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2.デュラはんと機械の国の狂乱のお姫様
バイオレンスなピクニック
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「はーるーこうじょうのーはーなーのーえーんー」
「うわぁ」
「変な歌」
「わからんやろけど著作権切れとる歌ってあんまないんよ」
なんて言ったらいいんだ? これ。
色々なことが馬鹿馬鹿しくなってくる。またドンというすごい音がして地竜が1匹吹っ飛んでいった。
今、デュラはんは体長5メートルはある大型機甲を操っている。
うーん。
僕は基本的に非戦闘員だ。
でも姫様ほどじゃないけれど、肩書きは色々ある。第一機甲師団輜重隊員として前線で戦闘員の機甲修理をする。同兵装開発部第三ラボ室長として前線の経験をもとに新しい兵装の設計開発をする。それから近衛見習いとして姫様のお役に立つ、こと。
それで色々経験を積んでいたところ。でも経験って本当に必要なのかな。このほんの小一時間で、そんな気がしていた。
僕の経験では地竜ってものは5人か10人一組で1体に対峙して、まあ時には複数の竜に対するとしても囲って油断を誘っ倒すもの。ずっとそう思ってた。だってそもそもの個体の強さが段違い。けれどもそう、なんていうか。しかも鞭?
軍に所属して5年くらい立つけど、こんな馬鹿馬鹿しい光景は見たことがない。
「ハァ~こんな鞭ビシビシ自由に使えたことないわぁ。いっつも障害物あってん。レベル6いうんマジすごいねぇ」
「え? デュラはんは修行してレベルあげたわけじゃないの?」
「ええと、なんや最初からレベル6やったわ。他の奴らは3~6くらいやからスキルガチャ的なもんかもしれへん」
「ガチャ?」
巨大な機甲の力を乗せた踏み込みは巻き上がる砂埃と共にもろく乾いた赤土の地面を踏み割りその反動でズゥとジープが沈んでその段差に乗り上げ軽く宙を飛んで着地する。
「うう、気持ち悪い。デュラはんもっと普通に戦って……」
「あ、ボニたんごめん、また酔いよるん? 酔いどめとかあるとええんやけど」
「うぷ」
そして新しく上空から降下してきた翼竜に向かって鞭を横薙ぎに一閃。それだけで長さ10メートルもある鞭がしなって風を切りながら3匹の翼竜にまとめて絡みつき、ベチッていう大きな音とともに地面に叩きつけられた。
あー。
振り返ると屍累々だ。ドダンドゴンと竜をいなすデュラはんの通った道には点々と竜種の死骸が転がっていた。なにせこの辺りの竜種は生の魔力を発生させるデュラはんに向かって押し寄せてくる。僕とボニさんはデュラはんに守ってもらうわけだから離れるわけにもいかずに揺れっぱなし。
「ぅえ。あとどのくらいで着くのでしょう……」
「えっと、火口まで1時間程度かな。大丈夫ですか?」
「頑張ります……」
ともあれもうすぐ火口が見えてくる。先ほどから火口付近を飛ぶ巨大な龍種がチラチラ見える。
こんなに間近で龍を見たのは初めてだ。なんていうかものすごく、迫力がある。龍は自力で体内で魔力を生成する。だから竜種のように魔力を得るために魔力を食べたり魔力の多い獲物を狩る必要もない。だから火山の外で見かけることはほとんどない。
竜と龍は一見似てるけど全然違う。竜はトカゲの仲間で人と同じ肉の体を持っている。けれども龍は魔力の塊が分厚い皮を纏ったもの。高度な知性があり、体内の強大な魔力を消費して精緻な魔法を操る。
