2 / 27
1章-1 カプト様が落ちていた。 ~『無法と欠けた月』のエグザプト聖王国の旅
兎人族の僕の村!
しおりを挟む
僕はラヴィ=フォーティス。兎人族のフォーティス家の末っ子。
とはいってもここは兎人族の村だから、ほとんどが兎人族なんだけど。ちなみに僕は兎の耳と尻尾が生えているくらいで、基礎人とさほどかわらない。けれども村人の中にはふわふわ毛の大きな兎のような姿の人もいる。一口で兎人っていっても様々だ。
僕は小さい頃から好奇心旺盛、正しく言うと極度の食いしん坊だった。そのせいで今も床に倒れている。
「父さん! またラヴィが!」
母さんが悲鳴を上げた。
「教会へ急げ、母さん!」
父さんがドタバタと近寄ってくる。
「またかよ、もうこのまま逝った方がこいつ幸せなんじゃないの?」
そうはいいつつも優しい兄さんは僕をひょいと担ぎ上げ、慣れた道を教会へ向かう。
僕はいつもとりあえず目につくその辺の色んなものを口に入れて、そりゃやっぱり毒性があるものなんかもたくさんあるわけで、泡を吹いてぶっ倒れて教会の治療室に連れて行かれて解毒してもらって母さんにこっぴどく怒られる、それが僕の毎日だった。テヘ。
母さんや兄姉にはもう変なものは二度と食うなと泣いて言われるけれど、なんかもう、駄目なんだ。見たことがないものを見るとどんな味がするんだろうって気になって仕方なくなって。これが本能? っていうやつ? っていうと父さんがそれはもう残念そうな顔で僕を見たものだから、この言い訳は使わないことにした。
そのへんのものを食べないように部屋に閉じ込められたこともあるけど、部屋にあるベッドやら枕やらを齧っちゃった。それで家具もなんにもない部屋に閉じ込められても壁や床を齧ってた。
「お前、もう何かの呪いにでもかかっているんじゃないか」
兄さんがそんなことを言ったもんだから神父様に調べてもらったけれど、呪いはみつからなかった。つまりなんていうか、結局、これは僕の性癖というか、僕が僕であることによって生ずる病なのだ。
かっこよく言ってみたけど、簡単に言うと僕はゲテ系の食いしん坊と広く認識されていた。
それでね、そのうち何故か変なものを食べても倒れなくなった。だから周りの家族や友人は変なものを食べなくなったんだろうって胸をなでおろしていたみたいなんだけど、僕は止めたわけでもなくって。今日は本当に珍しかったんだ。遠くからきた行商の馬車に生えてたキノコが初めて見たものだったからつい……。
その原因が判明したのは僕が10歳の時。
教会でステータスカードを受け取ったときだ。
この世界では魔女様、場所によっては女神様とか呼ばれているらしいけれど、ともあれ魔女様が世界にあふれる魔力を地域ごとに管理されていて、その魔力を活用してステータスカードを始めとした様々な恩恵システムを地域にあわせて構築している。ステータスカードは多くの魔女様が採用されている共通システムで、だいたいの国で身分証明証として使えるんだ。
それで僕の住む地域を支配する『渡り鳥と不均衡』の魔女様の領域では10歳になれば教会でステータスカードを受け取る決まりになっていた。
両手の親指と人差し指で四角を作ったくらいの小さなカードの印字を眺める。
僕のHPやMP、力や賢さなんかは普通と同じだった。あ、えと、賢さはその、ちょっと低かったけど、まあ正常の範囲だから大丈夫。
それでまあ、なんていうか、おかしかったのは耐性値。耐性というのはそのまま耐える力で、例えば毒耐性は毒を食べ続ければ上がって毒が効きにくくなる、とか聞いたことがある。
僕は毒耐性、食毒耐性、麻痺耐性、死毒耐性、薬物耐性、ええと、20個くらいあったのかな、耐性がついていて、そのレベルがなんていうか、軽い毒なら毒無効レベルにまで達していた。それを見た村の皆は固まった。
「アハハ。毒と食毒って違うんだ……」
「馬鹿! お前は! 一体何を! 何をしたら! ここまで!」
僕は馬鹿なことをつぶやいてしまったけれども、みんなの目は、ああ、やっぱりな、こいつはもうどうしようもないんだ、という風に変わって、なんとなくいたたまれなくなってきた。テヘ。
「はぁ、もう。それでどうするかね?」
神父さんは手の施しようがないって感じで呟く。
「どうする? ですか?」
「そうだ。もし望むのであれば魔女様にお伺いをたてて就職先を探していただくが」
