが何かわかる。
「──なにじゃれあってるんだ?」
岳だ。俺は背後を見上げながら。
「岳…。いや、これは俺が突然抱きついたから、壱輝が驚いて──」
「不用意にスキンシップを取ろうとするな」
そこで岳は壱輝を見る。
「壱輝は慣れてない。──だろ?」
こくりと頷いて見せた。その顔には緊張が走っている。それはそうだ。岳が凄んでいるからだ。けれど、そればかりではないらしい。
「突然、抱きついた大和が悪い。だが、突き飛ばすほど、危険な状況じゃなかっただろう? 大和はお前を襲ったわけじゃないからな? なにかトラウマがあるのか?」
壱輝はぐっと握りこぶしを作ると。
「…小学生の時、知らない男に襲われた。未遂だったけど…。他にも少し。だから、抱きつかれるとか、好きじゃない…」
俺ははっとなる。
「ごめん! 俺、安易に抱きついて。済まなかった…」
「別に…。ただ、もう、しないで欲しい」
「ごめん…。もうしないから」
壱輝は黙ったまま、部屋に戻って行った。
+++
俺は深々とため息を吐き出す。胸もとに回された岳の腕に手を重ね。
「俺って…。ほんと、バカ」
すると岳は俺を抱きしめ。
「バカじゃないって。見てたんだ。亜貴にしたようにしただけだろ? お前ん中じゃ、壱輝も家族になってた証拠だ。来たばかりの壱輝には理解できないだろうが。──てか、亜貴にもハグしなくていい…」
「岳?」
「大和は俺だけ抱きしめてくれ…」
「岳…」
背後から首筋に顔を埋めて来る。長めの髪がふわふわ触れて気持ちいい。大型犬にすり寄られている心地だ。
岳の切ない思いがそこから伝わって来る。
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