その身が巨大であればあるほど包含する魔力は大きい。魔力の多い国では山に匹敵する大きさの龍がいると聞く。
この領域は魔力が少ないけれどもそれでも3メートルから10メートルほどの龍が3匹ほど空を泳ぎながらこちらやカレルギアを眺めていた。
「あの飛んどるんは襲って来んねぇ」
「あれは龍だから何を考えてるかよくわからない。でもさっきから襲ってくる地竜や翼竜と違って魔法も使うし賢いんだ」
「へぇー羨ましいなぁ。俺も飛んでみたいん。なんで俺は魔法使えんのやろ」
「それは本当にわからない。今でもわからないもんなの?」
今のデュラはんは頭部に魔石がある。
魔石は頭蓋骨にへばりつくように発生していて、一番固まっているところの近くの髪の毛をちょっと剃って伝達腺のプラグをテープで貼り付けている。そうするとプラグから特殊な波動が出て、ちょっとだけ魔石を溶かしてその時に出るエネルギーを利用して機甲を動かす。
それで普通は魔石を機甲の各部分にセットして使用する。
魔石というのは様々な魔物から取り出されるけど、生活環境や種類で少しずつその性質に違いが出る。デュラはんが乗っている大型機甲はたくさんのパーツを組み合わせて作られている。なるべく同種同状態の竜種から掘り出される魔石を使ったとしても末端部にいけばラグが生まれる。
日用機器なら多少ラグがあっても問題ないけれどコンマ1秒を争う戦闘では使い物にならない。
けれどもデュラはんは違う。
デュラはんが乗るのに合わせて大型機甲、デュラはんは勝手にデュランダムXって名前をつけちゃってるけど、この機甲は各パーツ用の魔石設置場所を全部排除して全てを1本の魔力腺で繋いだものだ。そして全身にデュラはんの魔力を行き渡らせて動いている。だからデュラはんには前の自分の体と同じように神経が通ったような感じで動かせる、らしい。その証拠にデュラはんの鞭捌きは機甲を動かしているようにはちっとも思えなかった。
うーん、デュラハンって首と体が別れてるらしいけど、体を非接触の魔力で動かしているのかなあ? 他の領域には魔力が大気に溢れているらしいからそこを伝達して少し離れた体を動かしている? よくわからないけど、もしそうならそのシステムをこの領域でも応用できないかな。
そう思っている間にもまたデュラはんは地竜を2匹投げ飛ばしていた。
けれどもそこでとうとう快進撃は止まる。火口まであと1キロ地点まで迫った時、6メートル級の竜が一頭、目の前にゆったりと舞い降りてきた。
「うわぁ」
「変な歌」
「わからんやろけど著作権切れとる歌ってあんまないんよ」
なんて言ったらいいんだ? これ。
色々なことが馬鹿馬鹿しくなってくる。またドンというすごい音がして地竜が1匹吹っ飛んでいった。
今、デュラはんは体長5メートルはある大型機甲を操っている。
うーん。
僕は基本的に非戦闘員だ。
でも姫様ほどじゃないけれど、肩書きは色々ある。第一機甲師団輜重隊員として前線で戦闘員の機甲修理をする。同兵装開発部第三ラボ室長として前線の経験をもとに新しい兵装の設計開発をする。それから近衛見習いとして姫様のお役に立つ、こと。
それで色々経験を積んでいたところ。でも経験って本当に必要なのかな。このほんの小一時間で、そんな気がしていた。
僕の経験では地竜ってものは5人か10人一組で1体に対峙して、まあ時には複数の竜に対するとしても囲って油断を誘っ倒すもの。ずっとそう思ってた。だってそもそもの個体の強さが段違い。けれどもそう、なんていうか。しかも鞭?