みんながゴクリと喉を鳴らした。
10歳になったら仕事の見習いを始めるのが世の習い。それで家の仕事を継いだり、どこかに弟子入りをしたり、知り合いのところで勉強を始めたりするのが一般的。けれども身寄りがないとか様々な理由で就職先が見つからない時、魔女様にその能力や性質から適する職場をご紹介頂くことができた。
なお、うちは農家だった。
「ラヴィ。お前は、なんというか、農家は向かない気はするよ」
「母さん……」
「いつか畑に変なものを入れて妙な味を作ろうとしそうで怖い」
「兄さん酷い」
でも確かに僕は抑えきれない思いがあった。
「世の中に出てもっといろんな物を食べたいです。だから魔女様に」
頭を叩かれた。解せぬ。
「本当によいのかね? 魔女様はよい就職先を探して頂けるだろうが、お伺いする以上、よほどの理由がなければ変更はきかぬ。どんなところであっても」
「構いません」
僕は大きく頷いた。なんとなく。
そうすると神父様はやっぱり、はぁ、とため息をついて魔女様に祈り始め、やがて教会の中心に設置された水晶玉にぽわりと文字が浮かぶ。
『カッツェの国ワールド・トラベル出版 第5分室』
世界! 旅行! 出版?
出版ってたまに村長さんのところにくる新聞ってやつだよね?
神父様も怪訝な顔をした。
「社名だけじゃなく部署まで書かれているのは初めて見るな」
「そこが僕に最適な職場なんですね! 出版ってよくわからないけど!」
「……まぁ、魔女様のご選択だから間違いはないと思う。……よし、ステータスカードに記載した。これをこの会社に提示すれば就職できるだろう」
神父様と家族は酷く不安そうな顔をしていたけど、僕の前途は洋々と広がっていた。
とはいってもここは兎人族の村だから、ほとんどが兎人族なんだけど。ちなみに僕は兎の耳と尻尾が生えているくらいで、基礎人とさほどかわらない。けれども村人の中にはふわふわ毛の大きな兎のような姿の人もいる。一口で兎人っていっても様々だ。
僕は小さい頃から好奇心旺盛、正しく言うと極度の食いしん坊だった。そのせいで今も床に倒れている。
「父さん! またラヴィが!」
母さんが悲鳴を上げた。
「教会へ急げ、母さん!」
父さんがドタバタと近寄ってくる。
「またかよ、もうこのまま逝った方がこいつ幸せなんじゃないの?」
そうはいいつつも優しい兄さんは僕をひょいと担ぎ上げ、慣れた道を教会へ向かう。
僕はいつもとりあえず目につくその辺の色んなものを口に入れて、そりゃやっぱり毒性があるものなんかもたくさんあるわけで、泡を吹いてぶっ倒れて教会の治療室に連れて行かれて解毒してもらって母さんにこっぴどく怒られる、それが僕の毎日だった。テヘ。
母さんや兄姉にはもう変なものは二度と食うなと泣いて言われるけれど、なんかもう、駄目なんだ。見たことがないものを見るとどんな味がするんだろうって気になって仕方なくなって。これが本能? っていうやつ? っていうと父さんがそれはもう残念そうな顔で僕を見たものだから、この言い訳は使わないことにした。
そのへんのものを食べないように部屋に閉じ込められたこともあるけど、部屋にあるベッドやら枕やらを齧っちゃった。それで家具もなんにもない部屋に閉じ込められても壁や床を齧ってた。
「お前、もう何かの呪いにでもかかっているんじゃないか」
兄さんがそんなことを言ったもんだから神父様に調べてもらったけれど、呪いはみつからなかった。つまりなんていうか、結局、これは僕の性癖というか、僕が僕であることによって生ずる病なのだ。
かっこよく言ってみたけど、簡単に言うと僕はゲテ系の食いしん坊と広く認識されていた。
それでね、そのうち何故か変なものを食べても倒れなくなった。だから周りの家族や友人は変なものを食べなくなったんだろうって胸をなでおろしていたみたいなんだけど、僕は止めたわけでもなくって。今日は本当に珍しかったんだ。遠くからきた行商の馬車に生えてたキノコが初めて見たものだったからつい……。
その原因が判明したのは僕が10歳の時。
教会でステータスカードを受け取ったときだ。
この世界では魔女様、場所によっては女神様とか呼ばれているらしいけれど、ともあれ魔女様が世界にあふれる魔力を地域ごとに管理されていて、その魔力を活用してステータスカードを始めとした様々な恩恵システムを地域にあわせて構築している。ステータスカードは多くの魔女様が採用されている共通システムで、だいたいの国で身分証明証として使えるんだ。