軍に所属して5年くらい立つけど、こんな馬鹿馬鹿しい光景は見たことがない。
「ハァ~こんな鞭ビシビシ自由に使えたことないわぁ。いっつも障害物あってん。レベル6いうんマジすごいねぇ」
「え? デュラはんは修行してレベルあげたわけじゃないの?」
「ええと、なんや最初からレベル6やったわ。他の奴らは3~6くらいやからスキルガチャ的なもんかもしれへん」
「ガチャ?」
巨大な機甲の力を乗せた踏み込みは巻き上がる砂埃と共にもろく乾いた赤土の地面を踏み割りその反動でズゥとジープが沈んでその段差に乗り上げ軽く宙を飛んで着地する。
「うう、気持ち悪い。デュラはんもっと普通に戦って……」
「あ、ボニたんごめん、また酔いよるん? 酔いどめとかあるとええんやけど」
「うぷ」
そして新しく上空から降下してきた翼竜に向かって鞭を横薙ぎに一閃。それだけで長さ10メートルもある鞭がしなって風を切りながら3匹の翼竜にまとめて絡みつき、ベチッていう大きな音とともに地面に叩きつけられた。
あー。
振り返ると屍累々だ。ドダンドゴンと竜をいなすデュラはんの通った道には点々と竜種の死骸が転がっていた。なにせこの辺りの竜種は生の魔力を発生させるデュラはんに向かって押し寄せてくる。僕とボニさんはデュラはんに守ってもらうわけだから離れるわけにもいかずに揺れっぱなし。
「ぅえ。あとどのくらいで着くのでしょう……」
「えっと、火口まで1時間程度かな。大丈夫ですか?」
「頑張ります……」
ともあれもうすぐ火口が見えてくる。先ほどから火口付近を飛ぶ巨大な龍種がチラチラ見える。
こんなに間近で龍を見たのは初めてだ。なんていうかものすごく、迫力がある。龍は自力で体内で魔力を生成する。だから竜種のように魔力を得るために魔力を食べたり魔力の多い獲物を狩る必要もない。だから火山の外で見かけることはほとんどない。
竜と龍は一見似てるけど全然違う。竜はトカゲの仲間で人と同じ肉の体を持っている。けれども龍は魔力の塊が分厚い皮を纏ったもの。高度な知性があり、体内の強大な魔力を消費して精緻な魔法を操る。
その身が巨大であればあるほど包含する魔力は大きい。魔力の多い国では山に匹敵する大きさの龍がいると聞く。
この領域は魔力が少ないけれどもそれでも3メートルから10メートルほどの龍が3匹ほど空を泳ぎながらこちらやカレルギアを眺めていた。
「あの飛んどるんは襲って来んねぇ」
「あれは龍だから何を考えてるかよくわからない。でもさっきから襲ってくる地竜や翼竜と違って魔法も使うし賢いんだ」
「へぇー羨ましいなぁ。俺も飛んでみたいん。なんで俺は魔法使えんのやろ」
「それは本当にわからない。今でもわからないもんなの?」
今のデュラはんは頭部に魔石がある。
魔石は頭蓋骨にへばりつくように発生していて、一番固まっているところの近くの髪の毛をちょっと剃って伝達腺のプラグをテープで貼り付けている。そうするとプラグから特殊な波動が出て、ちょっとだけ魔石を溶かしてその時に出るエネルギーを利用して機甲を動かす。
それで普通は魔石を機甲の各部分にセットして使用する。
魔石というのは様々な魔物から取り出されるけど、生活環境や種類で少しずつその性質に違いが出る。デュラはんが乗っている大型機甲はたくさんのパーツを組み合わせて作られている。なるべく同種同状態の竜種から掘り出される魔石を使ったとしても末端部にいけばラグが生まれる。
日用機器なら多少ラグがあっても問題ないけれどコンマ1秒を争う戦闘では使い物にならない。
けれどもデュラはんは違う。
デュラはんが乗るのに合わせて大型機甲、デュラはんは勝手にデュランダムXって名前をつけちゃってるけど、この機甲は各パーツ用の魔石設置場所を全部排除して全てを1本の魔力腺で繋いだものだ。そして全身にデュラはんの魔力を行き渡らせて動いている。だからデュラはんには前の自分の体と同じように神経が通ったような感じで動かせる、らしい。その証拠にデュラはんの鞭捌きは機甲を動かしているようにはちっとも思えなかった。
うーん、デュラハンって首と体が別れてるらしいけど、体を非接触の魔力で動かしているのかなあ? 他の領域には魔力が大気に溢れているらしいからそこを伝達して少し離れた体を動かしている? よくわからないけど、もしそうならそのシステムをこの領域でも応用できないかな。
そう思っている間にもまたデュラはんは地竜を2匹投げ飛ばしていた。
けれどもそこでとうとう快進撃は止まる。火口まであと1キロ地点まで迫った時、6メートル級の竜が一頭、目の前にゆったりと舞い降りてきた。
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