それで僕の住む地域を支配する『渡り鳥と不均衡』の魔女様の領域では10歳になれば教会でステータスカードを受け取る決まりになっていた。
両手の親指と人差し指で四角を作ったくらいの小さなカードの印字を眺める。
僕のHPやMP、力や賢さなんかは普通と同じだった。あ、えと、賢さはその、ちょっと低かったけど、まあ正常の範囲だから大丈夫。
それでまあ、なんていうか、おかしかったのは耐性値。耐性というのはそのまま耐える力で、例えば毒耐性は毒を食べ続ければ上がって毒が効きにくくなる、とか聞いたことがある。
僕は毒耐性、食毒耐性、麻痺耐性、死毒耐性、薬物耐性、ええと、20個くらいあったのかな、耐性がついていて、そのレベルがなんていうか、軽い毒なら毒無効レベルにまで達していた。それを見た村の皆は固まった。
「アハハ。毒と食毒って違うんだ……」
「馬鹿! お前は! 一体何を! 何をしたら! ここまで!」
僕は馬鹿なことをつぶやいてしまったけれども、みんなの目は、ああ、やっぱりな、こいつはもうどうしようもないんだ、という風に変わって、なんとなくいたたまれなくなってきた。テヘ。
「はぁ、もう。それでどうするかね?」
神父さんは手の施しようがないって感じで呟く。
「どうする? ですか?」
「そうだ。もし望むのであれば魔女様にお伺いをたてて就職先を探していただくが」
みんながゴクリと喉を鳴らした。
10歳になったら仕事の見習いを始めるのが世の習い。それで家の仕事を継いだり、どこかに弟子入りをしたり、知り合いのところで勉強を始めたりするのが一般的。けれども身寄りがないとか様々な理由で就職先が見つからない時、魔女様にその能力や性質から適する職場をご紹介頂くことができた。
なお、うちは農家だった。
「ラヴィ。お前は、なんというか、農家は向かない気はするよ」
「母さん……」
「いつか畑に変なものを入れて妙な味を作ろうとしそうで怖い」
「兄さん酷い」
でも確かに僕は抑えきれない思いがあった。
「世の中に出てもっといろんな物を食べたいです。だから魔女様に」
頭を叩かれた。解せぬ。
「本当によいのかね? 魔女様はよい就職先を探して頂けるだろうが、お伺いする以上、よほどの理由がなければ変更はきかぬ。どんなところであっても」
「構いません」
僕は大きく頷いた。なんとなく。
そうすると神父様はやっぱり、はぁ、とため息をついて魔女様に祈り始め、やがて教会の中心に設置された水晶玉にぽわりと文字が浮かぶ。
『カッツェの国ワールド・トラベル出版 第5分室』
世界! 旅行! 出版?
出版ってたまに村長さんのところにくる新聞ってやつだよね?
神父様も怪訝な顔をした。
「社名だけじゃなく部署まで書かれているのは初めて見るな」
「そこが僕に最適な職場なんですね! 出版ってよくわからないけど!」
「……まぁ、魔女様のご選択だから間違いはないと思う。……よし、ステータスカードに記載した。これをこの会社に提示すれば就職できるだろう」
神父様と家族は酷く不安そうな顔をしていたけど、僕の前途は洋々と広がっていた。
11
あなたにおすすめの小説
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました
しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、
「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。
――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。
試験会場を間違え、隣の建物で行われていた
特級厨師試験に合格してしまったのだ。
気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの
“超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。
一方、学院首席で一級魔法使いとなった
ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに――
「なんで料理で一番になってるのよ!?
あの女、魔法より料理の方が強くない!?」
すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、
天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。
そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、
少しずつ距離を縮めていく。
魔法で国を守る最強魔術師。
料理で国を救う特級厨師。
――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、
ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。
すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚!
笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
【改訂版】槍使いのドラゴンテイマー ~邪竜をテイムしたのでついでに魔王も倒しておこうと思う~
こげ丸
ファンタジー
『偶然テイムしたドラゴンは神をも凌駕する邪竜だった』
公開サイト累計1000万pv突破の人気作が改訂版として全編リニューアル!
書籍化作業なみにすべての文章を見直したうえで大幅加筆。
旧版をお読み頂いた方もぜひ改訂版をお楽しみください!
===あらすじ===
異世界にて前世の記憶を取り戻した主人公は、今まで誰も手にしたことのない【ギフト:竜を従えし者】を授かった。
しかしドラゴンをテイムし従えるのは簡単ではなく、たゆまぬ鍛錬を続けていたにもかかわらず、その命を失いかける。
だが……九死に一生を得たそのすぐあと、偶然が重なり、念願のドラゴンテイマーに!
神をも凌駕する力を持つ最強で最凶のドラゴンに、
双子の猫耳獣人や常識を知らないハイエルフの美幼女。
トラブルメーカーの美少女受付嬢までもが加わって、主人公の波乱万丈の物語が始まる!
※以前公開していた旧版とは一部設定や物語の展開などが異なっておりますので改訂版の続きは更新をお待ち下さい
※改訂版の公開方法、ファンタジーカップのエントリーについては運営様に確認し、問題ないであろう方法で公開しております
※小説家になろう様とカクヨム様でも公開しております
【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活
シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!
《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!
犬丸大福
ファンタジー
ユーディリア・エアトルは母親からの折檻を受け、そのまま意識を失った。
そして夢をみた。
日本で暮らし、平々凡々な日々の中、友人が命を捧げるんじゃないかと思うほどハマっている漫画の推しの顔。
その顔を見て目が覚めた。
なんと自分はこのまま行けば破滅まっしぐらな友人の最推し、当て馬悪役令息であるエミリオ・エアトルの双子の妹ユーディリア・エアトルである事に気がついたのだった。
数ある作品の中から、読んでいただきありがとうございます。
幼少期、最初はツラい状況が続きます。
作者都合のゆるふわご都合設定です。
日曜日以外、1日1話更新目指してます。
エール、お気に入り登録、いいね、コメント、しおり、とても励みになります。
お楽しみ頂けたら幸いです。
***************
2024年6月25日 お気に入り登録100人達成 ありがとうございます!
100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!!
2024年9月9日 お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます!
200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!!
2025年1月6日 お気に入り登録300人達成 感涙に咽び泣いております!
ここまで見捨てずに読んで下さった皆様、頑張って書ききる所存でございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします!
2025年3月17日 お気に入り登録400人達成 驚愕し若干焦っております!
こんなにも多くの方に呼んでいただけるとか、本当に感謝感謝でございます。こんなにも長くなった物語でも、ここまで見捨てずに居てくださる皆様、ありがとうございます!!
2025年6月10日 お気に入り登録500人達成 ひょえぇぇ?!
なんですと?!完結してからも登録してくださる方が?!ありがとうございます、ありがとうございます!!
こんなに多くの方にお読み頂けて幸せでございます。
どうしよう、欲が出て来た?
…ショートショートとか書いてみようかな?
2025年7月8日 お気に入り登録600人達成?! うそぉん?!
欲が…欲が…ック!……うん。減った…皆様ごめんなさい、欲は出しちゃいけないらしい…
2025年9月21日 お気に入り登録700人達成?!
どうしよう、どうしよう、何をどう感謝してお返ししたら良いのだろう…
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる